先日、叔父の法要で岩手県釜石市に行ってきました。
新幹線はまだ動いていないので一度実家に戻り、妹と待ち合わせ父の運転する車で。
まぁ考えてみたら家族で(真ん中の妹は小さい子がいるので残念ながら不参加)車で岩手に行く、なんて僕が小学校の時以来ですわ。
ずっと喋ってるか食べてるか、という家族なので案の定、道中ずっと喋ってるか食べてるかだったけどね。
釜石に着くとまぁひどい状態。。
道端には瓦礫ばかり。一応、道の中心は車が通れるよう片付けられているけど歩道はまだまだ片付いていない。これ、片付けるにしてもどう片付ければいいんだか。
道端の家にしろ商店にしろすべてが破壊されている。
家の玄関には赤いスプレーで○、その上に更に×が描かれていて「なんだろ?」と思ったら自衛隊が捜索したマークとのこと。
○は遺体発見、×は遺体収容。
つまりこのマークの数だけ人が亡くなった、ということになる。
なんとまぁ。。。
叔父の家はまだ電気が復旧しておらず夕方以降は懐中電灯の灯りの下での晩餐。親類はまだ避難所で暮らしている。
とは言え人々はだいぶ明るく、笑顔も多い。それだけが救いと言えば救い。
高2のハトコからは流通の関係で入ってこないCDを頼まれていた。
すでに食料や衣類など生活必需品は足りているようでこうなると足りないものはやっぱり音楽であったり本であったり、そういうもの。
そういうのって無ければ生きていけないものじゃないけど、やっぱり無ければいけないものだけで人は生きていけない。
そう思って先日、ふとサッカーを見てきました。
というのも(我が)鹿島アントラーズのホーム、鹿島スタジアムが被災し今、修復中なんです。そのためアントラーズは当面、ホームゲームを東京の国立競技場で行うことになったとのこと。
それを試合前日に知って、「国立はキャパも多いし入れるだろ」と思って試合開始1時間前くらいに着いたらやっぱり余裕で入れた。
一人なので座って観たいな、と思って3,500円の席を買い、前から2列目のベストポジションをゲットする。
一人ですからアントラーズグッズはぜんぜん身に着けずに完全私服ですよ。
試合開始前30分にウォーミングアップでまず鹿島のGK曽ヶ端が出てきた。彼ね、鹿島生まれで鹿島学園という鹿島の地元の高校出身なんだよね。いろいろ大変だったろうな。
続々と両チームがウォーミングアップで出てくるんだけど、マリノス選手が「With hope we can cope」と描かれた横断幕を掲げ全員で鹿島サポーター側を回ってくれた。
ふとマリノス側のサポーター席を見ると「来年は鹿島でやろう」という横断幕を出してくれている。
この時点で僕の涙腺決壊。
完全私服の若くも無い(うるさいな)男が試合開始前から泣いてるんでちょっと恥ずかしかったけど。
いろいろ大変なこともあるけどこれだけの人がたった22人の男たちがひとつのボールを追いかけるのを観るためにわざわざ来てる。そして一喜一憂してる。
それだけでなんかいいなぁ、と思っちゃったよ。
サッカーが無くてもそりゃ人は生きていける。でも無いよりはあったほうが絶対いい。
あったほうがいいものはあったほうがいいよね。
新幹線はまだ動いていないので一度実家に戻り、妹と待ち合わせ父の運転する車で。
まぁ考えてみたら家族で(真ん中の妹は小さい子がいるので残念ながら不参加)車で岩手に行く、なんて僕が小学校の時以来ですわ。
ずっと喋ってるか食べてるか、という家族なので案の定、道中ずっと喋ってるか食べてるかだったけどね。
釜石に着くとまぁひどい状態。。
道端には瓦礫ばかり。一応、道の中心は車が通れるよう片付けられているけど歩道はまだまだ片付いていない。これ、片付けるにしてもどう片付ければいいんだか。
道端の家にしろ商店にしろすべてが破壊されている。
家の玄関には赤いスプレーで○、その上に更に×が描かれていて「なんだろ?」と思ったら自衛隊が捜索したマークとのこと。
○は遺体発見、×は遺体収容。
つまりこのマークの数だけ人が亡くなった、ということになる。
なんとまぁ。。。
叔父の家はまだ電気が復旧しておらず夕方以降は懐中電灯の灯りの下での晩餐。親類はまだ避難所で暮らしている。
とは言え人々はだいぶ明るく、笑顔も多い。それだけが救いと言えば救い。
高2のハトコからは流通の関係で入ってこないCDを頼まれていた。
すでに食料や衣類など生活必需品は足りているようでこうなると足りないものはやっぱり音楽であったり本であったり、そういうもの。
そういうのって無ければ生きていけないものじゃないけど、やっぱり無ければいけないものだけで人は生きていけない。
そう思って先日、ふとサッカーを見てきました。
というのも(我が)鹿島アントラーズのホーム、鹿島スタジアムが被災し今、修復中なんです。そのためアントラーズは当面、ホームゲームを東京の国立競技場で行うことになったとのこと。
それを試合前日に知って、「国立はキャパも多いし入れるだろ」と思って試合開始1時間前くらいに着いたらやっぱり余裕で入れた。
一人なので座って観たいな、と思って3,500円の席を買い、前から2列目のベストポジションをゲットする。
一人ですからアントラーズグッズはぜんぜん身に着けずに完全私服ですよ。
試合開始前30分にウォーミングアップでまず鹿島のGK曽ヶ端が出てきた。彼ね、鹿島生まれで鹿島学園という鹿島の地元の高校出身なんだよね。いろいろ大変だったろうな。
続々と両チームがウォーミングアップで出てくるんだけど、マリノス選手が「With hope we can cope」と描かれた横断幕を掲げ全員で鹿島サポーター側を回ってくれた。
ふとマリノス側のサポーター席を見ると「来年は鹿島でやろう」という横断幕を出してくれている。
この時点で僕の涙腺決壊。
完全私服の若くも無い(うるさいな)男が試合開始前から泣いてるんでちょっと恥ずかしかったけど。
いろいろ大変なこともあるけどこれだけの人がたった22人の男たちがひとつのボールを追いかけるのを観るためにわざわざ来てる。そして一喜一憂してる。
それだけでなんかいいなぁ、と思っちゃったよ。
サッカーが無くてもそりゃ人は生きていける。でも無いよりはあったほうが絶対いい。
あったほうがいいものはあったほうがいいよね。