浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

遅れてくるボレロのような

2009-05-31 01:02:05 | 村上春樹
漫画『昴』にこんなシーンがあります。

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天才的バレリーナ、プリシラ・ロバーツ。
彼女が人生の総決算的舞台を行う。演目は「ボレロ」。
多くの人が素晴らしい舞台を期待するものの、人々の感想は、
「いや、良かったよ。でもあんなものなのかな」。
しかし、プリシラは言う。
「彼らが本当に体験するのはこれからよ」
舞台を見た人々はその後、何をしていてもボレロのリズムが頭の中に鳴り響く。
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村上春樹の最新長編『1Q84』を読み終えました。

ずいぶんと待たされた長編だったのでゆっくり読もう、と思っていたんだけど2日で読み終えてしまった。こういう時、自分の読書のスピードをちょっと恨めしく思うわけだけど。

読み終えた時の感想は「うん、悪くない。でも、こんなものなのかな?」という感じでした。

でも、プリシラのボレロのように、この小説のリズム(と言うかグルーブというか)が頭から離れない。

ふとした時に、「あ、あれはああいうことだったのかも知れない」と思い出す。

昔、こんなことを書いたことがある。(生意気にも)

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僕の心の中に湖があって。
その湖の表面にさざ波しか立てないような小説は好みじゃない。
僕の好みはその湖にどすんと大きな岩を落とすような小説。
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心の中の湖に大きな岩を投げ入れられる。
そのことにしばらくは気づかない。
でも、ふとした時に湖には波紋が起こっていることに気づく。

正に『1Q84』はそういう小説だった。
村上春樹
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2009年のピンボール

2009-05-27 20:45:13 | 村上春樹
世の中には色々な人がいるから、当然、自分と趣味が合わない人、というのもたくさんいる。

正直言って「趣味のぴったり合う人」と出会うことのほうが奇跡なくらいで。

決してペシミスティックに言っているわけではなくて、趣味が合おうが合うまいが人として付き合っていくことは出来るわけだから単なる事実としてね。

本とか映画とかでも自分が「とても好き」と思っているものを「うーん、どうもね…」と言われることだって多々あります。

たとえば僕は伊坂幸太郎が好きなわけだけど、伊坂幸太郎が苦手、と言われると「そうかな?かなり面白いと思うよ、『アヒルと鴨のコインロッカー』のあのところとかさ、『終末のフール』のあの短編とかさ」とやんわりとした反論をすることになる。

でもこれが「村上春樹」について、だと少し違う。

村上春樹の小説を好んで読むのはもう僕にとっては「習性」というか大袈裟かも知れないけど「自分の一部」のようなものになってしまっているから、「ま、もう言われてもどうしようもないし」とそもそも反論をする気すら起きない。


僕の部屋の本棚には村上春樹コーナーがあって、一番取り出しやすいところに村上春樹の小説が置いてある。

ふと、なんかの拍子に「あれ、あのフレーズはどの小説だったっけ?」と思い立って真夜中に本棚をあさることになる。

陳腐な表現だけどそれこそ「何度読んだかわからない」ものばかり。


僕の中のベストはなんだろうな?と時々考えるんだけど、たぶん、こんな感じ。

【長編】
・国境の南、太陽の西
・羊をめぐる冒険
・1973年のピンボール

この3つはほとんど固定。それ以外はライン一直線。

長編の一位が「国境の南、太陽の西」ってのはかなり異色なんじゃないかな。村上春樹が好きな人と話をしていても同じ意見の人に出会ったことないもの。

「ダンス・ダンス・ダンス」と「ねじまき鳥クロニクル」というハードな、そしていささかヘヴィな長編に挟まれたあまり目立たない短めの長編(あるいは長めの中編)なわけだけど、僕はすごく好き。

短編だったら「神の子どもたちはみな踊る」だなぁ。


というわけで出ました。村上春樹の新作『1Q84』。
仕事の合間に本屋に出かけてゲット。
村上春樹
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まだ読んでないから何も言えないけど。

何度見ても笑う

2009-05-26 04:20:12 | DVD、映画
DVDで映画が観られるようになってついつい買ってしまう。

安いしねー。

昔、「映画のビデオを買う」ったらそうそう出来なかったよね。レンタルビデオ屋中古のが安く売ってて、ってことはたまにあったけど基本的にVHSやレーザーディスク(ああ!懐かしい!)で買ったら1万円くらいしたもんね。

僕の家はテレビが見られない(テレビはあるけどアンテナを繋いでない)ので、話題になっているテレビドラマなんかがあると「あー、DVDボックス買っちゃおうかな」とも思う。いちいちレンタルビデオ屋で探して借りてー、ってのも面倒だしなーと思って。

何度も迷っているのは「新撰組!」。

ドッピオさんとかと話しててよく「新撰組!」の話になるんだけどそのたびにまた観たいな、と思ってビデオ屋で借りるのも面倒で(なにせ多いもんだから)ついつい「あー買っちゃおうかな」と思うんだよね。


