浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

好きで好きでたまらない

2008-09-30 00:02:14 | 仕事
仕事をしているわけだけど、うちの会社ってのは決して誰もが楽しめる会社じゃない。

個人的には「おもろい会社だな」と思うけど離職率もまぁ高い。

そんななか、僕みたいな適当サラリーマンがそれなりにやれているのはなぜか。

思うんだけど、僕は自分のお客さんのことが好きで好きで仕方がない。

お客さんのところに訪問するのに「あー、面倒だなぁ」と思ったことはあまりない。それこそ恋人とデートするかの如く、ちょっと待ち合わせの時間に早く着いちゃうことがあるくらい。

だってさ、お客さんは僕より知識も経験もたっぷりあるのに、僕なんかに2時間だとかしっかり時間取ってくれるんだよ。更にはさ、僕なんかの話聞いて「いやー、面白いですわ」だの「いやー、勉強になりました」なんて言ってくれるんですよ。

更にね、ここが大事なところなんだけど、お金を払ってくれるんだよね。

もちろん直接、現ナマでくれるわけじゃないけど、うちの会社にお金を払っているということは間接的に僕にお金をくれてる、ということでしょ。

いや、もうホント、どれだけ感謝してもしたりない。



酔っ払ってるんでここで終わりますがこの話、続きます。

笑顔のまんま

2008-09-27 00:14:42 | 音楽
もう古い話だけど皆さん、27時間テレビは見ましたかね?

正直、僕は27時間テレビのエンディング曲、「笑顔のまんま」を見るたびにちょっとぐっときます。

(すいません、なんかYoutubeそのまま貼り付けられないんで下のリンクから飛んでください)

「笑顔のまんま」


何がいいってよー、歌詞がいい。

【歌詞】
辛い時でも笑ってられる そんなアンタはホンマにアホや
先の事など考えないまま ペース配分さえ出来ないで走る

悲しい時こそおどけてばかり そんなアンタはやっぱりアホや
惚れてフラれてまた繰り返す 学ばないまま明日を迎える

だけどそんなアンタを アンタを見てると
なぜか優しい風が吹き抜けていく 湿った心は笑いで乾く

笑顔のまんま(笑顔のまんま)
笑顔のまんま(笑顔のまんま)
そうさ人生 生きているだけで丸儲け

笑顔のまんま(笑顔のまんま)
笑顔のまんま(笑顔のまんま)
そうさ"THAT WAS THAT" あの時はあの時さ

笑顔のまんま(笑顔のまんま)
笑顔のまんま(笑顔のまんま)
そうさ人生 生きているだけで丸儲け

笑顔のまんま(笑顔のまんま)
笑顔のまんま(笑顔のまんま)
そうさ"THAT WAS THAT" あの時はあの時さ

僕が笑いを(僕が笑いを)
君にあげるから(君にあげるから)
君の笑顔を僕にください
-------------------------

はっきり言って聞きながら「俺のことや!!」って思ったもんね。

欲しいものははっきり言ってあなたの笑顔なんだよ。それさえもらえればあとはどうでもいい。

あとさ、ウチの家訓は「ありがとうとごちそうさまを最高の笑顔で言えればそれだけで生きていける」なんだけどその次に大事なことは「それはそれ、これはこれ」なんだよね。これってね、結構、力のある言葉よ。辛いこととか面倒なことあってもその言葉だけで乗り越えられるもんね。

ミスター・結果オーライ

2008-09-25 23:33:00 | 日記
ミスタァーーアーアー♪ 結果オーラーイ♪
(Mr.Moonlightのリズムで)

炭水化物星人、見てきたように嘘をつく男、獣の皮をかぶったアニマル、様々な二つ名を持つワタクシですが、こないだ京都行ったときはもう完全にミスター・結果オーライ。

まずは川床にてビール。


9月終わりとは思えない陽気で直射日光がんがんだけど結果オーライ。

通り道には武市瑞山と吉村寅太郎の碑がありました。幕末好きにはたまらないですね~。
 
2人とも土佐勤皇党だったんだよな。

その後、思いつくままに近所の寺に。建仁寺という有名な寺で、

雷神風神の図。


広い畳の部屋にどかっと座って見るのがいい。

○□△の庭。




風の通る座敷でみんなごろごろしてる。あれ?寺ってこんなリラックスできるとこだっけ?

