浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

毎日ハッピー

2018-04-21 09:59:48 | 仕事
今、僕は自分で仕事をしている、つまり「会社員」では無い、ということ。

どうせ一人だし何か大きな借金(例えば住宅ローンや奨学金)があるわけじゃないし、日々食ってくらいは出来るんじゃないかなーと思っていたけどそれはそのとおりだった。

というか想像よりも、ありがたいことに仕事は多々あって、会社員で居た時よりは金銭的にも時間的にも余裕がある感じがする。

単純比較は出来ないけど、会社員時代から考えて「時給」ということで言えば体感的には5倍くらいになっている気がする。ありがたいこってす。

で、最近思うんだけど自分でビジネスするせよ、あるいは人に雇われるにせよ、根本的な大事なこと(そりゃたくさんあるけど)は、3つ。

「質問には答える」
「嘘をつかない」
「自分が悪いときにはちゃんと謝る」

この3つをしっかりやっている人って意外と世の中に多くないので、これをやっていると結構信頼される。もちろん僕だって常に完璧に出来ているわけじゃないけど。

それでも、極力、出来る限りこれらをやっていると問題はあまり起きないし、起きてもそんなに大きくならず毎日ハッピーに生きていける。

逆に言うと、この3つを逆にしていると問題は加速度的に大きくなる。

つまり、

「質問には答えない」
「嘘をつく」
「自分が悪くても謝らない」

ということ。

いや、誰のことを言ってるってわけじゃーないっすよ。

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普通でしょ?

2016-04-11 22:31:28 | 仕事
僕は、いわゆる普通の会社員生活は送ってきてない。

普通の、ってどういうことかと言うと大学3年の時から就活して、スーツ着て会社説明会行って「志望動機は御社の将来性に、、」とか言って合同入社式出て、昼休みは公園で同僚とバレーボールして、非常階段でチューして事務員から付箋で「今夜、いつもの店で」なんて言われて、、みたいな会社員。(つーか想像が古いね、我ながら)

なもんで普通の会社員の生活ってものがよく分からない。

でさ、最近聞いて衝撃的だったの。

あのさ、

昼休憩時間が決まってる会社ってあるんですって!

しかも12時から12時45分の45分間だったりするの。

マジで!?この時代に!?

そんなん例えばちょっと気になるレストランとか行ってついついワインとか頼んじゃったらもう45分間なんてすぐじゃん!(ダメですよ、仕事中にワインなんか飲んじゃ)

昔さ、結構なオフィス街でイベントでちょっと1日仕事したことがあって。周りに美味しそうな店が無かったから昼だけの屋台みたいなとこで弁当買ってさ、天気もいいし近くの公園で食べてたの。そしたら昼頃にその屋台めちゃめちゃ行列になっててそれ見ながら「みんなもっと早く来れば良いのにね~パクパク」とか思いつつランチしてたことがある。でもね、そうか!みんな12時にならないと会社出られないのね!そうだったのか~。

あのさ、(^^;;

バッカじゃないの?

ごめんね、失礼なのは百も承知。

だけど、完全にバカでしょ、そんな風にする経営者。

例えばさ、昼休憩は12時から13時って決めてる会社が「明日から休憩は11時50分から12時50分」って決めても業績は絶対下がらないよ、これは賭けてもいい。そんなん関係ないもん。

いやぁ、そんな会社まだあるんだね~。

もしかすると「ウチの会社は13時には窓口開くから13時には戻ってないといけないんだ」とかいう会社もあるかも知れない。それでもさ、そんなん同僚に「今日ゆっくり飯食いたいから13時半に戻るわ、その代わりあなた別の日にゆっくり飯食ってきていいからさ」と言えばいいじゃん。「その同僚がいないんだ、俺1人なんだよ!」??辞めちまえそんな仕事、マジで。

仮に1人だったとしても昼飯食ってて10分窓口開けるの遅れてブーブー言う客なんてほっとけよ、本気で。

「13時になるとお客さんから電話かかってくるから、、」??この時代に?みんな携帯あるのに?ご飯食べてる時に携帯かかってきたら「すいません!いま飯食ってまして!でも伺いますよ」でいいじゃん。「なんで13時10分に飯食ってんだ!」とか言うお客さんこそ本気でほっとけばいい。

あのさ、人間だもの、12時になっても腹減ってない時くらいあるでしょ?12時に腹減らなかったけど12時50分に「うわー、ラーメン食いてえ」と思う時あるでしょ?なんで12時からの1時間で必ず飯食わないといけないわけ??

いやぁ、僕は無理っすね~。

食べたきゃ食べるし食べたくなきゃ食べない。食べないで3時にうどん食いたくなりゃ食べる。行きたい店が昼に混むなら11時半に行って12時に出る。

普通でしょ?これ。

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そりゃちとずるい

2015-07-30 09:17:16 | 仕事
ま、言ったって仕方ないことなんですけど、「こういうのはちっとずりーよ」と思ったので書いときます。

Facebookで流れてたリンク

冒頭だけ引用しますね。

---
「日本の企業ってつまんないです。もう日本に来るのはやめようと思います。」


何年か前に、日本にインターンにやってきた、ハーバード大学の学生から聞いた言葉だ。これはあかんと思った。やる気があり、企画力もある世界のトップレベルの学生を活かすことができない日本の企業・・・。



これは一企業の問題ではない。日本という国にとっても良くない。日本に来ている時点で日本のファンなのに、日本を嫌いにして返してしまっている。
---

ウガー!!これだけで突っ込みたいところ満載ですが、まぁいい、落ち着けオレ!

