浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

家、ねぇ。。

2016-02-28 13:05:58 | 日記
昨年秋に引っ越して新しい家を満喫しています。やっぱいいね、広い家は。前の家の平米数から約2倍になっている。押し入れもまだまだ入りそうだししばらくはここでいいなーと思ってます。

で、やっぱり賃貸で暮らしていると時折、「家買わないの?」というようなことを耳にする。

うーん、買ったほうがイイんでしょうか。。そのへんがよく分からない。

そりゃ僕がビル・ゲイツさんだったらば「おう、家2,3件見繕ってくれや」(ゲイツはたぶんこんな話し方しない)と豪気に買っちゃうけどねぇ。

元々、僕は生まれ育ったのが茨城で僕が小学校に上がる頃に親が一軒家を建てた。僕の地元にはマンションとかがあまり無いのでどうにもこうにも「マンションを買う」という感じが分からない。かと言ってじゃあ東京で一軒家建てるってのも現実味が無い。

みんな、どうしてるの?分からないんだよなぁ。。

最近、仕事で東北をぐるぐる回っているんだけどお客さん(大体、経営者)のところ伺うと事務所兼自宅だったりする。そうするとさ、やっぱり東北の家はでかいんだよね。もちろん駅まで車で30分、最寄りのコンビニまで車で20分とか不便な場所ではあるけども、ぶっちゃけいまAmazonさえ届けば何処でも良くないですか?

こないだ札幌行った時も電信柱に家の広告とか貼ってあって「4LDK2,000万」とか書いてあるの。正直、夢広がるよね~。僕の仕事はお客さんのところに行っている時を別にすればパソコンとネットさえあれば出来るわけで、札幌に住むってのだって不可能ではないと思うんだよね。

ローン組むにしてもねぇ。。35年ローンとか?いやごめん、僕無理っす。35年ずっと毎月毎月払い続ける、と考えただけで「うわぁ、無理」と思ってしまう。35年後、その町がどうなってるか分からないし自分自身どうなっているかも分からない。

うちに入ってくる新聞広告もマンションの広告とか多いんだけど、50㎡で5000万、とか。もちろん単純に広さだけが問題ではなくて設備とか場所とかいろいろ関係しているんだろうけどさ。どうにもなぁ。。

みんな!モノポリーやろうぜ!という話

2016-02-23 21:26:13 | 日記
最近思うところがいろいろあるんだけど、ひとつは「交渉」の話。なんだか交渉が下手な人が多いなぁと思うんだよね。

そりゃ僕だって交渉上手とは言わないけどまぁ、それなりです。ていうか好きなんだよね、交渉。

別に「交渉してがっぽり有利な条件引き出してやるぜ」って訳じゃなくて、どうせ取引するならちょっとは楽しみたいじゃん?なんかフリマとかでさ「これどうなのー?」「旦那に言われちゃかなわねーなぁ、、じゃあこれも付けるよ!」「いよっ!商売上手!」みたいなやり取り自体が大好き。

そういう文化がどうも減ってきてるような気がする。「金あるからよこせ」「無いから諦める」ってやり取りだけだと味気ないじゃあありませんか。

そこで僕の提案なんですが、みんな!モノポリーやろうよ!知ってます?モノポリー。楽しいよ。要は「不動産取引をテーマにしたすごろく」みたいなもんなんだけど、肝は「不動産取引はプレイヤー同士の交渉による」ってとこなんですよ。

安い物件でも相手の状況見て高く売り付けることも出来るし、逆に高い物件を安く手に入れることも出来る。プレイヤー同士が合意すればなんでもあり。学生時代よくやってました。最後の方なんて「わかった!タバコ一箱やるからそのボードウォークくれ!」とかやってたもの。

そういうゲームで交渉の練習するの大事だと思うなぁ。TPP交渉とかどうなのさ?

つーことでモノポリーやりたくなってきました、誰かやりません?

「映画の中で人が恋に落ちることを見ることはとても愉しいことです」

2016-02-12 15:21:27 | DVD、映画
風邪ひきまして。先週、ずっと東北出張、土曜日の夜に帰ってきて日曜日の夜にまた家を出て、建国記念日の前の日に帰ってきた。どうも咳が出るな、と思ってたんだよね。やっぱりホテルに泊まっているととても乾燥しているのですぐ喉をやられてしまう。そもそも仕事でかなり喋っているということもあるので喉に負担がかかる。

建国記念日はちょうどいい休養日だな、と思ってほとんど横になって過ごしていた。暖かい格好をして暖房をつけて、当然、加湿器もガンガンかけて。ちょうどいいや、と思って映画ばかり見ていた。

Amazonプライムビデオはこういう時に便利だね~。Amazonスティックというのを5,000円くらい(僕はなんだかセールの時に買ったので3,000円くらいだったと思う)買ってテレビに繋いでWi-Fiに繋げばビデオが見放題。Amazonプライム会員(年3,000円くらいかな)になる必要があるけど、僕はAmazonのクレジットカードを持っているのでそれについている。

いやもうこれはレンタルビデオ店なんてかなりきつくなるだろうね。。

まず見たのは「きっと、うまくいく」というインド映画。観たかったんですよね~。とっても評判が良くて。。


(とりあえずyoutubeにあった予告編的な動画貼っておいたけど、この動画あまり良くない。。ちょっと本編とぜんぜん違う感じになってます。。)

で、観てたらさ、もうね、滂沱の涙(T_T)いやいや泣きました。

話としては、大学を卒業して約5年、大学時代にとても仲よかった友だちを探す旅に出る、それと共に彼らの大学時代の思い出が語られ、、、というものなんだけどとっても素晴らしいです。話に関してはぜひ観ていただきたい。

インド映画と言うとところどころ群舞シーンが挿入されるのがお決まりで、それがイヤだ、という人もいるかも知れないけど僕は群舞シーン大好きです。

この作品の群舞シーンはどれも素晴らしかったけど、特に「ある女性がある男性を好きになって、もうベッタベタな愛の歌を二人で歌うシーン」、こーれがもう、「なにこれ?昭和?50年代のハリウッド?」と思うんだけど、それでもこの時代にここまでベッタベタなのが逆にいい!

