浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

ワイナリーの楽しみ方

2009-09-25 00:51:58 | 日記
連休に山梨に行ったんです。車で。

僕の旅って知ってる人は知ってると思うけど、行き当たりばっ旅なんで特に何かを明確に決めてるってわけでもない。

特に車だとその傾向は顕著になるね。電車の時間なんて考えなくてもいいわけだから。日頃、車を運転しないからか車の運転は苦じゃないんで、何度同じ道行ったり来たりしようが渋滞に巻き込まれようがあまり気にしない。

ある程度は「そこに行ってあれしよう」とは思ってるんだけど、基本的には現地着いて「さーて何しようっかなぁー」という感じ。

沖縄一緒に行ったドッピオさんなんかはご理解いただけると思う。沖縄の時なんてだいたい毎日夜になって「さーて何食べるー?」だもの。

だからもちろん帰ってきてネットで見て「あー、こんな有名なところ近くにあったんだ~見逃してたなぁ」とか思うこともあるけどあんまりがっくりしない。

見所全部見ようと思ったらそれこそその土地に住まないと無理だしねぇ。

バリバリに計画を立てる旅行ってのもいいと思いますよ。旅行ってガイドブックを買って「あそこ行こう、あれ食べよう」って考えている時から旅行だし。

でもね、ま、面倒臭いんです(笑)

山梨に行っても「まぁほうとう食べれたらいいかなぁ」くらいしか考えてなかった。

で食べたんだけどね。小作の豚肉ほうとう。

やっぱこれだよなぁ。おいちかった。甘党で辛党で麺食いの僕としてはどこ言ってもその土地の麺食べてる。だっておいしんだものにんげんだもの。

で、そういう旅行の仕方だとたとえ渋滞や道間違えて時間がずれてもぜんぜん気にならないし、思ったよりもイイ!って見所にアクシデンタルに出会ったりしていいもんです。

いやいや負け惜しみじゃなくてね。

今回の山梨でも着いてから「そうそう山梨と言えばワインだよなぁ、ワイナリーなんて無いのかしらん」と思って調べてみたらあったので行って見ました。

まず行って見たのはシャトレーゼのワイナリー

それを見終えたら近くにサントリーのもあるらしくて「サントリー登美の丘ワイナリー」もはしご。

あのね、ワイナリーって初めて行ったけどどちらもえがったです。

甲府の自然に囲まれて、しかもその日は天気も良かったので景色も良くて。

ワイナリーと言えばワインの無料試飲。

ええ、車で行かなきゃ楽しめたと思いますよー(涙)

そりゃそうだ、いくら試飲とは言え飲酒運転になっちゃうもんね。みんなが「この赤は美味しい。この白は結構辛口で…」なんてのたまってる間中、僕はお情け程度にオレンジジュースを出してもらい飲んでました。ああ、悔しかったなぁ。

2つのワイナリー行ったけど双方毛色が違って楽しめた。

シャトレーゼの方はこじんまりしてる。工場も本当に中規模という形で工場見学も「勝手にどうぞ」という気軽さ。ワインセラー(要はワインの保管庫ね)の中を通ってても数え切れないくらいのワインがあるのに工場の人誰もいないんで「もしこれ盗んでもばれないんじゃないの?」って思うくらい。見学の人もそう多くなくて気軽に楽しめる。

一方、サントリーの方はさすが天下のサントリー、敷地が広い。工場見学とワイン販売のエリアが分かれてて双方に駐車場があるくらい。時間が無かったんでこっちのワイン工場は見学できなかったんだけど多分大きな工場だったんだろうね。

無料でたくさん飲みたい、ってのならシャトレーゼがお勧め。樽が数種類あってコップも適当に取って、という状態なのでいくらでも飲める。



工場併設でチーズも作ってるらしくチーズ、それとそれを使ったチーズケーキも試食し放題。こっちはまぁ何とか飲めなくても楽しめたかな。

サントリーのほうは試飲はそんなに豪快じゃない。カウンターのようなところに行って赤、白一杯ずつ出してもらえる。別に一杯限り、ってわけじゃないんだろうけどなかなかお代わりはしづらい状態ではある。

