浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

ナンパの秘訣

2006-11-30 22:32:34 | 日記
ナンパしてます?さいきん。僕はまぁしてないですねー。学生のころは乗りでやったけどねぇ。

こないだ仙台で友達と飲んでまして。仙台駅東口出てすぐの串鳥で。仙台にも串鳥があってうれしいね。新メニューなのか仙台限定メニューなのか分からないけど見たことなかった「手羽中スモーク」がビールにベストマッチ。


その後、keiponさんおススメのお店のひとつである、THE HA'PENNY BRIDGEというアイリッシュパブへ。僕、男性、女性の三人で。隣のテーブルにはOLらしき女性二人組。まぁ僕も酔ってるし他に客はいないし、ということで声かけようかなぁと思ってたら一緒に行った女性が即声かけてた。しかも警戒心もなく打ち解けてた。

それ見てて思いましたね、女性が声かけることがナンパの秘訣。

この年になっても学ぶことはおおいねー。

11月が終わる

2006-11-30 22:32:12 | 日記
終わりますねー。いやいやほんと1年は早い、というありきたりな言葉しか浮かばないけど。
去年の12月は何をやってたのかなぁと思ってすぐ調べられるのがBlogを書いているいいところですね。去年の12月1日には「博士の愛した数式」を買ってたし、
おととしの12月頭には「リンダ・リンダ」を見に行ったんだ。

ほぼ日手帳を使い始めてから買った本をメモってる、という話を去年書いたけど最近は面倒なのでちょくせつエクセルに打ち込んでます。

去年の12月頭に一度数えてみたら12月3日の時点で102冊読んでて、一年が終わったら120冊くらい読んでた。(それメモしてたエクセルがHDが飛んで消えだんだよなぁ、しくしく) なんとなく「今年は150冊読んでみるか」と思ってたんだけど、11月末日時点でなんと161冊。。。これくらいくるとちょっと笑えないね。一冊1000円だとしたら16万、500円だとしたら8万。…ん、そんなびっくりする金額でもないか。

とりあえず150は超えて次の壁は200だろうけど、12月一ヶ月間で40冊ってのは無理があるね。まぁ多ければいいってものでもないんで。

個人的Book of year 2007正式発表の前に今年のノミネート作品を。

なんと言っても今年は僕にとって伊坂幸太郎の年でした。「陽気なギャング」を人に薦められて読んで、「ふーん」と思ってて「オーデュボンの祈り」「アヒルと鴨のコインロッカー」「終末のフール」あたりで完全にやられましたね。今年はまぁこの作家を読めただけでいいや、まあ。

村上春樹は翻訳モノとホームページまとめしか出なかったですね。来年に期待。

京極夏彦も久々に出た。「邪魅の雫」

あと面白かったのは「友がみな我よりえらく見える日は」「九つの殺人メルヘン」「プラネタリウムのふたご」「ベルカ、ほえないのか?」ってな感じですかね。あ、そうそう、「ダヴィンチ・コード」を読んだのも今年だった。

後1ヶ月、これからこれらの本を越える「グッと来る」本は読めるかね。

いま、ギア何速?

2006-11-29 21:32:56 | 
テレビを見ないんで当然連続ドラマも見ない。だいたい決まった曜日の決まった時間にテレビの前にいる、ということが不可能だしね、現実的に。ビデオ予約もしばらくしてない。そもそも新しいテレビの留守録の仕方分からない。「どうしても見たい」というドラマもないしね。

唯一「うーん、見たいな」と思うのは宮藤官九郎脚本のドラマ。最後に録画して観たのって「タイガー&ドラゴン」だったしね。木更津キャッツアイ、池袋ウェストゲートパーク、マンハッタン・ラブストーリーあたりはDVDで見た。はずれがないんですよ。ということでそういえば「ロケット・ボーイ」というドラマは見てなかったなぁと思って本屋で見つけてシナリオ本を購入。
宮藤 官九郎 / 角川書店
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シナリオ本はいいね。何がいいってもしこの連ドラ全部DVDで見たら6時間かかるところ、本だと2、3時間で読み終えてしまう。モニターもDVDデッキも必要ない。効率が良い。あと登場人物の配役が後ろに載ってるんでイメージしやすいし。個人的にこのドラマの田中役の市川染五郎好きです。家柄も顔もよくてそのイメージを払拭するために無理して砕けた役しているその背伸び感が。

