浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

マネジメントの基本は人間の感情なんじゃないの?

2007-05-28 23:52:50 | 仕事
最近思うんだけど、やっぱりマネジメントとか戦略というのは人間の根本的な感情とか特性も考慮すべきなんじゃないかと思う。

シマウマに「ほれ、ウサギ狩って来い」と言ったって無理だし、カツオに「空を飛べ」って言っても無理。

いや、セールスに向いている人、事務作業に向いている人がいるから適材適所がいいってことじゃあない。(個人的意見を言えばセールスに向いてる人、向いていない人、なんて居ない。誰だってその気になればなんだって出来る)

たとえば、人間の根本的思考の方向性はざっくり二つしかない。

一つは「快楽を求める方向性」

勝ちたい、楽したい、褒められたい、いい給料が欲しい、認められたい…

一つは「苦痛を避ける方向性」

負けたくない、苦しいのはいやだ、仲間はずれはいやだ、家がないのはいやだ…

この二つがだいたいの人はフィフティフィフティではなくて、ちょっと快楽寄り、だったり、ちょっと苦痛寄り、だったりする。それによって「高い給料もらえるなら少しくらいつらくてもいいよ」となるか「いやな仕事してまで高い給料なんてもらいたくない」となるかが決まる。「いやな仕事してまで高い給料なんてほしくない」って人に「がんばれ!これ達成したら給料上がるぞ」といくらはっぱかけてもモチベーションはあがらない。相手がどっち寄りか、ってことを理解してそれにあったマネジメントをすすめるべきだと思う。

経営組織の編成(つまりは人事ってことか)だって、「この人の下にこの人を置いたらこう思うから、こうしよう」ということまで考えるべき。「この人とこの人合わないから離しとこう」という消極的な人事をすべきではなくて、目標のためにはこの人とこの人の組み合わせがベスト、ただそれだけだとこういう衝突や軋轢が起こるからそのガス抜きのためにこの人を近づけとこう」というのが必要なんだよ。すげー面倒だけど。

(この辺り、非常にヴィヴィッドな実例で持って説明したいけど生生過ぎるのでカット。みやまちくんやmotoくん、みーやんさんには今度話そう。酔っ払うだろうから何度も同じ話を繰り返すと思うけど)

人と人の関わりは化学反応みたいなもんで、組み合わせによって思っても見なかった効果が出るから面白いんだけど取り扱いには十分注意しなきゃいけない。

というようなことを「そうだそうだ!」と思った。モーニングに連載中の「ジャイアント・キリング」というサッカー漫画を読んでて。



この漫画のあらすじを説明すると、舞台はJリーグの万年最下位「イースト・トーキョー・ユナイテッド(ETU)」というクラブ。最下位脱出のための打開策として過去、チームでスタープレーヤー、達海猛を監督して呼び戻す。

監督が主人公のサッカー漫画、というの珍しいね。

この監督、型破りのように見えて実は相手チーム、自チームの心理を読んで采配している。

競合クラブ、東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチ。

自チームのスタープレーヤー、ジーノ(テクニックは抜群、協調性ゼロ)にキャプテンを任せる、という奇策を打つ。東京ヴィクトリーはダブルボランチ。相手のボールを奪い攻撃陣に繋ぐリンクマン、シニッチ。そして相手のキープレーヤーを徹底的につぶす潰し屋、三越。

三越は若くしてビッグクラブでレギュラーを獲得し、自分のプライドを「なんとしても相手のスターをつぶす」というところに持っている。

キャプテンマークをつけたジーノが、リンクマンに突っかかっていく。本来であれば三越はマークを代わるべきだけど、彼は「キャプテンマークをつけてるこいつをつぶすことが俺の仕事だ!」と、自分のプライドが許さずジーノを執拗なまでに追いかけていく。

そこでジーノにマークが重なり、中央にスペースができ、そこを突き、ETUゴール。

というシーン。


そうなんだよ。相手チームのことから考えれば、シニッチも三越もサボってたわけじゃない。むしろ「なんとしても自分の仕事を果たそう」と考えていただけ。だけど失点した。ミスは監督。監督がそれを見越して三越に別の戦術を与えればよかった。

相手の感情を見越した上で戦術を与えられるのがいい監督。

つまり、目標(=勝利)があって、自チームと敵チームのメンバーがいて、そこにどん、と目標を放り込んだときにそれぞれがどういう感情でどう動くか、という想定があって、それをより目標に近づけるべく、適切な戦略・戦術を打つ、ということ。

スポーツなんかでもそうだけどスーパースターを集めたチームが勝てるわけじゃない、というのがおもろいわけでね。

走るのに必要なもの(おまたせ)

2007-05-27 21:53:51 | 
みんなー走るのに必要なものはなんだったかなー?

そうだね、プロテインだね。

つーことでグッズの話します。よね3、お待たせしました。

まずは靴。

今までは昔ジムに行くために適当に買った靴でずっと走ってた。

ブリジストン。ブリジストンがスニーカー作ってる、ってのが笑えるでしょ?たぶん3,000円くらいだったと思うけどな。

でもね、最近よね3の日記とか見て「うーんやっぱ靴ほしい」と思っちゃいましたよ。

ほんとはこないだパッと見て「イカスー」と思ったナイキFREE3.0というのがほしかったの。

何が良いって色が良いよね。赤黒。ロッソネロ。ACミランの色ですよ。

んでもね、丸井のナイキショップの店員さんに聞いたらこれはちょっと真剣にやる人用でクッションが無いんだって。がっくし。

つーことで「クッションならこれですよー」とAIRMAXとかSHOXとか言うやつをおすすめされる。

SHOXというやつは見た目がすごいね。

バネついてるみたい。こんなので大丈夫なのかしら、ほんと。

AIRMAX360というのも下が全部エア。

なんかさ、釘とか刺さったらプシューと全部抜けちゃいそうだね。

しかしねー、どちらともどうにも柔らかすぎてグニグニする感じがするんだよね。余計疲れちゃうんじゃない?ということでやっぱりFREEシリーズに戻る。どうやら3.0、5.0、7.0とあって、数字が大きいほどソールが厚くそれなりにクッションがあるらしい。ちょうどいいことに7.0には赤もあった。