まずこの言葉、

---
「日本の企業ってつまんないです。もう日本に来るのはやめようと思います。」
---

はっきり言ってこんなこと言う人は居ないと思うけど、まぁ仮にホントにこのまま言ったと信じましょう。

いや、待て、ホントにこんなこと言う人いるの?ちょっと要約しすぎてるんじゃないの?インターンにわざわざ来るんだから、もともと、日本にはそれなりに興味を持っていたんでしょうね。それがどれだけの期間かわからないけど滞在してみて、それなりに日本は興味深かったんじゃないの?いろんな思い出が出来たんじゃないの?様々な人に出会ったんじゃないの?
それが仕事がつまんなかったからとしてももう二度と日本に来るのをやめようと思うかね?旅行だったら来るんじゃないの?例えばだけど「飛行機代全部出すよ」って言っても遊びにも来ないの?

ま、いい、この言葉通りのことをこの人が言ったとしましょう。

つまり「(インターンとして働いてみて)日本企業ってつまんないです。もう(どんな理由があろうとも、たとえタダでも)日本にくるのはやめようと思います。」と言ったとしましょう。

もしそうだとしたらさ、まずいいですか、インターンということは短い期間だよね、長くても10年てことは無いでしょう。仮に半年としときましょう。学生と書いてあるからそんなに年配では無いよね、もちろん何歳だって学生になれるわけだけど、インターンやるくらいだから若いでしょう、仮に20代としましょう。しかもたぶんインターンしてみたのはそんなにたくさんの企業じゃないよね。普通1社か2社でしょう。仮に2社としましょう。

あのさ、20代が半年で2社でインターンしてみて、つまらないとか何を言っちゃってくれてるわけですか?(^^;;

(もちろん労基法的に問題なこととかがあったならそれは別の話。それは出るとこ出てちゃんとした方がいい)

僕だったらこう言いますよ。

「世の中につまらない企業なんて無い。あなたがその企業を楽しめるかどうかだ」

だってそうでしょ?もし仮に本当につまらない企業があったとしたら、それはそれで「うわー、ここなんでこんなにつまらないんだろう?何が原因なんだろう?」と考えたらめちゃくちゃ楽しくないですか?

更に言えばさ、半年2社の企業で働いて、つまらないと思っただけでその国に来るのもうやめようと思うって、どれだけ心狭いのさ?(^^;;

ハーバードだかハーバーライトにかもめが飛んだ~♪だか知らんけど、大学で何学んできたの?もし僕がこんな人に出会ったら「OK、もう来なくていい」って言うと思いますよ。

だからさ、絶対こんなこと言っていないんだって。こんなこと言う人いるわけないじゃん。

それをさぁ、さもハーバードという名前出して「日本企業が、ひいては日本全部がつまらないから問題だ」と問題提起しているのは、ほんとうに「おいおい、そりゃちょっとずるくないかい?」と思うんだよね。
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営業

2015-07-27 14:05:32 | 仕事
「営業」って言葉をよく聞く。

「仕事は営業やってます」
「営業向いてるねー」
「営業はやりたくないです」

とかね。

あのですね、僕はこの「営業」、まったくわからない。

もちろん、例えばラーメン屋の軒先に「営業中」って書いてあったりする、その「営業中」は理解できるんですよ。「営業」は「業を営むこと」ですから「あ、今は業を営んでるんだな」と分かる。

集英社国語辞典(第三版)で営業をひくと「利益を目的として事業を営むこと」とあるの。

だからさ、「仕事は営業です」って言われたら「仕事は業を営むことです」だから「いやいやそれはだから、どんな業を営んでるのさ?」と思っちゃうね。

僕自身は営業という仕事をやったことがない。驚かれるけど本当です。名刺の肩書きに営業と書いてあったことも無いし営業部に所属したことも無い。

もちろん、販売の仕事はやったことある、顧客対応の仕事もある。僕の仕事人生のメインしてはコンサルタントとしての仕事を多くやってきましたよ。

でも、営業の仕事やったことないんですよね〜。

だから教えて欲しくて「営業ってなんですか?」って色んな人に聞くんだけどあんまりみんなちゃんと答えてくれない。

「やっぱり仕事は営業力だよ」とか言う方がいらっしゃるんで「営業って何ですか?」と聞くと多くの人がキョトンという顔をする。ほんとに漫画みたいにでっかい文字で「キョトン」という擬音が見えるくらいに。

「いや、冗談で聞いてるわけじゃなくて僕、分からないんです、やったことないから。営業って何なのか教えてください」と聞くと、「そんなのお客さんに商品売ることに決まってんだろ」とか言われる。

「え?決まってるんですか?僕の持ってる辞書(集英社国語辞典第三版と岩波国語辞典第七版新版)には営業=売ることって書いてないんですけど。。よしんば営業は売ることだとしたら僕はそれって『販売』という仕事だと思っていたんですけど違います?なんで『販売』って言わないんですか?」と聞くとさらにキョトンとされる。

「営業は売ることだけじゃなくて色々あるんだよ」「うん、ですからその色々を教えて欲しいんですけど、、、」とやっているとなんか相手が僕にムカついてきてる空気を感じる。

なんで?(^^;;

別に馬鹿にしているわけではなくて単に教えて欲しいだけなんだけどなあ。。
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いるわけないじゃん!