双龍の図。

写真だとよくわかんないけど天井に書いてある。これもごろりと(ほんとはダメなんだろうけど人いないからさ)見るのがいいね。

そいで祇園でご飯食べた。いろんなところが行き当たりばったりで思ったより時間がかかったりしたけど、結果的に店に着くのがジャスト予約時刻だったり、寄り道したところが思いのほか楽しかったりで、全体的に結果オーライ。

あー面白かった。

たっぷり使わないとね

2008-09-21 20:33:09 | 
先日、利用を始めた区民図書館。こないだ借りた本を返しにまた行ってきました。久々にしっかり時間の取れる日曜だったので美容室の予約とか入れてて時間はあまり無かったんだけどやっぱりあんな場所言っちゃうとあれもこれも、と本借りちゃうね。

今回借りたのは、
・P.F.ドラッカー-理想企業を求めて
・カルロス・ゴーン経営を語る
・ジョークとレトリックの語用論
・声に出して読みたい日本語
・神主さんがなぜプロサッカーチームの経営をするのか
・絵本をよんでみる
こんな感じ。

ドラッカーは相変わらず良かったよ。ドラッカーについては今度ちゃんと書きます。

図書館ってのはさー、いいね~。昔子供の頃、僕は図書館に住みたかった。いつでも本読んでね。

その後、銀座に髪切りに行きました。

銀座は雨にもかかわらず結構人がいましたよ。

ついでにMacStoreによって新しいiPodnano触ってきた。うーん、買っちゃおうかな。NIKE+(走った距離とかパソコンに取り込めるヤツ)もいいしね~。

その後、本当は皇居に走りに行く予定だったんだけど雨が降ってたんで区民体育館のトレーニングセンターに変更。税金払ってるんだから使わないとね。

トレーニングセンターでばったり会社の同僚に会った。

筋トレして、20分自転車こいで、20分ランニングマシーン。3キロ。いい汗かきました。

つーことで今は酒を飲みながらだらり。

曲がりくねった道の方が楽しい

2008-09-17 00:04:37 | 日記
たとえば目の前に「まっすぐな道」と「曲がりくねった道」があったとして。

そりゃどこに行くかという目的地が決まっていたらまっすぐな道を選ぶよね、誰だって。そっちのほうが早いし。

でも例えばどこにつながっている道か分からない、自分でもどこに行きたいのか分からない、それでもどちらかの道を進まなければいけない、となっていたらどうだろう?

僕だったら確実に曲がりくねった道を選ぶね。

だってさ、まず曲がりくねった道でいろいろ行ったほうが楽しいじゃん。寄り道しながらさ。あと、逆説的な考えだけど曲がりくねった道で近道を探していくのが醍醐味だよね。

まっすぐな道を歩いていたら淋しくなってしまいそうだ。いや、種田山道火じゃないけどさ。

大仰なこと言うけど僕にとって生活、というか人生ってそんなイメージ。

ふと振り返ってみると仕事だけでも今まで経験してきたことを話し出すと長くなる。携わったことだけでも、教育、飲食、水産、IT、印刷、美容、営業…。もうなんのこっちゃ。

もしかしたら何かひとつをしっかりやっていたらもっといい感じになっていたのかも知れないけど、そういうのって英語で言ったら「Who knows?(誰に分かる?)」ってヤツでもう誰にもわかんないよね~。

少なくとも「どうだった?」って人に聞かれたら僕は自信満々で「いや~面白かった」って言うね。ついでに「これからも楽しいよ~、多分」って続ける。

人間関係もけっこうそうで、お互いまっすぐに問題なく進んで来た人間関係より、喧嘩したり問題あったりなんだりだけど結局楽しい、ってのがいいね。

理想はさ、「ありがとう」よりは「色々あったけど結局ありがとう」って言われるほうがいいんだよね。

なんか周りがいろいろ動きがあって、転換期になる予想があるんだけどどうなれこんな感じで僕はかわんないっす。

めんたいこの一番美味しいところ、女性の一番きれいなとき

2008-09-14 13:51:28 | 日記
子供の頃、たらことか明太子ってあんまり好きだった覚えが無い。

「一人暮らしをしたことの無い男は好き嫌いが多い」

というのが僕の持論でもあるんだけど、実家にいるとどうしても自分の好きなものしか出てこないっていうことないですか?僕も実家にいる頃は好き嫌いが多かった覚えがあるけど一人暮らしを始めてなんでも美味しく食べられるようになった。