買ったどー。

さっそく履いて走ってみたけど第一印象で思ったことは「軽いなー」ということ。やっぱ軽いですわ。ただしやっぱり少し足が疲れる。いいのだ、早く走るとか楽に走ることより今は鍛えるために走っておるのだ。のぼり坂が少し楽。よ知らんけど。

ついでにナイキでウエストバッグもゲット。

走ってるときに携帯電話とか鍵とか持ってることがあるのね。携帯電話は前に書いたGPS RUN使ってるので必要だし。でもさー、ポケットに入れとくとがちゃがちゃ言って嫌なのよ。つーことでウエストバッグ。

それからiPod用のイヤホンもゲット。

普通のイヤホンだと走りながらも取れちゃったりするし、汗がついたりしたらやだし。このイヤホンは耳かけ式なのでまぁ外れない。しかも耳に接する部分がゴムなんだけど取り外せて洗えます。べんりー。

次にゲットしたいのは時計だね。心拍数が測れるやつ買っちゃおうかしら。あとやっぱりiPodシャッフル欲しい。走ってると僕のMINIは大きくて邪魔。

などなど、グッズを買って実際どんくらい走ってんのよ、という話ですが、今日時点で5月は82キロ走ってる。東京から直線距離で栃木くらい、北海道だと札幌から小樽越えて積丹まで、って感じ。
今月は今日まで(27日)でまったく走らなかった日が8日。19回走ってるということになるので一日4キロペース。かなりいいペースだね。

体重は一ヶ月でマイナス2キロ。2ヶ月半で5キロ減。いいペース。

それとウェストがそれなりにしまってきた。スーツのズボンがガバガバのドルチェ&ガバーナ。
最近会う人みんなにそのガバガバぶりを見せてるわけです。「ちょっとこれ見て」とか言ってベルトはずしてる姿はかなりヤバイ。

そろそろ新しいスーツを買おうと思っているんだけどそれまでに後数センチ、ウエストを引き締めたい。そうするとスーツカンパニーでドロップがひとつ下がって選べる種類が増えるからね。


どういう運動をしているかというと基本的に毎日走る。でもあまり走りすぎるのもよくないと聞いたので週に一度は運動しない日、というのを作ってる。走ろうと思っていても雨が降ったりで走れない日もある。

走るだけじゃなくて筋肉もつけたいと思っているので休日や仕事が早く終わった日にはジムに行く。

きっちり時間がある日にはちゃんとしたフィットネスジムへ。原付でだいたい10分くらいのところにある。妹がこのチェーンで働いているおかげでファミリーカードというのももらえている。全国のこのチェーンでいつでもタダ。わーい♪ありがとー、マイリトル・シスター。お返しに何度か焼肉おごってるわけだけど。ルイ・ヴィトンのかばんが欲しい、とか言うな。彼氏に買ってもらいなさい。

このジムは施設がいろいろそろってて、自転車、ランニングマシーン、筋トレマシーンいろいろ、プール、スカッシュコート、さらにバスケットができるスタジオまである。さらにプールにはダイビングプールもある。

ここに行ったらだいたい30分筋トレ、そのあと走るか自転車40分、最後にクールダウン代わりにプールでゆっくりと100Mくらい泳ぐ、という感じ。たまにコートが空いていればスカッシュを一人でパコンパコンする。スカッシュはやっぱり激しいスポーツで10分も持たずにヘトヘトになる。このジムはそれなりに楽しいんだけどやっぱりたっぷり走れないのでスカッとはしない。

ランニングマシーンで走ることもできるけどどうも景色が変わらない、というのが楽しくない。昔は外を走るよりランニングマシーンのほうが楽、と思っていたこともあるけど慣れると外のほうが楽しい。

もうひとつ行ってるところが近所(原付で5分)の台東区リバーサイドスポーツセンターという公共施設。

公共だけあって機材はそんなにそろってないけど一回250円と安いちまり。ここはいつも走っている隅田川沿いなので、ここに行ったときのスケジュールはこんな感じ。筋トレ→そのまま外でて走る。→戻ってきてシャワー浴びて帰る。最近はあったかくなってきたので、Tシャツ短パンジョギングシューズでここまで行って、そのまま筋トレして、外を走って、そのまま原付で帰ってくる、というものぐさもする。

筋トレだけど最近わかってきた。少しきついな、ってくらいの重さを10回×3セットくらいやる。すると次の日とかに筋肉痛になる。で、2日くらい空ける。そしてまた筋トレする。するとどうやら筋肉が損傷して、それを直そうとするときにまた負荷をかけるので筋肉が増大するようだね。二の腕、太ももの裏、とかはかなり良くなってきたよ。あと頬もこけてきた。

でもねー、変わらないのが腹筋と背筋。鍛えるのが難しいなぁ。体の要と書いて腰なんでしっかり鍛えたいんだけど。

そこそこ、そこにあるってば。

2007-05-27 19:42:50 | 日記
仕事で札幌に行っていました。

土曜日は大学時代の先輩方と食事。(ってほど上品なものじゃあない) 店はグランド居酒屋富士という、大学のころ飲み会と言えばここ、という店。なつかしい。宴会場は5階なんだけど毎回5階まで走ってあがる、というのが定番でした。

今回は久々な人も多くて面白かった。

付き合ってる彼女が22歳(!)、子供が3歳、tsuyoはかみすぎなど衝撃的なニュースといつもどおりのニュースが入り混じりスギノに逆水平チョップ、そんな感じでした。

次の日はよね3、ちゃことサンドイッチの美味しい喫茶店でサンドイッチ。



つーことで帰ってきて走る。5キロ34分。昨日一昨日と雨のせいで走れなかったので気持ちいい。

走りながらなんとなくみんなのことを考える。ふと思うんだけど僕は身近な人の死に直面したことがあまり無い。父方の両親(つまり僕の祖父母)は僕が生まれる前に亡くなってる。母方のおじいちゃんは大学のころに亡くなったけどおばあちゃんは元気。80越えているけどいまだに自転車乗って野良仕事をしている。

もちろん僕の両親、妹二人も元気。友人で亡くなった人ってのも今のところいない。

結構若いころに身近な人を亡くしたりしている人もいるけど、僕はそういう経験が無い。

友達だって会おうと思えば会える。家族ももちろん。

幸せって結構そういうところにあるんだよ。

あなたのハードディスクは何ギガなのか。

2007-05-25 23:43:21 | 日記
こないだ会社の同僚のTくんと話していて、「最近町歩いてもかわいい子ってあんまり見なくなりましたよねー」という話になった。

