浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

オリンピックのおわり

2016-08-23 20:13:39 | スポーツ
オリンピックが終わりましたね。

閉会式の動画は観ました。

「やっぱり着物はその人の"姿勢"が大事だよな〜」とまず思ったね。いや、思想とかそういう概念としての姿勢じゃなくて本来の意味での身体的な姿勢。なかなか難しいもんです。あの人が洋服着ている時に「姿勢悪い」なんて思わないんだけど、なかなかピシっと着物を着こなすというのは現代では難しいんだろう。

そこから、日本のパフォーマンスがまず、「ありがとう」から始まったのはとても良かった。だってさ、日本人として「全世界に何か一言」と言われた時に一番言いたい言葉ってこれでしょ?

そしてメインどころである動画。日本の景色と人々、そして日本の重要なコンテンツである、アニメ、ゲームなどのキャラクターの登場。あのね、はっきり言って、泣くわ、そんなん(T^T)

キャプ翼、キテイちゃん、パックマン、ドラえもん、、ああ、僕が子供の頃から知っていたものは僕や日本だけのものじゃなく、世界に繋がってるものなんだなぁ、、と思った。願わくば手塚治虫キャラクターが観たかったけどまぁそれは仕方がない。いろいろあるんだろう。

そうそう、ラジオで町山智浩氏が「世界に知られている日本のキャラクターということではジブリキャラが一番なはずなのに出なかったのは、、」みたいなことを言っていた。これは納得しました。

話を戻して、こういう場にマリオ、ドラえもんなんかを使ったのは「おお、やるじゃん」と思ったよ。スタジアムやエンブレム問題などいろいろあった東京のオリンピック委員会だけど、ここだけは外さなかったね。良いことです。


ただ。

あ、あらかじめ言っとくけど「オリンピックというおめでたいことなんだからケチつけるのは止めようよ」みたいな言い方は僕は好きじゃない。おめでたい席だろうとなんだろうと「ん??」と思った違和感を、僕は尊重する。「オリンピックなんだからさ〜、いいじゃん、空気読めよ」とか言われても知らんよ、僕は。空気は読まん!(断言) だから言いますね。

首相が出てきて、マリオに変身した時、僕は「嫌な感じ」がした。いやこれは、首相のキャラクターだとか僕がその首相のことどう思ってるか、ってこととは別なの、いったん。

マリオってやっぱり、キャラクターが確立していて、何年にも渡って多くの人から、特に子どもから、愛されているキャラクターですよね。

あらかじめ言っとくと、マリオみたいなキャラクター、例えばドラえもんだとかパックマンだからこそ、こういう場(オリンピック)に登場するんだろう、それはそれで僕はいいと思うしグッと来る。

例えば高橋尚子とキティちゃんが、ボクサー(寡聞にして僕はどなたか存じあげないんだけど)がパックマンと出たシーンはとても良かった。

僕の「嫌な感じ」は「映像の中でマリオに変身した」ことなんですよ。多くの人に愛されているキャラクターに首相が「変身」してしまう、というのがとっても嫌な感じがしたんだよね。この嫌な感じ、ってうまく説明出来ないけど。これが「コスプレ」ならまだ良かったんだろうけど。。

何なんだろうな、「そのキャラクターへの愛」をそのまんま自分に取り込もうとしている、みたいな感じがしたのかな?自分でもよく分からない。

もし、例えばこれが、「閉会式に間に合わなそうになった首相が、マリオとドラえもんの力を借りて、土管を通ってリオに出現」だったとしたら、僕は違和感を持ってなかったろうと思う。それこそさぁ、いまAR(拡張現実)の技術とかあるんだから、土管にマリオとドラえもんと首相が出現、にすればよかったのにね。

良かったつながりで言えばさ、そもそもドラえもんいるんだから土管通ってリオに行かなくてもどこでもドア使えばいいじゃん、とは思うけど、それはそれでいちゃもんレベルですね(笑)

ということで僕の考える東京オリンピック開会式。

東京湾方面からゴジラ、山の手方面からガンダムが登場。国立競技場脇でがっぷり四つに。その間を駆け抜ける武田騎馬隊と白虎隊。その中から一人ぬけ出す芸者姿の男性、と思ったらビートたけし。転んだりしてボケながら聖火を持ってマリオ、ドラえもん(拡張現実)が待ち受ける聖火台へ、そして聖火を点灯すると聖火からは手塚治虫の火の鳥が誕生(拡張現実)。スタジアム中央ではサングラス姿の男性が!と思ったらタモリ。タモリの「東京オリンピック始めてもいいかなー?」の掛け声に日本国民全員が「いいともー!」と応え開会。あ、音楽監督は桑田佳祐。

こういうのだったら見たいよ、ほんと。

イタリアなんだか日本なんだか

2016-08-20 21:28:56 | 食べ物
最近、炭水化物を控えてます。

米だの麺だのパンだの大好きな人間なんだけど、やっぱり炭水化物って太るからね〜。控え始めてしまうと慣れてしまってそんなに食べなくてもそれほどしんどくない。特に夜はほとんど炭水化物を食べない。

