世を忍ぶ借りの姿で教育プログラム関係の仕事なんかをしてるわけです、ワタクシ。
中学生、高校生向けの英数国のEラーニング教材なんですが、一番の特長は「各生徒の学習データが残る」ということ。
社内でこの事業を始める、って話を聞いたときに、この一点だけで「これはビジネスになる!」と思って志願してそこの担当にしてもらった。
どういうことかというとね、数万人の生徒がその教材で勉強している。もちろん出来る人も出来ない人もいる。で、ある問題を解かせたとすると(なんだろうな、たとえば二次関数、とか)大体の人の正解率は50%でした、となるとする。
そのデータを元に少し教材を変えてみたら、その正解率が80%に上がりました、なーんてことが分かったらこのデータ、すごく価値があるよね。
だって数値に基づいた「効果的な教え方」ってのが分かった、ってことだもんね。
このデータだけで飯を食っていける、と僕は思ってます。
もちろん、そんなプログラムだけで教育が巧く行くはずがないけど、生徒に何かを(ま、英数国ですな)を教えよう、と思ったときにそのデータは絶対に役立つはず、と思ってます。だから先生にとって役立つツールになる、と思ってるんです。
まぁそこまで行くにはまだまだなわけですが。
そのデータというのは主に「問題が何問も出てきて、その問題の正解率」と「その問題をクリアするのにかかった時間」の2つが分かる。
だから、「正解率が高く時間も早い」という生徒はまぁその問題を見る限り優秀、ということになるし、「正解率が低く時間も遅い」という生徒はその問題にかなりてこずってるということにもなる。
中には「正解率が低く時間が早い」という人がいるんだよね。たぶん僕なんかが真剣にやったらそうなると思うんだけど要はまぁ「おっちょこちょい」ということだね。
で、最近そのデータ見ててかなり面白いことが分かりました。
その教材というのはネットを使うのでパソコンがあれば何処でも出来るので不登校の生徒なんがも使ってるのね、たとえばいじめられて不登校になってしまった、とか。
そういう人たちのデータを見てて気づいたこと。
ほとんどみな「正解率は高いけど時間が遅い」というデータなんだよね。
これは本当に面白い。
おそらく本当に勉強が大嫌いで出来なくて荒れて不登校になっちゃった人なんかはこの教材でも勉強しないだろう。だからこれをやってるのは勉強がそんなに嫌いではない、あるいは「勉強しなくちゃな」とは思ってるけどなんらか事情があって学校に行ってない人たち。
考えてみたんだけど、たとえばそういう人たちって学校でのテストなんかは点数取れないだろうね。たぶんじっくり考えているうちに半分も解かずにテストの時間が来てしまうんだろう。
そういうことを繰り返すうちに「自分はテストで点数を取れない、勉強が出来ないんだ」と思ってしまって自信を失ってしまった、という可能性はないかな?
もちろんあるいは逆かも知れない。
あんまり自信が無くて合ってる答えなんだけど臆病になってしまって何度も確かめてるから時間がかかってしまう、とかね。
勉強に限らずそういう人って日常生活もおっとりしてるだろうから友達のスピードについていけずに友達が出来なかったりして。だから更に学校に行きたくなくなって。
学校ってさ、基本的に成績はテストの点数を基にするわけで、そのテストって「時間内に、決められた問題を、正しく解け」というルールなわけじゃないですか。
でもね、そのルールにあてはまる人だけが「頭がいい」ってわけじゃないよね。いや、もちろんルールはルールだからそのルールの中で成果を出せる人はそれはそれですごいけどね。
でも「すっごく時間はかかるけど100点取れる」という人だっているだろうし、「50点しか取れないけど誰よりも早く終えられる」っていう人だっているだろう。
そういう人たちが社会に取って無用かと言うとそんなことまったく無いよね。
正確さ勝負の時、スピード勝負の時、色んなシーンが社会にあるんだから。
もちろん「一定時間内に、正しい答えを」ということば求められるシーンは社会に出てもたくさんあるよ、たとえば資格試験なんかはそうでしょう。それはそれで必要。でもそういう場面ばっかりじゃないよねー、人生は。
「とにかく何でもいいからとりあえずの答え出してすぐ動く」ってのが必要なシーンもあるし、「いくら時間かかってもいいから徹底的に正しい答えを出せ」というシーンだってある。
話戻すとさ、もし学校のテストがぜんぜん出来ないから「うちの子は勉強が出来ない」そして、「うちの子は頭が悪い」と思い込んでる親御さんがいたとして、その人にデータ見せてさ「そんなことないですよ、時間がかかるんだけなんです、ほらこのデータ見てみてくださいよ」って言って上げられたら…、すっごくいいことだと思わない?
