38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

大雪、野菜も姿を消し……。

2008年01月21日 | 農と暮らしの日記
愛媛県の東予地方は大雪。
松山では全然降ってないらしい。まあ大雪といっても「ここらへんでは」という程度ですが。それでもおそらく近年まれにみる、という程度の雪のはず。見た感じ、10cm、車の屋根の上なんかは20cmくらいに見えるけど、そこまでは積もってないでしょう。

とりあえず本日午後のうちの人参畑。
左のほう、太葱が辛うじて頭を出しています。畑は夏の茄子、ピーマンの枯れたのや芥子菜のとうが立って花の咲いているのをのぞいて、すべての野菜が雪の下……。



月曜の朝、早めの6時に起きて出荷の仕上げ。
とにかく積雪がすごい。道路ではすでに一部が溶けて凍っているようなので、軽トラで出荷はやめて、なんとバスで市街に出かけることにする。実質的に運転を始めてからもう2年になろうというのに雪道の経験がないので(いや、免許の講習は20年前、真冬の大雪の山形で合宿して取ったんですが。)、やむをえない判断。

しかし。「7:30発」のバスは来なかった。
当たり前といえば当たり前、あとから状況を考えてみると。「次のバス停まで……」と雪道に長靴をズカズカ突っ込みながら歩き出したけれど、結局、途中1台のバスも見ることなく、約5kmのみちのりを歩き通してしまい、納品先の保育園に8時半少し前に到着。所要70分。

帰りは駅前に他のバスの姿があった。
そこでまあさすがに遅れてでも来るだろうと待っていたのが間違い。結局1時間近く待って、やはり帰路も歩くことになった。帰りのほうが上りなのになぜか速く、所要50分で帰宅、午前10時20分。疲れた。スーパーの出荷は休む。渚は連絡網の指示で2時間遅れの登校、帰りは普段通りのようだ。

が、疲れている場合ではない。
今日は他の納品がまだあるのだ。昨日のうちに荷造りしておいた野菜セットや単品の注文品。しかし、こちらは納品先がどこもかなり遠く(10km以上ある)、歩くわけにはいかない。山形の雪中合宿免許でつかんだ何かが体の奥にしっかりと残っているかもしれないので、それを信じて(うそです、そんなの信じたら極めてキケン)軽トラのハンドルを握る。

幸い周囲もノロノロ運転だ。
一応四駆なので、前を走る車と同じように轍を逸れずに進んでいればなんとかなった。1時過ぎに無事帰宅。昼ごはん。臨時休園の真も一緒に、カロテン・ピビンバッ。ソーセージが乗っているのは、本来はそれが真のお弁当に入る予定だったからだが、なんとなく雪道ドライブ初制覇のお祝いにふさわしい。



午後、明朝出荷ぶんの収穫。
当然のことながら、こんな日に野菜を収穫している人なんて周囲には見かけない。とにかく、すべての野菜が雪の下なのだから。がしかし、出荷が決まっているものはとらなければいけない。でも、逆に言えば、こんな日にたとえば直売所とかに並べておいてもお客さんは来ないわけだが、受注済みの野菜はこんな日だろうと何だろうと買っていただけるわけだ。これは間違いなくありがたいことだ。

ただし、明日配達予定の近隣への野菜セットは翌日に延ばしていただいた。
雪の中の収穫で傷む度合いが高いのと、配達の道路がまた凍結していたり、それでなくても渋滞気味になっているので、避けられる遠出は避けたほうがよいという判断で。こちらも快く承諾していただき、ありがたいかぎり。

3時過ぎ、作業終了して以降は部屋で机しごと。
日中、諸々の作業や出発、帰着のついでに家の出入り口あたりの道路の雪かき。ここは小学生の通学路でもあり、また、うちには宅急便屋さんなどここで一時停車する車も多く、すれ違いができるようにしておきたいので。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、大根、蕪・赤蕪、季節の葉もの2~3種(ほうれん草、小松菜、壬生菜、キャベツなどから)、太葱、など。
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カロテン・ピビンバッ。

2008年01月21日 | 藤田家族の食卓から
そんな名前じゃないと思うけど。
人参と小松菜のカロテン名コンビを核とした丼まぜごはん。今日は特別?に目玉焼きとソーセージまで乗っている。すごい。(敏)
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