とはいえ天下のサントリー、ワインは種類が豊富で、値段も手ごろなのから高級なのまでそろってるんで「ワイン選びに来た」という人にはいいのかもね。

加えてサントリーの方は、結構ちゃんとしたレストランが併設されていたり、パン屋さん、チーズ屋さんもあるので、そこでも楽しめる。
ここのパン屋のパンを晩飯後のワインのお供に買ったんだけど本当に美味しかった。
だからパンとチーズをちょっと買ってワインも買って丘の中腹のベンチに腰掛けて贅沢な昼食、なんてのはいいだろうねー。


ええ、車じゃなきゃね(涙)


でもまぁ、どちらも丘の上にあるので、甲府盆地が一望できるし、自宅用にワイナリーでワインを買うという行為、そういう諸々だけでも楽しめ…

いややっぱ車で行くべきじゃなかったよなぁ。(←しつこい)

バー・ドラッカー

2009-09-24 01:34:39 | 注目サイト
シルバーウィークでしたね。

これだけ休むと仕事に復帰できるかどうか不安だけど。

連休中は山梨行ってほうとう食べたり、ワイナリーを回ったけど車なので試飲が出来なくてがっかりしたり、新宿で飲んで夜2時に焼肉食べたりとか色々してました。

で、今日はそんなこととはまったく関係なくてドラッカーの話。

ほぼ日刊イトイ新聞で「はじめてのドラッカー」という連載が始まってます。

ドラッカーという人は「マネジメントの祖」「現代最高の哲人」と言われる学者さんなんだけど、まぁーこの人の本が面白い面白い。

「現代の経営」だとか「イノベーションと企業家精神」なんかほんと飛び上がるくらい面白かったですよ。



「現代の経営」というのがドラッカーの著作の中では代表作なんだろうけど、僕は「イノベーションと企業家精神」のほうが面白かった。

読んでるとね、勇気がわいてくるんですよ。

僕のパソコンでは立ち上げると最初に「ドラッカーカレンダー」というものが表示されるようになっててドラッカーの著作から一節が表示されるようになっている。

こんな感じ。

これもいいよね。

働いていると如何に自分が何も出来ないか、ということをしみじみ痛感させられて落ち込むこともあるけど、それは違うんだよね。我々が働けているのは「出来ないことが少ないから」じゃなくて「出来ることがあるから」なんだよね。

そのほかにもね、勇気がわいてきますよ。

この人の思想の根本にあるのは徹底して「強みを活かせ」ということ。どんな人間にも強みがあり、その強みを活かせば一流になれる。部下の強みを見抜き、その強みを最適に発揮できる手段がマネジメントであり、部下の強みを活かせていないマネジメントは失敗である、ということ。

そういう風に言われると勇気がわいてくるよね。

彼の本の中で一番好きな言葉はこれ。

---
部下は上司の無知、無能、無作法さ、たいていのことを許す。
しかし「真摯さの欠如」だけは絶対に許さない。
そしてそのような人間を選ぶマネジメントを絶対に許さない
---

これを思い返すたびにビシッと姿勢を正さなければいけない気持ちになってくる。


そもそも僕がドラッカーを読み始めたのは。

今の仕事を始めたときにある尊敬している上司が「ドラッカーを5冊以上読まずに今の仕事をしている人は免許持たずに高速道路走ってるようなものなので『ヤバイ!』と思ってください」と言ってた。

何せ僕はそういうところでは素直なので「ヤバイヤバイ」と思って早速ドラッカーの本を数冊買った。

でもね、そのときはパッと読んで「うーん、よくわかんないな」と思って本棚に立てといたんだよね。

それからしばらくして仕事上で色々タフな状態になって、「あーん、どうしたらいいの?」と思ってたときにパッと輝いていた(ように見えた)のがドラッカーの本だったんだよね。

藁にもすがる思いで読み進めたら「ああ!ここに書いてあるじゃん!!」と思えた。

だから僕は色んな人にドラッカーを勧めるときにそういう風に話をしています。

つまり、「読まなくてもいいから買っておいて。読んでわかんなかったら今は必要ない、ってことだから部屋に置いておけばいい。困った時に読めば必ず救いはあるしもしそういう時期が来ないならそれはそれで幸せだから。」と。