中学生、高校生向けの英数国のEラーニング教材なんですが、一番の特長は「各生徒の学習データが残る」ということ。
社内でこの事業を始める、って話を聞いたときに、この一点だけで「これはビジネスになる!」と思って志願してそこの担当にしてもらった。
どういうことかというとね、数万人の生徒がその教材で勉強している。もちろん出来る人も出来ない人もいる。で、ある問題を解かせたとすると(なんだろうな、たとえば二次関数、とか)大体の人の正解率は50%でした、となるとする。
そのデータを元に少し教材を変えてみたら、その正解率が80%に上がりました、なーんてことが分かったらこのデータ、すごく価値があるよね。
だって数値に基づいた「効果的な教え方」ってのが分かった、ってことだもんね。
このデータだけで飯を食っていける、と僕は思ってます。
もちろん、そんなプログラムだけで教育が巧く行くはずがないけど、生徒に何かを(ま、英数国ですな)を教えよう、と思ったときにそのデータは絶対に役立つはず、と思ってます。だから先生にとって役立つツールになる、と思ってるんです。
まぁそこまで行くにはまだまだなわけですが。
そのデータというのは主に「問題が何問も出てきて、その問題の正解率」と「その問題をクリアするのにかかった時間」の2つが分かる。
だから、「正解率が高く時間も早い」という生徒はまぁその問題を見る限り優秀、ということになるし、「正解率が低く時間も遅い」という生徒はその問題にかなりてこずってるということにもなる。
中には「正解率が低く時間が早い」という人がいるんだよね。たぶん僕なんかが真剣にやったらそうなると思うんだけど要はまぁ「おっちょこちょい」ということだね。
で、最近そのデータ見ててかなり面白いことが分かりました。
その教材というのはネットを使うのでパソコンがあれば何処でも出来るので不登校の生徒なんがも使ってるのね、たとえばいじめられて不登校になってしまった、とか。
そういう人たちのデータを見てて気づいたこと。
ほとんどみな「正解率は高いけど時間が遅い」というデータなんだよね。
これは本当に面白い。
おそらく本当に勉強が大嫌いで出来なくて荒れて不登校になっちゃった人なんかはこの教材でも勉強しないだろう。だからこれをやってるのは勉強がそんなに嫌いではない、あるいは「勉強しなくちゃな」とは思ってるけどなんらか事情があって学校に行ってない人たち。
考えてみたんだけど、たとえばそういう人たちって学校でのテストなんかは点数取れないだろうね。たぶんじっくり考えているうちに半分も解かずにテストの時間が来てしまうんだろう。
そういうことを繰り返すうちに「自分はテストで点数を取れない、勉強が出来ないんだ」と思ってしまって自信を失ってしまった、という可能性はないかな?
もちろんあるいは逆かも知れない。
あんまり自信が無くて合ってる答えなんだけど臆病になってしまって何度も確かめてるから時間がかかってしまう、とかね。
勉強に限らずそういう人って日常生活もおっとりしてるだろうから友達のスピードについていけずに友達が出来なかったりして。だから更に学校に行きたくなくなって。
学校ってさ、基本的に成績はテストの点数を基にするわけで、そのテストって「時間内に、決められた問題を、正しく解け」というルールなわけじゃないですか。
でもね、そのルールにあてはまる人だけが「頭がいい」ってわけじゃないよね。いや、もちろんルールはルールだからそのルールの中で成果を出せる人はそれはそれですごいけどね。
でも「すっごく時間はかかるけど100点取れる」という人だっているだろうし、「50点しか取れないけど誰よりも早く終えられる」っていう人だっているだろう。
そういう人たちが社会に取って無用かと言うとそんなことまったく無いよね。
正確さ勝負の時、スピード勝負の時、色んなシーンが社会にあるんだから。
もちろん「一定時間内に、正しい答えを」ということば求められるシーンは社会に出てもたくさんあるよ、たとえば資格試験なんかはそうでしょう。それはそれで必要。でもそういう場面ばっかりじゃないよねー、人生は。
「とにかく何でもいいからとりあえずの答え出してすぐ動く」ってのが必要なシーンもあるし、「いくら時間かかってもいいから徹底的に正しい答えを出せ」というシーンだってある。
話戻すとさ、もし学校のテストがぜんぜん出来ないから「うちの子は勉強が出来ない」そして、「うちの子は頭が悪い」と思い込んでる親御さんがいたとして、その人にデータ見せてさ「そんなことないですよ、時間がかかるんだけなんです、ほらこのデータ見てみてくださいよ」って言って上げられたら…、すっごくいいことだと思わない?