38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

大豆、魁皇、脱原発。

2011年07月13日 | 農と暮らしの日記
秋に収穫する大豆を播いた。
昨年度はゆうき生協の西条・周桑地区会の活動で、みんなで播いて育てて食べるための大豆だったのだけれど、今年はとりあえず、藤田家族の出荷用として。

今日播いたのは、4品種。
この約40mの畝のうち、4列が中生(なかて)白大豆、3列が地豆の「よごれ豆」、それに「丹波黒大豆」と「さとういらず(青大豆)」を1列ずつの計9列。畝立てをしない「平畝」で65cmの条間をとり、約30cm間隔で2粒ずつ手播き、手で覆土、土が乾いているから如雨露で水をやり、この写真のあとに鳥よけの寒冷紗を被せて仕上がり。白大豆とよごれ豆は昨年収穫したものから採った種、あとの2品種は援農Sさんが昨年くださったもの。おそらく、昨年と同じように一部は秋に端境期に「枝豆」として出荷することになりそう。



水曜、セット出荷は休みの日。予報通り晴れ時々曇り。雨なし。
朝:6時前に起きて半過ぎ頃からごはん。
午前:保育園にじゃが芋の納品、ついでに買い物や用事あれこれ。
9時頃に戻って畑に行き、冒頭の大豆種播き。途中まで。

午後:オクラの草刈り、大豆播きの続き。水やり、寒冷紗掛け。
18時頃から胡瓜とオクラの水やり。19時頃に終了、帰宅、晩ごはん。



大相撲名古屋場所は4日目で魁皇がようやく初日、千代の富士に並ぶ史上最高の1045勝。
序の口からの23年、大関在位11年だそうで、同じ数字でも千代の富士とはその意味がまったく異なる感じがする。それが相撲の「魅力」なのかもしれないし、ひとことで「スポーツ」だと割り切れない「わかりにくさ」の一面でもあるかもしれない。

その直後、菅直人首相が「脱原発依存」から将来的な「脱原発」への記者会見。
朝日新聞も今日、社説その他で「脱原発」の立場をついに明確にした。改むるに憚ること勿れ、と受け止める。何度か書いているように、原子力発電の限界は、ひとたび事故が起きたときの重大性ではなく、日常的に安全に運転され続けるなかで「自然界で循環しない廃棄物」が生み出され続けるという点にあると僕は考えている。だから、いくら事故への備えが万全であると言われても、それが1万年に一度の自然災害に耐えうるものだと仮に理解できても、だから?ということになる。このことが今後、「安全性」に取って代わって政治やメディアの場でも幅広く論じられていくことは間違いない。となってようやく、日の当たる言葉が「有機」、だろう。
コメント
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