僕の家にも何枚かDVDがあるけどそれはずいぶん迷って買ったものなのでたびたび観てるよ。

ぱっと見る限り家にあるDVDは、

キル・ビル
モ’ベター・ブルース
ジャングル・フィーバー
天使は瞳を閉じて
プロジェクトX「Jリーグを作った男たち」
サザンオールスターズ真夏の大感謝祭
ディープ・ブルー
六月の勝利の歌を忘れない
夷撫悶汰レイト・ショー

こんなあたり。

それらは何度も観ててそのたびに面白いね。

特に、何度も何度も観ているのがこれ。


アメリカのテレビドラマ「フレンズ」のDVDボックスね。

1シーズンDVD6枚、それで10シーズンあるからDVD60枚。わっはっは。

ふとしたときに「そういえばあのときのチャンドラーのせりふが面白かった」とか思って観出すんだけど、観出すと結局だらだらと全巻観てしまうことになる。

やっぱり観ると面白いんだよね。

何も学ぶことはないし、むしろ脳みそがだらんだらんと溶けてく感じがするけど。

6人の男女がくっついて離れて他の男女ともくっついて離れて。

出来ることなら三日三晩、友達数人とビールでも飲みながらずっとこれ観て話してたいね。

6人の登場人物(レイチェル、モニカ、フィービー、ロス、チャンドラー、ジョーイ)の誰を好むか、でその人の性格もなんとなく分かるような気がするし。

僕が好きなのはなんと言ってもチャンドラー。いいよね、いっつもくだらないジョークを言っているところが。

いじがやけたり、張ったり

2009-05-23 01:14:25 | 
「へそ」は曲げるもんで「意地」は張るもんでしょうが、僕の生まれ故郷鹿島(ほんとは神栖)では実は違いまして「意地」は焼けるもんです。

「意地が焼ける」というのはどういう意味かと申しますと「頭にくる」「腹が立つ」という意味です。

もうちょっとブロークンな感じになると「いじやける」→「じゃげる」→「ちゃける」って感じに崩れていきますね。

僕の地元は茨城弁として名高い「水戸弁」よりは大分標準語に近いんです。だからよく「showさんって茨城なのになまってませんよね。直したんですか?」とか言われるとちょっとムッとして「ええ、僕、水戸じゃなくて鹿島ですから」と言い返す。

とはいえ地元は水戸弁よりも更にブロークンで名高い「銚子弁」の影響も色濃く受けてます。

なので「意地が焼ける」が銚子弁風に強調されると「ちゃげっどえー」になります。

「…どえ」は完全銚子の方の浜言葉、つまり漁師さんたちの言葉、だと思うんですが、言外に「不満」の意味を含む語尾です。

たとえば、「それ損だどえー」(=それは損じゃないでしょうか)は正しいですが、「それ得だどえー」(=それは得ですね)はどうもニュアンスとしておかしい。「やってらんねぇどえー」(=やってられません)はOK。「やっどえ」だとんとなく「ほんとはやりたくないんだけどしょうがないからやろうや、なぁ」みたいな感じかな。このへんのニュアンスはネィティブじゃないと分からないのよねー。

僕の家は銚子の浜言葉の影響を受けてない、純粋な神栖農家言葉の家なので家の中では「…どえ」は聞いたことない。

違う、こんな話じゃなくて「意地を張る」の話です。

「意地」は張るもんですが、これが「食い意地」になると他動詞から自動詞に変化して「張っている」という状態を示す言葉になりますね。

皆さんご存知だと思いますが僕もかなり食い意地が張ってるほうですが、まー、東海林さだお氏には敵わない。



東海林さだおの「丸かじりシリーズ」というエッセイ集の傑作選なんだけど、毎回毎回よくもまぁと思うくらい食べ物に関して話をしている。
タイトルを見ただけでも、

・我が家のニラ玉
・カレージルが足りないッ
・暑いのにタンメン
・パター醤油かけご飯賛歌

と、中には「そんな料理にそう目くじら立てんでも…」と思うものもあるくらい食べ物の話ばっかり。

これまた食い意地の張った人の特徴で主張が一貫してない。

あるときは「しゃぶしゃぶなんていう料理はなんだ!牛肉は分厚いステーキをぎゅっと食うものである。それをあんな薄切りにしたのをしゃぶしゃぶと2回で足らず4、5回くぐらせて…」と言ったかと思えば「でも豚しゃぶは美味しい。脂身の多いのがいい。お湯に入れるとあの脂身がぎゅっとしぼんでタレによく絡む」なんて言い出したりする。

…あのね、僕、全体的に褒めてるんですからね、この本のこと。

この本読むと「あー今日は晩御飯何食べよっかなー」とうきうきしてくる。

札幌雑感食べ物編

2009-05-22 01:37:06 | 食べ物
これは才能なのか、あるいはスタンド能力によるものなのかは分からないけど、僕は本当に「いい店」見つける能力はあるなぁと思うね。

