浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

時間かかったっていいじゃん

2010-01-30 01:44:02 | 仕事
世を忍ぶ借りの姿で教育プログラム関係の仕事なんかをしてるわけです、ワタクシ。

中学生、高校生向けの英数国のEラーニング教材なんですが、一番の特長は「各生徒の学習データが残る」ということ。

社内でこの事業を始める、って話を聞いたときに、この一点だけで「これはビジネスになる!」と思って志願してそこの担当にしてもらった。

どういうことかというとね、数万人の生徒がその教材で勉強している。もちろん出来る人も出来ない人もいる。で、ある問題を解かせたとすると(なんだろうな、たとえば二次関数、とか)大体の人の正解率は50%でした、となるとする。
そのデータを元に少し教材を変えてみたら、その正解率が80%に上がりました、なーんてことが分かったらこのデータ、すごく価値があるよね。

だって数値に基づいた「効果的な教え方」ってのが分かった、ってことだもんね。

このデータだけで飯を食っていける、と僕は思ってます。

もちろん、そんなプログラムだけで教育が巧く行くはずがないけど、生徒に何かを(ま、英数国ですな)を教えよう、と思ったときにそのデータは絶対に役立つはず、と思ってます。だから先生にとって役立つツールになる、と思ってるんです。

まぁそこまで行くにはまだまだなわけですが。

そのデータというのは主に「問題が何問も出てきて、その問題の正解率」と「その問題をクリアするのにかかった時間」の2つが分かる。

だから、「正解率が高く時間も早い」という生徒はまぁその問題を見る限り優秀、ということになるし、「正解率が低く時間も遅い」という生徒はその問題にかなりてこずってるということにもなる。

中には「正解率が低く時間が早い」という人がいるんだよね。たぶん僕なんかが真剣にやったらそうなると思うんだけど要はまぁ「おっちょこちょい」ということだね。

で、最近そのデータ見ててかなり面白いことが分かりました。

その教材というのはネットを使うのでパソコンがあれば何処でも出来るので不登校の生徒なんがも使ってるのね、たとえばいじめられて不登校になってしまった、とか。

そういう人たちのデータを見てて気づいたこと。

ほとんどみな「正解率は高いけど時間が遅い」というデータなんだよね。

これは本当に面白い。

おそらく本当に勉強が大嫌いで出来なくて荒れて不登校になっちゃった人なんかはこの教材でも勉強しないだろう。だからこれをやってるのは勉強がそんなに嫌いではない、あるいは「勉強しなくちゃな」とは思ってるけどなんらか事情があって学校に行ってない人たち。

考えてみたんだけど、たとえばそういう人たちって学校でのテストなんかは点数取れないだろうね。たぶんじっくり考えているうちに半分も解かずにテストの時間が来てしまうんだろう。

そういうことを繰り返すうちに「自分はテストで点数を取れない、勉強が出来ないんだ」と思ってしまって自信を失ってしまった、という可能性はないかな?

もちろんあるいは逆かも知れない。

あんまり自信が無くて合ってる答えなんだけど臆病になってしまって何度も確かめてるから時間がかかってしまう、とかね。

勉強に限らずそういう人って日常生活もおっとりしてるだろうから友達のスピードについていけずに友達が出来なかったりして。だから更に学校に行きたくなくなって。

学校ってさ、基本的に成績はテストの点数を基にするわけで、そのテストって「時間内に、決められた問題を、正しく解け」というルールなわけじゃないですか。

でもね、そのルールにあてはまる人だけが「頭がいい」ってわけじゃないよね。いや、もちろんルールはルールだからそのルールの中で成果を出せる人はそれはそれですごいけどね。

でも「すっごく時間はかかるけど100点取れる」という人だっているだろうし、「50点しか取れないけど誰よりも早く終えられる」っていう人だっているだろう。

そういう人たちが社会に取って無用かと言うとそんなことまったく無いよね。

正確さ勝負の時、スピード勝負の時、色んなシーンが社会にあるんだから。

もちろん「一定時間内に、正しい答えを」ということば求められるシーンは社会に出てもたくさんあるよ、たとえば資格試験なんかはそうでしょう。それはそれで必要。でもそういう場面ばっかりじゃないよねー、人生は。

「とにかく何でもいいからとりあえずの答え出してすぐ動く」ってのが必要なシーンもあるし、「いくら時間かかってもいいから徹底的に正しい答えを出せ」というシーンだってある。


話戻すとさ、もし学校のテストがぜんぜん出来ないから「うちの子は勉強が出来ない」そして、「うちの子は頭が悪い」と思い込んでる親御さんがいたとして、その人にデータ見せてさ「そんなことないですよ、時間がかかるんだけなんです、ほらこのデータ見てみてくださいよ」って言って上げられたら…、すっごくいいことだと思わない?

TKGをSOで。

2010-01-28 18:59:28 | 食べ物
もう決めた!iPadは買う!いいじゃないか、仕事頑張ってるんだからこれくらい贅沢したって。

携帯2台(仕事用、プライベート用)持ち歩いてるのにiPhoneを買う、ってのに比べたらまだこっちのほうがマシ。

このビデオ見てたら欲しくなった。

はい、iPadの話題終了。



本題。リーズナブル、って結構市民権を得た言葉だと思う。よく使うよね。でもさ、なんか単に「安い」って意味で使われてません?

