38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

土居町遠征、さつま芋補植。

2011年07月05日 | 農と暮らしの日記
茄子の収穫がようやく本格的になってきた。
といっても、よくて毎朝この程度。今日は野菜セットの数が多かったから、少し小さめのもとった。うちでは例年、この長卵形のと(今年は筑陽)、長茄子(今年は新長崎長茄子)の二本立て。これらをそれぞれ2つの畑に分けて植えてあり、好不調の波を全体で均す感じで11月上旬までとっていく。



火曜、ほぼ予報通り晴れ時々曇り。大雨のあとで湿気が少なく爽やかな暑さ。
朝:5時過ぎから収穫1時間半ほど、戻って7時前からごはん。
午前:セットの荷作り。今日はセットの数が多く、昼から出かける用事もあるので早め早めで荷作りして10時過ぎに完成。
配達に出てそのまま午後の用事も……と思っていたら、田んぼの畦から漏水しているのを発見、配達は薫に任せて1時間ほど補修作業。早めの昼ごはんを食べて、午後の用事、四国中央市の土居町に向けて出発。

午後:家から約40分で土居町に到着。
東予園芸農協の直売所「楽しみ市」を見学してから図書館にもちょっと寄って、13時に会場の文化会館へ。
今日は県の有機農業研修会ということで、おそらくは東予園芸の直売所の例会にその研修会を載せたようなかたち。集まっているのはその直売所の出荷農家さんたち約40人。で、恐れ多くもその研修会の「講師」で1時間ほど話した。

とはいっても、大先輩の皆さんを前にして就農6年目の若もんがたいしたこと話せるわけもない。
とりあえず、無農薬・無化学肥料の野菜作りでもなんとか自転車操業的に経営が成り立っているというところの苦戦ぶりをそのまま30分ほどお話して、あとは質疑応答にさせていただいた。会場からの質問は、二人で野菜が6反でマルチも使わないで除草はどうしているのか、野菜セットの顧客開拓はどのようにしたのか、オクラのあとに空豆などの同時植えのメリットは(混植で病害虫が防げるというようなこと)、できたものを売る時代から売れるもの、消費者が欲しいものを作る時代へと言われるが、どう思うか、など。このブログに載せているような写真もいくつかデータで持って行き、スライドショーで映していただきながら畑の様子も見ていただいて、「だけど写真はきれいなとこだけ撮ってあるので、実際の畑は全然ダメです……」みたいなことも正直に話して失笑を買いつつ、なんとか予定の一時間を終了。

聴いてくださった皆様、ありがとうございました。
それからこんな若輩者を呼んでくださった主催の東予園芸農協や県の担当者の皆様にも改めて感謝申し上げます。さらに、青年農業者の集まりで松山でこのあいだ会っただけなのに図々しくも「こんど土居に行きます」と電話したら忙しいなか来てくれた四国中央市のSさんご一家もありがとうございます。「僭越」どころじゃない今回の「講師」だったけれど、何事も勉強と思ってお引き受けして、今日終わってみてやっぱりよかった。皆さんの質問やご意見からも学ぶところ大でした。それと、がんばればあれだけの数の野菜セットもいつもより早く仕上げることができることがわかったのもよかった。

夕方:15時前に会場を出て西条へ。
16時前に青年農業者のさつま芋圃場で現況確認。活着率が非常に悪く、多くの方からの助言も受けて補植することに決定。市内の種苗店にたまたまあった在庫の蔓800本を購入し、家で水をタンクに入れて17時半頃に再度圃場へ。18時頃から事務局の市のみなさん6人も集まってくださり、手分けして植えて水やりして19時半頃に終了、解散。対応が後手後手に回って余計な手間をかけてしまいました、本当に助かりました。ありがとうございます。今度こそは上手に活着させなければ。

夜:20時半頃から晩ごはん。
薫は真のバレーボールの当番、渚は19時過ぎに部活から帰ってきてごはんの支度を始めてくれていた。



19時過ぎ、和歌山で震度5強を観測する地震。
当地では震度2で僕自身はさつま芋の圃場にいて、揺れたことも知らなかったが、渚は家にいて「かなり揺れた」そうだ。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、じゃが芋、小葱、玉葱、茄子、トマト類、ズッキーニ、枝豆、モロヘイヤ。
セットによっては他に、バジル、いんげん、ピーマン。
[参考]6/28の野菜セットの例。
コメント
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