38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

新規就農アンケート。

2008年01月29日 | 農と暮らしの日記
全国新規有機農業者アンケート集。
日本有機農業研究会の「青年部編」で、いつ発行されたのだか書かれていないけれど、僕は就農前の会社員時代に、埼玉県小川町の田下隆一さんからいただいた。「就農準備校」の有機・専門コースというのに半年間、月2回(土曜日)参加していて、住んでいた神奈川・三浦半島から片道3時間近くかけて電車で通っていたのだ。藤沢の相原農場での研修に入る前のこと。

その受け入れ先となっていたのが小川町有機農業生産者グループ
田下さんの農場では4回くらい、研修させていただいた。その田下さんが青年部の仕事としてこの編集に携わられたようで、「会社辞めて就農したいんですけど」という僕に、それじゃあ……てな感じでくださった一冊。ページ数を見ると116人がアンケートに答えているらしい。ほとんどが手書き。コピーしたのをホチキスでとめてあるだけの簡単なものだ。



そのアンケート集の新しい版を出すことになったという。
それで、最近新規就農して有機農業を始めている人の声を集めようということになったらしく、愛媛県の有機農業研究会青年部を通じてうちにも声をかけてくださった。その回答を数日前に返送したばかり。いつ頃できあがってくるのか楽しみだ。



表紙に鶏の絵があったので……。
というわけではないけど、今朝、NHKの音声だけ聴いていたら、比内地鶏の産地ことで、「こりゃ大変だなぁ」というレポートをやっていた。昨秋、このブランド鶏の偽装事件があり、それを受けて行政が「平飼い」は比内地鶏を名乗ってもいいが、「ケージ飼い」はダメ、というような施策を打ち出し(行政は「ダメとは言っていない」ようなことを言ってましたが)、そのケージ養鶏業者さんたちが大変困っている、という話。

これは確かに困るだろうと思う。
どうやら、全国的なアンケートで消費者のほとんどは「比内地鶏」というと「平飼い」をイメージするという結果が出たらしく、それに合わせないと消費者を欺くことになると危惧したためらしい。これはなかなか難しい問題だ。「野菜」といったら野に生えているものだと消費者が思っているから、水耕栽培はもちろん、ポットで育てて植え替えたものやトンネルやハウスの中で育てたものは「野菜」とは言ってはいけない……なんてことになったら……。

そこまでいかなくても……。
たとえばうちで栽培した人参でも、種が「中国産」だったら「種は国産ではない」とか表示しなくてはいけないとかいうことになったら……(藤田家族の野菜の種はほとんどが外国産です。ま、うちだけじゃないですが。そうだこれ、今度書いてみますね)。



火曜の朝、いつも通りに朝食後、市街に出荷・納品。
戻って午前中、本日出荷の野菜セットを仕上げる。悪天を見越して昨日のうちにほとんどを収穫してあるので、いくつかの野菜の計量・荷造りと最後の伝票書きなどを済ませ、宅急便で送るぶんも箱詰め、宛名ラベル張り、集荷依頼の電話までしてから出発。

配達ついでに、その近所のショッピングセンターで買い物。
いつもいく市内のスーパーよりかなり規模が大きいので、歩くだけで時間がかかる。最後は「セルフ・レジ」にも初挑戦して買い物終了。帰宅して昼ごはん。薫が渚の幼稚園のお誕生会に手伝いにいっているので、ひとり。



午後、田んぼに置いたままだった2条刈りのバインダー撤収。
調子が悪くて農機具センターでみてもらってからと思っていたのが、たまたまその担当の方と会ったので、さっとみていただき、そしたらちょっと調整に時間がかかりそうだということで、とりあえず家まで運んでいただいた。

今日も早めに明朝出荷ぶんの収穫、調整。
終わって、ボカシ肥の仕込みをしようと思い立つ。が、近くの精米機に米糠をとりに行ったら、あいにく今日はもう残ってない。また明日ちょこちょこのぞいてみることにしよう。



<本日の野菜セット>例
人参(この種は国産!)、里芋、さつま芋、大根、蕪、季節の葉もの(ほうれん草、小松菜、壬生菜などから)、太葱、など。
コメント (1)
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