ほんとはさ、Reason(理由)+able(~できる)だから、理に適った、妥当な、って意味だよね。だから「リーズナブルな2000円の朝食」っていうのだって論理的には有り得るわけだ。すいませんね、屁理屈こねて。

少し値は張るけどリーズナブル、っての代表が僕のお気に入りの札幌のお寿司屋さん。決して安い!という値段ではないけど値段以上の味だし雰囲気だしサービスだし。
安いけどリーズナブルじゃないってのは、、、ま、いっぱいあるからあえて名は伏せますが。

「この空条承太郎、世間ではいわゆる不良のレッテルを貼られている。イバるだけなんで能無しの教師には気合を入れてやったら二度と学校にはこねー。値段以下のメシを出す店には金を払わねーなんてことはしょっちゅうよ。」

いや、意味はない、言いたかっただけ。

僕はやっぱりリーズナブルなお店が好きだなぁ。

最近、うちの近所に結構リーズナブルな居酒屋が出来ました。

決してサービスは良くないし店内は焼鳥を焼く煙でもうもうで服が煙臭くなるけど、まぁ安い、そしてまぁ旨い。

ということでここ数週間、たびたび行ってます。

ここのメインメニューは1本50円の焼鳥。「ンマーイ!」ってほどの焼鳥じゃないけど1本50円ならねぇ、じゅうぶんですよ。

それから昔懐かしい、というか幾分ジャンクなメニューなんかが旨い。

赤いウィンナー(タコさんの形)とかね。あとハムカツなんかも旨いよ。

更に面白いのはメニューがシンプルなこと。たとえばオニオンスライス180円、とか大根おろし90円、とかね。

そういうシンプルなメニューなんかをいくつか頼んでこっちで勝手に合体させたりしてると楽しい。納豆とイカ刺頼んでイカ納豆にしたりさ。

店員さんが「納豆にネギ間入れると美味しいですよ!」なんて言うんでやってみたけど、、、

ま、「納豆にネギ間が入ったもの」以上のことはないですわね。


初めて行ったときにさー上司が「じゃあ〆に玉子かけご飯」って頼んだんだよね。僕も「あ、僕もそれ」と頼んだけどお店の人に「すいません、玉子かけご飯、あと一人前しかないんです」と言われてしまった。

Pardon? なんですと?

玉子かけご飯なんてさー、米が無いならこれから炊いて玉子が無いなら裏のスーパーで買ってこいよ、という人もいるかもしれないね。僕は言わないけどね。紳士だから(←どの面下げて)。

でも見てみるとどうやら玉子だけは地鶏の卵使ってこだわってるみたいなんだよね。

後一人前、ということで上司に譲りました。

で、その玉子かけご飯食べたくてさー、次の機会に行ったけど品切れ、三回目にしてやっと食べられたんだけどね。

玉子かけご飯ってね、今はTKGとか言われるらしいけど普通は醤油をかけますよね。

でもさ、以前、松山行ったときに覚えたんだけど味の濃い良い卵だと塩であっさりってのも美味しいよ。

美味しい卵を手に入れたらぜひお試しあれ。

残るのはメールだけじゃない。

2010-01-25 22:41:53 | 日記
こういうことをこういうところに書くことが正しいのか分からないけど…。

親しくしていただいていた方が先日亡くなりました。

札幌の友人のお母さん。

たぶん、10年前くらいからことあるごとにお家に伺い、よくしていただいた。友人がそちらの家にいなくても伺ってご飯をご馳走になってたりしてた。

確かに僕は「どこに行っても『ただいま』という」人間ではあるけど、そちらのお宅には何度も泊めて貰って札幌の自宅だった、と言っても過言ではないかも知れない。(そう思われてるのはそちらのお宅にとってはご迷惑かも知れないけどね)

僕は恵まれたことに近親者の死に接した経験が少ない。父方の父母は僕が生まれる前に亡くなってるし、母方の祖母はまだまだ元気だし、もちろん両親は元気。近親者の葬式、と言えば大学の頃に祖父の、数年前に叔母のものがあったくらいかな。

だから近親者を亡くす気持ちが分からないかも知れない。

もちろん一番悲しいのはご家族だろうし、そのご家族が今抱えている「喪失感」というものは家族ではない僕には永遠に分かりきれないかもしれない。

それでもそのお母さんが作ってくれた水餃子やおにぎり(米の美味しいところで育ったせいかあまり人のお宅のおにぎりを褒めないんだけど、なぜかそこのお宅のおにぎりは異常に美味しかった)や、それ以外にもそのお母さんとした楽しい会話(本当に楽しい方だった)を思い出すとやっぱり悲しくなる。

こんなことなら、と思う。

こんなことなら、もっとお会いしておけばよかった、と。もっと色んなものを送ってあげて食べてもらえばよかった。

でも多分、そんなことを僕が思うことを、その方は望んでいないと思うんだよね。「じゅうぶん、面白かったわよ、そんなことよりあなたは早くいい人を見つけてご両親を安心させたげな、そして仕事を頑張って健康に」とか天国で言ってそうな気がする。

昨年、お会いしてそのお礼をしたメールのやり取りが残ってる。そこでも僕はおにぎりの話してたんだけど。

少なくとも今の時代、こうやってメール、という形でその人との関係が残ってるのは悪いことじゃないよね。

でも、本当に心に残ってるのはメールじゃなくて形のない思い出なんだ。

茹でた筍むくの手伝ってるのに僕が剥きながら食べちゃうの笑ってた、とか、「やっぱり洗濯機は二層式よ!」と自信満々で言ってたこととかね。

メールも嬉しかったけど、そういう思い出が一番嬉しいんだ。

誰かが言ってた。

「亡くなった人に対して我々が出来ることは、『その人を忘れない』ということだけだ」

From Green to Silver.

2010-01-21 19:06:24 | 音楽
結構前の話だけど、かねてからの懸念だったiPodnanoを購入しました。

僕の3年使い続けたiPodminiはもう電池がヘタってたからね。保証期間も切れてたしここから6,000円程度払ってまたminiに交換してもらうのもアホらしいからこの際、とnanoを購入しました。

前のminiは緑だったけど、今回は銀色で。

購入自体はたいした問題じゃないけど、問題はコンピュータが外付けHDを認識しないこと。すべての音楽データはそのHDに入ってるからね。

ということで、いくつか作業を。

まずUSBメモリーをゲット。16GBで6,000円かな。はー、容量おっきくなったもんだー。僕が最初に持ったMacなんて、、、って話をこういうときに毎回してしまいますが、ハードディスクの容量が160MBですからね。今だったら160MBなんてSDカードだったとしてもいらないでしょ。

最初にUSBメモリーが出たときには256MBくらいでそのときも「ええ!?こんな小さいのに256MB入っちゃうの!?」っておどろいた覚えがありますよ。

そもそもUSBという仕組みがびっくりしたもんなぁー。「え!?再起動なしで抜き差しできるの!?」って。(昔はマウスにしてもキーボードにしても、差したら再起動が必要だった。)

