38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

こんな野菜も、食べてみる。

2009年08月25日 | 農と暮らしの日記
つかの間のひとり暮らし、最後の夜の食卓。
これは「あるもの」の茎と葉の炒め物、なかなかいける。茎は皮をむいて水にさらしてあく抜き、葉は塩を入れて下茹でし、それを「いりこ」(煮干し)と一緒にオリーブオイルで炒め、仕上げに、にんにく醤油を少し入れて香りづけ。

今日はこれと、「がら海老」の炊いたの。
瀬戸内ではよく食べる小海老の一種で、これはそのなかでも殻が硬めなので、殻ごと食べる人は少ないかもしれないけど、僕は殻ごと食べる。それと、冷ややっこ、さらに、冒頭の「あるもの」の葉だけを包丁で細かく叩き刻んだもの(モロヘイヤみたいな感じで、ちょっとトロトロする)。



火曜、野菜セットが一番多い曜日。朝から晴れ。
朝:5時半から人参の水やり1時間、収穫2時間。戻って8時過ぎにごはん。
午前:まず市街スーパーぶんを作って出荷しに行き、戻ってからセットの野菜。とにかくセット数が多いのと、僕ひとりだけなのとで時間がかかり、いつもは昼前には出発できるところが13時半に昼ごはん抜きでようやく伝票も書き終わって出発。帰路、時間がないので珍しく立ち寄り外食、うどん屋さんでささっと。15時半戻り。

午後:茄子、ピーマンなどの畑に用水から水を引く。
この夏初めてなので、畑の中での水路を鍬で作りながら。この2週間ほどかなり乾いてきていたので、このあたりが限界と思い、ようやく敢行。それぞれ1、2時間ほど水を入れて、畝の肩のあたりまで水が浸かった状態になり(すぐにひくけど)、これでひと息ついてくれれば。

17時半から人参の水やり。
なかなか芽が出ない。ダメかもしれない度合いが日ごとに高まるけれど、まだやめられない。いつあきらめるか。この水やりがなければ、他の夏野菜の水やりができる。夏野菜はかなりへろへろになっていて、セット組みにも影響し始めているので、この人参をあきらめれば、セットを生き延びさせることができる。この選択はかなり難しい。商売だけ考えれば、ここはすぱっとセットを休んでしまってもいいのかもしれない。そのほうが結果的には秋冬のセットを充実させることになるかもしれない。でも、明日のセット、今週のセットを確実に届けることは、いまのうちの経営の基本。だから、「野菜がなければ休めばいい」というふうには割り切れない。19時あがり。

晩ごはんは冒頭に記したような感じで。
「あるもの」の答えは、さつま芋。今日は空芯菜のつもりで調理してみた。芋づるを食べるなんて、なんだか戦時中か戦後みたいな感じだけど、このあいだ帰省していた妹によると、現住地の山口では、以外に身近な食材らしい。皮をむいて売っているスーパーもあるとか。愛媛でつくしを食べるよりポピュラーかも、とのことで、もしそうなら、かなりポピュラーだろう。つくしは全国的に普通に食べるのではないか。どうですか?



<本日の野菜セット>例
茄子、長茄子、緑茄子、ピーマン、辛いとうがらし、オクラ、ゴーヤ、つるむらさき、空芯菜、枝豆、などから。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする