浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

さすがにこれはフェアじゃない。

2014-01-28 23:47:43 | ニュースから
僕の家にはテレビがあるんだけどアンテナに繋げてないので普通のテレビ番組は観られない。

だからテレビドラマの話とかは完全に蚊帳の外。「あまちゃん」はNHKオンデマンドに契約してiPadで観てた。

でもテレビドラマの話しますね。

ネットでこんな見出しを見つけた。

「明日、ママが―」中止すべき55%

あー、なんかあれでしょ?ドラマの描き方が問題になってるんでしょ?へー、と思って記事本文読んだらさ、自社調査したんだって。んで、その結果、1956件の回答があったんだって。
で、内訳が、
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<アンケート結果>
<1>見ていないが、子供が傷つく恐れがある以上、内容を変更するか、放送を中止すべき=36・6%
<2>見ていないが、フィクションに文句を言っても仕方ない。そのまま放送を続けるべき=11・8%
<3>見た上で、表現が過激と感じた。内容を変更するか、放送を中止すべき=19・2%
<4>見た上で、表現は過激だがそのまま放送を続けるべき=14・5%
<5>見た上で、フィクションに文句を言っても仕方ない。そのまま放送を続けるべき=15・2%
<6>何とも言えない=2・7%
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いやいやいやいや、ちょ!ちょ、おま、ちょっと!ちょっと待って!

「観ていないが中止すべき=36.6%」を数に含めちゃダメでしょ!
これが通るんだったらもうなんでもありじゃん!

「よく知らないけどけしからん」
「まったくわからないけど死ねばいい」

とか言ってもオッケーになっちゃうよ。

いやいや、さすがにこれは無しでしょー。

ちなみに僕の回答は「観てないのでなんとも言えない」です。

受身

2014-01-28 18:52:16 | 日記
合気道の稽古をしています。

なんともうすぐ丸二年、ぜんぜん上達しないけどねー。

最近は受身の練習をよくしています。

受身は大事だねー。

僕の人生のテーマのひとつは「ケガしない」ってことです。無茶はするけど致命傷だけは受けない。

ケガするくらいなら逃げる、やめる。ケガするくらいならスパッとあきらめて次回またチャレンジすればいい。致命傷さえ受けなければ次のチャンスはいくらでもある。

だいたいなんでも失敗ってのは引き際が見極めきれなくてズブズブになってしまったことが要因であることが多い。古代ローマ帝国の崩壊だって第二次大戦だってね。

まぁとにかくケガをしないという点からも受身は大事だと思ってます。

中学校で武道が必修化になってしばらく経ちましたが、あれどうなってるの?そういやあんまり聞かないね。

僕は武道必修化には基本的に反対。その理由は前に書いた→「ねじれた話

でも小学校とかで「受身」って授業はやってもいいんじゃないかなーと思っている。地味なことなんで「どう楽しませるか」かが課題だけどね。

受身うまい人ってケガしないよ。受身が体に染みついていたら道端でコテンと転んでもケガしないと思う。

合気道の稽古の時に長年やってる小学生とか見ててほんと羨ましくて仕方ないもの。体が柔らかくて、動きが軽くて。「ああ、こういう子はケガしないだろうな」とつくづく思う。翻って自分の身体の使い方なんてほんと鈍重で固くてイヤんなっちゃう。

例えばさ、中学生になってサッカーやるにしろ野球やるにしろ「ケガしない」って最高の才能だと思うよ。だいたい一流の選手でもケガには勝てないもんでしょう。

いいよ、受身。

意外と茨城

2014-01-22 23:33:42 | 日記
都道府県魅力度で茨城が最下位なんだってさ。

何かのニュースで聞いて僕は「へー」としか思わなかった。まぁ、そりゃ北海道に比べれば魅力ないっちゃない。でもなんとなく引っかかってて「なんで引っかかってるのかな」と思ってた。

うまく説明できないんだけど説明してみますね。

あのさ、そもそもこれって何の目的で調査しているのかね? 魅力度がある、と言われて「わーい」、無いと言われてがっかりすることになんか意味があるのかね。

「いやいやランキングを参考にして自分の県の魅力度を高めるべく努力すればいいじゃないですか」とか大人の意見なんか僕は聞きませんよ。普通の人は県の魅力度なんかのために生きてませんて。毎日ちゃんと努力して美味しいご飯食べて楽しく生きるために一生懸命なんですって。ブランド力?知るか、バカ。(やーねー、お下品ざますねー)