ちなみにふとしたときにUSBを「ユニバーサル・シリアル・バス」と正式名称で言うと少しだけ受けます。

まぁとにかくUSBメモリーをゲット。

で、教えてもらったフリーソフトで旧いiPodのデータを吸出し、そのUSBメモリーに入れる。(←これって著作権とかどうなってんのかな?ま、いいけど)

で、iTunesはすべてそこから音楽データを読み込むようにする。

そのデータを新しいiPodに転送して完了。

残念なことに今までの再生回数だのレート("★"ね)なんかは消えてしまったけどまぁいいや。

つーことで非常に快適なiPodライフです。

しかしさー、iPodnanoって小さいし軽いね。ほんとに存在感無さ過ぎてポケットに入ってるの忘れそう。

そうそう、こないだiPod買いに秋葉原行ったとき道端でこのスピーカーも見つけた。前にHPで見つけて「ちょっとほしいなぁ」と思ってたスピーカーのパチもんで1,000円。ま、1,000円ならいいか、と買ってみたんだけど、そのスピーカー接続する前に気づいた。

今のiPodnanoってイヤホン繋がなくても音出るのね!

これ不思議。スピーカー的デバイスがついてるように見えないんだけど。(どこから音出てるんだろう?) 音はそんなに良くないけどスピーカーが要らない、というのはちょっと嬉しい。ほら、出張とかでホテルで聞きたかったりするから。そういうとき便利。

つーことでレート付け直しがてら色々聞いてるけど、鴉(ってバンド)の「時の面影」はいいよ。


「陰なる道、背に光あればこそ」

なんて哲学的に前向きでいい言葉だよね。

弥太郎伝

2010-01-19 23:48:21 | DVD、映画
ドッピオさんの「御大将に物申すッ!」のモノマネはうまかったんだなぁ。

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御大将に物申すッ!
武田攻めでの御折檻、徳川様接待伏見のお叱り。
また近江坂本丹波領地を召し上げ!
出雲石見を切り取れとの冷たい御沙汰!
いやまたッ!丹波で、足の不自由な母を見殺しにされた仕打ち。
などッ!語りつくせぬ恨みあれども、こたびの戦、決して私心にあらずッ!
天下国家のために織田信長の首をとることこそ天の道!

「で、あるか」
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モノマネ聞いた時はまだ本物を知らなかったけど、見てみたら似てるね。

つーかこの長台詞をすらっと言えてしまうドッピオさんがすごい。

でもさ、この「で、あるか」は意味が分からない。

御膳ひっくり返されて「で、あるか」って。全部見たら意味分かるのかな?


大河ドラマはさー、ドッピオさんとKeiponさんに勧められて「新撰組!」をDVDで見た以外はちゃんと見たことないけど、お金かけて作ってるわけで面白いんだろうねぇ。

ということで皆さん、見てます?今年の大河ドラマ「弥太郎伝」。



え?主役は弥太郎じゃなくて龍馬!?へーそうだったんだー。

ってくらいに岩崎弥太郎がフィーチャーされてるドラマっすね。


僕も極力見るようにしてます。日曜に家にいる時にはわざわざテレビにアンテナ繋ぎなおして、見逃したときはネットでチョメして。

まだまだスタートしたばっかりだけどまぁまぁ面白いよ。僕が幕末好きだからなだけかも知れないけど。


今のところ採点すると、、、

【福山雅治(龍馬)】
まだちょっと深みが無いよね~。なんか素直すぎるような気がする。心に闇が無いんだよな。やっぱり『お~い、竜馬』が巧かったのは子供の頃に「友人を山内容堂に殺された」のと「母を(間接的に)上士に殺された」、「寅(弟分)を上士・下士の関係性の中で切腹させてしまった」という『闇の要素』が多々あったからなんだよね。。。もーう、みんな『お~い、竜馬』読んで!

【香川照之(岩崎弥太郎)】
最高。やっぱり安定感あるね。しょっぱなの壮年期の弥太郎なんてそっくりだったもの。若い頃の汚れた役をやるために歯まで汚しているのがリアリティがあっていい。

ちなみに岩崎弥太郎のことはこれ読むと分かるよ。
猛き黄金の国 1 青春立志編 (ビジネスジャンプコミックス)猛き黄金の国 1 青春立志編 (ビジネスジャンプコミックス)

【広末涼子(平井加尾)】
ごめん、やっぱ可愛いわ。なんで謝ってるのかようわからんけど。

【児玉清(坂本八平(龍馬の父))】
今のところ僕の中では香川照之に次ぐMVP。

【大森南朗(武市半平太)】
まだ分からないなぁ。固いところはいいと思うんだけど。。

【大貫薫(富)】
イメージぴったり。これから悲劇が待ってるんだよな。板の間で寝る話とかやってくれるんだったら泣き所ですね。出来れば明治までのこの人の話をやって欲しい。

【蟹江敬三(岩崎弥太郎の父)】
いいよ~。存在感ありまくり。

で、これから出てくる人がキャストのページで見られるけど、

【近藤正臣】
楽しみ!

【吉田 東洋】
いい~。もうちょっと脂ぎっててもいいと思うけど。

【後藤 象二郎】
もうちょっと太い人のほうがいいんじゃない?

【池 内蔵太】
予告しとくけどこれ多分かなりよくなるはずよ。俳優さんのイメージぴったり。

【吉田 松蔭】
これもぜったい良くなるはず。


あとさー、徳川慶喜はもう「新撰組!」のときの役者さんしか考えられないんだけど無理かな。


今のところのドラマは、第一話は少年時代から、上士・下士の身分制度を実感するところまで、第二話は江戸に行きたいと思うまで、第三話は江戸への旅。

今のところ僕のお勧めは第二話だなー。おにぎりのくだりがいい。女の子がおにぎりを上げた理由をすぐに説明しなかったのは巧いシナリオだよね。

そしてなんと言っても堤の差配(監督)を任された龍馬を心配して見に行く八平!ここは泣き所だった!


で、ちょっと思うんだけど、このドラマね。

始まりからして

「財を成した岩崎弥太郎に新聞記者が『ご同郷の坂本龍馬を知っていますか?』と聞いたところ、『龍馬じゃと!?わしはあいつが大嫌いなんじゃ!!』と言う」

、、ところから始まって岩崎弥太郎が回想するというストーリーなんだよね。


そこでひとつ、このドラマのラストに関して、ワイルドな想像をしてもいいですか?