でもさ!たまにさ!夜食にちょっと食べたいな〜って時があるんだよね。そんな夜の話。

もうね、ほんとちょっとでいいの。なんならお稲荷さん一個とかで。まぁ、そんな洒落たもん無いですわね。

冷蔵庫には卵がある。冷凍ご飯でもあればさっと卵かけご飯でもいいんだけど、そもそも冷凍ご飯が無い。

ということでちょっとだけカルボナーラ。

カルボナーラってさ、イメージとしては生クリームでしょ?それはそれで美味しいだけど、ローマ風カルボナーラは生クリーム使わないらしいよ。

卵黄とパルミジャーノチーズでサッと。ローマ風カルボナーラ作るたんびに「これって日本で言えば卵かけご飯みたいなもんだよな」と思う。

本格的にやるなら具はベーコンと玉ねぎを炒めたものだけど、今日はいいや、どうせ夜食なんだし。と思ってたらタラコがひとかけ余ってたので投入。粉チーズを入れて混ぜる。ま、白ゴマも入れとくか。

卵黄とタラコを混ぜただけだとちょっともったりしてるので、パスタの茹で汁をちょっとカップにとっておく。(熱々の茹で汁を混ぜると卵がパサパサになってしまうから、冷ましたいんです)

パスタはちょい少なめ60グラム、夜食だからね〜。

茹で上がったパスタの粗熱を取りソースと混ぜて出来上がり。所要時間10分ほどのローマ風カルボナーラタラコ風味。イタリアなんだか日本なんだか。

所要時間10分、ほんと卵かけご飯みたいなもんだよな〜。

オリンピック

2016-08-15 12:06:26 | スポーツ
オリンピックですね。

昔、村上春樹が「オリンピックにあまり関係ないオリンピック日記」というエッセイを書いてたけど正に僕もそんな感じ。


‘THE SCRAP’―懐かしの1980年代



何せテレビが無いのでね。

別にオリンピックに批判的なわけではなくて、単純に「ま、観なくてもいいかー」と思ってるだけ。やってる方々はすごいと思うしメダルとってもとれなくても素晴らしいことだと思うけどね。国のためとかなんとか考えてもいいし考えなくてもいいと思う、なかなか出られるもんじゃないので悔いなくやっていただければいいと思いますよ。

お盆に実家に帰って、やっぱり実家だと何となくテレビがついているのでちらっと観ましたよ。残念ながらとにかく本当にテレビ中継ってのはウルサイね。キャスターの方も仕事だから仕方ないんだろうけどもう少し落ち着けばいいのに(笑)解説とかオフに出来るボタンがあればいいのにな、と思います。

ところでさ、最近の柔道って道着乱れすぎじゃないですか?いいの?あれで。

上着が帯で締められてなくて単に羽織ってるだけになってる。たまに審判が乱れを注意するんだけど、中にはちょっと正してすぐワザと上着を乱す人もいる。

良くないと思うんですよね〜。

だってさ、柔道って基本的には道着を取って技をかける競技でしょう?はっきり言ってしまえばビシッと着てるより乱れてたほうが有利だと思う、なかなか技を掛けられないということだから。例えば上半身裸の人に一本背負でもなんでも、柔道の技を掛けるって結構大変だと思う。

だから「勝つ」ということだけ考えたら、自分の着衣は乱れてた方が良いんだろうと思う。

でもさ、そういう物なの?「柔道」って。

技一つにしたって単に力で相手ぶん投げればいいってもんじゃなくて心技体揃って一本なんじゃなかったっけ?

まぁ、そういう考えってはっきり優劣決めなきゃいけないオリンピックにはなかなかそぐわないだろうけどね。

これはちょっとすごいね。。

2016-08-03 21:39:23 | 
Kindle unlimitedというサービスが日本でも始まりました。

これはAmazonのサービスで、月980円で電子書籍が読み放題、というもの。

最初、「そういうのが始まるらしい」と聞いた時はどうもピンと来てなかった。「読み放題とは言え読みたい本無かったら意味ないよなぁ」と思ってたんで。

初月無料らしいのでちょっと始めて見たんだけどさ、、、

すごいね!コレ!!


例えば文学・評論だけで1万9千冊くらい読めるわけ。

で、なかには「そうそうこれ買おうと思ったんだよな」って本もある。

さくっと読んだのがこのあたり。




どちらも面白く、「こんなん、実質無料で読んじゃっていいのかなぁ」と思うくらい。

誰かが書いていたんだけど、

「今までの電子書籍は『自分の本棚』を持ち歩く、って感じだったけどkindle unlimitedは『図書館を持ち歩く』って感じ」

確かにそう思う。全部で何冊あるのかわからないのだけど(漫画だけで3万冊以上あるらしい)、とにかくたっぷり本があってそれが月額980円で読み放題。どうやら著者には「読まれたページ数分で印税、というかとにかくフィーが払われる」らしい。

これは自費出版の人とかどんどん登録するだろうね。自分で本買いてPDFにしてAmazonに登録しておけば初期経費ほとんど0で印税が入ってくる可能性があるんだもの。

Amazonは今までいろんなサービスをやっていてそのたびに僕は使ってきた。

もちろん、ネットで本が買える、って最初の頃から、Amazonプライムビデオでビデオ見放題とか(今も使ってる)。

でも今回のkindle unlimitedは今までで一番の衝撃と言っても過言では無いかも知れない。もしこれが25年くらい前からあればなぁ。。僕が今まで本に費やしてきたお金がかなり節約出来たかもしれない。

もちろんこれがあったって本は買うだろうけど、それでも。

ちょっと普通の出版社とか本屋さんとかのビジネスモデルが心配になるくらい。すごい時代になったものです。