そもそもランキングの決め方も「知名度、ブランド力などから総合的に」とか言ってるけどさ、「すごく公共施設が充実しているけど好きな人が隣の県に住んでるから魅力度ゼロだい!」という人もいるだろうし「いろいろ不満はあるけどやっぱり生まれ育った町だからね」という人もいると思うんだよな。

「おたくの県の平均所得は全都道府県中最下位です」と言われるならまだわかる。それは客観的な事実だから。でもさ「いろいろ調査した結果、魅力度が最下位です」って言われたら「知らねーよ、バカ」(やーね、お下品な言葉使いざますねー)と思っちゃう。

例えばさ、「あなたの身長は173センチで全成人男性中○位です」と言われるならわかる。それは客観的な事実だから。でもさ、いきなりよく知らない人にさ「あなたの魅力度を総合的に判断した結果、全成人男性中○位です」って言われたらほんと腹立ちません?「余計なお世話だバカヤロー!」(by ライムスター)って感じ。

腹立つんだよなぁ。

人が住んだり、生まれた場所をよく分からん基準でランク付けするなんてあんまり上品なことと思えないんですけど、違いますかねぇ。

なんかこういう良く分からない頭よさそうな人が勝手に調査した調査結果に一喜一憂しないようにしたいもんですね。って腹立ててる時点で負けなんだけどさ。


あのね、茨城って意外といいところよ。「意外と茨城」を県のスローガンにすればいいと思ってます。

まず食べ物は豊富です。

茨城の食べ物、と言われるとあんまりパッと浮かばないと思う。出てきて「納豆」とかだけど大豆生産量はそんなに多くない。そもそも輸入が多いだろうし。

茨城の生産量って2、3位が多いの。さつまいも(2位)、らっかせい(2位)、そば(2位)、豚肉(3位)

生産量1位はメロン、れんこん、栗。

お米は全国4位。

もうこれだけで充分でしょ。もし明日、都道府県同士の戦が始まったとしても兵糧はたっぷりあるから持久戦になっても充分強い。

自然も豊富ですよ。僕の地元なんて海も川もある。山は筑波山がある。歴史もある。鹿島神宮なんて713年に出来てますからね。平城京と同じくらいってことです。

最下位とか言いたいやつには言わしとけ。

アカデミー賞予想

2014-01-18 17:58:26 | DVD、映画
アカデミー賞のノミネートが発表されました。

「なんでも予想しておいたほうが楽しめる」という主義なのでなんとなく予想をしておきます。こういうのは当たっても外れても楽しい。
現時点で作品賞ノミネートのうち観ているのは「ゼロ・グラビティ」「キャプテン・フィリップス」のみ、という状態でのぼんやりした予想です。

◆作品賞
それでも夜は明ける
アメリカン・ハッスル
キャプテン・フィリップス
ダラス・バイヤーズクラブ
ゼロ・グラビティ
her 世界でひとつの彼女
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
あなたを抱きしめる日まで
ウルフ・オブ・ウォールストリート

まずそもそもさ、作品賞ノミネート10作品って多いね、さすがに。数年前、たぶんダークナイトがノミネートに漏れた次の年から増えたと思うんだけど。それにしても多いね。ま、いいや。
アカデミー賞までに「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と「アメリカン・ハッスル」、「ダラス・バイヤーズクラブ」は観たいなと思ってます。「あなたを抱きしめる日まで」と「それでも夜は明ける」の日本公開はアカデミー賞後。アカデミー賞はハリウッド映画人の内輪の投票により決まる、という傾向を考えると「ゼロ・グラビティ」と「アメリカン・ハッスル」の一騎打ちかなと思ってます。それに続くのが「それでも夜は明ける」じゃないかと思うけどテーマが重いのでどうなるか。

◆監督賞
アルフォンソ・キュアロン(ゼロ・グラビティ)
スティーヴ・マックイーン(それでも夜は明ける)
アレクサンダー・ペイン(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
デヴィッド・O・ラッセル(アメリカン・ハッスル)
マーティン・スコセッシ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)