岩崎弥太郎と言えば坂本龍馬死後、龍馬の『亀山社中(日本最初の株式会社)』を引継ぎ、海運業に乗り出す。それが現在の三菱の元となった、というのはよく知られた話。

今回のドラマではもともと土佐で坂本龍馬と顔なじみ、ながら同じ下士という身分の低い武士とは言え龍馬の家は金持ち、弥太郎の家は食うや食わずで近親憎悪を感じ取れる関係性。更には弥太郎が惚れてる加尾は龍馬に惚れてる、というルサンチマンも匂わせてる。

ドラマ最大のミステリーは「誰が坂本龍馬を殺したのか?」だとするなら。

ミステリー小説のセオリーは「殺人が起こったときはその殺人で最も利益を得た人間を疑え」ってことですよね。

龍馬最大の財産と言えるのは亀山社中。ならば、坂本龍馬の死で最も利益を得たのは?

はい、最初の10分で

2010-01-17 23:47:17 | DVD、映画
後楽園ってコスプレイヤーばっかりね。

ま、別に批判してるわけでも無くて。

今日はぽかぽかしたいい天気の日曜日でしたねー。

「カールじいさんの空飛ぶ家」を見てきました。

原題は「UP」というシンプル極まりないものだったんだね。

アバターは2Dだったけどこちらは3Dで。

実はかなり前から観たかったんです。PIXARの映画って外さないもの。トイ・ストーリーとかMr.インクレディブルとか。両方、甥っ子が子供の頃、一緒に見た覚えがあるけど、子供向けって舐めてたらあかん、と思った。

今回もねー、アニメと言いつつこりゃ大人向けですよ。

はい、すいません、最初の10分で号泣しそうになりました。鼻すすったり、涙を拭ったりすると周りの人にばれるかも知れない、と(余計な)心配したんでもう流しっぱなしにしときました。

こういうの巧いなぁ、ディズニー。

たぶん、子供がこのアニメーション見たら最初の10分は「へー。早く始まらないかなぁ」と思うと思うんだけど大人、そしてもし60歳くらいの人が見たら泣けると思いますよ。

ストーリー的にも良かった。

やっぱりさー、フルCGの映画って登場人物の表情をすべて好きなように作れるわけで、表情がいいよね。

不満はひとつだけ。

最後に「私の冒険帳」をカールじいさんが開くわけだけどそこに書いてある妻からのメッセージ。字幕が「ありがとう」の一言だけじゃ足りなくない?メッセージはちょっと長く書いてあって(英語で)それが泣かせるわけだけど字幕だと「ありがとう」の一言なんだよね~。

ま、とにかくおすすめです。

個人的には男性が見ればいいと思う。

切なくていいよ。

あ、犬好きな人にもおすすめです。

犬たちがかわいいんだ。

「リスだ!!」は大受けしました。

大丈夫、まだ飽きてない、今日のところは。

2010-01-16 16:29:52 | 食べ物
日本全国の麺食いの皆さん、いかがお過ごしですか?

最近寒いんで、あの暑い夏に食べる冷し中華が懐かしい今日このごろですね。

会社のイベントで「手土産に…」と袋を持たされて、あけてみたらたっぷりのそうめんでした。

「小豆島手延素麺」と書いてある箱を開けると…


そうめんそのまま入ってます。

すごいね~、これだけあると。

一緒に参加してた同僚たちも同様なものをもらったんだけど、これ見た瞬間に「いらねー」って言ってて、じゃあもらうよ、ということで袋入りのもあります。


ま、確かにこんなにはいらないけど高級品のようだし、別に腐るものじゃないし。



ということで僕の最近の晩御飯はだいたいそうめんです。年末年始に食べ過ぎたのもあって少しヘルシーに行かないとね。

寒い冬に食べるあったかいそうめん、というのもいいもんです。

あったかいそうめんと言えば島根の松江駅の裏にある居酒屋で食べた温そうめんはおいしかったなぁ。

ということであったかそうめんの作り方。

鍋にお湯を沸かし、油揚げを細く切ったの、白菜、ネギあたりの野菜をぶっこんで適当に茹でます。そこに麺ツユを入れて味付け。その後、玉子をたらして溶き玉子にして、水溶き片栗粉でとろみをつけます。

とろみがあったほうが冷めずに熱々のまま食べられるような気がするよね。

それからそうめんを茹でて、どんぶりに盛り、そこにツユをぶっかけるのみ。

つーことで出来上がり。

ほかほかです。


それでさー、あったかそうめんを作るときに毎回悩むんだけど、そうめんって茹でた後、ざるにとって冷水で締めるよね?で、それをあったかいおつゆで食べるとつゆがぬるくなるのはどうにかならないすか?またお湯にくぐらすのも面倒だし…。

と、もやもや思ったまま次の日は少し味を変えて坦々麺風温そうめんを作ってみました。

作り方は、まずテフロン加工の小さめな鍋にごま油と生姜&ニンニクのすりおろしを入れてから火をつけ香りを出します。あ、生姜とニンニクのすりおろしは大きめのおろしがねで大きめにおろしたほうが形が残って、なんだか味がエスニック風になって美味しいです。

そこに豚バラ投入。いたまったら野菜を投入、油がなじんだら水を入れ煮立たせる。

味付けは味噌と豆板醤味付け。ダシ入りの味噌だったからダシは入れてないけど、もしあればウェイパーだのトリガラスープのもとで味つけるといんだろうね。

そして、これ重要!

ラー油!