そこにもし女性が同席していたら「んなことないよー。女性はみなそれぞれ魅力的だよー」とジェントルに答えるところですが、浅草のモツ焼きで男二人で話していたので「そうそう!」と激しくうなずいた。

こないだドッピオさんと会って、川崎駅から歩いているときも「かわいい子減ったよねー」という話になった。
昔、札幌にいたころはススキノの丸電話(という場所がある)から地上上がるまでに2、3人は「うわ、かわいー」と思わず振り返ってしまうような子がいたもんだよねー、という話をドッピオさんとしてた。。

でも最近はほとんどない。それは札幌じゃないからでは、と思われるかも知れなけどそうじゃない。
だって最近札幌行っても「あ!」って思うほどかわいい子って出会わないもの。

新宿だろうが銀座だろうが渋谷だろうが一緒。

でもね、基本的には年々女性ってのはきれいになっている、と思ってるんですよ。

昔、高校で英語を教えていたんだけどそのときにクラスを見回しながら「(うーん、僕の高校時代に同級生で一番かわいかった子がここにいたとしたらトップではないだろうな。逆に高校時代に一番かっこよかった男がここにいたらそいつはかわらずトップだろうな)はい、次のページ阿部が読んでー」と思ってた。

やっぱり化粧だとかそういうのは日進月歩で進化しているので女性はきれいになっているんだよね。残念ながら、というかどうでもいいけど、男性はあんまり変わらない。

さぁ、そこでだ!

なぜ町を歩いていてかわいい子を見ないのか。

それは、多分僕の中に「蓄積」があるからだろうね。

若いころ(という言い方もやだけど)は蓄積されたものがないので、見る子みんなが「うわ、かわいいなー」と思ってた。でも今は見かけるだけなら何千人の女性を見てきて「うん、こういう子だったら前も見たなー」と思っているんだろう。つまり僕の脳のハードディスクに女の子情報が蓄積されてるってことですよ。

…と、いう話を前述のTくんに力説したら「K○さん(仮名。同僚。35歳)は『歩いてたらさーかわいい子ばっかだよね』って言ってましたよ。つまりあの人蓄積されてないんでしょうね」とのこと。イエス。あの人は蓄積されてない。何も。


と、思ってたんだけど、最近「あ!」と思うくらいかわいい子に会った。金沢に出張するための羽田空港行きの京急に乗った。すると同じ車両にその子がいたんですよ。少し大きな荷物を持って、なんだろうなー、GWをちょっとはずした帰省かなー、と思ってたんだけど。

外見で言うと目は黒目が大きい感じで髪は肩につかないくらいのストレート。ピンクのカーディガンに白いスカート。かわいいんだけど「君、かわいいよね」とか言われたら「え!?そんなことないですよ」って計算じゃなく本気で言うんじゃないか、という感じ。年齢は24,5ですかねー。

ふと「うーん、声かけちゃおうかな」とも思ったんだけど京急でナンパというのも31歳の男がやることとしてはかなり奇妙な冒険。

京急が羽田につき、僕はANAのほうへ、彼女はJALのほうへ。あ、JALなんだねー、と思ってエスカレータを昇り、スイカの残額が無かったので乗り越し清算してたら彼女が昇ってきた。

京急に慣れてなくて間違えたんだろう。いいねー、そういうドジ。

そして僕は改札出てエスカレータ昇ったところの本屋で立ち読み。チェックインして飛行機へ。

金沢に着いたら、ね、なんとですよ、その彼女がまたいるわけですよ!

いやー、声かけとけばよかったね。「どこ行くんですか?」「金沢です」「え!まじで?僕もです」って会話になったじゃないですか。

彼女は金沢の空港で時計をちらちら見ながら誰かを待ってる感じ。

こういうときはだいたい彼氏が迎えに来てがっくし、という感じなんですよ。

僕は電話をしながら彼女の前をとおりすぎようとしたとき、どうやら彼女が迎えに来た人を見つけたらしい。視線をそちらにやると、明らかにお母さんらしき人と、男の子(多分、お姉さんの子供とかなんだろうね)

これまた「ああー、声かけときゃよかった」と思った。

つまり今日言いたかったことは、声かけときゃよかったんだよ、ドッピオさんよー。

今はただ歓喜だけを

2007-05-24 22:14:55 | スポーツ
いろいろ尊敬するスポーツ選手はいる。とにもかくにもアスリートって人たちは偉大。もちろんアマチュアでもすごい人はいるけど、やっぱり「プロ」としてそれだけで飯を食っている、食い続けている人たちってのはすごいもんだよね。

サッカー、チャンピオンズリーグの決勝が終わりました。

結果はミラン2-1リバプールでミランの優勝。

フィリッポ・インザーギの2得点。

ほんとにまぁ、この人はなんて人なんだ。

何度も書いてるけどインザーギのことを考えるだけでグッと来る。

「彼はもう終わったよ」と思っている人、言っている人もいるだろう。

でも決める。

僕がインザーギのプレーで好きなところは、馬鹿みたいに、何度でも何度でもオフサイドラインの突破を試みること。ほんとに何度も何度も。とにかくボールを追いかける。もしかしたらキーパーがはじくかもしれない、ポストに当たって跳ね返るかも知れない。それを信じて走りこむ。

ゴールシーンなんかを見てるとわかるけど、「カカがシュート!キーパーはじく!」ってシーン。なんでか知らないけどそこにインザーギがいる!ってことがある。よくわからない動きをしているのでそこまでカメラが追えてない。いきなり、いいポジションにいる。そしてごっつあんゴール。これがすごい。なんでもそうだけど大事なことは「決められる位置にいる」ってこと。インザーギの場合はラッキーでもなんでもなく、自らそこになんとかして走りこんでいる。

加えて思うんだけど、彼はきっちりと「自分が求められていることは何か」ってことを理解している。彼に求められていることは華麗なドリブルでもパスでもない。豪快なシュートですらない。ただ「ゴール」。形なんてどうでもいい、泥臭くたっていい、たたボールがころころとゴールに転がればいい。

そしてそれをちゃんとする。

33歳。

プロってのはこういうことだよ。

考えてみると今回のCLのミランの初戦もインザーギが決めてたんだよな。最初と最後できっちりやる、ってのがすごいよね。なかなかできない。初っ端は誰かに任せて、真ん中あたりでがんばって最後を誰かに締めてもらう、って人は結構いるけどね。

インザーギのことはいろいろ思うことがあるんだけどまとまらないや。今はただ歓喜だけを。

小麦粉星人の逆襲

2007-05-22 23:45:47 | 食べ物
まぁこれだけ生きてると二つ名、というか僕に対する通称がいくつかある。やれ「動物」だー、やれ「恋愛中毒」だー、やれ「ウクライナの矢」だー、やれ「台東区のロバート・デ・ニーロ」だー。(さて嘘はどれでしょう?)