これはデヴィッド・O・ラッセルが本命。対抗がアルフォンソ・キュアロン。デヴィッド・O・ラッセルは2年連続主要部門に俳優をノミネートさせた、という功労が評価される可能性がある。アカデミー賞はハリウッド人の投票なので役者がたくさん出てる作品が好き。つまり「この監督はたくさん俳優を使ってくれて活かしてくれる=俳優の仕事が増える」と思われるかも知れない。キャリアもあるから「そろそろ上げてもいいんじゃない?」という気持にもなるだろうし。逆にアルフォンソ・キュアロン、スティーブ・マックイーンは「まだまだチャンスあるでしょ」、スコセッシは「もういいでしょ」という感じになるかも。

◆主演男優賞
クリスチャン・ベール(アメリカン・ハッスル)
ブルース・ダーン(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
レオナルド・ディカプリオ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)
キウェテル・イジョフォー(それでも夜は明ける)
マシュー・マコノヒー(ダラス・バイヤーズクラブ)

個人的にはレオナルド・ディカプリオにそろそろ上げたいと思う。ディカプリオがなかなかアカデミー賞にノミネートされないのはハリウッドの不思議の一つ。このへんで上げとかないとまた数年空いてしまう。(という投票者の思い入れとかが影響するのがアカデミー賞) スコセッシとのコンビももう5回目くらいなはずだし「お疲れさん」という意味で。
対抗はクリスチャン・ベールとキウェテル・イジョフォー。どちらかというとイジョフォー。作品賞取れなかったけど主演は、というパターン。

◆主演女優賞
エイミー・アダムス(アメリカン・ハッスル)
ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)
サンドラ・ブロック(ゼロ・グラビティ)
ジュディ・デンチ(あなたを抱きしめる日まで)
メリル・ストリープ(8月の家族たち)

サンドラ・ブロック本命。ただ名女優と言われながら助演女優賞しか取ってないジュディ・デンチにそろそろ主演女優賞を、という気持が働くかもね。サンドラ・ブロックはもう主演女優賞とってるから。メリル・ストリープはもういいでしょ、さすがに。

◆助演男優賞
バーカッド・アブディ(キャプテン・フィリップス)
ブラッドリー・クーパー(アメリカン・ハッスル)
マイケル・ファスベンダー(それでも夜は明ける)
ジョナ・ヒル(ウルフ・オブ・ウォールストリート)
ジャレッド・レト(ダラス・バイヤーズクラブ)

すごかった、というだけならパーカッド・アブディだろうけど、どうだろうね。無難にブラッドリー・クーパー、マイケル・ファスベンダーで落ち着くかも。2人とも中堅名優になりつつあるのでこの辺で初のオスカーを、ということで。

◆助演女優賞
サリー・ホーキンス(ブルージャスミン)
ジェニファー・ローレンス(アメリカン・ハッスル)
ルピタ・ニョンゴ(それでも夜は明ける)
ジュリア・ロバーツ(8月の家族たち)
ジューン・スキッブ(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)

これはぜーんぜん分からない。ジェニファー・ローレンスは無いんじゃないかなとも思うし、裏をかいてあるのかな、とも思うし。ここは分かりません。

という感じです。

一個一個予想するとこんな感じだけど、展開次第によるところもあるね。ま、楽しみです。

セーター

2014-01-15 18:30:02 | 日記
うちの母がセーターを編むのが好きだった。(いや、今も好きだけど)

だもんで子供の頃はよく母の手編みのセーターを着ていた。考えてみると野山駆け回っている小学生にセーターってあんまり似合わないんだけどね、すぐ汚すし。

うちの母は「手段が目的化する」ってところがあって、「セーターが必要だからセーターを編む」んじゃなくて「セーターを編みたいから編む」というところがある。いまだって毛糸の靴下作っては人に上げてる。上げないと家にたくさんあって編めないから。

ちなみにパンもそう。パンが食べたいからパンを焼くんじゃなくてパンを焼きたいから人に食べさせてる。

で、セーターの話。

高校くらいからさすがに母の手編みのセーターなんて気恥ずかしくてあまり着なかったけど、大人になってもセーターは好き。

いいよね、セーター。そりゃ機能的にはフリースとかのほうが軽くてあったかくていいんだろうけど、セーターにはなんとなくぬくもりがある気がする。

このシーズン、セーターを2着も買ってしまった。どちらもGAP。

最近は会社のドレスコードも緩くなっているのでこのセーターにワイシャツ、ジーンズくらいで出社している。

スーツの時も中にカーディガンとか薄手のセーターとかを重ね着しているので、この冬はほとんど毎日セーターを着ていると思う。あったかいですよ。

会社の会議室とかで「さむいさむい」って言っている人って案外、スーツにワイシャツ一枚とかだったりして「セーター着れば」と思う。(思うだけ、言わない)