ということでこの本だけど、宮藤官九郎脚本って結構若い主人公の話が多いじゃないですか(木更津は20才くらい?池袋は22歳くらい?)。 それがこの「ロケット・ボーイ」はみんな30歳。いい感じにぐずぐずしていていいね。酒飲んでラーメン食って。僕も31になったわけだけど30代というのもいろいろあるね。昔、子供の頃ったら30代になったらそれなりに落ち着いてる感じがしてた。イメージで言うとなんていうんだろう、自転車漕いでスピード乗ってきてギアを6速に入れてる感じ。20代のころは立ち漕ぎでがんがん漕いで、30代になったらサドルに腰掛けてペダルは軽くはないけどそれなりの力でぐっと踏み込んでまっすぐ走っている、というね。

現実にはぜんっぜんそんなことないもんね。ギア3速にやっと入ったと思ったらこけてまた漕ぎなおし、そろそろ6速かなと思ったら上り坂、やっと休憩地点かなと思ったらそもそも道間違えててUターン、ポストに当たって5速とかそんなのばっかり。大丈夫なのかねぇ、僕。誰か僕に「そこがいいんじゃな~い!」と言ってください。

ちなみに「そこがいんじゃな~い!」はポジティブに生きるマジックワード。カレー頼んだらぬるかった、食べ物屋で注文したら自分の注文だけ忘れられた、酢豚にパイナップル入ってた、、そんなときに「そこがいんじゃな~い!」と叫んでみましょう。ちょっと楽しくなるからね。

良くないわけないじゃん

2006-11-29 01:44:51 | 
新幹線に乗るために久々に重松清を買った。

重松 清 / 新潮社
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重松清と言えば(個人的に)短編集が好きで、「日曜の夕刊」「小さき者へ」、「ビタミンF」なんてみんな良かった。それらの中で「卒業ホームラン」「団旗はためく下に」が好きなんだけど考えてみるとどちらも卒業がモチーフなんだよね。その重松清の直球ストレート「卒業」というタイトルの短編集。よくないわけないじゃん。泣けますよ。

いいねぇ、年末の本屋は。いろんな文庫が出てて。

待ち合わせは暗いところで

2006-11-25 22:23:21 | 
スーツの裾直しを待つ間、喫茶店に入る。喫茶店に入ろう、と思ったらまず本屋に行って本を買っておかないと駄目なんですよ。だってやることないじゃないですか。「コーヒー飲んでタバコ吸ってるじゃん」とも言われるんですけどねぇ。昔、車通勤していたとき本読みながら運転してたこともある(良い子は真似しちゃ駄目ですよ)。だって車運転しているときってやることないじゃん。「運転してタバコ吸ってるじゃん」と言われるけど。うーむ、いや、そうなんだけどさ…。
2、30分時間をつぶそう、と思ったのでちょっと薄めの軽めのものを探してた。(まぁ「カラーマゾフの兄弟」なんかは適切ではないね) ということで選んだ本。結局喫茶店では読みきれずジムで自転車漕ぎながら読み終えたんだけどさ。

乙一 / 幻冬舎
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薄めで軽めって言ったからって決して軽んじてるわけじゃないですよ、どんな理由であれ選ばれる、ってのは本としてすばらしいじゃないですか。

乙一という作家の本ははじめて読んだけどこれいいね! いいストーリーですよ、これ。おすすめ。おどろおどろしい系かと思ったらぜんぜんそんなことありません。筋としては盲目の一人暮らしの女性の家にわけあって男性が忍び込む。男性は家の片隅にうずくまっている。女性は盲目なので自分の家に人がいることに気づかない…。という話なんだけどいいですよ、これ。映画化されるのは帯で知ったけど、読みながら「映像で見るとまた違った面白みがあるだろうなぁ」と思った。