ドラッカーというとビジネス、経営、マネジメントに携わる人たちのもの、という印象があると思うけど僕は組織に属している人すべてにとって有用なものだと思ってます。

少なくとも現代において組織に属さず生きている人は居ない。


ほぼ日でやってる連載はドラッカーのほとんどの本の日本訳をしている上田惇生さんという方との対談。

これまた面白いんだ。

ついでに(と言っちゃ失礼だけど)「バー・ドラッカー」という企画もやってます。

バーでドラッカーを知ったかぶりした男性が薀蓄を語る、というスタイルでドラッカーの著作からの名言が紹介されてる。

個人的に僕がバーをやるなら、という時のための店名候補リストの何番目かに「バー・ドラッカー」というのがあったんだけど先に取られちゃったね。カフェをやるなら「カフェ ジョン・アーヴィング」ってのもいい。

連休中にドラッカーの書籍でもどうぞ、、、ってもう終わったか。

人の形をした神

2009-09-19 16:00:13 | スポーツ
いつだってどのスポーツだって一時代を築きそのスポーツのレベルを一段上げてしまう選手がいる。

たとえばサッカーならペレ、マラドーナ、ジーコ、R・バッジョ。

野球なら今ならイチロー。

プロレスなら猪木、馬場。三沢と前田を加えてもいいかも知れない。

棒高跳びならイシンバエワ。こないだ負けたけど僕、彼女好きなんです。彼女のプレイを見てると単純に「人が空を目指すのって美しいなぁ」と思う。

彼ら彼女らは先人が作った常識を、「この競技の限界はこのあたりだ」という常識を、いともたやすいかのように覆す。

バスケットボールで言えばそういう存在はなんと言ってもマイケル・ジョーダン。これは疑う余地がないよね。



この度、彼がバスケットボールの殿堂入りしたそうです。「え!?まだ入ってなかったの?」って感じだけど。。

バスケットボールの殿堂入りは「引退から5年経過後」という決まりがあるそうです。

「いやそれにしたってさ」と思って調べてみたらそうそうジョーダンって2003(なんと彼40歳!)まで現役だったのね。ワシントン・ブレッツで復帰したんだよなぁ。

ちなみに今回同時に殿堂入りをしたのがデビッド・The Admiral・ロビンソンとジョン・ストックトン。この二人だってもしジョーダンがいなければ今以上に尊敬され称賛されていてしかるべき選手たち。


(左から2番目がジョーダン、ロビンソン、一人飛ばしてストックトン、となりがチャコ)

ストックトン小さいなーって思うでしょ。これでも185cm。ドッピオさんくらいかな?

懐かしいな、第一次ドリームチーム。

ロビンソンとストックトンのスピーチはこんな感じ。
---
・ロビンソン
「あなた方は、ひざをついて心から何かを祈ったことがありますか? ティミー(当時のチームメイト)こそ、私の祈りに神が応え、授けてくれた贈り物でした」

・ストックトン
「30年間、競技としてバスケットボールをしてきたけれど、私は一度もチームで最高の選手だったことはありませんでした」
 さらに、長くコンビを組んだカール・マローン(ジャズ)を「18年間、私たちのチームのベストプレーヤーでした」と称えた。
---

うむー、これだけ超一流となっても尚、仲間を称える姿勢なんてのには無条件で感服してしまうね。

で、一方、ジョーダンのスピーチがもうエアー汁たれまくり。

---
「今日、私はバスケットボール殿堂入りという栄誉を与えられたわけですが、これがバスケットボールとの関係が切れてしまう瞬間だとは思っていません。ただ単に、ずっと前に始めたことをこの先も継続するだけのことです。
そのうち、皆さんは私が50歳でバスケットボールをしている姿を見ることになるかもしれません。笑わないでください。絶対ないとは決して言いません。何しろ、多くの場合、限界も、恐怖と同じように幻想に過ぎないのですから」
---

この人まだやる気だ!!

スゲー!!!

