つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

錯誤

2011-09-03 | Weblog
苦楽は共にあるもので、どちらか一方だけという選択は、
この世ではない。
必ず苦楽は織り成し、
回り来るものである。楽ばかりを先取りすれば、
受けたくも無いとする苦をも受けることとなる。

食事をするのは楽しい。後片付けは嫌なもの。
綺麗なのは嬉しい。掃除をするのは嫌なもの。
・・・・・・・。

何もしないで綺麗でいられることは無く、例え綺麗な人であれ、
その身体からは絶え間なく汚物が生み出されているものである。
絶え間なくであるために、絶え間なくケアしてないとすぐ汚れてしまう。
それがこの世の道理である。
絶え間なく移り行き、絶え間なく変化しているものである為に、
絶え間なく動き回って今を維持する。
その動きが努力であり浄化である。常に浄化されて人は生きている。
人生浄化が宿命であるから、物事は綺麗に仕上げて正しく通っていくものとなる。
そうすれば、
苦は耐えられる苦にとどまり、それをこなしての
より多大な楽を受けていくものである。
ずるをし、意図して楽を享受すれば耐え難い苦を受ける。
もう少し長生きしていたいのにと思えど、心残り多い死に目に合う。
もう死んでしまいたいと思えど、意に反して苦しくも長く生きる。
正しく生きているつもりでも、無くて七癖のように、誤りばかりであれば、
病に倒れ、不意なことに遭い、死に目が苦しい。
心を残すな。
終わりがよければ、すべてが報われていくものである。
苦しかったがよく生きて、笑えて死んでいけるなら、あの世もまた楽しい。
疑い、欺き、いやみな言葉に並べられた生き方は、死後がそれこそ恐ろしい。

あなたはなぜ生まれた?なぜ生きる?そしてなぜ死ぬ?
学歴などどうでもよい。聖者と呼ばれた人でさえ、知らないことである。
コメント
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