2014-07-17 00:50:24 | 仕事
たまにする教育の話。

今の教育の流行語は「グローバル人材」です。

文科省のサイトには「スーパーグローバル大学等事業」というページがある。

まずこの言葉のダサい感じがすごいね。ほら、子どもがよく自分勝手な必殺技を言ったりするじゃん。「スーパースペシャルロケットパーンチ!」とか。そんな感じ。

で、そのページの冒頭にはこうある。

"若い世代の「内向き志向」を克服し、国際的な産業競争力の向上や国と国の絆の強化の基盤として、グローバルな舞台に積極的に挑戦し活躍できる人材の育成を図るため、大学教育のグローバル化のための体制整備を推進する。"

最近、僕の心の中の口癖は「しらねーよ、バカ!」です。いやザマスね~、お下品ですこと、オホホ。

僕がそもそも聞きたいんだけど、「グローバル人材」って誰のことをイメージしているんだろう?

例えば、誰でもいいけど、「○○さんのような人がグローバル人材だから、そういう人を育てよう」というのならまだ分かる。文科省が「○○さんのようになりなさい」と言って「はい」と思うか「しらねーよ、バカ!」と思うかは人それぞれだと思うからまぁいい。

でもさ、ほんとに「グローバル人材」って誰のことを言っているんだろう? ほんとに教えて欲しいんです。ソフトバンクの孫さんとか? ユニクロの柳井さんとか? それともスティーブ・ジョブズとか?

それがわからない。

例えばグローバル人材って「何カ国語も話せて、世界中を飛び回って、ビジネススキル高くて、それでいて日本の高い税金を黙って払って、日本で会社を経営している人」?

いるわけないじゃん! そんな人、さっさと日本を飛び出して税金安かったり起業し易い他の国、例えばシンガポールだの、に行ってるよ。

というかそもそもそんな人、日本の大学行くわけ無いじゃん。日本どころか大学すら行かないと思うよ。

とにかく「グローバル人材って例えばこういう人です」というモデルを出さずに、「これからグローバル人材にならないと就職無いですよ」という論理はフェアじゃないと思う。

だいたいさぁ、大学という高等教育で「将来的に役立ちます」みたいなことを教えようと思ってるのがあんまりセンス無いと思うんです。

で、僕の大学改革言っていいすか?

めちゃくちゃ学費の安い大学作るの。えっとね、入学金10万、年間授業料6万くらい(つまり月5,000円)。

どうやってそんなに安くするかというとまず職員は必要最低限、例えば就職課は無い。就職?知らんがな、勝手にやって、という感じ。教員の給与もめちゃくちゃ安い。ただ、それだけだと誰も働きたくなくなってしまうので、「余計な会議、余計な書類は一切ないです。好きなこと好きなだけ研究してください。ただちょっと授業はやってね」ということ。つまり「給与は安いけど好きな研究いくらでもやっていいよ」ということ。

「好きなことしてていいよ」と言われたらみんなサボるんじゃない?と思うのは本当にアカデミックな人を知らない人の意見。本当にアカデミックな人というのは好きにやってと言われたら寝食忘れて没頭する。

もちろんそのためには大学側が文科省に「文科省指導?しらねーよ、んなこと。補助金減らす?どうぞどうぞ。その代わり無駄な書類は一切出しませんから」と強気に出る必要があるけどね。

どうすかね?

「給料なんて飯食えるだけで十分、ただオレは好きなことだけ研究したいんだー!」って人って結構いると思うんだけど。

で、そういう研究ばっかりしている人がたまに穴蔵から出てきて授業をする。それ聞いて学生が就職できるかどうかなんて知らん。たぶん出来ない。でも中には「あの先生の話を4年間聞けるなら面白そうだ、親はそんなのに授業料出してくれないけど年間総額6万なら自分で払えそう」と思って入ってくる学生いると思いません?

年間総額100万の授業料を自分で払うとなるとはっきり言ってバイトまみれになって、それこそまともに授業出られなくなって本末転倒だけど、6万くらいならねぇ、なんとかなりそうじゃないですか。

すると、好きなことをたっぷり研究している教授とその話聞いているだけで楽しいという学生ばかりになる。将来?就職?しらねーよそんなこと、という人達。ただただ細胞がどうだとかオイラーの公式がどうだとかこの文型がどうだとかしか考えていない人たちばかりのコミュニティ。

ほんとのイノベーションってこういうところからしか出ないと思うよ。たぶん彼らがやってる研究って9割は無駄になる。(ただし今の時代においては役に立ちそうもない研究だって論文になれば残る。残ればいつか意味が出る) でも1割はトンデモないものが出てくる可能性がある。学生だって卒業後「あの4年間は社会的にはなんの役にも立たないことやってたなぁ」と思うだろう。でもその経験(つまり、周りから見ればまったく無駄なんだけどそれでも好きなことだけを考えていた4年間、という経験)ってめちゃくちゃ貴重だと思います。

もし僕が人事担当で採用面接とかしてて「学生時代なにをしましたか?」と聞いて「4年間24時間、英語のtheについて考えていました」と言う人が来たら嬉しくて採用しちゃうかもなぁ。

日本にひとつでもいいからそんな大学があったら素敵だと思うけどなぁ。


--------------------------
と、思ってたら総務省が次世代のジョブス探しを始めたらしい。

http://realtime.wsj.com/japan/2014/05/28/%E3%80%8C%E5%87%BA%E3%82%8B%E6%9D%AD%E3%82%92%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E3%80%8D%E2%80%95%E7%B7%8F%E5%8B%99%E7%9C%81%E3%81%8C%E5%92%8C%E8%A3%BD%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA/

ざっくり要約すると、

「出る杭を支援したい」ということで独創的なアイディアを持つ法人を支援するために年間300万支援する、と。対象者には研修も用意されていると。

はっきり言いますけどね、バッカじゃないの。

ジョブスのレの字もわかってない。そもそも「国からお金もらおう」なんて人がジョブスのように独創的なわけないじゃん。しかも300万程度の金で。

ジョブスなら「たった300万もらうために国に対してめんどくさい書類を出さなきゃいけないならそんな金いらねーよ。研修?俺に研修できるようなヤツいるわけねーだろ」と言うでしょうね。


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年末に考える「適職」について

2013-12-22 15:42:22 | 仕事
うわ!あっと気づいたらもう年末。年末、年末ゥゥゥウ!