久々のヒットです。よく知ってる作家が面白い小説出すのも当然楽しいけど今まで知らなかった作家の小説読んだら面白かった、ってのも人生における小確幸(小さいけれど確かな幸せ(C)村上春樹)ですよね。これからその作家の本をいろいろ読んでいけるから。

映画も見たくなりましたよ。映画化されるの知ってて小説読んで「あ、映画も見たいなぁ」と思ったのは「博士の愛した数式」以来。

と思ってこの映画の公式サイト見てみたんだけど。うーん、なんか甘ったるい恋愛映画になってたらやだなぁ。確かにそういう側面もあるけどこのストーリーの見所は孤独とか孤独な人同士の心の触れ合う瞬間とか自分の見られないところにひっそりと人がいるという湿度とかそういことだと思うんだけどな。ま、いいか田中麗奈すきだし。

黒いスーツ

2006-11-25 21:59:44 | 
クリーニング屋にスーツを出したら連絡があった。「ジャケットの肩口に穴開いてますけどクリーニングしちゃっていいですか?」とのこと。「えーっとクリーニングしたら穴広がったりします?」と聞いたら「大丈夫だと思います」と言われたんでとりあえずクリーニングしてもらった。帰ってきて見てみると2mmくらいの穴が開いている。濃い色のスーツなので多分したに白いシャツとか着るとばっちり目立っちゃう感じ。

いやーまいったなぁと近所の洋服を直してくれるところに持っていた。「虫食いですね」だって。いやー勘弁してくださいよ。虫もさー、スーツなんて食べても美味しくないでしょうに。どうせ食べるならイメルダ婦人の靴箱やホリエモンのTシャツ箪笥にでも行けばいいのに。

直すのを見積もってもらったら1万円くらい。Verramente? そんなにするのかー。でもなぁ、気に行ってたスーツだし。ちょっと起毛系で冬に合うのですよ。夏は着れないので夏の間クローゼットにかけっぱなしにしたのが良くなかったんだなぁ。

ということでそのスーツを直してもらう間着るスーツがない。(ほかの二着はクリーニングに出してしまった)仕方ないので上野までスーツを買いに行く。黒のスーツ買って来ました。

欲しかったんですよ、黒スーツ。なんでかって?「レザボア・ドッグズ」ごっこするために決まってるじゃないですか!

ドッピオさん、今度会うときは黒スーツ、グラサンで。俺、Mr.Brownね。きみMr.Orangeやっていいよ。
ついでにシャツを見ていたらまぁ安かったのでそれも買う。

スーツのすそ直しが4時間くらいかかるとのこと。ああ、髪も切りたかったんだ、と美容室に行く。美容室はちょっと前まで銀座のKakimoto armsに通ってたんだけど担当者が異動して新しい人になってから不満ばかりで足が遠のいていた。上野あたりの適当な美容室に入る。結構いい感じだったしなんと会計が2000円。安!
髪を切ってもまだすそ上げが終わるまでには時間がある。しょうがないな、と昼ごはんを食べてなかったことを思い出しアメ横のよくわからないどんぶり屋さんへ。

鮭といくらの親子丼、ウニトッピング。最近自分が「トッピング好きだ」ということに気づいた。これで800円ですよ、安いなアメ横。

つくづく思うけど「親子丼」という言葉の意味は「鮭といくら」にしてくれないかな。こちらのほうが合うと思うんだよね。いや普通の親子丼も好きだけど鮭といくらのなんつーんですかハーモニーつーんですか、それに比べたらねぇ。

さらに待ってる間にヨドバシカメラに行ったら新しいiPodshuufleがかっこよくて思わず買うところだった。いやいやiPodまで買ってしまってはさすがにまずいね。
のどが渇いたしこのままウロウロしてたら何か買ってしまう、と思って本を買ってコーヒーでも飲むことに。買った本はかなり面白かったんで別に書きます。

