つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

垣間見ている

2009-07-19 | Weblog
糞にたかる虫がいる。
その虫たちは、それが汚いものだとは思っていない。
当たり前の世界で、汚いとかきれいとかいう感情の無い世界である。
一切感情の動くことが無い世界であるために、
不垢不浄の世界という。
我々から見れば、まさに地獄の世界であるにもかかわらず、
一切の反省されない世界である。その世界に生れ落ちるものは、
それが当たり前となって、地獄とは思わないで生きていく。
苦しみが当たり前の世界となって、正しい世界であるとなってしまうために、
くる日も来る日も苦しむのである。
地獄とはそういう世界である。
落ちてからでは救われることが無い世界であるために、人生、
地獄に落ちるようなことをするなという。
悪に縁を結ぶなという。

死が人の経験とならないために、何度いわれても信じない。
しかし、人は100%死ぬ。
死んだ瞬間、そうだったかと気がついても、
もう遅いとなる。
人の常識では計り知れない。
生きている間、気がつく人だけが、正せる時間を持っているのであるが・・・。
糞にたかる虫たちの世界を見て、この世において、少しでも
地獄の様相を垣間見ることができるひとつの場面である。







コメント
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