明太子なんてのもそのひとつ。

今は大好きです。明太子関係のものがあったら大体頼むね。

明太子の一番美味しい食べ方、と思っているのは博多中洲のとある屋台の「明太子のてんぷら」。明太子を紫蘇でくるんでね、さっと揚げたやつ。中が半生で外はかりっとでいいんですわ。

もうビールにも焼酎にもベストマッチ。

そこの屋台で一人で飲んでいたらカップルが入ってきた。

男性も女性もまぁ普通。どちらもハッとするほど美男美女ではない。そういう人たちを見るとは無く見ていた。まぁ屋台なんて狭いところだから見るつもりは無くても目に入ってくる。

しばらく経ってぱっと見ると女性が明らかに「ああ、その男性のこと好きなんだろうな~」という感じで男性のことを見つめながら話を聞いているんだよね。もうなんか目なんか潤んじゃってね。

それにはちょっと僕もグッと来たね。

女性が一番キレイになるのはやっぱり恋をしているときだと思うね。

そして女性が一番かっこよく見えるのは仕事をしているとき、幸福そうに見えるのは子供と一緒にいるとき。

何かおかしい、どこか間違っている。

2008-09-13 01:24:29 | 
最近、教育関連にも携わることが多いのでその関係の本もちまちま読んでいます。



まぁ児童心理学なんかはほとんど関係ないけど。

最近、子供たちの「絵」が偉いことになっているみたい。このタイトルにあるとおり、腕の無い絵を描いたり、真四角の小さな「川」を描いたり。さらにはその表現力、というだけでなくたとえば「丸を描いてその真ん中にに三角を描いてごらん」とか言ってもパタッととまってしまう子供も多くいるらしい。そういう子を見ていくとつまり「真ん中」という言葉が分からないらしい。

著者はその現象を調べながら仮説として80年代以降、子供の育て方が大きく変わっている、ということに行き着くんだけど。

確かに最近どうもいろいろおかしいような気が僕もしている。これから先、どうなることやらね。


あともう一冊。

原 丈人
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ほぼ日の連載(『とんでもない原丈人さん』を読みながら、「こりゃすごい人だなぁ」と思った人の本を買ってみました。
そもそもこの人はアメリカでベンチャーキャピタルを経営している人なんだけど、「時価総額至上主義経営は間違っている」という人。

いや、もう確かにそう思う。

そもそも「会社は株主のモノ」なんていい始めてからおかしい感じなんだよね。「会社は株主のモノでもある」というのが本来の考え方で、会社は社会のモノ、従業員のモノ、社長のモノ、その他諸々のモノ、だと思うね。

なんでやねん

2008-09-06 11:29:25 | 日記
と、いうことで沖縄にいました。

まずタクシーで仕事へ。

タクシーの運転手さんと話していたけどどうもイントネーションが違う。アメリカ訛りと言うかね。「この人だけかな?」と思ってたんだけど結構そういう人がいる。

50代くらいの女性にいろいろ説明していたんだけど「…なんです」とか言うと「アーハン」みたいな感じでうなづく。「エクスキューズミー」とか言われたしね。ちょいちょい英語訛り。

あとね、昼の定食が無駄に多い。注文するときに「Aセットって何ですか?」とか聞くと「お刺身と、フライと、目玉焼きと…」と終わらないので「いや、そんなに食べられないので別なのにします」と言いたくなる。

こちら、三枚肉そば定食。

結構な量のソーキソバ豚バラ入りと白身魚のフライ、刺身、ご飯。さすがに食べきれない。。。

仕事を片付けて地元の人とご飯に。

地元民しか知らない、というお店に行くことに。タクシーで行ったんだけど行く途中は工業地帯。「うーん、これタクシーの運転手さん間違えてない??」と思ったんだけど着いたら海辺。

いいねぇ。

しょんで、中に入ったら偉いことになってた!

オープンテラスですよ!

海キレー!

夕日キレー!


更に、客が我々しかいない(笑)なんでやねん!穴場なんでしょうね。

オリオンビールとつまみで満腹。ざっと食べたものを上げてみると、鮭のカルパッチョ、タコのカルパッチョ、ラフテー(一人一個)、テビチ(一人一個)、鶏肉のデミグラスソース煮、海老のマヨネーズソース、焼ムール貝、、、食べすぎです。


海から聞こえるイルカの鳴き声と楽しく飲んで食べて、さて会計、と思ったらこの店なんと「食べ飲み放題」、一人4,000円。なんでやねん!!
一緒に行った人と「こんなん東京だったら一人2万はしますよ」と驚いていた。

更にタクシーで帰ってホテルに着いてその店に時計を忘れたことに気づいた。「あー取りに行かなきゃかな~」と電話をしたら「いや、届けますよ」だって。もーう、なんでやねん!!お店の人が原付で届けに来てくれた。ありがとうございます!