帰ってきてジム行った。久々の土曜休みを満喫しております。明日も休みだうれしいな。

絵本というか

2006-11-25 12:40:14 | 
漫画ですな。


西原 理恵子 / 角川書店
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ダヴィンチで紹介されてて「私が書いたはじめての恋愛の本です」とのことなので買ってみた。「どこが恋愛なのかねー」と思って読んでたけど最後のほうでぐっと来た。すごく勝手な想像だけど男の子育て上げたお母さんが読んだらぼろぼろ泣くのかもねー、と思った。

しかしさ、著者の西原理恵子のダヴィンチのインタビューで「長年生きてきてすべての男が女の話をひとっつも聞いていない、ということが良くわかった」 なんていわれるとちょっとドキッとしてしまうよね。えーと聞いてないかなあ。

恋の奥襟理論

2006-11-25 01:41:40 | 日記
リクエストにお答えして書きましょう。まぁとりあえず僕の(少ない)経験から学んだあくまで一般論としてね。

そもそも「奥襟」ってのは柔道用語です。えーっと柔道着のちょうど首の後ろのこと。柔道の場合、まずは相手の奥襟を取ることから始まる。奥襟を取っていろいろ技をかけていくわけです。ちょっと柔道を知っている人たちの対戦の場合、奥襟の取り合いになるわけですよね。こちらが奥襟取れば有利なんだけど取れば当然取られやすくなる。取られたら技をかけられてしまうわけで。

恋愛においてはですね、あまり経験のない人だと奥襟を取れるわけです。「今度のみに行こうよ」と誘えば何も警戒心なく「いいですねー」と二人で酒でも、という話になる。それが第一段階。次の段階としては、いろいろわかって来て「奥襟を取らせなく」なるわけですよ。「今度飲みに行こうよ」と言うと「ああー、いいですねー。みんなで飲みに行きたいですねー」こういう感じ。こういうのはですねー、がーっかり来ちゃいますね。

そしてもう少し経験をつむと「まぁとりあえず奥襟くらい取らせてもびくともしないのでいいか」という感じになるわけです。二人で酒に誘われてもまぁ行くし、飲みながらいろいろ聞かれてもそれなりに答えるし。でもその過程で「うーんちょっとな」と思ったらさくっと「じゃ、そろそろ終電なんで」と帰る。そういうとき男は「後、5分で終電だよなぁ。帰らせないようにしなくちゃ」とか思っているんだろうけどその手には乗らない。きっちり帰る。相手が背負い投げかけてきてもきっちり返す、そんな感じ。

下心あろうとなかろうと飲んでて楽しいのは奥襟が取れる女性ですね。奥襟取らせない女性って「いやー、別にそんな警戒しなくたっていいじゃん」と思うよね。

もっとダメなのは「奥襟取れないと怒る男性」。いや話で聞いたんですけどね。同期の男性から食事に誘われてちょうど別の同期の女性も暇だったんで一緒に連れてったらしい。すると男性がどうも機嫌が悪そう。今日告白しようと思ってたらしい。帰り際に「なんで友達連れて来るんだよ」と怒られた、とある女性が言ってた。「そんなことで怒られてもねー」と言ってたけどそれは僕もそう思う。男だったら「あ、友達連れてきたんだ」と楽しく飲んで、その友達からも「この人いい人だなぁ」と思わせる作戦くらい取りなさいよ、という話でね。

「恋がしたい!」ってあなた、ちゃんと奥襟取らせてますかね?ふっと冷静になると近くの人が奥襟とろうとしてるもんです。昨日ふと来たメール、次の食事の誘い、じつは奥襟を取ろうとしている誘いだったりするもんなんですよ、往々にして。