今回使ってみたのは、各方面で大絶賛の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」というラー油。

なんのこっちゃ。「もう恋なんてしないなんて言わないよぜったい」に通じる日本語ですね。でもね、これ旨いの!ラー油の液体だけじゃなくてフライドガーリックとか色々入っててね。夏にはこれで死に辛そばつくろーっと。

このラー油入れるとフライドガーリックのカリカリ感が大分坦々麺っぽくなるね。

で、そのつゆに仕上げに青梗菜の変わりに小松菜を入れて少し煮て、茹でたそうめんにかけたらすりゴマかけて完成。


思ったよりも旨いわ~。かなりあったまる。

それでね、今回はそうめんを流水で締めずに作ってみたんだけど、なんつーか腰がないっつーかやっぱあんまりよろしくないね。

茹で時間の問題かな?と思って今日はちゃんと流水で締めてみたら美味しかった。

ということでやっぱり流水で締めるのは大事なんだねぇ。

とはいえぬるくなるのはいかんともしがたいので、冷めずにそうめんを締める方法、知ってる方教えてください。


と、言うことでまだまだそうめんは余ってる。

温そうめんに飽きたら次は「焼」方面に行こうかと思ってます、そーめんチャンプルーとかね。

とはいえ、まだ今のところは温そうめんに飽きてないんで大丈夫。



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【インターネット募金「ハイチ地震救援金」】

強要するわけでも自慢するつもりもまったくないけど、「何かしたいけど何をどうすればいいのか分からない」という方は選択肢の一つとしてどうぞ。

結局一番盛り上がった話題は「チクタクバンバン」と「ブタミントン」だったんだけども。

2010-01-15 19:45:06 | 食べ物
年末の話になるけど会社の人4人と飲んでました。「仕事納めだし」ということで、飲んだんだけど僕、男性2人、女性2人。

男性それぞれは基本的には僕以外の人とは顔は知ってるけど飲むのは初めて。女性2人はお互いは仲良しだけど他の人とは飲むのは初めて。

ほら、僕そういう雰囲気好きだから。

会社の後輩と飲むのにドッピオさん誘ったりね。

新たな発見とか化学反応ってのはそういう新しい面子から始まるもんなんだよ。

年齢層は30歳の男性、26歳の男性、24歳の女性、23歳の女性、そしてハタチの僕という結構ばらばら。

さーて、場を盛り上げるとすると『共通の話題』は何なんだろう、と思って色々話題を振ってみました。

まずは無難に「初めて買ったレコードかなぁ」と思って聞いたら即突っ込み。

「え?レコード…??」、そりゃそうか、みんなの世代なら最初っからCDですね、ああ、どうもすいませんでした!

「私、レコードプレーヤーってみたことないです」とか「あの手で回して聞くやつですよね?」なんて言われて散々な目にあった。



みんながイメージしたのはこれ。蓄音機ね。

気を取り直して「じゃあ初めてかったCDは?」と聞き直したらそれがまたさー、みんなB'zだのドリカムだの最近の曲ばっかなんだもん、やんなっちゃうよね。


一応、僕が初めて買ったレコードは公式プロフィール上はバービーボーイズの「ごめんなさい」ということになってます。

バービーボーイズ ごめんなさい BARBEEBOYS (1987)

かっこいい♪いきなり照明からして80年代感丸出しでいいね。

更に言うと「初めて買ってもらったレコード」は「泳げ!たいやきくん」です。

およげたいやきくん (Full)

子供の頃流行ったんだよなぁ。

この動画、アニメーションじゃなくて実写なんだね、いま気づいた。僕の記憶ではもっと色が鮮やかだった覚えがあるけど、、子供にとってはこれが強烈なイメージに映ってたのかな?

いい歌だね、最近の鯛焼きブームでリバイバルしないかな。

と、いうことでやっと本題、鯛焼き流行ってますよね~。

どこ歩いても鯛焼き屋を結構見かける。

昔と違って色んな種類があるのが嬉しいね、カスタードとか。ついついパクパク食べちゃうことになる。

最近、生地がモチモチのやつあるじゃないですか、タピオカだかジューシーだか知らんけど。あれはあんまり好みじゃないです。「生かよ」って思っちゃうし。やっぱり普通のさー、外がカリカリして中ふっくらってのがおいしいよねー。

こないだ末広町を歩いてたら鯛焼「達磨」という店を見つけて買ってみた。

袋開けてびっくり。


鯛焼きの周りを落としてないのよ。

これはこれで周りがさくさくでおいしかったなぁ。

でもこの形だと確実に泳ぎづらいよね。

うん、そもそも鯛焼きは泳げない。

なにが「ほらね?」なんだか。。。

2010-01-14 22:00:40 | 仕事
ほぼ日で、糸井重里と矢沢永吉が対談しててね(数回してる、最新のやつの話)、「矢面に立つ」ってことの話があった。

その対談の裏テーマは「ひとり立ち」だったみたいんだけど、糸井重里が「自分でレコード会社を作り、どんどん自分で決済してく立場になった矢沢永吉に『ひとり立ち』というテーマについて聞いてみる」という企画だった。

それに答える永ちゃんの話が面白かった。

引用しようと思ったんだけど、そうなると結局全部コピペしなきゃいけなくなりそうで面倒なんで、エッセンスだけ。

永ちゃん曰く、

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総理大臣でも社長でも自ら『俺が決済したい、する』と思ってそういう立場になった人はいないと思う。

かなり多くの人は本能的に「出来るだけ楽したい、出来るだけ影に隠れて生きたい」と思っているはず。
隠れたい、とまでは思わないまでも「なにかあったら俺に言ってきてください」なんて出来れば言わずに過ごしたいと思っているはず。矢面に立ちたい人なんていない。

でも、ふと周りを見回すと決めれる人が自分しかいない、なぜか皆、自分に「どうしたらいいですか?決めてください」と持ってくるようになる。
ところてんのように前に押し出される。なぜか矢面に立つ。
「え?俺?」って最初は戸惑って「まじかよ、俺かよ…」と戸惑いながらも周りを見回すと「俺しかいないのかぁ」と悟る。
---
そうやって人は決済する立場になっていく、という話です。

この気持ちはよーく分かる。

僕も仕事でたびたび「え?俺が決めるの?あ、俺しか居ないのか…」という矢面(ってほど辛い立場じゃないけどね)に立たされたことはたくさんある。

何でか僕が怒られて「え?僕すか?」と思って周り見たら「まぁ確かに僕かぁ」と思ったりね。

そういう「え?俺かよ」って感覚はすごーくわかるなぁ。

いや、わかるわかるばっかりの感想で申し訳ないんだけど。

というのも新年始まって仕事してるわけだけど、久しぶりに僕がそういう立場におかれてる気がする。いろんなことを決めなきゃいけないし、色んな会議に顔を出さなきゃいけない。

