浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

Everyone gets old, Not everyone glows up.

2015-10-16 10:34:49 | 日記
仕事でたまに「皆さん、お昼どうされますか?良ければ買ってきましょうか」と声をかけられる。他の人は「ありがと、じゃなんか肉系でー」とか「魚っぽいやつ」とか頼んでる。

僕はそれ自体は気を使っていただいて大変ありがたいんだけど、ご遠慮させていただく。

だってさ、自分の食べるものくらい実際目でみて「何にしようかなー、これにしようかなー、あ、こっちもいいなー」と迷いたいじゃん。

最近、自分で分かってきたのだけど、僕は「食べること」それ自体もとても好きだけど、それ以上に好きなことは「何を食べようか迷ったり考えたりすること」、そして「何が美味いこれがどう美味いと話すこと」なんだと思う。

ドッピオさんと飲んでてよく「あれ、美味いよなぁ~」とか話したりするしね。

「買ってきましょうか」と聞いてくれるのはとてもありがたいけど、貴重な「何を食べようか迷う」時間は自分で過ごしたい。


ちょっと嫌な話になってしまうけど、「食べるものと着るものを面倒くさがるのはあまり良くないな」と最近思っています。

自分の身体の中身は食べたもので出来ていて、自分の身体の外側は(ほとんど)着るもので出来ている。

それを「腹に貯まれば食べ物なんてなんでもいいよ」とか「暑さ寒ささえしのげれば服なんてどうでもいいよ」となると結局、自分がどうでも良い、ということになっちゃうんじゃないかな、と思うんだよね。。

別に高級料理食べてるから偉い、高級ブランドの服着てれば偉い、ってわけでなく。

たまに昔の知り合いとかに会うと「うわ、ずいぶんオッサンだなぁ」と思う人って「食べる物なんてなんでもいい、服は全部奥さんが買ってる」みたいな感じ。(じゃあ、自分はオッサンじゃないのか、というツッコミは置いとかせて頂いてね)

そういう人観ると「うーん、食べ物着る物に少しは気を使わないとすぐにオッサンになっちゃうな」と思います。

別にオッサン化したって誰に迷惑かけるわけじゃないからいいと言えばいいんだけどね。。。



ちなみに今回のタイトルは「誰もが年を取る、しかし誰もが大人になるとは限らない」という映画「ヤング≒アダルト」のキャッチコピー。

純粋な、恋愛状態

2015-10-13 12:04:26 | 
相談は踊る」というラジオ番組がありまして。

パーソナリティはジェーン・スーという女性で、毎回日替わりの代行MCとともに様々なお悩み・相談に乗る番組です。

僕は好きで結構聞いてます、ポッドキャストでね。

先々週はジャズ・ミュージシャンの菊地成孔が代行MCだった。そこで「5年付き合ってる彼氏がいるけど、別の男性が気になって仕方ないです」という女性の相談に対してね、その菊地成孔がこんなことを言っていた。

「あの人とキスをしたい、出来ればセ◯クスしたい、と思ってる。そしておそらく相手もあなたとキスをしたい、セ◯クスしたいと思っている、それがわかっている。そのうえで、それをしない、というのは一見苦しいけど、そういう状態と言うのはとてもイイものです。我慢してみてください」

思わず、うむーと唸ってしまった。すごいことを言うものだねぇ。。

これってさ、つまり純粋な「恋愛状態」ということだよね。つまり菊地成孔は「ただ、恋愛を純粋に楽しんでみては?」という提案なんだと思う。

その相談のすぐ後に別の女性からメールで、「先程の菊地さんのご意見、大人だなあ、と思って拝聴しました。私も今、好きな人が居ます。私はキスもしたいんです、セ◯クスもしたいんです。どうやって我慢すればいいでしょうか?」という相談が来た。

これに対する菊地成孔の回答も秀逸。

「ただ、我慢するんです。ひたすら我慢するんです」

いやぁ、なかなかのものですねぇ。。(笑)

11月3日まではこの内容、ポッドキャストで聞けるのでよければどうぞ。

10/03(土)20時台「リスナーからの相談」&「エンディング」


ちなみにこのラジオ番組が先般、書籍化されました。


この中には僕の相談も載ってます。どれかはまぁご想像にお任せします。非常に「僕らしい」相談なのですぐわかると思いますけどね(^^;;

食に関する飽くなき追求

2015-10-07 08:45:21 | 食べ物
まぁしかし人類の食に関する欲求というかK.U.F.U、工夫ってのはすごいもんですね。たぶんこれはどんな民族でも変わりは無いだろう。でも、僕が日本文化しかあまり知らないのであくまで「日本に住む人々」ってことで以下の話を進めますね。

しかし日本人の食に関するアレンジ力ってすごくないですか?

例えばカツ丼。そもそも論、カツレツというね、豚肉を衣付けて揚げたやつを、卵でとじちゃう、というこの発想??なんですか?(^^;; で、それをご飯の上載せちゃうってんだからすごい。

最近ねぇ、特に「すげぇアレンジだな」と思うのがたらこスパ。美味い!

そもそもイタリアのスパゲティに和風の味付けしちゃうっていうアレンジがすごい。

僕がよく作るのはたらこクリームスパ。すげー簡単なんですよ。

ボールにたらこを一腹入れてフォークでほぐす。(僕は外側の皮が大好きなので全部使いたい。なもんだからボールで適当にほぐしたほうが皮がいい感じになる)

そこに生クリーム(いいもんじゃないくてもいいです、あの紙パックのホイップクリームで)を100cc入れて混ぜる。ちょっと白だしとかを入れてもいい風味になる。たらこの塩気があるので味付けはそんなにしなくていい。

そこに茹でたパスタを入れるんだけど、茹で上がった熱々を入れるとあまり具合が良くないので、ちょっと粗熱取るくらいで。

それを更に持って、刻んだ青紫蘇、刻み海苔を散らす。ちなみにこの紫蘇と海苔は非常に重要。

お好みで白ゴマかけてもいいし、真ん中に卵黄載せてコッテリ目にさせても美味いよ。