38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

援農で人参播種、田の草とり。

2011年07月17日 | 農と暮らしの日記
昨年までの田んぼから場所を移し、面積も半分にした稲作用の田んぼ。
田植えからちょうどひと月たち、満を持して最初の草とりをした。写真はその後の様子だけれど、草とり前もさほど変わらない。やはり、新しい田んぼでは無農薬でも草が出にくいことが確認された気がする。前年まで除草剤を使っていた田んぼなので。

草は100%が、たぶんオモダカ。
水面に出たか出ないかくらいのがかなり出てきていて、とにかくそれを取るというよりは、稲の株まわり、田んぼの表面すべてを手でぐしゃぐしゃとかきまぜて、たまたま草がひっかかったらぐるぐる巻きにして田んぼの泥の中に埋め込む、という感じで。オモダカは水生雑草だから、これだとまた出てきそうだけれど、とにかくは目先の対策ということで。

実は、田んぼの草とりに着手したのは「援農」があったから。
伊予市から初来訪のOさん、農家の後継者だけれど現在はお父さんが元気にされており、自分の代には有機農業または自然農でと考えているそうで、そのヒントにと藤田家族の圃場を見に来てくださった次第。しかしこちらは、見学だろうと何だろうとこの季節、情け容赦なく「援農」に区分け、バリバリ働いていただいた。有機農業の一つの現実を知っていただくため、です。親切な僕。



日曜、予報通り晴れ時々曇り。「ところにより雨」はなし。
朝:6時過ぎからごはん、真は今日も試合、渚は午後から部活動。
午前:野菜セットの収穫1つぶん。月曜が祝日で関東方面に午前着できる便が休みになるため前日出荷。「ハッピー・マンデー」、いつものこと。
9時前にOさん来訪、すぐに畑へ。
まずはさつま芋の除草を1列。遅れて植えた紫芋の草を鎌で刈って、刈った草は隣のピーマンの畝にばらばらと降り落としておく。

11時頃から、この夏最初の人参の種播き。
火曜日頃に台風が接近する予報なので、その雨を生かし、水やりなしで発芽させようというねらい。作業は僕がほとんどして、Oさんには見学していただいた。約40m×4条×2列(畝)=のべ320mぶん、トラクタで耕耘、管理機で畝立て、播種機で播く。最後に寒冷紗を掛ける作業は一緒にお願いして、13時前に終了、帰宅して薫も一緒に昼ごはん。

午後:冒頭の田んぼの草とりを3人で。
田車を使ってみたけれど、ちょっと草が大きくなりすぎているので効果が限られる、ということで全員で手除草。ひとり5~6列を受け持って、とにかく株まわりをぐしゃぐしゃとかき混ぜる。手に草がひっかかったら丸めて埋める。約2時間半で終了。やはり人数がいると速い。Oさん、とても助かりました、またぜひお願いします。呼び出しメールします。



今日も列島各地では猛暑だったというニュース。
だけれどやはり、当地は気温ほどの暑さを感じない。山に雲がかかっている時間帯が多く、真上は青空でも太陽が雲に隠れる時間帯がかなりあり、風もあって、一日を通してみれば、まあ夏だからこんなものかな、という程度の暑さ。梅雨明けが早かったから心配していたけれど、しばらくこんな感じならとても助かる。



「超大型で非常に強い」という台風6号は火曜日頃、四国に最接近のようだ。
予想進路図を見ると、四国と九州の間の豊後(ぶんご)水道を北上しつつ東に進路を変え、そのまま瀬戸内海を大阪方面へと進む絵が描いてある。これだとまさに「直撃」だけれど、さてさてどうなるか。月曜、火曜の野菜セットは半日ずつ前倒しで準備する予定。
みなさまもお気をつけください。
コメント
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