こないだ言われたのが「小麦粉星人」

言われた瞬間、「イエス!」と答えてしまった。

米も好きだけど小麦粉も好きです。
ラーメン、パスタ、うどん、パン、クッキー、ドーナツ(ドーナツ!ドーナツ!ドーナツ!!)。
ビバ炭水化物!

小麦粉ってなんであんなにうまいんだろうね。そういえばカレーにだって小麦粉が入ってる。

麺食いと言ってはばからない僕ですが、麺類ではそばはそんなに好きではない。だって食い甲斐がないじゃあないですか。

「外見でその人がそば好きかうどん好きか当てられる」と豪語していた時代がある。

なんとなくそば好きな人って細身の人が多いんだよね。神経質そうな感じがする。「こんな甘いツユでそばが食えるかべらんめい!」みたいな。ドッピオさんとかKeiponさんとかはどうもそば好きなんじゃないかと思ってる。よ知らんけど。
対してうどん好きな人はのんびりー、というかおおらかーというか「ええよー、玉子さえ入れてくれはったらー」みたいな人が多くないですか。

最近どうも頭から離れない小麦粉ワードが「パンケーキ」。マックの朝メニューで「マックグリドル」というのが出たんですよ。甘いパンケーキでベーコンとかはさんであるの。

パンケーキにかすかにメープルの香り(パンケーキにはメープルシロップだ!誰がなんと言おうと)がして、その癖、しょっぱいベーコンとかと合う。ついつい食べちゃうんだよね。通勤途中にマックの前を通るとさっと入ってこれだけ買ったりしてる。ベーグルも好きだしマフィンも好きなんで迷うんだけど、今はパンケーキ。

「うーん、パンケーキを腹一杯食べたいな」と思った。

海外に行くと朝ごはんのパンケーキがおいしいんだよね。残念ながら日本ではあまり食べられない。関西行くと喫茶店に「ワッフル」が普通にあってこれはこれでおいしい。

ということで自作に挑戦。小麦粉に卵、牛乳、ベーキングパウダー入れて混ぜて焼いて出来上がりー。

うーん、パンケーキのタネに元からメープルシロップ入れておいたほうが美味しいね。初めて作ったけど簡単。
(写真取るの忘れた)
小麦粉文化、ということで言えば外国にはやっぱりかなわない。外国で適当なスーパーで適当なベーグルとか買っても美味しいもんな。

最近の小麦粉モノ。

西荻窪のパキスタン料理屋のラムカレー。

西荻窪といえば僕にとってはカレーの町。よかったよなー、カレー食べ放題ランチのトラトラトラ

こういう本格的なインドカレーってラムがうまいよね。イスラム教徒は豚を食べられなくてヒンドゥー教徒は牛を食べられないからみんなが食べられるラム、ということになるんだろう。

新宿で食べた山頭火のラーメン。

久々のラーメン様ですよ。ほんとはもっと軽いもの食べようと思ってたんだけど札幌でよく食べてた山頭火を見つけてしまったのでね。旭川ラーメンだよね、これ。
僕は好きなんだけど毎回梅(ちっちゃいカリカリ梅)を入ってること忘れてズルズルすするので「ガリっ」と噛んでしまう。チャーシューがうまいよね。

今日のお昼ご飯はタイ風カレー。

こう見るとカラーリングが絶妙ですな。黄色、赤、緑。
うちの会社の近所にはお昼時になるとワゴンの弁当屋が並ぶ。その中でも大人気がカレーのワゴン。すごい行列。他の弁当屋は「これ」と頼んでお金払えばいいだけだけどカレーはよそらなきゃいけないから時間かかるんだよね。行列並ぶのは面倒だけどカレーですからね、我慢します。
カレーのにおいもいい。オフィスで食べてるとみんなカレーが食べたくなる。いいよねー、タイ風カレーとかのココナッツミルク風味が。

あ、なんか写真見てたらカレー食べたくなった。

痩せゆく男

2007-05-21 23:57:57 | 日記
走っているし(今日は4キロ30分)、少しだけカロリーも意識しているので体重が減っている。でも今日ラーメン食べちった。

思うんだけど「毎日体重計に乗る」というのは非常に簡単で有効なダイエット方法だと思うんだよね。しかも今は家計簿ソフト(というのがあって最近つけてる)に「ダイエット」という項目もあって体重も入力できるようになってる。入力してるとグラフになって出る。これがまたいいね。

二ヵ月半、入力してるわけだけど、体重の減り方というのを見ていると面白いね。グラフにするとこんな感じになる。

(参考までに書いてみただけなので正しくはないけど)
最初はグラフを見ていて「なんで走ってるのに体重増えてるのさ!」と思ってたけど、どうやらいったん筋肉が増えるので体重自体が増えるようだね。

そしてそれを「週平均」で見てみるとこんな感じ。


これがねー、見事にフラクタル図形なわけですよ。フラクタルってのは「全体と部分が自己相似」ってことなんだけど。うーん、面白いねぇ。フラクタル図形に関しては最近「おお、これもフラクタルじゃないか!」と気づくことがたくさんある。この話はまた今度する。たぶん。

最近、昔読んだ「黄金比はすべてを美しくするか」を読み返しているんです。バリバリ文系人間の僕にはちょっと難しいんだけど読んでるうちに眠くなってくるのでベッドで読むのにちょうどいい。
数学ってのを知れば知るほど「うーん、世の中は数学でできてるんだな」と思う。「宇宙人が地球に来たとしたら、会話をできるのは数学者だろう」という言葉もある。数学ってのは言語が違おうが、文化が違おうが共通なんだよね。

しかしさぁ、「黄金長方形の中に正方形作ると残りがまた黄金長方形になってそれが永遠につながる」なんて誰が考えたんだろうね。すげー話だと思うんだけど。

We are the Lonely Hearts Club Band.