本当にすごい人だと思うよ。

ジョーダンの姿勢を表す名言。

「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられないんだ。」




「あれはジョーダンではない。ジョーダンの形をした神だ」(ラリー・バード)

ダメだ、ぜんぜん選べない…

2009-09-18 23:52:14 | 日記
前もちょこちょこ書いたけど「ほぼ日手帳」ってのが発売になってるんです。

毎年9月頃に発売になって、その前から情報はサイトで出てるんで例年だと「今回は赤だなー」とか決めてて発売になったらすぐ買ってるんだけど今年はほんとにえらべないっす!

なにが迷うかと言うと「オリジナルにするかカズンにするか」ということからそもそも悩んでるんだよね。

ほぼ日手帳はもともと文庫本サイズが売りでそれが「オリジナル」と呼ばれるやつです。僕はずっとこれを使ってるんですね。

でも、去年から「カズン」という呼び名で約2倍のサイズのも出たの。

これがねー、迷うんですわ。。

僕は仕事でもこの手帳を使ってるんでお客さんと話してるときもこれに書き込んでるんです。で、そうなるとスペースが足りないんだよね。

でもさー、カズンはサイズが大きいんで重いしさ、スーツの上着のポケットにも入らんし排卵日。

じゃあ1年でどれだけ手帳をポケットに入れてんだよ、って考えるとそうそう入れてないし。

でも会社のデスクではパソコンの手前に手帳置いてるからカズンだと邪魔になりそうだし。

カバーの色が色々あるんだけど色だけにカズンの「ダークブルー×ゴールデンイエロー」ってのがすごい魅力的なんだよね。


外は落ち着いた感じなのに開けると鮮やかだし。

でもねでもねオリジナルサイズの「オレンジレッド(OHTO)」ってのも可愛いのよ。


普通の革手帳に見えてくまさんの型押しがついてんの。

あーん、迷うよぅ。

ということでこの手帳、基本的にはネット販売なんだけどLOFTでも買えるんで最近、タイミングあるとついついLOFTに行って一人で「うむー」と悩んでます。

ダブル・ジョーカー

2009-09-16 22:58:27 | 
会社の上司で尊敬、とまでは行かないけど「ああ、それなりの人だな」と思っている人がいて札幌ではその人と一緒でした。

上司とは言えなかなかゆっくり話す機会が無いんだけどそれでも僕は結構個人的に飲んでるほうかな。その人は自宅は関西なんだけど、仕事が東京(つまり僕のいるとこ)なんで基本的に月-金は浅草のホテル住まい。浅草なんでその人が飲むときには「どう?」と誘われる。僕は浅草住まいだからね。

札幌で一緒だったときも仕事終わって僕は函館、その人は東京へ、という感じだったけど「ビール一杯くらいきゅっとやろうか」と言われて札幌駅でぐびりと一杯。

その人とは色々話すんだけど本の話もする。その人は図書館派。図書館がWebで予約できる、ってのもその人から聞いたんだよね。基本的にビジネス書中心に読む人なんで、僕は毎回、最近読んだ小説を推薦してます。「このところ小説はshowさん情報で読んでる」なんて嬉しいこと言ってくれるんだこれがまた。

最近は僕お勧めの「ジェネラル・ルージュ」を読んだらしい。

チームバチスタシリーズみたいに、面白い小説読んでさ、「まだまだ続きがあるぞ」と思えるのは幸せな話。

で一方、「面白かったなぁ」とだけ思っててふと見たら「あ、続きもあるんだ!」ってのも幸せな話。

今年の僕の中でのブック・オブ・ザ・イヤーには確実に入る「ジョーカー・ゲーム」という短編集があります。

要は第二次世界大戦期にスパイが活躍するという話なんだけどストイックでクールでマニッシュでおもろい話だったんです。

面白かったけどきれーいに終わってたんで「続きはあったら嬉しいなぁ」と思ってた。

そしたら出ました、続編。
柳 広司
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一も二も無く函館空港で購入。