仕事がら出張が多くて、ふらりと夜の街を歩いていてぱっと入ったお店が「おお、これは!」と思うこと多いもの。

特に少しだけ余裕があってぷらぷらと出来るとして、更に自分ひとりだけだとほとんど外さない。

今回の札幌出張では人と飲むことも多かったけど一人でもご飯食べてた。

ホテルが札幌駅のすぐ前なんで、あまりこの辺の地理には詳しくないのよねーと思いつつまず見つけた店がヨドバシの向いのスポーツバー。

スポーツバーと言っても平日なのでわいわいがやがやって感じじゃなくて、カウンターに一人で座って目の前のモニタに流れるセリエA(ローマ対カターニャ、とんでもなく面白い試合だった)をボケッと見ながらベルギービールだとかヨーロッパのビールをだらだら飲める。

テーブルの席もあったんだけどそっちはテレビが見れないから、また今度来たとき。あのね、ここのテーブル席、椅子がソファなんですよ。ソファに座りながらバーで酒飲めるってのが好きなんだよね。

つまみも美味しかった。

美味しいパンで太目のソーセージをしっかり挟んだホットドッグ。

アメリカンな感じじゃなくてちょっとドイツとかそんなところの雰囲気。ドイツにホットドッグがあるかどうかは知りまへん。

オニオンリングたっぷり。


えーっとこの三角形のスナックなんつーんだっけ?チートス?違うな、とにかくそれにチーズとサルサソースかけたやつ。

これ好きなんですよねー。

次の日は更に見つけたね。

札幌駅西口地下街にある立ち飲み屋。なーんかねー、外から見てものれんとお客さんの足だけあって気になったんだよね。

ここは札幌駅地下街というアーバンなところにあるつつかなりディープ。

僕、よく「showさんってお店の人とかお客さんにすぐ話しかけますよね」とか言われる。まぁ否定はしません。一人で飲んでると暇なのよ。

でもこの店はがんがん話かけられる。

「お兄ちゃん、後ろの冷蔵庫から缶ビール取って」だの、お客さんから「すいません、そこの缶詰取ってください」とかね。

つまりね、1メートルくらいのテーブルがあって、みんなそこに寄りかかって飲んでるんだけど、ビールはうしろの冷蔵庫から缶ビール、焼酎は流しの下のペットボトルから自分で銚子に注ぐ。お湯割りにしたかったら自分でポットから注ぐ。狭い店なんてビール取りにいちいち動けないんで、人にお願いするしかないのよね。

うーん、ディープ。

つまみはテーブルの上にある缶詰。一個280円。あとは袋入りの柿ピーとかチーズとかは100円。

餃子を頼んだらおっちゃんが「任しとき!」みたいな感じで作ってくれるんだけど、まず「お兄ちゃん、その下の扉に冷凍庫あるから餃子取って」と自分でとっておっちゃんに渡す。おっちゃんがなんか餃子焼いてくれてるもんだからてっきりマスターかな?と思ったら客。

ビール飲んで焼酎飲んで餃子食って柿ピー食って、隣の人がくれた枝豆食って、チーかま食って1100円。

2日連続で行っちゃった。

結構、混んでるんだよね。

やっぱり不景気だからこうやって安く飲める店が人気なのかも知れない。

そうそう忘れちゃいけない、よね3に連れてってもらった小樽の「なると」

小樽の人はクリスマスにこの若鶏半身揚げを食べるみたいですよ。

半身揚げを手で攻めてくわけですが、もうね、手べったべた。定食なんでご飯は箸で食べなきゃいけないんだけどもどかしい。この後仕事無かったら確実に手でご飯食べてたね。

あとは別な日にホルジン鍋というホルモンとジンギスカン鍋のミックスみたいな鍋も食べたな。

Different strokes for different folks. あるいは札幌雑感

2009-05-21 01:38:35 | 日記
実は先週の金曜日から札幌に滞在してます。

遊びになわけないじゃないですか、出張ですよ。

金曜日に旭川で仕事で月火水木と札幌で仕事。

金曜に旭川から戻って月曜にまた札幌に来る、ってのも飛行機代がもったいないから土日も札幌におりました。

金曜日に旭川から帰る途中の深川あたりの風景。

これが有名なセブンスターの木ってヤツですね(うそです)

札幌に着いてその日はジューシー、シジマ、杉野(実名)と串鳥、ダーツ、居酒屋。

土曜日あけてその夜はよね3と串鳥。

串鳥好きですねー。はいスイマセン。

串鳥ってのはですね、札幌地場の焼き鳥チェーンですね。もちベーコンが最強です。

道端で売ってたら確実に買い食いするね。

昔、澄川というところに住んでいたときにお世話になった(ぎゅっと言わせた)北炉という居酒屋があったんだけど、その店長が異動して東宝公楽の店にいて、さらに異動して東急プラザ店にいるのでおっかけ。もう14年くらいの顔見知りですわ。

その日はよね3とラーメンで〆て終わり。新ラーメン横丁の弟子屈という店。よね3が僕が頼んだ味噌をしきりに褒めてましたが、僕は「鮭トバ塩」ってのが食べたかったのよね~。品切れ残念。

次の日曜は「バーン・アフター・リーディング」を見に行きました。

あのですね、おすすめはしません。ただ個人的には時間と料金分楽しんだけど。デートには確実に向かない映画だと思う。じゃあ何に向くんだ、と言われても困りますが。
しかしさ、こういうのタイトルを日本語訳にすればいいのにね。「Burn after reading」じゃ意味わかんないしょ。直訳すりゃ「読後焼却」だろうけど「CIAハチャメチャ珍騒動」とかでいいんじゃない?