2007-05-20 22:01:05 | 
出張から帰るために小松空港に行ったら、整備の不良が見つかった、とのことで8時45分に離陸の予定が「すいません、9時15分に」とアナウンス。待ってる人たちも「ま、仕方ないか」という感じ。

でも、15分くらい経ったら「すいません、10時に」とずるずる遅れていく。

最後には「車輪に不備が見つかり交換します。交換の部品が届くのが11時に着くので離陸は11時50分になります」、これにはさすがに待っている人たちが「え~~~」といっせいに声を上げた。せっかく早起きしたのにさ。

お詫びに1000円分の食事券もらったんだけど、小松空港の中にはたいしておいしいお店はない。鴨南蛮を食べたけど、うん、おいしくなかった。

残念ながらPCを入れたかばんも預けてしまったので仕事もできず、やることがない。まぁ本を読むくらいですな。

小松空港の本屋はブックスタンド、的な小さなものであまり種類がない。とはいっても選んでられないのでガバガバと仕入れる。

にらさわ あきこ / 中経出版(2007/04/27)
Amazonランキング:38463位Amazonおすすめ度:


この日読んだ本の中ではこれが一番面白かった。僕ねー、さびしがり屋なんですよ。O型だからね。O型の人に「いつもさみしい?」って聞くと「さみしい!」って答えるもん。
「人に優しくしてもらうには?」ということがこの本に書いてある。読んでて、「なるほど、自分はここが悪いんだな!」ということと会社とか身の回りでみんなから愛されている人を思い出し「ああ、だからあの人は人からやさしくされるんだな」ということがわかった。オススメ。

飯田 亮 / 中経出版(2007/04)
Amazonランキング:76669位Amazonおすすめ度:


セコムの創業者が書いた本。「へぇーセコムねぇ」と思って読んだけど、目からウロコがぼろぼろ。やっぱり大事なのは「社会に役立つ会社になる」ってことだね。

安藤 健二 / 太田出版(2004/09)
Amazonランキング:32720位Amazonおすすめ度:


昔の特撮ものとか、映画なんかには「欠番」とも言われる封印作品がある。それらがなぜ封印されたのか、ということのノンフィクション。「放送禁止映像大全」というのもあったけど、そちらよりはこちらのほうが当事者へのインタビューなども試みていてよりドロドロ感が強い。「放送禁止映像大全」のほうが取り上げられている作品が圧倒的に多いけど) 大変申し訳ないけど単なる興味としてこういう話好きなもので。あの手塚治虫の「ブラック・ジャック」にも封印された回があるんだね。

これだけ本を買ったのに待ってる間に読み終えてしまって飛行機の中では仕方がないので機内誌読んでた。

早いってことが必ずしも善ではない

2007-05-19 22:10:10 | 
よく言われるけど本を読むのが早い。

新幹線とか飛行機とか他にやることがない、という時間だと大体2時間で1冊か2冊を読み終える。

「速読でもやってるの?」とか訊かれるけどやってないっす。

子供の頃から本を読んでいるので慣れてるだけ。

でもねぇ、本を読むのは早けりゃいいってもんじゃない。じっくりと噛むように、味わいながら本を読むってのもいいじゃないですか。

よく子供の頃「そんなあわてないでもっと味わって食べなさいよ」と言われた。母親に「あのね、カレーは飲み物じゃないから」とも言われた。

本を読んでて我ながら「そんなあわてないでもっと味わって読もうよ」とも思う。でもね、面白い本は手が止まらないのよ。「もっと先を!どうなんのさ次は!」と手と頭と目がフル回転。そういうのが快感。

そういう本はないか、と思って読むのが雑誌「ダヴィンチ」。

ついつい買っちゃうんだよね。

昔、目黒孝二(書評家、本の雑誌社社長)が、「無人島に持っていくならどの本、と聞かれるが本は持っていかなくてもいい。島の前の海を今月の新刊が入った箱が流れてその背表紙を見て『おお、今月は○○の新刊が出るのか、楽しみだなぁ』と思っているだけでいい」ということをエッセイで書いてた。その気持ちはわかる。

ダヴィンチを読んでて「あー、この本も面白そうだな、あ、これ続編出るんだ」とか思っているだけで楽しいもん。

さて今月のダヴィンチの特集は「都市伝説」

大好きです。消えたヒッチハイカー、喉の詰まったドーベルマン、とかのアメリカの都市伝説も好きだし、噂やデマとの違いもあまり明確じゃない日本の都市伝説も好き。メアリ・セレステ号の話なんかもいいねぇ。いいじゃないですか、なんか怪しくてね。

(アメリカの都市伝説はここにまとまってます。)

考えてみるとJOJOの奇妙な冒険にはよく都市伝説がモチーフになってる。ぱっと思いつくだけでも「メアリ・セレステ号」「ベッドの下の犬」「運の悪い男」。

UMA(ネッシー、ビッグフット、スカイフィッシュ、、、)なんかもよいね。

子供のころ学研漫画(覚えてます?オレンジ色の本で知的なんだけど漫画。よく図書館にあった。僕は大体の人の伝記はこれで読んだ)で「いる・いないの秘密」だとかいうやつがあった。ネッシーとかシーサーペントとか、ビッグフットとかね。子供心に「うーん、世界にはいろんな生物がいるもんだなぁ」と思ったね。

そうそう、モーニング。藤田和日郎が短期連載開始。こちらもイギリスの都市伝説「バネ足ジャック」の話。これもいいねぇ。

妖怪も好き。人間の思考のメカニズムってのはすごいもんだと思うんだよね。たとえば「べとべとさん」。夜道を歩いていると後ろに人の気配がする、振り向いても誰もいない。それはべとべとさん、っていう妖怪。という話なんだけど、誰もいないのに気配がすると怖い、でもその現象(何にも起こってないけど)に「べとべとさん」という概念を与えるだけで「なんだ、べとべとさんか」と安心できる。すばらしいのは現象に名前を与えることで、解決策まで見出せちゃうことだよね。べとべとさんはこの辺りで死んだ人の恨みが妖怪になったので、このへんに神社を建てて供養しよう、とかね。
人間はこうやって恐怖を克服してきたんだね。えらい。

ダヴィンチの話に戻すと、京極夏彦のインタビューが載ってました。

「巷説百物語」「続巷説百物語」「後巷説百物語」「前巷説百物語」で、終わりかと思ったら次は「西巷説百物語」ですって。わーい♪まだ続く、ってだけでうれしい。前、後、と来たんで次は「左」?とか思ってたんだけどね。

Do you love you?