12月1日に就職活動解禁されたってさ。へー。そういうの僕、ぜんぜんわかんないんですよね。。

大学3年生の12月から1年弱、就職活動というものに忙殺される大学生活ってほんとにどうなんだろうなぁと思う。大学時代に僕はまともな就職活動をしたことないんだけど、何にも言えないけど。一生懸命やっている学生に何の問題もなくて、システムの問題なんだと思うけど。

日本の就職事情について、まず大前提としての僕が感じる問題は「世の中に自分にぴったり合った職業がある」といういわば「適職幻想」なんじゃないかなぁと思っています。

どうもなんとなく外側から眺めていると、就活生というのは「自分に合った職業」を探して、何十社も会社説明会なんか出てるんじゃないかなぁ。

僕みたいな未熟ではっきり言って社会人としてはかなり失格のラインの人間がちょっと言わしていただくなら。

適職なんてものは無いよぉお。いやぁ、ほんとそれは無い。いや、ちょっと語弊があるなら言い換えると「働いたことがない人に適職なんか分からないよ」ということ。

はっきり言って僕、今やっている仕事はそれなりに好きだし、楽しいと思っているし、向いているとも思うんだけど、こんなのやってみる前には分からなかったもの。

やりたいことでもやってみたらそんなに楽しくなかったり、やりたくなかったけどやってみたら案外楽しい、ってこととかあるよ。

英語の「天職」って言葉が僕は結構好きで、それは「Calling」。キリスト教的に言うと「神が君はこれをおやんなさい、と呼んでいる」と言うことらしい。僕はまったくもって一般的日本人の宗教観しか持ち合わせていないけど、この感じはよく分かる。

まっさらな状態で「これやって」「これよろしく」「これお願い出来ないかな?」とか言われたことに右往左往している間に「あ、案外これって自分向いているのね」とか「へーこういう仕事って結構楽しいもんだな」と思うものじゃないかと思う。

例えば僕が自分でも気づいていなかったけど案外自分に向いている仕事というのはエクセルを使った数値分析。もともと理数系は大の苦手で生きてきたんだけど、これはこれでやってみると楽しいし、案外得意。

そういうもんだと思う。

どこでもいいから働けば、と言うつもりはないんだけど、とにかく入ってなんやかんややっているうちに見つかるのが「適職」なんじゃないかなぁと思う。

就職で内定が取れないくらいで気を病むことは無いと思いますよ。いや、僕みたいな人が言うことじゃないと思うし、当の本人にとっては一大事なんだろうけど。

実際、社会出てみて思うことは「どんなことやってても案外食えている人いるもんだなぁ」ということだもの。ほんと今の日本っていろいろあるけど案外いい時代だから食ってくことは出来ると思うんだよなぁ。

と、三連休ずっと仕事しながら考えた。
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アウトソーシング

2012-12-05 19:14:02 | 仕事
ちょっと仕事で「テープ起こし」をしなければいけなくなった。

もちろん今、テープなんか使っていない。講演を録音したICを手で打ち込んで文書にしなければいけない。やったことがある人はわかると思うけど結構手間のかかる仕事です。昔に比べるとICデータになった分、早送りなんかが簡単なので少しは楽になっているけど。

1時間のものを起こすとなるとどうだろう、2時間くらいはかかるかな。

昔はよくやってました。僕、案外巧いのよ。人の話を起こしたこともあるし、自分の話もよく起こした。主に勉強のため。

話がちょっとずれるけど、「自分の話した内容を、自分でテープ起こしする」というのは「上手な話し方をするための訓練」としてはかなり効果があると思っている。自分の話を起こしていると「ああ、ここでこういうこと言うべきだったな」「ここの話はちょっと長いな」という構成の不備がわかるし、自分の「話し癖」もわかる。「話し癖」というのは「あ、えーっとばっかり言ってるな」とか「●●ですね、ばっかり繰り返しているな」とか。話が下手だ、もっと上手になりたい、と思っている人に僕はまず「自分の話をテープ起こしするといいよ」と薦める。かなり本気で薦めているけど「よしじゃあやってみます」という人は一握り、更に実際にやってみる人はもっと一握り。「いいな」と思ったことをすぐやってみる、というのがスキルアップの一番のポイントなんだけどねー。まぁやらなくて困るの俺じゃあないし(←性格悪い)

話戻します。

今回のテープ起こしは納期も迫っているので「外注しちゃおう」ということになった。

で、ネットで探して見つけたのがこのサイト。

「ランサーズ」

どういうことかと言うと、このサイトには「ランサー」と呼ばれる仕事を請け負える人が登録されている。で、クライアント(この場合は僕)が「こういう仕事をいつまでにお願いしたい」と書き込むと「いくらでやります」という提案をその人たちからもらえる。その人たちの中から一人を選び、お願いする、というもの。

だいたいこういうのはお金のやり取りが問題になるものだよね。実際の仕事でも未収金が発生したりするし。でもこのサイトは仕事を請け負ってもらった段階でこちらがこのサイトに仮入金する。請け負う側としては仕事さえすればサイトからお金がもらえる、ということが分かった状態で仕事に取り掛かれる。クライアントとしても、上がってきた仕事が満足できればその仮入金分を本当に入金すればよいだけ。