92%の諦観、8%の情熱

2006-11-24 23:25:59 | 村上春樹
ということで村上春樹訳グレート・ギャツビーを読み終えた。
スコット・フィッツジェラルド, 村上 春樹, 村上春樹 / 中央公論新社
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率直に言ってしまうと「うーん、そこまでいい小説なのかなぁ」という感じなんだよね。いや確かに大学時代に読んだときよりは「うん、なるほどそういうことなのか」と思った。村上春樹はあとがきで「この本の翻訳に関しては極力自分を出さないようにした」と言っていたけどとはいえ村上春樹臭というのはじわじわと滲み出している感じがするし。そういう村上春樹臭に慣れ親しんだ身としては読みやすい。それでもなぁ。。。またしばらく経って読み返したら印象が違うのかも知れないけどね。
次はレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」が出るそうです。こういうある種「古典」を訳しなおす、というのは僕はいいと思う。落語だって落語家によって違うからね。僕は古今亭志ん朝の「付け馬」が大好きなんだけど他の人の「付け馬」ってなんか違うもの。


こちらは思いもかけず面白かった。だらだらと読んでたら面白くて面白くて。猫マーロウさんがいいよね。

中に「いや、ほんとに俺もそう思ってた!」という話があった。「昔好きだった人が忘れられません」という相談に対して村上春樹が「必ず二度目のチャンスがあるのでそれを待ちましょう。二度目のチャンスを逃すと三度目はありません」と答えていた。わかる!! 僕の(少ない)経験から鑑みてもそうですもの。

いろいろあって別れてもふとしたときにまだ道が重なるんだよね。ふと思い出して電話してみたらちょうど彼氏と別れてた、とか。それでまた「食事でも」という話になって結構いい感じになったり。これはねー、ほんとそうです。で、さらに「三度目は絶対ない」というのも本当。これがまたきれいさっぱりない。三度目にあったとしたってそれはもう完全に友達。向こうがそう、というだけでなくこちらも「まぁもういいか」と思うしね。二度目を決めれるかどうかなんだよねー。村上春樹が言うには「二度目まで【92%の諦観、8%の情熱】で待ちましょう」ってことだそうです。うーむ、含蓄のあるいい言葉だね。これはね、28歳くらいからなんか理解できるようになった。28歳くらいまでは【99%の情熱、1%のあせり】だったもんな。理想としては「これは相手もまんざらではないかな」というセリフや行動があっても9回くらいはにっこり笑って受け流す。10回目もGentlyにやりすごす。11回目に少しだけ情熱を表す。こういうのがきっちり出来るようにならないとね。しかしねー30そこそこくらいではまだまだ理解は出来るけど体がついてかない、って感じなんだよな。今までの僕の(少ない)経験上、二度目は大体3年以内に来ますね。お互いの年齢にもよるのかも知れないけどね。だから忘れられない人がいる方、【92%の諦観、8%の情熱】で3年間の辛抱です。ほんとかね?

村上春樹ってこういう標語うまいよなぁ。

「一に足腰、二に文体」
「腹が立ったら自分に当たれ、悔しかったら自分を磨け」

いいねぇ。

一番面白かったのは「早寝早起き朝ごはん」という言葉を入れて標語を作ってください、という質問への
「早寝早起き朝ごはん、だめよ朝からそんなこと」
って答え。くだらないよね。

関係ないけどこのシリーズ読んでると「カラマーゾフの兄弟」読みたくなるね。上巻は持ってるんだけどなぁ。

携帯電話をかえました

2006-11-23 22:39:55 | 日記
携帯電話を変えました。以前はドコモのD902isというやつだったんですが、P903iというものに。

新しいもの大好きなので携帯は常に「あー、変えたいなぁ」と思いつつ生きています。さかのぼれるところまでさかのぼってみるとこういう感じで変わっている。



P903i
D902is
P505is
F504is
N210i
J-PHONEのノキアのごついやつ。
PHS



という感じになります。まぁ大体1年とか2年のサイクルになる。この中で使っている当時気に入っていたのはN210、P505、J-PHONEのノキアのやつ、くらい。それ以外は「あー、変えたいなぁ」と思いつつ1年経つのをまだかまだかと思っていた。