ちょうどその映画館は札幌ファクトリーというショッピングモールにあったのでそこで店をやってる大学の同級生に挨拶しに。

ラッキーなことに今日、札幌に戻ってきたらしく会えた。景気の話とか仕事の話とか。

しかしさー、やっぱり自分で店やってる、というのは文句無くエライよ。昨年かな?彼に会ったときには奥さんと2人でやってるんでお互い絶対風邪ひけないって言ってた。2人しかいないから風邪=即休業≒収入ゼロ、ってことだもんねー。

僕なんかサラリーマンなわけで風邪だろうが二日酔いだろうが休もうと思ったら休める。こないだ入院してた時だってたまってた代休と有休で給料は出てたわけだからね。

そんな彼の店も今ではバイトを5人雇っているそうで。そうなってくると彼と奥さんもひっきり無しに店にいなきゃいけない、ってわけでも無いだろうね。よかったよかった。

「自分で店やる」とか「起業する」とかって「会社に縛られず好きなことできていいなー」と思うかも知れないけど、やっぱりそれはそれで大変なんだよね。

彼と話していてふと「different strokes for different folks.」って言葉を思い出した。えーっとつまり「それぞれの人にそれぞれの歩幅」って感じかな。

なんつーか、その友人って大学時代、自分で店やるようなタイプにはあんまり思えなかったんだけど。(むしろ僕のほうがそういうタイプに思われてたかも知れない)



えーっと、続きます。

次は食べ物の話ばっかりします。

めっちゃ旨いよ死に辛そば

2009-05-17 12:27:42 | 食べ物
そろそろ夏が来ます。

夏と言えば冷たい麺。そうめんもいいし冷し中華、冷しうどん、何ならところてんでもいい。もちろん冷麺もいいけど、冷麺ってネーミング的にくくりがでかいね。冷たい麺、ってんならだいたいそうでしょうに。

と言うことで冷麺以外の冷たい麺を冷た麺と呼ぶことにします。

最近お勧めしたい冷た麺は「死に辛そば」。

椎名誠の「麺の甲子園」ブログで読んだんだけど椎名誠が四川省で仕入れてきたらしいよ。

レシピはかんたーん。

茹でて冷した蕎麦を死にそうに辛いタレで食うの。

タレは普通に薄めた麺つゆにラー油どばどばー、ネギみじん。

えっとですねーどれくらいどばどばーっとするかというと「ああ、こんなに入れたら辛すぎるかな」と思ってから更にその倍くらい。

ちゃんと写真で言うと、

これが、


こう。


不思議なもんでね、ラー油ってかなり入れても食えるんだよねー。

もうこんな感じ。

麺つゆとラー油が合うのよこれがまた。

そばってなんか大人のイメージあるじゃないですか。でもね、ラー油を入れた瞬間シド・ビシャス並みのパンキッシュな感じになるよ。がんがん攻めてくる。

お試しあれ~。

マジックアワー

2009-05-12 01:47:40 | 日記
いい季節になってきましたね。

ジョギングにぴったりの。

極力、休日の日曜はしっかりと走ろうと思ってます。

日曜日の朝、涼しいうちに走るのがいい、という人もいらっしゃるでしょうが僕は夕方派です。朝、起きるの遅いんでね。

日曜にこなすべき用事を全部やっちゃってから走りに行って走ったら「はい、もう今日は店じまい!」と酒を飲みたい。

だいたい、昼頃起きて軽く昼食を取り、掃除と洗濯をし、洗濯物を干し、クリーニングを引き取りに行った足で図書館に本を返しに行き、更に本を借りてきて、さて、じゃあ走りに行くかな、という感じ。

出来れば休日はしっかりと皇居を走りたい。

皇居に着くのがだいたい5時くらい。

これくらいの時間だと暑すぎないからね。

皇居を走る人たちはだいたい反時計周りに走りますが、僕はなぜか時計回りが走りやすいのでいつも時計回りに走ってます。

時計回りだと、二重橋からスタートして、半蔵門まではだらだらとした上り。でもお堀沿いだから景色がすごくよくて上りの辛さが紛れる。半蔵門を越えると景色はたいしたことは無いけど下り、そのまま北の丸を越えて竹橋を越えたらあとはただただ平地、というコース。