夏より冬のほうが好きなんだけど、寒い恰好が好きってわけじゃない。寒い冬に暖かい恰好してるのが好きなんだよなー。

壮大な湖を観ているような映画

2014-01-07 18:38:44 | DVD、映画
「観察映画」というのがあります。

想田和弘という映画監督が撮っている映画です。

「観察映画」について僕の理解でまず説明しておきますね。

いわゆるドキュメンタリーなんだけど、普通のドキュメンタリーと違うのは、あくまでただただ事実を撮っているということ。「ドキュメンタリーって事実を撮るものでしょ?」と思われるかも知れないけど、実はそうじゃないドキュメンタリーもある。

例えば監督が「○○の悪を暴いてやる!」という強い思いがあったとして、そういう人がドキュメンタリー映画を撮ると「○○のここが悪い、あそこが悪い」という場面を選んで撮影し、逆に「こういういいところもあるんじゃない?」という点はあえて無視する。そして不穏な音楽をつけたりする。観た人は「ああ、○○は悪いんだなぁ」と思う。そういうドキュメンタリー映画はある。(もちろんそれ自体は、あまりにも極端でなければ「作家性」であって別に悪いことじゃない)

しかし観察映画というのはそうではない。基本的に音楽もテロップもつかず、ただただ観察の対象が映されている。

僕は不勉強ながらこの監督の作品は3作しか観ていない。「選挙」「選挙2」そして今回の「演劇1・2」

どれも大層面白かった。

観てて思ったのは「なんか雄大な湖を観ているみたいだなぁ」ということ。ずっと見ていても静かな湖面にはほとんど何も変化は起きない。でも時々、かすかな波紋が起きる。「あ、今のなんだ?魚が飛び跳ねたのかな?鳥が飛びこんだのかな?」と思う。でも今となっては分からない。観察映画もそういう瞬間があるから、しかもそれがいつ起こるか分からないので逆に目が離せなくなる。そう感じる。

観察映画の一瞬だけを切り出すと「何にも起こってないじゃん」と思う。ただ稲刈りのシーンだったり、ただ猫が歩いているシーンだったり。でもそれは壮大な湖の一部で、たまに「ん?」と思うことが起こる。それがあるので目が離せない。

この作品の監督は自分でカメラを抱えてただただ対象を撮っている。ただそう聞くと「ずいぶん、楽な仕事だな」と思うかも知れない。でもはっきり言っておくけどそれは違う。絶対に違う。

例えば写真を撮るときに、同じカメラを使って、同じ風景を、同じタイミングで撮ったとしても、プロと素人では出来上がった写真はまったく違う。やってみればわかる。本当に違うんだから。

たぶん、ど素人が同じ対象を同じだけ撮って映画にしたとしたら退屈で観ていられないと思う。ただただ撮っているだけなのに面白い映画になる、というのはすごい技術だと思う。


著者 :
紀伊國屋書店
発売日 : 2013-12-21

で、「演劇1・2」を観ました。劇場公開を見逃していたのでDVDを楽しみにしていたんだけど、レンタルされないということなので買った。これは観たかったんだよね。

平田オリザという劇作家を追ったドキュメンタリー。平田オリザについては今年「わかりあえないことから」という著書を読んだんだけど大層面白かった。

この映画ですが冒頭5分で思わず「おおお」と声を上げてしまいました。

平田オリザのワークショップを映しているんだけど、演劇の説明ということで、みんなに「縄を使わない大縄跳び」をさせている。最近僕が考えている「身体の同調性」というのはまさにこのことなんです。

縄を使わない大縄跳びだと、まず縄を回す役の人が観えない縄を通じてお互いの呼吸を合わせる必要がある。まずこの時点で身体性が低い人だったら「縄をまわしている2人」に見えないだろう。でも、身体性の高い人は縄をまわしているように見える。そして飛ぶ役の人は見えない縄を観つつ、リズムを合わせ、その見えない縄に入っていなければいけない。まるで禅だけど。