2007-05-19 03:37:06 | 日記
あらかじめ言っときます。今日はまとまりがありません。

ふと思うところあって、最近いろいろ考えている。

何を考えているかというとまぁいろんなことなんだけどさ。

最近、いい意味でも悪い意味でも「うーむむむ」と考えさせられることが多くてね。

ひとつは、(いい、すごいこといいますからね)「生きる意味」ってこと。

いや、死にたいとか生きる気力がわかないとか人生に迷いだした、というわけではぜんぜんないのよ、ほんと心配しないでね。
ただまぁ、31年間生きてきて、いろいろな人と出会って、別れて、いろいろな経験をして、考えることは「自分は何者かになるのかね?」と言うこと。

何回か書いているとおり、手帳はほぼ日手帳を使っている。使えば使うほどやはり便利で常に持ち歩いているわけだけど、その1ページ目は真っ白、というか余白なので、そこに僕が「50歳までにやりたいこと」というのを書いている。2ページ目には「今年やりたいこと」。

差し支えのないものだけ例を挙げれば「イタリアに行きたい」とか「NYシティマラソンに出たい」とか。

実現したこと、まだしてないことがあるわけだけど、中には「もう実現不可能になってしまったこと」がある。それは修正液で消す。

話は変わるけど携帯電話のメモリーから番号を消すことがある。何度も何度もかけたし、そのたびに心に火が点ったけどもう電話することもない番号を。

そういう時には佐野元春の「someday」って歌の一節を思い出す。

窓辺にもたれ 夢のひとつひとつを 消していくのはつらいけど
若すぎて なんだかわからなかったことが リアルに感じてしまうこのごろさ


そういうことをしていると、うーん、このまま何にも変わらないんじゃないか、ともふと思う。

んじゃあ生きる意味なんてなんなんだろうねぇ、と思う。(人生に絶望した、とかじゃないからね、ホント)

昔、「実存主義とは何か」ってのを読んだときにはなるほど、と思ったね。

世の中の道具とか人間の作ったものは「存在」より「目的」が先行している。つまり「紙を切る」という目的のためにハサミという存在が生まれた。「音楽を聴く」という目的のためにiPodが存在している。
昔の人は「神が人間を作ったのだから、人間にも目的があるはずだ」と思っていた。それを「人間に生まれ持った目的はない。存在が先行している」という概念で覆したのが「実存主義」。

それとギリシャ悲劇の「デウス・エクス・マキナ(=機械じかけの神)」の話も思い出す。村上春樹の「ノルウェイの森」でほぼ意識のない緑のお父さんに「僕」が病室で話すんだけど。うろ覚えだけどギリシャ悲劇のなんとかって人の作品は、いろんな登場人物が出てきて、全員とんでもない状況に陥ってみんな八方ふさがりになるらしい。そこで「デウス・エクス・マキナ」が登場する。そして「お前あっちいけ、お前こっち来てこれやれ」と指示して、問題は一気に解決するらしい。

…らしいすよ、よ知らんけど。

残念ながら我々の生きている世界は実存主義で、しかもデウス・エクス・マキナなんていない(いないよな、多分)

今日はまとまらんと言ったでしょ。

でもまぁ続けるんだけど。

それで「うーむむむ」と考えるわけですよ。そして、いつも同じ結論に至る。「ま、大丈夫でしょ」

何でそう思うか?だって、僕、自分のこと好きだからねぇ。みんなはよう知らんと思うけどかなりキュートですよ、僕。この僕がこんなに大好きな僕だから大丈夫じゃないかと思っているんだけどね。なんかウロボロスの蛇みたいだけどさ。

走ることと数字のこと

2007-05-15 22:07:47 | スポーツ
ということで走ってるわけだけど、一つだけかなりストレスがたまることがある。

それは、自分がどれだけの距離を走ったのか、ということがわからない、ということ。

だってさ、「あー今日は3キロ走ったなぁ」とか「今日はま、2キロでやめておくか」とか「とりあえず今日は後1キロは頑張ろう」とか思いたいじゃん。

僕がいつもジョギングしているコースは隅田川沿い。信号はあまりないからずっと走ってられる。ちょっと青いシートに住んでる人がいるのが難と言えば難だけど、夜景はそれなりにきれいだし川沿いの雰囲気もいい。でも残念ながら距離の表示がない。それがいや。

……と思っていたんだけどふと「地図 距離 測る」で検索してみた。





すげ!ネット上で地図の距離測れるヨー!

距離計測

地図の上をぽちんぽちんとクリックしていくとその区間の距離が出る。

なんでもあるもんだねぇ。

測ってみたんだけど、僕がいつも走る「今日は走るぞコース:厩橋から白髪橋まわって吾妻橋」で5.5キロ、「今日は軽めでコース:厩橋から白髪橋まで」で3キロということになる。あー、こういのわかるとうれしいな。

つーことでとりあえずの目標は厩橋から白髪橋まわって吾妻橋、の2周。これで約10キロだからね。

それに加えてちまちま検索してたらアディダスの「GPS RUN」というサービスを見つけた。

GPS機能付の携帯にアプリをダウンロードすると、そのアプリの起動中、自分の走った距離がわかるというもの。累積されていくのでそれまでに自分がどれだけ走ったか、ということがわかる。しかもタダ。スゲー。

何にも知らない町(こないだは金沢で走った)を走っててもちらちら携帯を見ていると「あー、もう5キロかー」とかがわかるので楽しい。「よし後1キロで今日はやめとこう」とかね。

やっぱりね、数字は大切ですよ。

走り始めて自分の数字がどう変わったか、というとまず走れる距離が伸びた。

走り出す前は3キロが限界だったんだけど、今は大体毎日5キロくらい走ってる。昨日(14日)なんて走り始めた瞬間に「あれ?今日、体軽いな」と思ってなんか絶好調。8.5キロも走ってしまった。