このコースがずいぶんと具合がいいんだよね。

大手門を越えたら後は直線。

ここがまた気持ちがいい。

ちょうど時間はマジックアワー。

マジックアワーというのは

「日が没した直後。まだ空は青いけど光源が無いので世界から影が消える一番美しい」瞬間。

初夏から夏にかけてのこの時間はとても好き。「あー、今日はどこでビールを飲もうかな」とワクワクしてくる。

皇居を時計回りで走っているとちょうどそのとき、僕は右手に江戸城、左手に東京駅と丸の内のビル群、そして真正面に東京タワーを見据えることになる。

走りつかれていてもかなり気がまぎれる。

ということで皇居を時計回りしてみるのもいいですよ。

ま、反時計周りの、ゴール近くのだらだらとした下り、右手にお堀、右手に国会議事堂というロケーションも捨てがたいんですが。

ローマ人列伝:アグリッピナ伝 2

2009-05-10 21:25:58 | ローマ人列伝
アグリッピナが結婚した相手はローマ帝国第四代皇帝クラウディウス。


名司令官ゲルマニクスの弟という血統ながら、50歳になるまで彼の名は何処にも届いていませんでした。生まれつき足が悪く、また演説も下手で、体裁が上がらないため多くの軍人、政治家を排出したユリウス・クラウディウス家の中では疎まれ、単なる歴史家として生きてきました。

前皇帝カリグラがクーデターにより殺されることがなければ歴史の表舞台に立つことはなかったでしょう。

そして人物評というものはスポットライトを浴びてみなければわからないものです。

風采に何一つ文句のつけようのないカリグラが暗君として暗殺されたのと反対に、風采の上がらないクラウディウスは人々が思ったよりも善政を行います。ただ、一点、彼には欠点がありました。

それは家族に一切関心を払わなかったこと。

いや、関心を払わなかった、というのは間違いなのかも知れません。今まで表舞台に立たずただ自分の好きな歴史だけを研究してきたクラウディウスにとって『皇帝』という役職が重すぎただけかも知れません。

蛮族の侵入、元老院とのやり取り、市民の人気取り、、、その他様々な職務をこなすのに精一杯で自分の家族のことを慮る余裕が彼にはなかっただけなのかも知れません。

家庭を顧みない夫に対して妻は何をするか。

多くは無理難題的な要望を押し付けます。

そしてその要望に対して夫は何をするか。

夫クラウディウスは妻と話すのも面倒になり、その要望をそのまま受け入れます。

皇后アグリッピナが夫に押し付けた無理難題のひとつが自分に「アウグスタ」の称号を送ること。この称号は皇帝「アウグストゥス」と同じくらい価値のあるものですが今まで生きた女性に送られることはありませんでした。多くは皇后死後、神として奉る名として贈られてきたものです。

それから自分の子を皇帝にするために側近になるべき人物を呼び戻させます。その代表的な人物がセネカ。

当時のローマでは超一流の哲学者、詩人であり更には政治家。悪帝カリグラとの対立によりエジプトへと流されていた彼をアグリッピナは夫クラウディウスに依頼しローマへと帰還させ、自分の子の家庭教師にします。

くわえて彼女が行ったのは邪魔者の排除。自分の子を皇帝にするためには邪魔だったのがクラウディウスと前妻の間の子であるブリタンニクス。本来であれば現皇帝の実子ですから皇帝継承順で言えば彼が第一位のはず。しかしアグリッピナは彼を策略により孤立させます。

このような謀略を打ち続け、皇帝家内でアグリッピナと彼女の子の存在は大きくなっていきます。

そして54年、皇帝クラウディウスは食事中に口にしたキノコの毒が元でこの世を去ります。

このキノコの毒もアグリッピナの策略だ、という説が有力ですが今となっては真実は歴史の闇の中。確かなのは皇帝の座への道は順調にアグリッピナの息子の前にある、ということ。

息子の名はルキウス・ドミティウス・アエノバルブス。

しかし彼はクラウディウスの養子になって以降、養父の名を継ぎ、改名していました。



名を、ネロ・クラウディウス・カエサル・ドルースス。

ここにローマ帝国第五代皇帝ネロが誕生したのです。


(アグリッピナとネロが彫られたコイン)

<ネロ伝に続く>

ローマ人列伝:アグリッピナ伝 1

2009-05-09 22:35:37 | ローマ人列伝
ピョコーン


ぺターン


ビースマルクー。


春ですね、つーか初夏ですねそーですね。

ジョギングはこの季節が一番気持ちEですねー。
E!E!気持ちE!!(追悼)
すぐ体もあったまって汗かいてくるし走り終わったらそよ風を感じるし。


繰り返しますがこの列伝は個人的な趣味で書いているものですから歴史的間違いはご容赦ください。(ご指摘はありがたくいただきます。)

この列伝、アグリッパから始まりハンニバル、ゴンズイさんと続いてまいりました。正直、僕としても「さー次は誰を書こうかな~」と思ってたんですよね。ユリウス・カエサルは最終回に書くとして、そのほか、マルクス・アントニウス、グラックス兄弟、、、といろいろ思い浮かぶんですが。

