つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

自愛

2012-01-07 | Weblog
よい子を育てようと思ってもよい子は育たない。
よいわるいを気にしないで、人の間で生きていれば、
善い悪いが自然に身についていく。
人は誰でも自分が一番可愛い。この単純なことを素直に
相手に向けていればいい。
美味しいものは誰もが美味しい。一人で食べていても相手には伝わらない。
何とか相手に伝えてこそ自分が満足する。それには二人で食べればいい。三人で食べたらいい。四人で食べたらいい。
・・・多くの人が食べたらいい。そうして、自分が最も満足していくように、みんなも満足となっていく。みんなの満足顔を見て
さらに自分が満足する。
これが、人は一番自分が可愛いというただしいありかたである。
もし、自分を一番愛しているというのであれば、愛するものとならなければならない。
愛するものというのは、愛するものが愛するものに為す行為を
自らに為しているということになるからである。だから、人は自分が一番愛しいと思うならば、
他を損ねることはしない。それが自分を一番愛しているという正しいあり方である。
他を損ねながら、自分が一番愛しいと思っても、そのような道理はない。
他を損ねるものは、その数倍自分を損ねてしまう。これが道理である。
他を愛しむ者こそ一番自分を愛しんでいる者である。
愛するものという義を間違えるな!
コメント
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