走り始めたころは「えー10キロなんて走れないよう」と思ってたけど今は「うん、10キロは走れるな」と思ってる。息の切れないスピードで走って大体今は5キロ30分。ということは10キロ1時間だね。いいペースじゃん。

体重は長期的に見ると3月頭から今日までで差し引きマイナス4キロ。これは走ってるということによる効果と共に3月末から自炊が増えた、ということも関係しているんだろう。体脂肪率もがくっと落ちた。4%くらい減った。

数字のことじゃないけど、ふくらはぎの筋肉と太ももの裏の筋肉がかなりよくなってきた。それと、腰に手を当てると脇腹の贅肉が落ちてるのがわかる。うれしい。

今月どれくらい走ってるか、というとこういう感じ。
------
 1日 (火) 3.5km
 2日 (水) 3km  30分
 3日 (祝)
 4日 (祝) 1km  10分
 5日 (祝) 4km  40分
 6日 (日) 5km  36分
 7日 (月) 3km  30分
 8日 (火) 6km  36分
 9日 (水) 6.3km 36分
10日 (木) 5.5km 31分
11日 (金)
12日 (土) 3.2km 18分
13日 (日) 4km  24分
14日 (月) 8.5km 58分
-------
で、計53キロ。我ながらよう走るな。

(これまた「RUNNET」というサイトで自分の走った距離を日記代わりにメモできる)


走ってて気づくことは「出来ない理由ってのは思い浮かぶもんだなぁ」ってこと。走り出して辛くなってくると「出来ない理由」がどんどん浮かんでくる。

「あー、ちょっと寝不足だしな」
「そういえばあんまり食べてないし」
「そもそも今日歩きすぎて足に負担かかってんじゃない?」

とか。

大事なのはそういう出来ない理由を乗り越える、ってことなんだよね。だってがんばれば走れるんだもん。

それと「短期的なゴール」がすごく大事。つらくなってきたときに「つらいなー、でもあの交差点までは絶対いく!」とか決めるといけるんだよね。で、そこまで行くと「じゃ次は絶対あそこの交差点までは行く!」とか考えてるとまた行ける。そうやってるうちに結構長い距離走れちゃうもんで。

・数字が大事
・出来ない理由を気合でふっきる
・短期的ゴールを達成し続ける

こういうのって仕事とか人生も一緒。たぶん。おそらく。

お後がよろしいようで

2007-05-14 22:21:07 | 
浅草文庫亭、というタイトルにしているだけあって文庫が好き。いいよね、ポケットに入るし、安いし。出張に行くときにに本屋でさっと買ったり人を待つとき時間つぶしに買うのは大体文庫。

電車の待ち時間もあんまりなかったんでさささっと買ってみた。
今度映画化されるんですって。香里奈好き。


佐藤 多佳子 / 新潮社(2000/05)
Amazonランキング:564位
Amazonおすすめ度:



売れない二つ目の落語家がひょんなことから小学生と女性と元プロ野球選手に落語を教える、という話。

あのですねー、こんな面白い文庫あるなら誰か早く教えてくださいよ。

面白い!

しかもね、この本出たの平成9年。10年前ですよ。文庫になったのだって7年前。今までほっといた俺の馬鹿!

おっきな事件が起こるわけじゃない、人が死ぬわけじゃない、大恋愛があるわけでもない。それでもちょっとしんみりして、終わったあとには「あー、いいじゃん」と思える、正に落語の人情話みたいな物語。いいねー、こういうの。

ちょっと調べてみたらこの作家、今年の本屋大賞受賞ですよ。へー。

食べてるってば

2007-05-12 13:03:01 | 食べ物
考えてみたら最近食べ物の話してないなぁ、と思った。

最近、自炊ばっかりだし。外食した美味しいものの話はこないだの銀座のイタリアンの話が最後。

最近、外食したものと言えばねー。

新潟で見つけた塩ラーメン専門店の塩ラーメン。

看板のところには「今月のテーマ塩は!」とか書いてある。

こだわってるねぇ。もちろんメニューは塩ラーメンのみ。「テーマ塩ラーメン」「岩塩ラーメン」「海塩ラーメン」とかいろいろ種類はあるんだけど。

僕はラーメンでは塩が一番好きです。塩、しょうゆ、坦々面、味噌の順番かなー。味噌好きの人ごめんね。

塩ラーメンってのも不思議なもので、こだわればこだわるほどどんどん「あー、海の家って感じー」な味になってく。それはそれで好きなんだけどね。


ゴールデンウィークにChicoryさんうさぎさん&うちの従兄弟、で上野公園でピザ食べた。

何度か書いてるけどここのピザはほんと旨いよん。だって注文受けてから生地伸ばして焼くんだよ。

もちろんビールも旨い。

(この写真はうさぎさんに借りた。女性って写真撮るのうまい人多いよね)
青空、焼き立てピザ、ビール、女の子。これ以上何を望もう。

その夜は銀座のスペインバル「ガウディの舌」というところに行った。

えっとね、ニョッキとキノコのブルチーズグラタン、というのが美味しかった。

今日のお昼はサブウェイ。

サブウェイ好きなんですよ。いろいろアレンジができるのがいいよね。聞かれる質問も多い。「メニューは?」(ローストビーフ)「パンは?」(セサミ)「ドレッシングは?」(シーザー)「トッピングは?」(クリームチーズ)「野菜は全部入れてよろしいですか?」(はい。ピクルスは多目で)「サイドメニューは?」(オレンジジュース)。

久々に行ったら「パンは焼きますか?」という質問が加わっていた。焼いたほうがおいしい。

夜は銀座のイタリアン「DIO PADRE」にまた行った。

帰り道、銀座駅のルイ・ヴィトンのショウウィンドウはネーブルで埋め尽くされてた。

「なんでこんな季節にミカン?」と思ったけどネーブルなんですって。

会社においてもっとも重要なこと

2007-05-09 22:09:55 | 
今日は硬いよ。

ビジネスにおいて、会社において、もっとも重要なことは何か?

ビジネスモデルか?人材か?よい商品か?

僕はどれも違うと思ってる。

ビジネスにおいてもっとも重要なことは「理念」だと思ってる。

なぜなんのためにそのビジネスをやるのか?(もっと言ってしまうとその会社は何のために存在しているのか?)