そこでふと思いついた人物を書きはじめたところ、さぁ、これが。その人にまつわるある女性のことだけでかなり長くなってしまいました。

ということで今回はその女性について。クレオパトラ伝以来の女性列伝。

その人の名はアグリッピナ。

(ちなみにこの画像、wikipediaから取ってきたんですが後ろに写り込んでいるのはアウグストゥスの全身像。いいアングルですね)

名前で既にお気づきの方もいらっしゃるかも知れません。彼女は初代ローマ皇帝アウグストゥスの忠実なる右腕であったアグリッパの孫娘です。

※当時、女性の名前は家名の女性形をつける(ユリウス家の女であればユリア、アントニウス家であればアントニア)のが一般だったため、母と娘で名前が一緒、という場合も多いです。そのため、後世では区別するために母に「大」、娘に「小」を冠することがあります。小アグリッピナの母は大アグリッピナ(アグリッパの娘)。

彼女の血統の良さはユリウス・カエサルを祖とするローマ帝国当初の皇帝血統であるユリウス・クラウディウス朝で一段と輝きを誇っています。

まず彼女の母、大アグリッピナは忠臣アグリッパとユリアの娘。ユリアとはアウグストゥスの娘。父は神后リウィアの孫、ゲルマニクス。ゲルマン地方の征伐で名を上げた名司令官です。大アグリッピナとゲルマニクスが授かった一男二女のうち一人が、今回の主役、小アグリッピナ、です。面倒なので以後、アグリッピナで通します。

簡単に言ってしまうとアグリッピナはローマ帝国初代皇帝アウグストゥスのひ孫であり、アウグストゥスの片腕アグリッパの孫、ということになります。

やはり血筋の成すものか小さな頃からずいぶんと聡明だったと伝えられています。

13歳のとき、彼女は結婚します。相手は、遠いとは言え帝位継承候補の一人。この男には名前がありますが、長いので割愛。ただ、その人の評判だけは記しておく必要があるでしょう。

アグリッピナの夫はこのような男性だったと伝えられています。
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自分が飲むだけの酒が用意できないという理由だけで自分の奴隷を殺した。人形で遊んでいた子供を馬でわざと踏み付けた。彼を批判した者の片目をくり抜いた。自分の浪費を金持ちに肩代わりさせた。またプラエトル職にある時、戦車競技の賞金をだまし取ったと伝えられる。また片っ端から女性に手をつけていたとも言う。
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まるで、、、いや何でもありません。

名門に育った彼女の夫はならず者。この結婚生活が彼女の心の闇を広げたのかも知れません。

更に彼女を幸福としなかった理由のひとつが母(大アグリッピナ)の処遇。母は当時の皇帝ティベリウスに疎まれ流罪、そして死刑となります。

浮気と暴力に明け暮れる夫と母の死に接し、アグリッピナの結婚生活は決して幸せなものではありませんでした。ただ、ひとつの幸せとして彼女は男子を産みます。名をルキウス・ドミティウス・アエノバルブス。

息子が生まれた年に、母を殺した皇帝ティベリウスは死去。後を継いだのは彼女の弟、暗君カリグラ。

実の兄弟がローマ帝国の第一人者となり、もともと聡明な彼女、皇帝の姉として権力を振るいます。

ここである醜聞がローマに広がります。それは皇帝カリグラと妹、ドルシッラ、アグリッピナの近親相姦。確かにカリグラは2人の妹を重んじました。通常であれば妻を座らせる位置に妹たちを座らせたり。醜聞は本当だったのか?一説には当時、上流階級の間では政敵を陥れるために近親相姦の噂を流す、ということもあったそうです。当時、近親相姦は罪であり、見つかれば流罪でした。彼女の権力を妬んだ誰かが彼女を陥れるために噂を流した、ということも否定は出来ません。しかしもはや真実は歴史の深い闇の中です。

彼女はその罪に問われることはありませんでした。ただ、カリグラが皇帝権力を悪用しだすとともに兄との関係は悪化し、流罪を命じられローマを離れることとなります。ローマから離れた土地で暮らしている途中、彼女の夫は死に、彼女は未亡人になります。

西暦41年にカリグラが近衛隊長カシウス・ケレアの剣により殺されると、彼女は罪を許されローマに帰還。


息子と共にローマに帰還し、久々にローマの中心街、フォロ・ロマーノ(当時、ローマの中心街)の前に立った彼女の胸に去来した思いはなんだったか。

彼女の人生は常に「皇帝」に翻弄されていました。母は皇帝ティベリウスに殺され、彼女自身、弟である皇帝カリグラに流罪にされ。そこで彼女は誓います。「皇帝の座を手に入れる」と。残念ながら彼女は女、皇帝になることは出来ません。彼女の希望はひとつ、小さいながらも彼女の手をしっかりと握る息子です。

ここから彼女の人生の目的は「皇帝の母になること」の一点に集中します。ここから彼女の謀略の人生が幕を開けます。

まず彼女に必要なのは活動資金。そのために彼女は2度目の結婚をします。相手は年老いた元政治家。年齢は関係ありません。彼女が欲しかったのは彼の遺産なのですから。彼女の思惑はかなえられます。夫は数年後死去、多額の遺産は彼女の手へ。