トラブルがまったく無くなるというわけではないだろうけど、極力リスクは避けられる。

今回お願いしたテープ起こしは品質・納期についてまったく不満なく納品してもらえた。

助かるわー。

料金について、今回は初めてだったのでちょっと不安だったのでかなり安い金額でお願いした。でも納品物を見たらもうちょっと払っても良かったな、と思うくらい。

普通の会社の見積もりも見てみたんだけどはっきり言って3分の1の価格でした。

ふむー、いいWebサービスもあるもんですね。

もちろん会社に発注しているのではなく個人なので信頼度はどうかとかそういう懸念点が消えないわけではない。でも使い方によっては結構便利だと思う。実際、今回はすごくいい仕事をしてくれたわけだし。

個人事業でいろいろやっている人に取っては外注先として便利なんじゃないかと思いますよ。
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イマドキの学生

2012-09-21 11:28:55 | 仕事
たまにだけど現役の大学生と話をすることがある。なんでか男子ばかり。まぁ女子大生だとなに話していいかわかんないからいいんだけど。

大学生と話してると「真っ当だなー」と思う。

僕が会う大学生はいろいろ考えてNPOとかやっている人なので真っ当なのも当然かも知れない。確実に僕が大学生だった頃よりいろいろ知ってるし考えてる。まぁ僕はひどすぎた。

「今の学生は弱々しい」なんてことをいう人もいるけど、そうとも言い切れないっすよ。

ただ全体的に将来に不安を持っている傾向はあるような気がする。

そりゃそうだよね、こんな時代だもん。「なんも不安ねーっす」って学生のほうが「大丈夫かよ、お前」って思っちゃうよね。

先日、学生と酒を飲んでたんだけど、僕がいい続けていたのは「やりたいことやったほうがいいよ」ということ。

なんかこんな時代だから安定を求めてなりたくもない公務員になったりするのもどうももったいない気がする。

もちろん子供の頃から公務員に憧れてそういう仕事したいんです、というなら問題ないけど。

今の時代、どこに行ってもマックと吉野家とユニクロはあるんだから生きていくことは出来る。一方で40年後も安泰な仕事なんてない。あのソニーですらエライ赤字なわけだし。

僕の大学の同期で安定を求めて地元の役場に勤めたものの御多分にもれずそこも財政赤字で毎日「このままの税収だったら町は何年持つか」というシミュレーションを毎日している人がいる。そういうのもどうかと思う。

だったら自分が真剣になれる仕事したほうがいいんじゃない?いい給料もらえるかどうかなんて結果論なところもあるんだし。

そういう話すると相手の学生の顔も少し明るくなる(ような気がする)

僕の話が正しいかどうかは僕にも分からない。でもこういう話もひとつの意見としてあってもいいんじゃないかなと思う。みんながみんな真面目な事ばっかり言っていたら学生も息苦しいだろう。

加えて言うことは「自分の仕事を楽しそうに話さない社会人のことはあんま信じなくていいよ」ということ。そういう人がダメというわけじゃないけど、少なくとも学生にとってある一人の人がある仕事をつまんないと言ってるからってその仕事がつまらないということにはならない。

僕はこう思う。

「つまらない仕事はない。仕事を楽しめない人がいるだけ」

この言葉はアレンジがきいていい。

「つまらない学校はない。学校を楽しめない人がいるだけ」
「つまらな人生はない。人生を楽しめない人がいるだけ」

あれ?今日なんの話だ?

こういう話する社会人は学生に嫌われそうだ。
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名刺、どう整理してます?

2012-05-10 00:07:33 | 仕事
ビジネスマンの永遠の課題ですな。

もうたとえば一斉にみんな同じ携帯電話か何かデバイスを使いだして、それで赤外線通信で互いの情報(名前、会社名、連絡先など)を交換、そのデータが自動でPCにも取り込める、なんてことになれば名刺もいらなくなるんだろうけど、そうもいかない。

ということで毎日毎日名刺が増える。

僕は基本的に名刺ファイル(手帳サイズのもの)を持っていてそれにばこばこ入れて持ち歩いていた。

その名刺ファイルが古くなってきたんですよ。

外側のプラスティックが丸まってしまって、何かでグッと押さえていないと勝手に閉じてしまうようになった。

名刺ってそれを見ながら電話したりすることが多いので、名刺ファイルは開いたら開きっぱなしになっていてほしい。

でも勝手に閉じてしまうということになると片手で押さえておいたり、何かおもしを載せなくてはいけない。非常に面倒。

ということで名刺ファイルを買わなきゃな、と思っていた。

名刺ファイルということでよく言われるのがローロデックス。


こういうのね。

はっきり言ってこれは僕にはまったく向かない。ずっと会社のデスクにいる人に取ってはいいのかも知れないけど、僕は出かけることも多いから。こんなの持ち歩けない。

さーて、と出張に出かけたときなんかに東急ハンズやロフトに寄って名刺ファイルを探していたんだけどなかなかいいのが無い。

ちょっと見つけたこれがそんなに高く無かったんで買ってみた。

ハリトレー、という名前のカードサイズのファイル。内側(この写真で言うとセンターの黒い部分)にノリがついていて名刺を貼れる。

アイディアは素晴らしいんだけど、何せ開いたときに開きっぱなしになっていてくれない。とにかく!「開いたら開きっぱなしになる」というのが大事なんです。ほぼ日手帳だって何がいいってそこがよくて愛用しているんだから。