はっきり言いますけど僕は「ザ・影に隠れてたい人」です。あまりそう思われてないけど、仕事だとかにおいては出来るだけ影に隠れてたい。自分の好きなことだけやってたい。出来れば常に釧路あたりで好きなことやって一ヶ月に一回くらい毛蟹とか持って東京戻ってそのときだけ褒められたい。

でもねぇ、こんな僕でもやっぱり矢面に立たされるとき、ってのがあるわけだよね。別に誰かに攻撃されてる、って意味じゃなくて、「え?これってあなたが仕切るんですよね?」ってみんなから思われてるような状態がね。

ふっと「ああ、今僕がぜんぶ『やーめたっ』って投げたら何ひとつ前に進まないだろうなぁ」とも思う。

もちろん会社だから僕が投げたら誰かがやるんだろうけど、少なくとも現時点ではたとえば僕が川の中の「水門」みたいになってて僕が常に開いてないと川は流れない、そういう状態。

一プレーヤーだとそれは単なる小さな水門であってひとつが閉じたとしても川自体は流れてく。でも今はそうじゃない、、気がするんだよね。いや、気のせいじゃないと思うけど。

川上にも川下もたくさんの人がいる。その流れを僕が一発で止めかねんってのはよーく考えるとぞっともするけど、「そこがいいんじゃな~い!」と言いたくもなる。


こういうときに大事なのは「そこがいいんじゃな~い!」という精神だと思うね。

「そこがいいんじゃな~い!」と「大丈夫!」、「いや~楽しくなってきた!」は仕事におけるマジックワードだと思うな。


「この商品、すぐ壊れるんですけど」
「そこがいいんじゃな~い!」

「クレームが発生しました!」
「大丈夫!」

「今日、徹夜でやらないと間に合いません!」
「いや~楽しくなってきたね~」

ほらね?

(なにが「ほらね?」なんだか。。。)


恋愛相談も大体それで解決できる。

「彼女と遠距離恋愛でなかなか会えません」
「そこがいいんじゃな~い!」

「彼女が淋しがってます」
「大丈夫!」

「とうとう彼女が浮気してしまいました」
「いや~楽しくなってきたね~」

ほらね?

(なにが「ほらね?」なんだか。。。)

いい店二つ

2010-01-12 22:09:12 | 食べ物
いやー、先週末からこの連休は飲んだ!

もう留保無しで言い訳無しで認めるしかない。飲んだ!飲んだ!増量した!(涙)

金土と会社のイベントがあって全国から社員が集まってた。そうなると「じゃあ飲みますか」となるんで両日ともあー飲んだ。

金曜は次の日早かったんでさすがに飲み→カラオケで踏みとどまって22時には帰ったんだけど、土曜日はノンストップ。横浜で飲んで2軒はしごしてそのままなぜか大井町に移動して朝4時半まで、という学生コースですわ、ほんと。いくないね。

で、その一連の飲み会とは別なんだけどいいお店を2つ見っけたんで(って人に連れてってもらったんだけどね)書いときます。

一軒目は銀座のコリドー街にある「LIME」というお店。

この銀座のコリドー街というのは僕はたまに行くんだけど新橋と有楽町をつなぐガード下街ということになるのかな。いいお店が多いんだよね~。ほんとに端から全部探検して回りたいくらい。

このLIMEという店はどうやら「グータンヌーボー」というTV番組でも紹介されたようでね。水槽があっていいです。

水槽のあるお店というのは無条件で僕は好きです。ぼーっと眺めてるだけで楽しい。水槽に入ってるのがフグだのアジだのおいしそうな魚だとぼーっと見られなくて困るんだけど、この店はだいたい熱帯魚なんで邪心なく見られるからいい。しかしまぁ熱帯魚ってなんであんなに美味しくなさそうなんでしょうね。

食べ物も美味しかった。写真撮り忘れたけどカニのテリーヌにイクラとサーモンとピリカラソースかかってたの美味しかったな。

あとこの海老トースト!

(もう明らかに写真ではさつま揚げにしかみえないのが申し訳ない…)
バゲットに海老のすり身(と、紫蘇のみじん切りが入ってたと思う)を乗っけてサクサクにしてあるの。揚げたのかな?よくわかんないけど。これ美味しかったなー。学校帰りに店で焼きたて売ってたら買いますね。


そして次の日に行った店「湯島ホルモン良ちゃん」

これはねー、上野を歩いてたときにまだ開店前の状態で見かけて「絶対旨そう!」と思ってたんだよね。

うん、正解。


鶏ガラスープ0円、なんて嬉しいでしょ。串鳥思い出すね。キャベツたっぷり盛り合わせが150円、お肉もおいしかったなぁ。

レバ刺なんかが平日限定、というのも真っ当で潔い。

つまり新鮮なものを出すために市場が休みの土日祝は出さない、ということね。

更にデザート!この杏仁豆腐。

なんと50円。うーん、えらい!2つ食べちゃったよ。口当たりが儚くて美味しかった。

コンピューターを持ち込まない

2010-01-07 23:05:04 | 音楽
音楽聴くときは大体iPod。家でもiPodにスピーカーを繋いでる。

スピーカーのジャックが長いので、有線だけどiPodがリモコン代わりになる。そもそもCDを入れ替える手間が省けるしね。

外出先でも(たとえば出張でホテルなど)ポータブルスピーカーを持ち歩いてるんでそれで聴いてる。


TUNEWEARというところの「BOOMTUNEmini」というヤツでした。(関係ないけど、「BOOMTUNE BOMB」ってすごく良さそうね。USBで充電出来るから電池いらないみたいだし。)

