漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

谷保天満宮の近乗会とGOEMON

2010年12月06日 | 映画

 昨日は天気が良かったので、国立まで自転車でポタリング。片道20kmくらいだろうか。特にこれといった目的があったわけでもないのだが、強いて言えば「谷保天満宮の近乗会」があるということを妻が言っていたから。別にクラッシックカーがとりたてて好きというわけでもない。どちらかというと、僕は車にはものすごく疎い方で、なんとか運転できるだけという程度。基本的に、車の運転はあまり好きじゃないのだ。
 国立では、駅前の広い並木道を、何台かのクラッシックカーが走ってゆくのを見ることができた。印象的だったのは、僕たちのとなりで上品そうなおばあさんが一生懸命に携帯で写真を撮っていたこと。若い頃のことなどを思い出しているのかなとか、勝手な想像を楽しむ。
 夜は、たまたまつけていたテレビで紀里谷和明監督の「GOEMON」をやっていたので、観た。これが、とても面白かった。多分、評価はまっぷたつに分かれる作品なのだろうが、僕は笑いながらとても気持ちよく観た。時代考証とか、お約束とか、全部すっとばして、ぐいぐいと魅せてくれるのがいい。最後のゴリの場面だけは、多分世の中が乱れるということをずっと危惧していたゴリが思わず取った行動なのだろうが、それにしてもちょっと説明不足というか、唐突な感じがしたが、それ以外は言うことなし。やりたいようにやって何が悪いという、この確信犯的な破綻は、もっと評価されていいんじゃないかという気がする。