関係ないけどちょっと聞いてください。
これお願いしまーす、とレジに持っていったらレジの女性が「シールいりますか?」って聞くのね。「え?シール?」と思って。なんだろな、袋に入れずに持ち歩くと会計済かどうかわかんなくなっちゃうからシール貼る、ってことかな?と答えられずにいたら。「あ、すいません、カバーいりますか?」だって。じゃ、お願いしますと答えたらどうも慣れてない手つきでカバーをかけだす。カバーってもようは紙の事(書皮っていうんだよね)。で、見てたらそのカバーが上下逆なんですよ。カバーなんて読み終えたらはがしてしまうんでまぁどうでもいいと言えばどうでもいいんだけど気持ち悪いじゃん。だから「逆です」って言ったらさ「は?」みたいな返しなわけ。「いや、カバー上下逆です」って言ったら何も言わずに『あー、あなたはこっちが好きなタイプなのね』みたいな感じで直してくれた。まー、どうでもいいんですけどさー。


で、函館空港-羽田-浅草の道のりで読了。

今回も良かったな。

特に表題作、「ダブル・ジョーカー」が。

『ジョーカー』はこのシリーズの重要な登場人物、伝説のスパイでありD機関の総帥『結城中佐』の暗喩。で、それが『ダブル』なんで。。。

こういうのがエンターテイメント小説、っすよねー。

でもさすがにこれは今回で終わりだろうなぁ。だって始まっちゃったもん。もし続くんだったらめっちゃ面白いだろうけど。

環状通の夕暮れは早い

2009-09-16 01:13:12 | 日記
札幌に環状通という道路があります。

えーっとあんまり良くわかんないけど白石のほうとか美園のほうとか通ってるよね。

大学の頃、よくみんなでディノスというところにボーリング(とかレーザークエストとか)しに行くときに通ったなぁ。

色々思い出がある。

今日は札幌で仕事。

朝の5時半に家を出て

朝の5時半に家を出て

朝の5時半に家を出て!

あーもうアホか。

5時半ってねー大学の頃、下手したら5時半に寝てましたよ。

ま、とにかく5時半に家を出て、始発の飛行機に乗り札幌。

昼にスープカレーを食べて仕事して、環状通沿いでお客さんのところを出たのが18時半。

18時半、って言うと東京だと今の季節まだ夕方、って感じだけどこっちはもう真っ暗で夜ね。

やっぱり早いなーと思った。

それでさくっとジンギスカンでも食べますか、ってんならまぁいいんだけど函館に行かなくちゃ行けない。

特急北斗に19時半に乗って函館着が23時ちょい前。

あーん札幌と函館って遠いよぅ。

東京-札幌間を移動している限りだと「北海道新幹線?いる?そんなの?」と思うけど札幌-函館間を移動してると「あー、こりゃ必要だー」と思うね。

新幹線出来たら札幌-函館は多分90分くらいだよね。

そうなりゃ札幌から函館に人も来るかもね。

どうやら函館って例年「住みたい町ランキング」の1位だった札幌を抜いて今回1位になったらしい。

まぁいい街だからね。

これからどうすんだろうね

2009-09-14 11:01:30 | DVD、映画
レンタルビデオ屋にあったんで借りてみました。




竹内が田口?とか白鳥が阿部寛?とかジェネラルが堺雅人?とかぶーぶー言っていたけど良かったよ。

こんなのさ、原作のこと思い出したらダメですね。

そりゃ色々違うところがあって、「ああ、あの原作のシーンカットされてる」とか「そもそもキャラ設定違うやん!」とか思うんだけどもう別物だね。

山本太郎が案外いい味出してた。

あとね、貫地谷しおりはもっと活躍しても良かったと思う。

あと(しつこいな)ジェネラルと花房のラストシーンはもっと花房から行くような感じのほうが良かったな。ジェネラルが未練がましくて。


で、最大に思ったのは今回もこの病院、刑事事件が起こってるわけだよね。

原作だと東城大病院で起こった刑事事件っておそらく最初のバチスタスキャンダルだけだと思うんだけど。

そんなに連続して刑事事件の起こってる病院なんて大丈夫なのかね??

