漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

横浜

2011年05月03日 | 三浦半島・湘南逍遥

 GW初日の29日、横浜に出掛けた。横浜には本当によく行くのだけれども、受験があったので、しばらく来ていなかった。地震があったせいで、受験が終わったあともしばらくは行かないままだった。
 天気もよく、フリーマーケットを覗いたりしながら、横浜の春を満喫していたのだが、「横浜開港資料館」の前を通りがかったとき、せっかくだからと、閉館時間が迫ってはいたが、入ってみた。目的は、関東大震災における「エンプレス・オブ・オーストラリア」の救助活動の資料。その乗員名簿がないかと思った。以前翻訳していた、ホジスン作とされていたこともある「RMS Empress of Australia」という作品が、本当は誰が書いたものなのか知る手がかりになるかもしれないと考えたからだ。本当は時間がないと思ったので、入らないつもりだったのだが、受付で「『エンプレス・オブ・オーストラリア』」の資料がありませんか」と尋ねたところ、司書の方が親切にも、探してくれるということで、妻と娘を置き去りにしたまま、ふらりと一人で入ってしまった。結局は見つからなかったものの、「何かがわかれば教えます」と言っていただいた。家に帰ってから、ちょっと色々と見ていて、ヒントになりそうなものも見つけたのだが、まだかなり曖昧な情報。
 その後、中華街をちょっと回ったあと、いつもの大桟橋へ。まさにかつての「エンプレス・オブ・オーストラリア」号の活躍の舞台。夜景は、多少節電のため光が少なかったけれども、やはり美しいものだった。なんだか、懐かしい感じさえした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