去年は誕生日に名古屋出張をしていてええーいとドコモショップ飛び込んで変えた覚えがある。携帯変えて一年、というのが「いつ変えたっけな」と忘れたりするので誕生日であれば忘れないだろう、と思って。今年も誕生日が近づいてきて「そろそろ携帯変えよう」と思っていたら誕生日の次の日に携帯が壊れた。なんか電源ボタンの効きが甘くなったんですよね。電話を切ろうと思っても切れない。こりゃあかん、ということで変えてきました。


ということで僕の部屋には左からD902is、P505is、F504is、そいでもってついでに試しに買ってみてすぐ解約したWillcomがあります。当然通話は出来ない。うーん、どうも資本主義経済の矛盾を感じるなぁ。でもこの携帯、使えないとは言え燃えないゴミとして捨てるのも心理的抵抗あるしねー。唯一の使い道としては「アラームセットして目覚まし時計にする!」ってことなんだよね。あ、あとは「デジカメとして使う」という手もあるか。

冬に着るもの

2006-11-23 02:26:03 | 日記
今年の冬はあったかいような気がしているのは僕だけですかね?まだまだ僕にとってはコートは必要ない。北海道に詳しい方にお伺いしたいんですが、北海道の人ってあまり「重ね着」をしないですよね?僕だけじゃないよね?

札幌にいたときの真冬(マイナス5度とか)の僕の格好と言えば、ブーツ、ジーンズ、Tシャツ、トレーナー(とかフリースとかパーカ)、上着。こんな感じでだいたい上半身なんて着ているものは3枚程度。東京の人とか見ていると「たくさん着てるなぁ」と思うんだよね。Tシャツ、シャツ、セーター、コート、マフラー、と言った感じで。真冬の北海道の屋内はかなりあったかいからね。床暖房、石油ファンヒーター、二枚重ねの窓は標準だし。

だから外ではかちっとあったかい格好をして、中に入ったら「一枚脱ぐだけでいい」という格好をみんなしている。

学生時代、冬と言えばN-3Bを着ていた。


これね。

これがねー、便利でしたね。そもそもあったかいし、フードがついているから雪のとき傘いらないし。ジャージの上に着てもいいし、ジーンズでもいい。場合によってはスーツの上に羽織っても変じゃない。

僕が持ってたのは狸小路(地名)の店でドッピオさんと一緒に買ったものだった。なんか「1着の値段で2着買える」みたいなフェアやってたんでね。これは値段以上に活用しましたよ。

流石に着倒してやぶけてしまったので捨てたけ、もう一度買ってもいい、とさえ思ってます。

ところで冬の格好の中で個人的によくわからないのが「ダウンベスト」。これってあったかいんですかね?

Cogito,ergo sum.

2006-11-23 02:25:19 | 
ふと「正午ってp.m.だよね?」と聞かれた。うーん、そういうのってちょっと考えないと分からないんだよね。「10以上には10は入るか、とかさ。(僕だけ?) 正午はp.m.だよね。夜中の0:00はa.m.だからね。とふと思ったけど、「p.m」「a.m.」って普通に言っているけどこれなんの略語なんですかね?と思ったら調べたくなるので、調べてみた。

なんとラテン語なんだね。てっきり「a.m.」は「after midnight」くらいかなぁと思ってたんだだけど。

ただしくは、
a.m.=ante merdiem (before noon 正午前)
p.m.=post merdiem (after noon 正午後)
だそうです。

現在、日本でもっとも使われてるラテン語のひとつなんじゃないかね。まぁラテン語と思って使っている人はいないだろうけどさ。

wikipediaによるとラテン語でその他に使われてるのは「ウィルス」「エゴ」「アリバイ」あたり。「ファクシミリ」もラテン語らしい。もちろんローマ時代にファックスがあったわけもなくて、ラテン語からネーミングしたようだけど。このあたりは「ラテン語→日本」という流通経路じゃなくて「ラテン語→英語→日本語」という流通経路だね。