終わりの始まり、そして最後の努力

2009-09-11 23:13:35 | 
「ローマ人の物語」という本のシリーズは以前、単行本で毎年1冊出てた。

そのときも「あー1度読んでみたいなぁ」と思ってたんだけど単行本だと高いわ場所とるわでちょっと敬遠してたんだよね。
その後、文庫版が出て僕がはまりにはまった、というのは皆さんご存知のとおり。

文庫版を僕はおととしくらいから読み始めてます。

その時だと既刊本がどどっと7巻(文庫本になると分冊になるから20冊)あってちぎっては投げちぎっては投げ、違う、読んでは買い読んでは買い、、、順番が違うか、買っては読み買っては読み、はいどうでもいいですね、まぁそういう感じだったけど、それ以降は毎年1巻ずつ(文庫換算でいうと大体3冊)なんだよね。

発刊されるのはだいたい9月。

「ああ、今年も夏が終わるなぁ」なんてふと思っていたら本屋に並んでる、という感じだね。

今年も発売されました。



「ローマ人の物語」にはそれぞれ副題がついていてたとえば「ハンニバル戦記」「ユリウス・カエサル ルビコン以前」「パクス・ロマーナ」とかって感じだけど、今回はもうせつないね、「最後の努力」

ロムルスが建国しハンニバルを追討しカエサルがグランドデザインを描き、そしてアウグストゥスが磨いたかっての大ローマ帝国からは考えられない言葉。

そうか、「最後の努力」か。

この二つ前から淋しかった。「終わりの始まり」、「迷走する帝国」だもの。

流れで言うと、アウグストゥスが死んでティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ。ネロが自殺して、その後「四皇帝の一年」という混乱があり、そこから何とか盛り返し「五賢帝」と呼ばれる5人の皇帝がローマ帝国の領土を最大にするんだけど、五賢帝の最後の一人、マルクス・アウレリウスの時代から「終わりが始まって」いた。
その後、帝国は迷走し、ディオクレティアヌスが「四頭政(テトラルキア)」を始めいったんは盛り返すけど、それは「最後の努力」だった。

というのが流れ。

このあたりを読んでいると「あああ、もうどうしようもないよ~」とか「そりゃもう無理だろ~」と思う。

領土の拡大による防衛線の薄化、それに対抗するための軍備増強、その結果として増税…。以前は、「税収の範囲内で帝国を維持する」状態だったのに、今となっては「帝国を維持するために税率を上げる」という状態。

こりゃもう「帝国」という形を捨てて、以前のような原始共産制に戻って、みんな自給自足で生きていこうよ、ってことしか解決策がないような気がしてくる。

(なんつーか正直僕は現代日本にもそう思っているけどね。)

そんなことを言ってもどうしようも無いのは分かるけど、「ああ、もしここにカエサルが居れば」とか思うね。もちろん「ああ、ハンニバルがいれば…アウグストゥスがいれば…せめてティベリウスでも…」とも思う。

色々思うんだけど、ひとつ明らかに思うのは「世襲っていうシステムってダメなんちゃう?」ということ。

だってさ、「五賢帝」って言われた人たちのうち最初の四人は実子が居なかったんで優秀な人間を養子にして皇帝を継がせたんだよね。
かたや五賢帝の最後の一人「哲学皇帝」と言われたマルクス・アウレリウスは当人は大変優秀ながら、継がせた実子コンモドゥス(映画『グラディエーター』の皇帝は彼がモデルだそうです)があんまりにもあんまりだったので「帝国が迷走」しはじめるわけで。

「四頭政(テトラルキア)」だって第一次こそ、東西それぞれに正帝(アウグストゥス)、副帝(カエサル)の計4人をおいてローマを平定してたけど、第二次になったら血縁関係でもめて計6人という訳わかんないことになるしね。

古今東西、骨肉の争いってのは難しいね。

ローマ帝国も近隣に蛮族が居てその蛮族たちと戦って平定させてたときは良かったんだよ。彼らに勝てば領土と戦利品が手に入る。軍備のための税収はもちろん必要だけどそれに見合った経済的効果があった。
でも、時代が変わってしまうとね。