名刺ファイルを開いて、電話しながらPCを打つ、ってことがあるからいちいち手で抑えてられないのよねー。

で、悩みに悩んでえーいとこれ買っちゃいました。

ピットレックという機械。


名刺を撮影し社名と氏名は読み取ってくれて保存できるデバイス。

こういうデジタル管理は今まであまり信用していなかった。iPhoneで名刺を撮影し読み取ってくれるアプリもなかなかいいのがなかったしね。

ただこれは評判が高いようだしカードのポイントも結構たまってたから衝動買い。

まず撮影するとき、本体に名刺を挟み込んで撮影するのでiPhoneなんかと違って手ブレしないのでいいね。SDカードでデータを読み込んでPCで編集してまた戻せる。本体でいちいち編集しなければいけなかったらかなりストレスフルだろうけど。

とりあえずしばらくはこれでいく。
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こういうののために働いているんだ

2011-12-15 23:30:08 | 仕事
僕の仕事の一つは、全世界的に売れているビジネス書の内容を中学校や高校に広めていくこと。

その本の内容は大人でも結構心に響くことが多いので、それを平易な言葉にして学校では道徳や総合学習の授業でやってもらう。子供だと素直にその話を取り入れられる場合が多いからね。

このビジネスを始めたのは5、6年前だったと思うんだけど、そのとき、当時のうちの会長と飲んでてこんな話をしていた。

僕「これを学んだ子供たちが大人になってウチの会社に入ってくれたらいいですよねー」
会長「そんなことは一切考えてないよ(笑)、もしこれを学んだ子供たち全人口の10%とか20%とか増えていったら日本は良くなると思う」

まぁ僕の思考が小さくてさーせんね、って感じだけどさ。


こないだ、ふとしたことで知り合った大学1年生と話していました。彼の大学はトップの私立大学。で、色々話していたら、「中三のとき、その授業受けてましたよ!」と言われてまーびっくり。

彼曰く、すごい面白い授業で受けて人生を変わった、とのこと。

大学に入ってとりあえずはだらだらしていたんだけど、そのときのことを思い出し、改めて自分の目標である「教師になる」ということを思い出し、今は教育関係のNPOでボランティアをしているとのこと。

うれしいなぁ。

こういうののために僕は働いているんだもの。
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花火と筋トレ

2011-11-03 22:36:24 | 仕事
店舗だとか企業に行ってそこの業績を上げる、という仕事もしていることがある。

業績を上げる方法はいろいろあるんだけど、僕の「手口」として「花火と筋トレ」という考え方があります。改めて「大事だなぁ」と思ってるんでちょっとここで考えをまとめておきたい。もう完全に自分のために書くんでどうもすいませんね。

お店の業績を上げるためには色々な方法があるけど、一つの分け方としては「本質的か」「一時的か」というわけ方が出来る。

本質的な改善、というのは例えば飲食店であれば「出しているメニューをより美味しくする」、例えば調理する人の技術を上げることとか、「接客を良くする」、働いている店員さんの技術を上げる、ということ。
この改善はとても大事ではあるんだけどなかなか成果が見えづらい。
「よし、美味しいもの作ろう」と思って次の日に美味しいものが出来たらそりゃ苦労はしない。更に言うとたとえ美味しいものを出したとしてもそれがお客さんに伝わって業績が変わるのは、例えば一度食べてくれた人が「あれ美味しかったなぁ」と思ってまた来てくれる、というサイクルが必要なので一日で変わるわけじゃない。

つまり本質的な改善と言うのは地味だし根気もいる。これを僕は筋トレに例えてる。筋トレはすごく地味だししんどいけどそれでもずっと続けていると確実に体が変わってくる。

一方、一時的な改善というのは例えば「今月ビール半額!」という販売促進を行うこととか。これは見た目派手だし成果は見えやすい。ビール半額と店の前に出しておけばその日のお客さんの数から変わる。
だけど残念ながらこれは一過性のもので、ずっと続けられるものではない。これを僕は「花火」に例えている。

企業の業績を上げる、特に僕みたいな外部の人が入ってそれをやる、となるとこの「花火と筋トレ」のバランスがとても重要になる。

例えば花火的なやり方をやると一時は喜ばれる。でもしばらく経つとクライアントも「ビール半額にしてお客さんは増えたけど利益は変わって無いじゃん」と思ったりする。そうなるとこちらとしては失格になってしまう。

だから、筋トレ的なやり方も必要なんだけどこればっかりやってると「これも大事だと思うけどなかなか成果につながらないしそもそもこんなの面倒くさいよ」となってしまいこれも失格。特に外部の僕のような人がやるとなると現場で働いている人からの信頼を得ることが大事なんだけど筋トレ的なやり方ではなかなか信頼を得ることが出来ない。

だから僕のセオリーとしては、まず最初に小さな花火をあげておく。それでクライアントや現場の人々の信頼を少しだけ獲得する。その信頼が続いている間に筋トレをやってもらう。筋トレに飽きかけた頃にまた花火を上げる。そうしているうちに出来るだけ筋トレの成果が出るようにする。

こうすると結構巧く行く。
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二の矢三の矢

2011-07-22 00:39:40 | 仕事
会社でね、DMを出すんです。

手紙印刷してー、折ってー、封筒に入れてー、切手貼ってー、糊付けしてー。

これが千枚単位だから聞いてるだけで面倒でしょ?

でさ、部下に「これさー外注出来ないか聞いてみてよ」ってお願いしたら、一枚あたり百何円で出来るんですって。

自分たちで作業して送っても送付料金は60円くらいかかるわけでそれに紙代、印刷代、それと作業にかかる人件費考えたらそっちの方がいいじゃん、発注しちゃってよ、ってお願いしたんです。

そしたら「いや、もう紙と封筒買っちゃったんでそれを使い切らないと…」って言うのね。

だから僕が「外注先にその紙と封筒あげるから、って交渉して」って指示したのね。

そしたらしばらくして更に「紙と封筒はオッケーなんですが、結局うちのコンプライアンス関係でリストをデータで向こうに渡せないんでウチでやるしかないです」って言うのね。

んだもんだから「じゃあさ、ウチで印刷した封筒持ち込むってことでもっかい交渉してよ」って指示したら結果、オッケーだったんです。


あのね、なんなのこの柔軟性の無さは?