観てて「おおお」と思いました。

身体って同調する、ということはなかなか説明が難しいんだけど、この「縄を使わない大縄跳び」をすれば一発で「こういうことか」と分かっていただけると思う。

これだけで大興奮しました。

今回のDVD、本編、特典まで合わせると9時間あるみたいです。まだ僕も特典は観終ってないのでゆるゆる楽しもうと思っています。


とりあえず観察映画の「選挙」「選挙2」はかなり上質のコメディ映画ですからおすすめですよ。
著者 :
紀伊國屋書店
発売日 : 2007-12-22


謹賀新年

2014-01-03 13:58:19 | 日記
明けましておめでとうございます。

今年の正月は天気がよくって良かったですね。何がいいって天気がいい。

30日に地元に帰り、中学校の同級生と飲み、大みそかには家族とアウトレットに行きました。
(なんだか小学校の頃の絵日記を書いているみたいだ)

僕には妹が2人いるんですが、真ん中の妹は結婚して実家から車で15分のところに住んでる。下の妹は埼玉で結婚している。真ん中の妹には娘が2人、下の妹は娘が生まれたばかり。今年の正月は珍しく全員集合していた。

実家に父母、僕、妹2人、姪っ子が3人。なんだか女系家族だなぁ。

真ん中の妹の上の娘、とかいうのめんどうなので、便宜上、姪っ子ワンツースリーと呼びますが、5歳の姪っ子ツーが面白い。「いつやるの?」と聞くと「今でしょ!」とか言ってくれる。「やられたら?」「やりかえす、倍返しだ!」とかね。面白くてずっとやってたら「いつやるの?」「お・も・て・な・し」とかぐちゃぐちゃになってくる。これ、僕、ビデオ撮って何回も観たから思うけど、間違えているんじゃなくてボケてるんです。かわいいね~。

姪っ子スリーは生後半年だからまだ喋れない。だぁだぁ言うけど。あまり人見知りしない子で僕が抱いててもだぁだぁキャッキャ言ってた。かわいいね~。姪っ子スリーは僕に似ていると見たみんなが言うんだけど、妹に聞こえないようにこっそり言うのは何故なのか。

大みそかの夜に下の妹の旦那さんが泊まりにきた。仕事だったんだってさ、大変だねぇ。

何せうちの食卓は食べ物も酒もたくさん出てくるので旦那さんは大変そうだった。なんか海賊の食卓みたいな感じでとりあえずぶんどってきたものテーブルに並べるだけ並べました、って感じでね。焼きタラバと鶏つくね鍋、タコのカルパッチョ、スモークサーモンサラダ、お雑煮、からみ餅、塩ウニ、なます、キンピラ、黒豆、ご飯が並んでてなぜかナポリタンが出てきたと思ったら「年越しそば茹でるけどあったかいの?冷たいの?」と聞かれるんだもの。で、出てきたのがもりそばと天ぷら。さすがに天ぷらは余るでしょと思ったら天丼が出てきた。おもむろにクリームチーズが出てきてなんだと思ったらベーグルまで出てきた。意味がよく分からない。

妹の旦那さんなんてペースについてこれず最終的にソファで寝てましたよ、スマヌ婿殿。

元日はゆっくりして2日に鹿島神宮へ参拝。

どうにも正月には鹿島神宮に行かないと落ち着かない。

おみくじは吉だけど書いてある言葉が良かった。

「こちらも人を愛する心さへあれば何時迄もこ此の幸運を続ける事が出来る」

そうありたいもんです。

で、2日に浅草に帰ってきた。そのまま浅草寺にもお参りしようかと思ったけどすごい行列なので諦めた。まぁ日本の神様は寛容なので少し遅れても許してくれるだろう。

今日は近所の黒船神社にお参りしてきた。神社と言ってもすごく小さいものだけど、最寄なので一応のご挨拶。お参りして振り返ると女性が一人、待っていて、すれ違いざま道を譲りつつお互い立ち止まり「おめでとうございます」と頭を下げた。

改めてこういうのっていいよなぁと思う。うまく言葉に出来ないけど「美徳」というのはそういうことなんだろう。人が神様に頭下げている時は少し遠くて待っていて、見知らぬ人でも境内ですれ違う時は立ち止まり頭を下げる。なんとなく心の奥底にマッチの火くらいの温かいものが灯った感じがする。

皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。