そうなるとさー、やっぱりiPodが非常に重要になってくるんだよね。

電源が切れると音楽は聴けない、ということになるし。

僕のiPodはmini。

はい、かなりのアンティークでございます。

容量も6GBしかない。今のnanoでも8GBと16GBだものね。

僕のminiは買ってからまず2回ほど無償で交換してもらってる。なんでか電源が入らなくなったんだけど保障期間だったからタダ。

その後、電池がすぐ無くなるようになって見てもらったら電池が消耗してるとのこと。これは6,000円で新品に換えてもらった。

でさー、また電池がすぐ無くなるんだよね。。。

もう一回6,000円出して交換してもらうってのもかなりアホらしい話。なもんだからこれを機に新しいの買っちゃおうかと思ってるんだけどひとつ問題が。

iPodに入ってる音楽ファイルはすべて外付けハードディスクに溜め込んでたんだけど、そのハードディスクがここ半年くらい起動しない。

なので、もし現段階で新しいiPodを買ったとしたら家のCDを全部もう一度パソコンに入れなおさなきゃいけない。中にはCDの無いものもあるから、それは聴けない、ということになる。

だからまずHDの復旧が先。故障かと思ってみてもらったけどメーカーによると「問題なく起動しました」とのこと。

ってことは僕のパソコンの問題なんだろう。パソコンがそのHDを認識しない、という問題。

と、なればじゃあパソコンを修理に出せばいいじゃん、ということになるけど、毎日毎日仕事で使ってるパソコンだから修理に出すとなると会社から代替機を借りなきゃいけない。そうなると大量のデータを移さなきゃいけないし、そもそも代替機は重いので持ち運びに不便。こまごました設定がされてないから結構ストレスフル。

手っ取り早いのはこれを機にパソコンを買ってしまって、その新しいパソコンで仕事が出来るようになってから、旧いパソコンを修理に出す、ってことなんだけど、うちの会社のシステムがまだWindows7に対応してない。

じゃあわざわざこの時代に新しいパソコン買ってVista(評判悪い)にダウングレードする、なんていうおろかなことをしなきゃいけない。

何この状態?詰?(笑)

という悶々とした状態です。

コンピューターは便利だけど、こういう時には不便だよなぁ。

村上春樹がエッセイで、

「ジョギング中はMDウォークマンで音楽を聴いている。今のところコンピューターで聴くつもりはない。音楽とセックスにコンピューターを持ち込みたくない」

って言ってたけど。もちろんセックスのくだりはジョークだとして。

僕は完全に仕事にも音楽にもコミュニケーションにもコンピューターを持ち込んでしまった人間なわけですね。セックスにはまだコンピューターは持ち込んでない、、、よな?、多分。

まぁ最近は至る所に気づかぬうちにコンピューターが持ち込まれてるわけだから確信は持てないけどね。

さーてどうしようかな、と考えてはっと思いついた。

・まず16GBくらいのUSBメモリーを買う。今なら1万円以下で売ってるからね。

・それから僕のiPodに入ってるデータをフリーソフトを使ってすべてパソコンに吸い出す。←今、こういうことが出来るんだね~。

・それらの音楽データはすべてUSBメモリーにinぬ。

・で、iPodを買う。やっぱnanoだなぁー。

・パソコン通じてUSBメモリーのデータをiPodにinぬ。

どうこれ?

USBメモリーなら外付けHDのように認識しなくなることもまぁ無いだろうし。

うし、週末にヨドバシあたり行ってまずはUSBメモリーゲットだぜ!

妄想トラベラー

2010-01-04 21:40:00 | 日記
僕は結構出張で宿を取ることが多いんだけど、そのときはだいたい楽天トラベルで宿を探してます。ポイント貯まるしね。

で、出張のビジネスホテルなんかを探していると「温泉旅館特集!」なんてバナーもあってついつい、「あーこういうとこ行きたいなぁー」なんて思うわけです。

実際には行かないんだけどね。

最近想像で妄想で、「あー、いいなぁ」と思うのは小樽の蔵群。

こないだ年末年始に泊まったペンションから見下ろせて(もちろん屋根だけです、部屋内や庭なんかはぜんぜん見えない)「あれなんだろう?倉庫かな?」と思ってたらナヴィの(うそ)地元民のよね3が「あれ高級旅館だよー、1泊5万くらいするらしいよ」とのこと。

へー、と思って調べてみました。

小樽旅亭 蔵群』。

これはたぶんエントランスかな?

どうやら1泊1室2名利用で3万6千円くらい。まぁ普通の温泉宿に比べたら高いよね。。。と思ってたらさー、、、

まぁ夜朝2食付は当然だけど、なんと食事の場所、つまりダイニングルームは部屋と別に個室があるんですと。

更に、バーでのお酒飲み放題(!)、カフェの利用も当然include=込み込み(!) 更にはなんか図書室みたいなライブラリーもあっておっしゃれー♪もちろん利用料は無料。

これで内風呂と大浴場がついてるならえ?逆に安いんじゃないの?と思うね。

サービスもインテリアも良さそうだよ。なんとThe New York Timesにも紹介されてる。

出来ればさ、夕方くらいにチェックインしてずーっと過ごしていたいよね。センスのいい部屋で寛いで温泉入って、湯上りにバーで一杯、ご飯食べてまたバーで飲んで、寝る前に温泉入って…。なんてやってたらリフレッシュできるんだろうなぁ。

両親の還暦祝いにプレゼントなんかして上げたらいいんだろうね~。

で、子供たち(つまり我々)は向いのペンションを別に借りてぎゃーぎゃー騒いでてもいんだし。

そうそう、『ペンションウィンケル』のこと書き忘れてた。

今回年末年始に我々が泊まった貸しペンション。3階建ての一軒家を貸しきれるペンションで、すごく良かったのよ。露天風呂付の部屋もあるんだけど今回は我々のは無かった(もちろん普通の風呂はついてる)、とは言え家具はぜんぶそろってるしキッチンもある。友達同士やお子さんいる家族なんかでゆったり過ごすには適してると思うな。

露天風呂付いていない部屋だったとしても向いが日帰り入浴やってる結構ちゃんとしたホテルだから、そこで入るって手もあるしね。




(両方とも写真はホームページから。僕らが泊まった棟はもっとカジュアルだった)


今年はこういう感じの、いや蔵群ほど贅沢は出来なくてもいいけど旅行を何度かしたいなぁ。

楽器が進化した、メロディーが退化した

2010-01-03 18:33:48 | DVD、映画
1月1日に映画『AVATAR』を観てきました。一応みんなで朝里のペンションで過ごそう、という企画の最中に「買い出し行ってくるねー」と言っておいてまさかの映画鑑賞。置いてけぼりをくったドッピオさん、チャコは「暇で死にそう」とのこと。そりゃそーだ。近所にコンビニも無いペンションで4時間監禁だものね。