そういうのって現代日本、いや現代社会についても考えさせられる。



しかしさぁ「終わりの始まり、そして最後の努力」って恋愛の終焉に当てはめるとすごーく身につまされる一節だよね。

「ああ、あれが終わりの始まりだったなぁ。それであれは結局、最後の努力だったよなぁ」とかって思うことないっすかないっすかそうですか。

ドッピオなら「わっか~る」って言ってくれるはず。

靴下の消失

2009-09-07 00:07:38 | 日記
一人暮らしなんでもろもろのことは自分でやらなくちゃいけない。

当然、靴下を買うことも洗濯もね。

シャツだのスーツだの、プライベート用のジャケットだの、ってのは買うとなると選ぶ楽しみがあって心も躍るけど、残念ながら靴下を買うことではたいして心は躍らないよね~。

「明日は靴下を買いに行こう♪」なんてわくわくする人はいるのかね?居るならその人って決して悪い人ではないと思う。

僕は正直ユニクロなんかでまとめ買いです。

靴下なんてみんなそんなもんじゃないのかな?

そのへんどうなの?

だってブランド物の靴下だって履き心地は変わらない気がするし。

ファッションリーダーのドッピオさんに聞いてみたいところだね。

それでさー、不思議なのが靴下がどんどん無くなっていくんだよね。

前はたっぷりあった覚えがあるんだけど、今となっては朝履こうと思ったら「うーんなんかないなー」と思うんだよね。

靴下自体が無いわけじゃないんだけど夏なのにちょっと厚手のしかない、とかさ。

靴下を捨てる、ってことなんてめったに無いんだけどなぜか無くなってる気がするんだよな。

小人さんのせいかね?

あるキング

2009-09-04 23:16:17 | 
伊坂 幸太郎
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久々の伊坂幸太郎の新刊。薄めの本なので買ってすぐ読み終えた。

伊坂幸太郎は好きだけど、ほんでこの小説も好きだけど、伊坂幸太郎を初めて読む人に「これお勧めだよー」と勧めるようなタイプの小説じゃないなぁ。

でも、「今まで伊坂幸太郎ってちょっとしっくり来なかったけどこれは好き」という人がいそうだな、とも思う。

ストーリーとしては、子供の頃からプロ野球を目指しまた周りの人からもそれを求められた少年の話。

仙醍キングス、という仙醍市をフランチャイズとし常にリーグでは最下位、という野球チームを救うことを宿命付けられた少年の話。

キングスに入るために、野球界で王となるために名前は「王が求める」「王を求める」という意味で「王求(おうく)」。

(これってさ、小説の中でも言及されてるけど、横書きだと「球」に似てるんだよね。
ほら、「王求」「球」)

彼の人生を伝記形式で記されてる。

ベースにはどうやらシェイクスピアの「マクベス」が流れてるらしい。

あのね、いいストーリー、泣けるストーリーだとは思わない。でも、悪い小説じゃないと思う。

どう感じるか、ってのは人それぞれだと思うけど、僕は「救い」の小説だと思ったなぁ。

すごくシニカルかも知れないけど、

一人の人間の人生には「救い」なんてない。

でも人類には「救い」はあるんだよね。

一言で言えない、という小説です。

一言で言えないことがあるから小説家は小説を書くんだろうけど。

川越、朝ドラの話から大河の話

2009-09-02 22:50:36 | 日記
こないだ川越に行ってきたんですよ。

なんかね、NHKの朝ドラで今、舞台になってるらしくて。

朝ドラなんて僕の人生にはまったく関わらないと思っていたけどま、行ってきました。

川越はありきたりな感想だけど「へー、東京近郊にこんなところがあったんだー」と思う場所でした。

写真撮り忘れたけど(以下、HPから流用してるので画像見られないかも)



こんな駄菓子屋街や、



こんな蔵作りの町並みがあって。

いいとこでしたよ。

すごーく複雑に思うんだけど、蔵作りの町並みの中に何の変哲も無い古びた家があるんです。

歴史上考えたらその家が出来たときは古臭い蔵の中で唯一モダンな現代建築だったんだろうね。

観光地なんでちまちま食べた。

美味しいカレーパン。


蔵の裏に空き地があって、そこで昔懐かしい正統派ラーメンが食べられる。

おっちゃんがビール飲みながら麺茹でてるような。

醤油、メンマ、ネギ。あーこういうの美味しいー♪

せっかく朝ドラの舞台に行ったのでwikiってみてたら。大河の方にも流れていきました。

来年は龍馬がテーマかー。

楽しみだなあ。なかなか毎週定期的に見る、ということはしないと思うけどDVDとかでまとまったら見たいなぁ。

キャストが決まったんですね。一個一個突っ込んで行きましょうか。
(記号の意味は◎=ピッタリ、○=まぁOK、×=不満有、?=よく分からず、です。)
----
・坂本龍馬 福山雅治
⇒○ 別に不満でもない。いいんじゃない。坂本龍馬なんて誰がやっても「えー」って言うんだろうし。