更に、都合の良いことに当時の皇帝はクラウディウス。慎重で有能だったが故に市民の指示と自分の意志を両立させたアウグストゥス、慎重で有能だったが市民からは嫌われたティベリウス、慎重でも有能でもなかったが自分の意志どころかわがままだけは通したカリグラに比べ、クラウディウスは自分の意志というものとは無縁な男でした。更にはこのとき、クラウディウスの妻は死亡したばかり。

アグリッピナが求めて止まない「皇帝の母」のための第一歩、「皇帝の妻」は空位だったのです。

クラウディウスはアグリッピナの父、ゲルマニクスの兄弟です。つまり彼女にとっては「叔父」ということになります。しかし彼女にとってそれは気にすることではありません。彼女はクラウディウスの妻になりたいわけではなく皇帝の妻になりたいだけ、更に言えば皇帝の母になりたいだけなのですから。

クラウディウスの政務を一手に引き受けていた官僚に前夫の遺産をつかませ、本来であればローマ帝国の法律に反する親戚同士の結婚を認めさせます。

アウグストゥスの築き上げた「血統」による皇帝システムはここに極まります。

こうして、彼女は彼女の野望のための階段をひとつ上ります。



…to be continued...

パルプフィクションは多分10回くらい見てる。うち5回はよね3と。

2009-05-07 21:09:40 | DVD、映画
ゴールデンウィークも終わりましたねそうですね。

札幌から帰ってきた翌日にドッピオさんと横浜で会いました。ほんとは横浜開港150周年のイベントでやってる「ラ・マシン」というのを見に行きたかったんだけどドッピオさんの到着も遅れたしそれ以前にかなり強い雨だったので、16時に落ちあってすぐ居酒屋直行。

その後、ダーツ、立ち飲みというコース。

ダーツはやっぱりおもしろいねー。ドッピオさん、マイダーツ買ってくださいね。

連休最終日、なんだかスターウォーズが見たくなって借りてきました。

こないだ札幌で飲んでたときもバラマツ先生が喋ってたしさー。

そういやエピソードⅢあんま覚えてないなー、と思って借りてきました。ついでに今、キャンペーン中で3本借りたら900円(通常1200円)なので、「グランブルー」「L change the world」も。

「グランブルー」はいい映画よね~。

久々に見直したんだけど、昔は「エンゾかっちょいー」と思ってたけど最近は「ジャックかわいー」と思ってます。うーん、僕も年齢を重ねたからかね。
ロザンナ・アークエットはすごく好き。イタリアでジャックに再会したとき、エンゾからパスタを押し付けられるシーンなんてめっちゃキュートじゃない?


エピソードⅢはさー、なんて言ってもラストシーンよね~。

と、思ってたら夜中にやっぱり他のシリーズも見たくなって、Ⅰ、Ⅱ、Ⅵ借りてきた。もうなんかねー、そろそろフォース使えそうな気がする。

村上春樹の昔(80年代)のエッセイで『「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」を3回見た』っていう記述があったのね。
彼の奥さんはどうやらSWを見たことが無かったようで一緒に見たら「エピソード4、5も見たい」と言い出したようで、仕方が無いので大枚はたいてレーザーディスクデッキを買った、って話なんだけど。

考えてみると当時は映画と言えば映画館で見るもので「Ⅲ見たからまたⅠ見たいなー」と思っても見る方法は限られてたはずなんだろうね。

そんな中でたとえば「同じ映画を3回見た」なんてのは3回も映画館に行った、ってわけで考えてみると時間もお金もかかる話。

それに比べると今は便利よねー。

ふと夜中に「あ、あの映画が見たい」と思ったとしてもレンタルビデオ屋は開いてるし下手するとちょっとしたワンシーンならyoutubeでも見られちゃう。

(こないだLEONでのゲーリー・オールドマンの演技が見たくてyoutubeで見た)

映画に関しては確実に昔から進化している。

そんなゴールデンウィークでした。

じゃ、死に辛そば食べてきますねヽ(´ー`)ノ

田村はまだか

2009-05-04 22:53:14 | 
ジンギスカン屋で寝た人の耳をいじるのは止めましょう。


花見にスクガラスを持ち込むのは危険です。


最近、あったかくなってきてとは言えクーラーを入れるまでも無いので枕元の窓を開けてます。すると、どこからか中国語の会話が聞こえてきます。おそらく向いのマンションからかも。

はい、これが睡眠学習ですね。

こんにちは、神崎さんを真似て前書きを長くしてみましたshowです。
名前を呼ぶ時は『さん』をつけるように。(真顔で冗談)

ゴールデンウィークということで札幌に行ってまして。
飲んだ話はまぁ内輪受けなんで割愛m9(^Д^)プギャー

帰りに本を買ったら偶然、2冊とも北海道が舞台でした。

久保 俊治
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標津に住んでる猟師の話。この話は長くなるんでまた今度。

