38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

夏の終わり、枝豆の味。

2009年08月24日 | 農と暮らしの日記
枝豆の出荷くずを茹でたもの。
束の間のひとり暮らしの、ぜいたくなおつまみ。写真で見ると、出荷できそうなのも入っているように見えるかもしれないけれど、裏側が虫食いだったり、見かけより豆がぺちゃんこだったり、もう身が入りすぎて黄色っぽく変色していたりする。それほど厳密に取り除いているわけではなく、ここにあるようなのがいくつか枝についたまま、たぶん、出荷している。



月曜、8月も今週でほぼ終わり。予報は晴れ。
昨夜ちょっとだけ降った雨はもうすぐに乾いてしまいそうだ。

朝:5時すぎから収穫。人参水やりは昨夜の雨もあり、とりあえず休止。
午前:7時戻り、朝ごはんのあと、出荷作業。9時半頃に市街・氷見・小松方面に出荷、配達出発。11時戻り。人参水やり1時間半。12時すぎ戻り。

午後:市役所で西条地区地域審議会という会に出席。
初めてのことで、青年農業者の会の副会長をしている関係から委員に指名されたらしいのだけれど、その他の委員の方々は毎日のようにあちこちの会にあれこれの立場で忙しく走り回っていらっしゃると思われる大先輩ばかりで、自分の場合はたまたま就いている役職によるご指名とはいえ、「なんで自分がこんなところに……」という違和感で居心地が悪い。

けれど、座っていれば、それはそれで勉強になる。
地域審議会は旧の西条市、小松町、丹原町、東予市が合併して現在の新しい西条市になってからの市政について、旧の地域ごとに市民の意見を聞く場、というような位置づけと理解している(厳密なことは法律か何かに書いてあるはず)。

今日はまず1時間ほど、とくに新規の事業についての市からの説明。
後半はそれについての委員からの質問、事務局(市)からの回答など。居心地はともかく、いちおう市民の代表として呼んでもらっているわけなので、僕もひとつだけ質問。小学生の農山漁村での5日間の宿泊体験について(今年は神拝小と壬生川小)、来年度以降の他校での実施の見込みと、旧西条市域の農家・漁家等による体験受け入れの見通しについて(今年は主に周桑地区や市外での体験だということだったので)。15時半頃に終了。

家に帰って、16時頃から里芋の中耕。
ほんとうは梅雨のあいだに最後の中耕・土寄せをやっておきたかったのだけれど、思いのほかの長雨で作業ができず、そうこうしているうちに他の畑しごとが目白押しで、今日必ずしなければならないというわけじゃない作業がどんどん後回しになっていき、気が付いたらこんな時期だ。根を切ってしまうだとよくなさそうなので、軽く管理機でかきまぜる程度で、作業後、少し水を畝間に流しておいた。本来なら8月は芋がどんどん太る時期なのだが、このところの乾燥はおそらく、芋の肥大にブレーキをかけているはず。

17時半頃から人参水やり1時間。
そのあと、明朝出荷ぶんの一部を収穫、19時に戻ってしばらくその計量、袋詰めなど。明朝は出荷が多く、ひとりでそれをやっていると時間がかかりすぎるので、少し前倒し。鮮度は朝どりのほうがいいだろうけれど、やむをえない。



<本日の野菜セット>例
茄子、緑茄子、長茄子、ピーマン、辛いとうがらし、オクラ、胡瓜、ゴーヤ、つるむらさき、モロヘイヤ、枝豆、などから。
※モロヘイヤは初出荷。まだ少しだけ。秋になってもとれるのだろうか……。


コメント
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