映画評論家の町山智浩が言っていた。

「映画にはアクションが必要です、バイオレンスも必要です、そして必要なのはロマンスです。映画の中で人が恋に落ちることを見ることはとても愉しいことです。」

本当にそのとおりで、このシーンも女性は別に「あなたが好きなの」なんて言ってない。だけど、観ている誰もが「ああ、ここでこの女性は恋に落ちたんだな」と解る。もちろん演出はベッタベタですよ、女性の顔に柔らかい風が吹いて、女性の髪がゆるやかに振れて。そこから甘々の群舞シーン。「ダセェよ!」っていう人もいるかもしれない。でもさ、インド映画はそこがいいんじゃな~い。

171分あってちょっと長いけど、まぁいいんじゃないですか、とってもいい映画ですよ。

水沢にて。

2016-02-07 22:35:32 | 食べ物
大葉と葱と茗荷をみじん切りにして混ぜときます。
醤油に山葵を溶いてそこに白胡麻を散らして、茶碗に盛ったご飯に軽く混ぜときます。ご飯の上の片隅に大葉葱茗荷のみじん切りを載せ、ご飯の真ん中に卵を割り入れます。ええ、つまりは卵かけご飯ってことです。

岩手県奥州市の水沢駅に日曜20時に着きまして、なんとなく見つけた店に入り晩御飯。岩手ってことで浜千鳥(釜石の地酒)があってそれだけで満足なんですが、〆に何気なく卵かけご飯頼んだらこんな手の込んだのを出していただけまして。

いや、これが美味かった~。。

大葉葱茗荷白胡麻醤油卵は目で見えるから味も想像つくじゃん?ポイントは醤油に溶いてある山葵なのよ。まったく想像して無くてさ。もうね、止まらずかっ込んだですよ。

いや、正確に言うと途中でそれまで使ってた(って言い方も変ですが)刺身用の醤油小皿があって。鰯の刺身を生姜醤油で食べてたんでその生姜醤油も丼にぶっ込んだ。そりゃぶっ込むよね。

うん、美味かった。写真は無いです、以上!

弱かったから、淋しかったから

2016-02-04 22:37:55 | ニュースから
ども。気づけば2016年ももーう2月。みなさんいかがお過ごしですか?

僕の一月は、例えて言うなら、

ちょっと小石につまづいて「おっとと」と思って足をついたところに画鋲があって「待て待て」と思ったところに矢が飛んで来て「マジで!?」と思ってのけぞったら後ろの壁に頭ぶつけて「痛っ!」と思って横に避けたらダンプカーが飛び出してきてはねられた、って感じです。

つまりまぁ散々だった、ということですね。

なんか「ちょっと待って、体勢立て直させて」と言ってる間も無くなんかいろんなことが来た、と。ムム、もしやこれが厄年?厄払い行こうかなぁ~。

自分のことはまぁ自分のせいなので仕方ない。

でもね、ニュースでもいろいろありまして。。

グループ解散?とかLineが流出してゲスの極み(しかしこれはバンド名がこういう時困るね。。バンド自体、僕はとても好きで聴いてるけど)だとかはまぁ、「ほっとけば?」と思ってた。僕んち、テレビ観られないし。

個人的にドーンと来たのが元プロ野球選手のニュース。これはやって欲しく無かったなぁ。。

僕は野球あまり観ないし知識も無い。だけど、あの選手だけはやっぱり無関心ではいられなかった。好き嫌いは別としてやっぱりどうしても目というか意識の中に入ってきてしまう存在だったと思う。だからこそ、ああいうことはやって欲しく無かった、、ほんとに。

でね、あの報道でひとつだけ違和感があってさ。

あの人に限らずああいうドラッグに関する報道で「おそらく、本人が弱かったんでしょうね」だとか「実は淋しかったんでしょうね」とか言うじゃないですか。いや、言ってもいいよ、そして本当にそうなんだろうと思うよ。

でもさ、それとこれとは別じゃないですか。

もちろん「弱かったり淋しかったらやっていい、と言ってる」なんて僕も思ってない。

だけど、そういう風に言ったら何人かの人が、とんでもなく弱く淋しくなった時、「こっちに行けば救われるのかも」と思ってしまうかもしれないじゃないですか。

弱さや淋しさはみんなあるよ、たぶん。そしてそういう人の隣に「こっちくれば強くなれる(なった気になれる)、淋しくない(と感じられる)方法あるよ~」という悪魔の誘いがあるんだよ。

それは弱く淋しい人の、つまり我々全員のすぐ隣に。

だから、「やっちゃいけない」んですって。

こういうニュースから僕らが学ばなければいけないのは「弱く淋しいからやった」ではなく「すぐ隣にある、だから注意深くいなければいけない」ということだと思います。