そういう「理念」こそがもっとも重要なことだと思ってる。(人としてもっとも大事なことも「志」だと思ってるんだけどそれはまた今度)

仕事していて「しびれた!」という瞬間が(ありがたいことに)結構あるんだけど、今の僕の会社のとある上司のしびれた言葉がある。

そのとき、うちの会社は新しい事業を始めようとしていて(常に新しい事業を始めようとしているんだけどさ)それが結構難しそうな事業だった。

その時の上司のせりふ。

いろんな人に「本当にこんな事業うまく行くんですか?」と聞かれる。
そんなときには逆に「この事業には社会的価値があると思いますか?」と質問する。
すると全員が「社会的価値はあると思う」と答える。
いいか、ビジネスというのは社会的価値さえあれば、後は「やりよう」なんだよ!

これにはしびれた。

そうなんだ、ビジネスは社会的価値さえあれば後は「やりよう」なんだ、と思った。(なんか当たり前の感想で恐縮だけど)

だからビジネスでもっとも重要なのは「理念」。社会的価値のある理念。そして少しの「やりよう」。

例えば松下電器。松下幸之助が頭がよかったから、経営がうまかったから成長したわけでは僕はないと思う。松下電器には水道哲学(=新しい物資、有益な技術を水道のようにあふれさせるべき)というものがあって、それが明らかに社会的価値があったからだと思う。

松下幸之助は「産業人の使命は『貧乏の克服』である」と言っている。松下幸之助自身も、社員もみんな「俺たちは貧乏を克服するために働いているんだ」と思っていたはず。

仮に松下幸之助が、社会的価値のあまりない「理念」、例えば「儲けりゃええねん」とか、に基づいていたら絶対にうまく行っていないと思う。

理念に社会的価値がない会社はどれだけいいビジネスモデルがあっても、どれだけいい人材がいても、絶対にどこかで立ち行かなくなる。

「会社の目的は何か?」という問いに「時価総額世界一」と答えるような会社がうまくいくはずがない。その会社が時価総額世界一になることにどんな社会的価値があるのか?

ということをこの本を読んで思った。
千野 信浩 / 新潮社(2007/04)
Amazonランキング:1215位Amazonおすすめ度:



昨日会社の人と話していてその人が言っていた。

部下として一番重要なのは「トップへの感情移入」。
トップの成し遂げたいと思っていることを、その人と同じくらい、あるいはそれ以上に『自分も成し遂げたい』と思えているかどうか。
思えた瞬間、成果も出るし、評価もされる。
だって自分のやりたいと思っていることを助けてくれるわけだから評価するのは当たり前。
さらにトップのあり方としては、部下が感情移入出来るような「理念」を持っていること。
「理念」というのは誰しも持っているものだけど重要なのはその理念の「強さ」。なんとしても、仮に自分の命をささげてでもそれを成し遂げたい、と思ってなきゃいけない。
思えないならその人はトップでいる資格がない。

そうなんだよ、ほんと。

くやしいのよ、でも気持ちいいのよ

2007-05-06 00:32:16 | 日記
走るのって楽しいなぁー。

いつまで続くかわからないけど今、一番楽しいのは走ること。

…ごめん、嘘だ。好きな人とおいしいもの食べてるときだ。

二番目ね。

でもホント楽しいよ。

あんまりスポーツで「くやしー」って思わない。だいたい真剣にスポーツやったことないしね。大学でボーリングでぼっこぼっこに負けたときはちょっと悔しかったかな?…いや、別にそうでもなかったな。レーザークエスト(スガイディノスってところにあったレーザー銃でやるサバイバルゲームみたいの)で隠れてたマドモアゼル先生に撃たれた時はくやしかったかな。つーかあれはむかついた、というほうが近い。
中学の頃、部活で結構まじめに剣道やってたけど負けても別に悔しくはなかった。対戦相手がめちゃくちゃ真剣だと「うーん、絶対僕よりこの人の方が勝ちたがってるな」と思ってたこともある。

仕事ではまぁ、悔しいこととかあるけどね。

でもね、「走れない」ってのがすげー悔しい。何でかよくわかんないんだけど。「さーって今日はさくっと10キロくらいはしろっかなー」とか思ってどうも調子が悪くて2、3キロで息が上がるとホント悔しい。「こんなもんか俺は?俺はこんなもんなのか?」とか思うね。

月曜日(昭和の日)は午前中にすごく天気がよかったので、よーし走ろう、と思ったらぜんぜん走れなかった。多分、朝ごはんを抜くと駄目なんだな。ま、こんな日もあるさ、と思って休日出勤して晩御飯を作って少し早めに食べてぼけっとしてたら「やっぱ悔しいな」と思ってもう一回走りに行った。やっぱりお腹に軽く入ってたほうが走れるのかもね。

火曜は新潟出張だったんだけど、走りたくてかばんにTシャツ短パンスニーカーを詰めてった。23時にホテルについて軽く水を飲んで着替えて出かける。ホテルの鍵はフロントに預け、ポケットにはiPodだけ。今、死んだら完全に身元不明。死んだらひまわりの見えるところに埋めてくれ。あの子に愛していたと伝えてくれ。(いや、死なないけどね)

水曜は夜22時に仕事から帰ってきたけど、やっぱり走りたくて走りに行った。

木曜は従兄弟が来てたんでお休み。

金曜は従兄弟を秋葉原に連れてってその後、原宿行って渋谷まで歩いたんだけど、帰ってきて晩御飯の前に走った。

土曜はChicoryさんとうさぎさんと銀座のスペインバルでしこたまワインを飲んでご飯を食べて、その後カラオケに行ったけど、帰ってきたらやっぱり走りたくて走った。

走るたびに走れる距離が伸びてくのも気持ちいい。走り終えてTシャツの背中に汗をかいて少し重くなってる感覚も気持ちいい。

オーバーワークで膝壊す、なんて人の話聞いて「あほちゃうか」と思ってたけど分かる。これは体壊すまで走りたくなっちゃうわ。

ほんと馬鹿みたいな話だけど、走るでしょ、で、「ま、今日はこれくらいにしとくか」と足をとめて歩き出すでしょ、そしたらまた「あー走りたいなぁー」って思ってるの。ほんと馬鹿みたいな話だけど。