「ラテン語→日本語」の流通経路で入ってきているのは商品名とか企業名とか固有名詞ならいくつかあるらしい。こんな感じ。
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「AERA」(朝日新聞社の雑誌):æraは「時代」の意(英 era)
「SAPIO」(小学館の雑誌):sapioは「私は考える」の意(現在分詞はsapiens)
「プリウス」(トヨタ・プリウスおよび日立製作所のパーソナルコンピュータ):priusは「~に先立って」の意味。
ベネッセコーポレーション:bene + esse 「良く存在すること」の造語
「Æon」(流通/小売りグループのイオングループ、英会話スクールイーオン):æonは「永遠」の意
りそな銀行 (大和銀行とあさひ銀行が合併して出来た金融機関) : resona 共鳴する・響き渡る、の意味。
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だそうです。

実は大学時代、ラテン語のクラスを取ってた。特に深い意味はないんだけど。もちろんまったく持ってラテン語のことなど覚えていません。覚えていることと言えばラテン語は現在使われている言葉ではない(日本人にとっては漢語とか古文みたいな感じ)ので例文がやけに古くて面白かったことくらい。「働かない奴隷は鞭打たれる」「牝牛一頭と交換した」とかね。実用性はまったくない。でもいいよね、役に立つ、ってことだけが物事の評価基準じゃない。

ラテン語がすばらしいのはやはり歴史のある言葉だけあって格言がたくさんあること。格言好きなもので。いくつか。

Fortes fortuna juvat.
    運命は、強い者を助ける。

ま、そのとおりですね。全てのものは強者に味方する。強者、というのは力がある、とかそういう意味だけではなくて正しい努力をしている、折れない強い人、という意味でも。

Bonae leges malis ex moribus procreantur.
    良い法律は悪い習慣から生まれる。

これもシニカルではあるけどその通り。「お年寄りに席を譲る人が少ない」のでシルバーシートが出来、喫煙して周りに迷惑かける人がいるから「禁煙」というポスターが張られる。

Non solum fortuna ipsa est caeca sed etiam eos caecos facit quos semper adjuvat.
    運命は、それ自身が盲目であるだけでなく、常に助ける者たちを盲目にする。

ちょっと長くて意味がとりづらいかも知れないけど、運命というのは分からない(=盲目)、その上、運が味方した人は「ラッキー」と思ってなぜそうなったのか、ということを見なくなる(=盲目)。ほんとうは単に運が良かっただけなのに「俺はすごい」と思ってしまう。つまり成功しても舞い上がっちゃいけないよ、ということだろうね。

ラテン語に限らず昔の言葉ってのは往々にして含蓄があるね。

そうそう、一番有名なラテン語の文章と言えば「Cogito, ergo sum」(我思う、故に我有り)ですが、ヘレン・ケラーさんがその言葉を聞いて勇気付けられた、という話があるそうです。そりゃそうだよな、話せなくても目が見えなくても耳が聞こえなくても、思ってさえいれば存在する、ということだからね。

飲む食う読む

2006-11-21 23:15:14 | 
「年末の本屋では本が『うはうはでっせ旦那』と揉み手をしている」というのはりなっこさんのぱくりですが、ほんとそんな感じです。ばかばかと本を買った。まだ読んでないけど。

中沢新一, ほぼ日刊イトイ新聞, 赤瀬川原平 / 東京糸井重里事務所
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いや、ほぼ日でやってたんで。

松下 幸之助 / PHP研究所
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さわりだけ読んだら面白そうだったんで。500円と安いし。(最近文庫でも高いからね)


まぁとりあえず買っとくか、という感じで。しかし長いタイトルだな。

スコット・フィッツジェラルド, 村上 春樹, 村上春樹 / 中央公論新社
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買わないわけないよな。

出版ニュース社 / 出版ニュース社
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書店の文庫カバーを集めた本。いや、文庫カバーすきなんですよ。前も書いたけど。
こういうのは見ているだけで楽しいね。