ほんといいとこです、沖縄。

今まで永住するなら茨城か札幌かハワイ、と思ってたけど沖縄もいいね。家賃も安いしさ。

アパート一室15,000円だって。なんでやねん。

僕が旅に出る理由

2008-09-05 01:40:58 | 日記
出張が多いわけですが、もちろん出張にはいいことも悪いこともある。悪いことはちょっと疲れる、ってことだけでいいことのほうが多いけど。

最近、楽しみなことは「ケータイ国盗りゲーム」というのをやってます。

GPSの付いている携帯電話で出来るんですが、その場でアクセスすると「今は琉球国にいます。攻めますか?」みたいな感じで、その国を占領できる。

当然、占領した国が多い人がランクが高い。

国が増えていくとまず称号が高まる。0国だと「足軽」とかだけど僕はいま37国制圧で騎馬武者。わーい、強そう。

占領したからと言っていいことは無いんだけどランキング、と言われると上に行きたいじゃないですか。

ということで今は沖縄にいます。と、言っても最終で来たので何も見てないけど。とりあえずゴーヤチャンプルーとか食べた。人生初の沖縄です。

ゴーイング・コンサーンって有り得るのか?

2008-09-03 00:13:47 | 
ローマ人の物語文庫版『迷走する帝国』が出ました。


塩野 七生
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一応、言っておくと「ローマ人の物語」は単行本で既に15巻、すべて発刊されてます。これの文庫版が徐々に出つつあり、今回出たもので単行本12巻分。後は年に1回出るみたい。

単行本買えよ、と思われるかも知れないけど単行本だと幅取るしね~。2000年の歴史を追ってくんだから、まぁゆっくりでいいかな、と。

カエサルがグランドデザインを描き、アウグストゥスが確立した帝政ローマ。悪名高き皇帝が続いたり、四皇帝の一年と言われる皇帝争奪の年を経、「賢帝の世紀」と言われる栄華も誇りました。

しかし五賢帝の最後と言われるマルクス・アウレリウスの時代から正に「終わりの始まり」(12巻のタイトル。うむ、寂しい言葉だ)、ローマがローマで無くなっていきます。

正にこの『迷走する帝国』の始まりでカラカラとゲタ(人の名前ね。ゲタがカランコロンのゲゲゲの鬼太郎じゃないよ)が皇帝になってから読んでるこっちも「ああ~こりゃもう無理だ~」と思ってきます。

カラカラの行った「全属州民に対するローマ市民権の付与」は今読めば正にドラッカーの言う「人口構造の変化」に着目できていなかった、と言えるんだろうけどその頃はそんな事に着目する人なんでいなかったんだろうね。

非常に簡単にまとめてしまうと、
今までのローマと言うのは周辺地域を攻め、その人たちを奴隷にすることによって成り立っていた。奴隷、と言っても支配的な奴隷ではなくて頑張った奴隷は「解放奴隷」という身分になれた。さらに解放奴隷から頑張れば「ローマ市民」となり、場合によっては元老院に入ることも出来た。
たとえ属州出身と言ってもそこは寛容なローマ人、中には属州出身ながら皇帝になった人もいる。

しかし、この時代に入り、領土拡大はいったん休止。

そうなると当然財政的に厳しくなります。また人口も増えないので防備のための兵も不足。そこでカラカラが考えたのが全属州民へのローマ市民権付与。

以前は、ローマ市民であることに誇りを持ち、公職も無給でやっていた気高い意志がある人たちが誰しもローマ市民になったことでその市民権に価値を感じなくなる。

この頃からローマがローマで無くなっていく。

これを見ていると、「拡大し続けるしか道は無いのか」と思ってしまう。戦争というのはもちろん良くないことだけど、国が繁栄し続けるためには新たな領土を拡大し、征服した領土からよくも悪くも「搾取」をし続けないと繁栄は続かない。
国民が増え、消費が増えないことには繁栄しない。

企業経営に関しても安定期、というのはありえないのかも知れない。常に新しい事業に取り組み、新たな顧客を獲得し続けるしかない。

そしてどこかで臨界点とも言うべき「終わり」が来てしまうのでは?

ということでこの世界ってどうなるのかね。

ローマ帝国の話は2000年前のことなんだけど、現代にだって学ぶことは多い。