外注先は仕事受けるんだから多少のイレギュラーがあっても仕事取りたいでしょうよ。こっちは別料金を多少取られても自分たちでやるよりいいんだから。

こういう人と話してると「二の矢三の矢、って概念がないなー」と思うんだよね、

仕事においてさ、一本目の矢で仕留められることなんてあんまり無いじゃないですか。
そのために二の矢三の矢を考えとく必要あると思うんだよなー。

決してこの部下は仕事が出来ないわけでも地頭が良くないわけでもない(結構いい大学出てる)。なんで二の矢三の矢考えられないんだろ?と考えてて、ふと思った。

あくまで勝手な想像だけど『本気で、ちょっと無理目な異性を口説いたことがない』んじゃないだろか??

無理目な異性、例えば明らかに自分なんかに振り向いてもらえないだろうな、って人とか、長年付き合ってる恋人がいる、って人に心底恋に落ちちゃった時って二の矢三の矢どころかもう魏軍なみに矢を用意するよね。

矢の数なら自信あります、僕。もーう、何本も用意してますよ。

いや、恋愛話じゃなくて仕事上ね。
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コミュニケーションはストレートに

2011-06-23 18:19:39 | 仕事
あくまで仕事上での話なんですが。

先日、こういう話がありました。

後輩がお客さんのところに行ったけどただウチの会社の話をだーっとして帰ってきた。帰社後、話を聞いてもお客さんの情報を何も聞いていない。「なんで?」と聞くと「名刺交換した直後からすごく時間が無い感じだったんで…」とのこと。

こういう人たまに、いや、よくいます。

で、だいたいこういう人に「あのさ、『時間無さそうだなー』と感じたときに『大変失礼ですが、もしかして次のご予定などあってお急ぎですか?』とか聞いたの?」って質問すると大体聞いてないんだよなー。

こういうの僕、すごく無駄だと思うんです。

「あ、忙しそうだな、早く話の結論つけないと…」って勝手にこっちが考えてるけど、実は単に「せっかち」な人で時間はたっぷりある、ってことだってあるでしょう。

もちろん本当に時間が無くて「そうなんだよ、急に予定が詰まっちゃってあと10分しか時間ないんだよ」って場合もあるかも知れない。

だからもし「あれ?なんか急いでそうだな?もしかして今日時間無いのかな?」って感じたら聞いちゃえばいいだけの話なんだよ。

前者だったら気にせず話を聞いたり、話したりすればいいし、もし後者だったらさ「そうですか、ではまた日を改めましょうか?」ってのもありだと思う。

昔、上司に「コミュニケーションはストレートに」って教わった。

たとえばお客さんと話していてどうも相手が喧嘩腰だとする。この時にはもうストレートに「大変申し訳ございません、何か私が失礼なことしましたでしょうか?」と聞け、とね。それで「そうだよ、あなたがあのとき…」と言ってくれてそれでこちらに非があれば謝ればいいだけの話。

もちろんこちらに対して怒っているんだけど、聞いても「いや、別に」と言ったときでも「あ、怒ってないんですね」と言えばいい、というわけじゃない。そこはそこで「口では怒ってないって言っているけどやっぱり何か気にかかってることがあるんだろうな」とちゃんと捉えて自分の行動を振り返ることは大事よ。

あとあくまで仕事上で、ですから。友達関係や恋人関係はまた別ね。
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天運と人運

2011-06-01 22:18:07 | 仕事
続き。

結局なんでも『運』によるところが多い、じゃあどうやってその「運」を自分の目の前に転がしてくるか。

あくまで仕事上の運に限った話ですが。恋愛において、人生において、だったら僕だって教えて欲しい。

僕が考える仕事上の『運』には2種類ある。

ひとつは「天運」とも言うべきもの。正に偶然によるラッキー、たとえば「拾った宝くじで1億円当たりました」と言うもの。

仕事で言うと電車で隣に座ったおじさんが偶然、大企業の社長で「なんだか君はいい人そうだから君の商品ぜんぶ買ってあげよう」と言われる、みたいなそういうの。

こういう運がどうすれば来るのか、それは僕もよく分からない、すいませんね。

まぁ毎日がんばってればその天運は来るような気もするけど、時々さぼってる人にも来たりするからなぁ、こればっかりは分からない。

そしてもうひとつの『運』は『人運』とでも言うか「人がくれる運」。たとえば「あのお客さんすごくいいお客さんなんだけど、俺、行けないんだよなぁ代わりに誰行かせようか…」って時に「お前、ちょっと行って来いよ」と行かしてくれるとか。

こういう人運をもらえる人は強い。

じゃあどうやったらその運がもらえるか。

ちょっと寄り道して「新卒入社から3年間の仕事論」をします。最近、新卒社員と話すことが多いからそういう話をよくしているんです。

新卒一年目って言うのはサッカーで言うと何はともあれ「まず90分間、走り続けられるようになる」というのが一番大事。

いきなり社会人になって最初はたぶん前半で息切れしちゃう。周りはプロばっかり、敵だって弱いわけじゃない。そんなゲームにいきなり放り込まれたらまずはそのゲームに必死でついて行くことすら大変だろうと思う。だからまずはゴールを決められなくても、まったくボールにタッチ出来なくてもまずは90分走り続ける、そのための体力を付ける、ということが大事。「どうせ出たってボールに触れないんだから意味ないや」と腐ってる人は後々ろくな目に合わない。