朝倉 かすみ
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何回か書店で見かけてて気になってたんですが休暇中で気が大きくなっており購入。

舞台はススキノのバー。小学校時代の同級生が40歳になった同窓会の三次会で飲んでる。本当だったら懐かしい友「田村」が来るはずなんだけど飛行機が遅れに遅れたようでまだ来ていない。「田村はまだか」と言いつつ思い出話に花を咲かせる。

てっきり長編だと思ってたら一話目がさくっと終わり「あれ?短編集か。もっとこの雰囲気読みたかったのに」と思っていたら二話目も続いてて、結局ずっと田村を待ってる話。伊坂幸太郎の『チルドレン』みたい、と言えばご理解いただけるでしょうか?

えがった。特に三話目『グッナイベイビー』がよかったなぁ。

そういや昨日の我々は「クメはまだか」って感じだったんですけどね。

じゃウドと野菜の酢味噌和え食べてきますねヽ(´ー`)ノ

愛しあってるかーい?

2009-05-03 02:11:51 | 音楽
ちょっと前で出張でレンタカーを運転していて、カーラジオから音楽からある曲が流れ出した。女性の声で。

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欲しいものはたくさんあるの
きらめく星屑の指輪
寄せる波で組み立てた椅子
世界中の花集め作るオーデコロン
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矢野顕子らしい甘い声だね。
でも、その次、男性の声になった瞬間に「うわっ」とぶっ飛んだ。
--
けれども いま気がついたこと
とっても大切なこと
欲しいものはただひとつだけ
君の心の黒い扉 開く鍵
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誰の声かはすぐ分かった。忌野清志郎以外にこんな声の人はいない。

矢野顕子・忌野清志郎  ひとつだけ


--
一番楽しいことは 君の口から君の夢 聞くこと

中学校の頃、タイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」を合唱コンクールで歌った。「音程が取りにくい」という女子はいたけどそんなこと一切気にしなかった。失恋するとすぐ「スローバラード」をくちずさんだ。

癌だ、ということは聞いたけどすぐ復活すると思ってた。

「結婚なんてしないぜ、ベイベ」と言ってる癖にパパの歌を歌ってた。「昼間のパパは、男だぜ~」

インタビューを受けていたことを思い出す。

インタビュアー「死ぬときにどんな言葉を残したいですか?」
清志郎「俺は死なないよ」

死なないって言ったじゃないか。

インタビュアー「お願いします。」
清志郎「常に死を持ち、冥府魔道を行け」

つまり、人間いつかは死ぬ。そのことを忘れずに、どうせ死ぬんだから地獄の道、厳しい道を行け、ってことだ。

忌野清志郎が死んだ。

たぶん、彼は雲の上から永遠に僕らに聞き続けるんだろう。

愛しあってるかーい?


RIP(Rest In Peace)

みんなこども

2009-05-01 00:02:50 | スポーツ
GWのぽっかりとした日々。

なんかあったかいですなぁ。

昨日は会社の人たちとフットサルをしてました。



いかったですよ。

何が良いって天気が良い!

ちょっと日焼けするくらいの陽気でした。

僕が今、所属している会社の部署というのは東京本社に8人くらい、大阪に4人、福岡に1人、という組織なんです。で、最近、経費節減が声高に叫ばれているのでなかなか顔をあわせることも無い。会議はだいたいテレビ会議だしね。

今回は先週日曜にイベントがあったので全員集合、更にリーダーの鶴の一声で、「合間有休とれ、ほんで家族も連れてきて家族で東京観光しなさい」ということになり、家族も含めて全員集合。で、昨日は親睦を深めるためにフットサル、ということです。

いいやね、たまにはこういうのも。

日頃、スーツで仕事している我々が家族も含めてTシャツ短パンで汗を流す。

さすがに運動不足なんで5分ゲームやって10分休む、というダラダラした感じだけど、休憩中、日陰に座り込んで「さっきのシュートは良かった」だの「あのパスが通れば…」だの話してる光景は本当に子供。新卒2年目の女性陣も当然、選手として参加。

普通の会社だとさ、女性陣はマネージャー役で時間計ったり声援、って感じだろうけど誰から言われなくてもジャージとスニーカーで参戦する、というこういうところがウチの会社の好きなとこなんだよなー。

子供たちも乱入。これがね、すごく怖いんだよね、下手にぶつかったら怪我させちゃいそうだし。

ルールとして、「女性1ゴール3点、子供1ゴール5点」

このルールかなりドキドキする。4-0で負けてても子供が決めたら逆転だもん。

今回、僕は1ゴール、かなりインザーギっぽく決められたので満足ー♪

終了後にはまだ午後2時だというのに居酒屋に流れわいわいとビール。

その後、一人と浅草でダーツに流れ、その人の知り合いの女の子2人で銀座で飲んでるというので「これは行かんとアカンですね」「ええ、行かんとアカン」と迷うことなく銀座へ。

いやいや、いいゴールデンウィークですわ。