ほんまよう買うな。仕方ないよね、年末は本屋に行くと本が「いやいや、旦那、ほんまちょっと見てくだけでも。おもろいでっせ~」と言ってるから。

…というのはほんとはうそ。実はこれからの本はamazonで衝動買いした。この時期はね、amazon見ててもダ・ヴィンチ読んでても「おもろいもんでてまっせ~」と言われてる感じがする。

しょうがない。本を好きに買うために食べたいものも食べず飲みたい酒も我慢してるんだから。

…というのもほんとはうそ。食べたいもの食べて飲みたい酒飲んで買いたい本買ってる。「飲む打つ買う」ならぬ「飲む食う読む」 いいよ、別にそれでつぶれる蔵も持ってないし。

Wild Hearts-冒険者たち-

2006-11-21 22:02:56 | 日記
今日昼ごはんを食べながら「製薬会社の営業マン(=MR)」の人たちの話になった。一緒にご飯を食べていた人がそういう経験があるそうで。

なんとなくは聞いていたけどすごい世界のようです。まず製薬会社としては自社の開発した薬を試しに使ってもらって症例を作らなくてはいけないらしい。そのためにはお医者さんに薬を使ってもらわなくてはいけない。その使ってもらう、ということに対して医者にお金を渡すそうです。大体20万くらい。医者は薬を3回使えば60万。とうぜん営業マンとしては自社の薬を使ってもらいたいのでばんばん医者を接待する。「ゴルフしたいなぁ」と言われれば「はいはいー」とゴルフ場を予約して送り迎え、「酒が飲みたいなぁ」と言われれば「はいはいー」と銀座の高級クラブをセッティング。当然費用は製薬会社持ち。営業マンの中には多かれ少なかれ自腹を切る人もいるそうで。その人が言うには「そういうことやってるとお金の感覚おかしくなるよ。一回20万くらい使って酒飲んで今日は安く上がったなぁって思うけど実は20万って結構なお金だよね」 そりゃそうだ。20万と言えばそれが月収、という人だっているし。

その話を聞いて思い出したのが僕の大学時代からの友人の話。彼は大学卒業後外資系の製薬会社に就職した。結構成績が良かったようで一年目に新人賞とか取っていたらしい。彼はお金のこととかあまり言わない人間なので詳しくは知らないけどかなりいい給料をもらっていたんじゃないかと思う。その彼が1、2年前に仕事を辞めた。今何をしているかというと小学校の体育の先生になるために大学に行っている。僕らは英語学科だったので体育の先生になるためには教職を取り直さなきゃいけないんだろうね。辞めた当時は「ふーん、そんなにまでして学校の先生になりたいかねぇ」と思ってたんだけど、今日話を聞いてなんとなく分かるような気がしてきた。たぶん、彼はそういうちょっと感覚が普通の人とずれたところにいるのが嫌だったんだろう。彼は仕事の愚痴とかそういうことを言うタイプではないのでいつも飄々といたけどそれなりに悩んでいたのかも知れない。

佐野元春の曲でこんな一節があったのを思い出す。

仲間の一人は口を閉じて、清らかに歩いている。
仲間の一人は瞳を閉じて、偽りを許してる。


口を閉じて歩くことってのは難しい。瞳を閉じることってのは慣れてしまえば案外容易。

つーことで

2006-11-20 23:55:46 | 日記
誕生日でした。会社の人からケーキと花をいただきました。わーい♪





夜はいつものメンバーと浅草の「ひものや」へ。当然ひものが旨い。大体安い魚が好きなんで適当に「あじ、さば」と頼んだらこの鯖が旨いのなんの。

思わず「ご飯!」と言っちゃうくらいの美味しさでした。(いや言わないけどね)

会計の時に値段見てびっくり。なんとこの鯖一尾で1,980円。そりゃうまいはずだわ。

夜の二時まで電気ブランを痛飲。

いい誕生日でしたよ。