・岩崎弥太郎 香川照之
⇒◎ いいよね~。実力派だし。龍馬に翻弄されておろおろする感じだったらいいなぁ。

・龍馬の妻お竜 真木よう子
⇒◎ 好きっす。凛とした感じもあるしね。

・龍馬の姉乙女 寺島しのぶ
⇒○ いいんじゃないですか。もっとどーんとしててもいいと思うけどな。役作りのためちょっと体重増やして欲しい。

・坂本八平(父)児玉清
⇒◎ いいね。もっと若くてもいいんだけど。物分りのいい穏やかな感じじゃなくて頑固親父系でお願いしたい。

・坂本権平(兄)杉本哲太
⇒◎ はいはい。いいと思いますよ。八平の跡を継いで父親代わりになるんだよね。これもガミガミ系でお願いしたい。

・平井加尾 広末涼子
⇒? 「平井加尾」さんを知らないんだけど。広末は高知出身だったよね?どっかででてくるのはいいじゃない。

・勝海舟  武田鉄也
⇒× 来たか~。どこかで出たがるだろうとは思ったけどまさか勝先生とはねぇ。ジョン万次郎くらいでもいいじゃん、と思うけど。やっぱり勝先生は「新撰組!」の野田秀樹が最高だったからなぁ。あとね、昔、年末大型時代劇で田村正和が勝先生やったんですよ。あれもねー良かった。勝先生にはそれくらいの大物キャスティングしていただけないと困るのよね~。

・岡田以蔵 佐藤健
⇒× 本人知らないっす。で、検索しました。悪くないけど若くない??以蔵ったら龍馬と同世代じゃない?ということは龍馬の福山と同じくらいの年代の人のほうがいいのに。僕だったら北村一輝だなぁ。彼だったら狂気と以蔵の抱える「土佐の闇」を演じきってくれると思うんだけど。

・近藤長次郎 大泉洋
⇒◎ いいよいいよ。もう明らかに町人って感じでね。

・沢村惣之丞 要潤
⇒× え~、かっこよすぎない??沢村は明らかにコメディリリーフの位置じゃん。誰だろうなぁ、誰かお笑い芸人でいいのに。

・武市半平太 大森南朋
⇒◎ うん、いいね。この人好き。たぶん武市半平太が持つコンプレックスや白札郷士として上士と郷士の間でゆれるところをしっかり演じてくれそう。そして権力に溺れていく冷徹な感じもね。

・西郷隆盛  高橋克実
⇒× え~ちがうでしょ~。もっとどすーんと大きい人じゃないと。

・千葉佐那 貫地谷しほりさん
⇒◎ いいね。もっとシュッとしてても良かったけど。たとえば北川景子とか。
----

結論としては「勝&西郷の江戸城開城コンビをどうにかしてくれ!」というだけで後は概ね可なんじゃないでしょうか。←何様。

で、この後出てくるであろう、幕末オールスターズのキャストを予想してみよっかな、と思ったけど、考えてみりゃ最近の俳優の名前と顔がまったくわからにゃい。つーことで、こんなんだったらいいなぁ、という感じだけ。

・木戸孝允
⇒さー誰にしよう。背は大きくなくてもいい。神経質そうで…しゅっとしてて。

・高杉晋作
⇒背はでかい感じ。僕は高杉晋作好きなんでめっちゃいい人キャスティングしてほしいなぁ。

・陸奥宗光
⇒ちょっと年下で生意気な感じじゃないといけないよね。頭は切れるけどいけすかない感じで。誰だろな。

・中岡慎太郎
⇒この人重要だよね。坂本龍馬とかなり行動を共にしていたわけだから。


つーことで幕末ドラマはわくわくするねぇ。