僕はそんなに惹かれなかったんだけど(『カールじいさん』か『2012』が観たかった)、しかも待ってる二人に悪いなーと思ったんだけどジューシーが観たいと言っ

で、映画『AVATAR』。以下、完全にネタばれです。これから観たい方はご注意を。











ここからネタばれ。

簡単にストーリーを説明すると、、、

惑星パンドラには貴重鉱物が埋まってる。それを掘りたい地球人、でも現地星人ナヴィが反対。彼らを懐柔するために一人の兵士が送り込まれる。AVATARというシステムで現地人の体に意識を入れることが出来る。最初は命令どおりに任務を遂行するがナヴィの生活に共感し出し、惑星パンドラを守るため地球人と戦うことに。

「映像がすごい!」という評判ですがえーっとすごいんじゃないかな、3Dで観れば。マイカル小樽では3Dバージョンではありませんでした。だからねー、正直わからんちん。2Dで語ってしまえば、「そんなに言うほど映像すごい?」って感じ。なんつーか、そこまですごい映像作りたいならアニメでやったら?って感じ。

一方、ストーリー。僕は観ながら「なんだよ、今更『ダンス・ウィズ・ウルブス』かよ」って思ってた。

つまりね、昔、ネイティブアメリカンの土地を白人が奪ったのと同様、今度は舞台を新しい惑星に移して、地球人が現地星人の土地を奪おうとする。送り込まれる一人の人間。しかしその文化に共感し、、、って完全にネイティブアメリカンをネタにした映画の使い古されたストーリーですよね。

現地星人の長の娘と偶然出会い、恋に落ちたところから部族に認められ、娘の兄からは最初反発されるけど後に和解しでも最後のちょっと前で「やっぱりお前は地球人の手先だったのか!」と疑われる、とかね。

誰も乗りこなしたこと無い獣を乗りこなしその名で呼ばれる、だってよくあるストーリーでしょ。

ほんとに今更なストーリー。

なんなんだろうね?アメリカ人のDNAに刷り込まれてるの?あるいはネイティブアメリカンに対してそんなに罪の意識があるのかね?

更にTypicalだったのが地球人舞台のリーダーたち。

基本的に指示しているのはビジネスマン。すべては株主のために、という動機が主でそのためには貴重鉱物採掘を、現地星人が邪魔なら排除せい、という主張。

彼の命令に従って実働するのは傭兵である海兵隊。彼らにとっては貴重鉱物なんぞどうでもいい、単に任務が遂行できればいいだけ。あるいは単に銃を撃ちたいだけかも知れない。もっと言ってしまうとマッチョである自分たちを誇示したいだけかも知れない。少なくとも部隊のトップである大佐はそう見える。ナヴィにやられた顔の傷も(今の技術ではすぐ整形し消せる、という設定)あえて消していない。自分の中のナヴィへの憎しみを燃え上がらせるために。

それと研究者。彼女はナヴィの生態やパンドラの自然を研究したくナヴィと戦うことは消極的。

うまく行ってる時は威勢のいいビジネスマン。でも最後には失敗し敗退。軍人は愚直に作戦を遂行する、殺戮と爆撃。大佐の描かれ方なんて『地獄の黙示録』から進化してるのかね?

おそらく映像は進化してるんだろう。いや3Dで観ればね。でもストーリーは進化していない。もしかすると退化しているのかも知れない。

すいません、ちょっと何言ってるかわかんないです、の正しい使い方

2010-01-03 03:45:49 | 日記
酷い。

もう酷いという感想しか出てこなかった年末年始。

どうも、白と山岡家のラーメンが似合う男です。

あけましておめでとうございます。

31日と1日はよね3、ドッピオ、チャコ、ジューシーと朝里のペンションで過ごしてました。


見える景色はこんな感じ。

どれだけ酷いかということはよね3のmixi日記を見ていただくとして。

ちなみに我々にとっての「酷い」は最上級の褒め言葉です。

すごく面白かった、という記憶はあるけど何が面白かったかは覚えてない。ドッピオさんのヨーディッパディーの歌は何回聞いても笑う。ここ2,3年で一番笑ったんじゃないかな。「利家とまつ」のせりふの覚えっぷりといいあの人の記憶力ってすごいよね。なんかレインマンみたい。その才能が日常生活にまったく活きてないのもすごい。

いやー、実家以上に和みましたわ。喋りたいときに喋って喋りたくなければ黙ってていい、と言うね。

食べ物も美味しかったなぁー。

豆乳鍋そのあとラーメン

よね3お手製フーチャンプルー(生焼け)

年越しそば

ジンギスカン

&ホルモン

ホルモンをキムチと炒めて

焼きそば投入

忘年会のお約束


餅も5人でのし餅2枚食べたけど食べ過ぎて写真撮ってない。

テレビも結構見ました。

いやー、アンタッチャブルは面白かったわー。その動画が無いんで過去の動画を。

アンタッチャブル 『出産』


アンタッチャブル - 漫才「山崎不動産」


あとね、さんまのまんまに出てた「シューレスジョー」っていうピン芸人も良かったね。メインのネタはいまいちだったけどその後にやったのが良かった。

そうそう、一部地域で流行中の「すいません、ちょっと何言ってるかわかんないです」ですが、正しい使い方を。

本当はサンドウィッチマンの「アンケート」ってネタなんですが。

「すいません、ちょっとアンケートにご協力いただけますか?」
「なんだよ、面倒くせーなー」
「大丈夫ですラッという間に終わりますんで」
「なんだよ、ラッという間って」
「第一問、このアンケートを何で知りましたか?」
「お前だよ!」
「では血液型を教えてください。A、A型…」
「何だよ、選ぶのかよ面倒くせーなー」
「B、O型、C、AB型、D、B型」
「あー、めんどくせーなー!えーっとBのO型」
「すいません、ちょっと何言ってるかわかんないです」
「お前が聞いたんだろ!」

ということで、自分がぼけて相手に乗ってもらったのにあっさり切り捨てる、という使い方です。

今年もよろしく。