90分走り続けられるようになったら連続してゲームに出続けること、つまり「体壊さないこと」が大事。

そしておそらく1年目にそれだけがんばっていると、2年目には少なくとも「ゲームの流れ」が見えてくるようになる。

「ああ、だいたいこの時間帯はここの人が忙しくなるんだよな、去年もそうだった。その次にはだいたいここの人手が足りなくなって…」と流れが見える。
ここで差がつく人は「気が利く人」。その「流れ」に応じて先に「気を利かす」ことが出来ればすばらしい2年目だよね。「あ、先輩、これ必要になると思って先にやっときましたよ」みたいなの。

で、3年目は、、という話の前に今回は『運』の話だから運の話に戻しますね。


ゲームメーカーの選手がパスを出そうとする、その時。

もちろん出す先としての最優先はエースストライカー。そのほうがゴールが決まる。でもエースにべったりマークがついてて出せそうも無い、自分でシュートを決めるにもゴールが遠い、そのときの選択肢はなんたって「一番走ってる奴」「一番ゲームが見えてる奴」そして、最後も大事なんだけど「一番パスもらいたがってる奴」。

ACミランの試合でインザーギなんか見てると本当にそう思う。彼なんてゴールの6割くらいはいわゆる「ごっつあん」で「目の前にボールが転がってきた」ってだけだけどやっぱり走ってるもん、パス欲しがってるもん。

つまり運の転がし方ってそういうことなんじゃないの?

そしてもしボールが目の前に転がってきたら大事なことは「格好悪くても決める」ってことだよね。何せインザーギは今までの全得点のうち5%は右足でも左足でも頭でもなく、「足のどこか」で取ってる。

(06/07CL決勝、対リバプール戦。ハンド疑惑もあったけどまぁとにかく決めた)

格好悪くても転がってきた運を何とかして決めればそれはもう運じゃなく実力になる。

そりゃそういう人には更にボールは転がってくるよ。

Non e vero?(そうじゃない?)
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給料の上げ方

2011-05-30 22:57:14 | 仕事
昔、かなり尊敬している上司に酒の席で「どうやったら給料上がりますか?」と聞いたことがある。

僕の仕事と言うのは、年功序列で年々上がっていくという側面よりも自分の出した成果で結構変わったりする側面が大きいから。

その上司は非常に明快に答えてくれた。

曰く、

「方法は2つある。」

(こういう言い方ってドキドキするよね。だから僕も真似してすぐに「それは3つあってね」とか言い出す。で、言ってから2つ目と3つ目を考える)


「1つの方法はどこからどう見ても誰も文句が付けられないような圧倒的な成果を出すこと。普通の成果だと『あいつ、成果出してるけど嫌な奴だよ』なんて言われて残念ながら給料が上がらない場合もあるけど、そんなこと言われないような圧倒的な成果を出すこと。それが難しければ、、、」

僕「ええ、それが難しければ、どうすればいいでしょう?」

「あとは運だ。努力しててもチームが調子悪くて給料上がらないことはあるし、何にもしてないのに会社が調子良くて上がることもある。」


うん、非常に夢も希望も無い言葉だけど、これが現実だよね。

(この上司の言うことは常に『現実』で、だからこそ僕は尊敬しているわけだけど)

『圧倒的な成果、あるいは運』、これは僕はそのとおりだと思っている。

(はっきり言ってしまえば給料に限らず「年収」だってそうだと思うしね。「年収10倍アップ術」とかどうもね、僕は。。。「年収1.2倍アップ術」って本がもしあったらちょっと興味あるね。)

だけど、この年になってくると『運』というものについて少し考えが変わってくる。


よく「最後の最後は運だよ」という言葉を聞く。

それは僕だってその通りだと思う。すべての物事はその原則が通じるだろうね。仕事にしてもそう、恋愛にしてもそう。大きく言えば人の生死だって最後の最後は『運』だろう。

でもね、それは逆に言うと『最後の最後以外は運じゃない』ってことなんだろうと僕は思っている。

たとえばギャンブルとかゲームで考えると分かりやすい。僕はあまり麻雀を知らないんで、まぁポーカーで考えようか。

自分がどんなにいい手でいようと相手がどんな手をしているかは分からない。こっちがワンペア(弱い)でも勝つことはあるし、こっちがストレートフラッシュ(強い)でも負けることはある。

(この場合、ロイヤルストレートフラッシュが『圧倒的な成果』と言える)

結局のところポーカーなんて「最後は最後は運」だと言える。

でもじゃあ「結局運なんだから考えても無駄だよ」と思って適当に引いて適当に捨てて適当に勝負していたら、、、勝てるものも勝てないと思う。

最後以外は運では無く実力だ、ととらえて努力すれば何か次に繋がることはあるかも知れない。


と、言う風に仕事であれ何であれ、「最後は運なんだから努力しても無駄だよ」と言う人と「最後以外は運だ、じゃあ、そこまでは努力しよう」と言う人ではたとえ最後の運で巧くいかなかったとしても次の結果が変わってくると思うんだよね。

というかそう考えていないとやってらんないじゃないですか(笑)。

そう思って努力できる人になりたいなぁ、と思ってるけどなかなか難しいものはあるんだけどね、もちろん。


で、更に言うとその『運の転がし方』と言うのも少なくとも仕事については僕は分かりつつある。

つまり『どうすれば運が自分に転がってきやすいのか』。あくまで仕事上の話ではあるけれど。

その話はまた今度。
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