■(第16話)ひろがるスカイ!プリキュア「えるたろう一座のおに退治」感想
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第16話より)
多大な犠牲を払いながらも、ソラシド市へと戻ってきた一同。
不幸中の幸いか、王様・王妃様の呪いを解く方法はすぐに判明しました。
ランボーグを浄化した時のキラキラパワーを集めればよいらしい。
ソラ:
「分かりました。ではバッタモンダーを生け捕りにし、ランボーグを量産させましょう」
そして始まる目を覆わんばかりの凄惨な拷問。
縛り上げたバッタモンダーを青の護衛隊やプリキュアで取り囲み、呼び出させたランボーグを蹂躙、許しをこう彼に更に召喚しろと迫り続ける…。
とはなりませんでしたが、そうなってもおかしくない不可解な状況。
今までにも奇跡のしずくとかスターカラーペンとか、「敵の持ってる何かを奪う」ための戦いはありました。
が、「集める総数が不明」「救済対象が狭い(エルちゃんにとっては重大ですが)」「奪われたものではない」などなど違いが顕著。
アンダーグの目的がいまだ不明だというのに、こっちにはアンダーグを攻め滅ぼす動機ができてしまいました。
挙句には「桃太郎」です。おそらくは日本で最も有名な英雄譚。
異界からやってきた赤ちゃんを旗頭にし、偶然出会った混成軍が、平和を乱す相手を倒して財宝を奪う話。
見事にそのまんまです。
一般市民のささやかな応援(キビダンゴ)が、一行を結びつける最大の勝因になってるあたりも含めて。
「プリキュア」コンテンツのメタファーでもありそう。
子供(エルちゃん)を励ますための虚構の物語(人形劇)に、作り手たち(ソラたち)の方が感情移入。意気込みすぎて動きが止まってしまうこともある。
そこにお子様たちの声援が飛び、再び立ち上がる…。
更には虚構(人形劇)ではない現実の脅威(ランボーグ)に、虚構を通じて沸いた勇気を出して立ち向かい、どうにか前に一歩進む。
ラストの「えるたろう」を歌いながら帰るシーンも、「プリキュア」を子供と歌う現実の私らを想起します。
「えるたろう」のラストは描かれず。そこが「ひろプリ」の着地点のはずですが、具体的にはまだ不明。
「桃太郎」は今では「鬼を倒さない」とか「鬼は悪くない」とかを初め、「漂着した欧米人が正体だ」のような真偽不明のネタもしばしば見かけ、どれをどう採用するからで解釈が変わってきます。
現時点ではここから「ひろプリ」予想は困難だと思いますけど、後から見返すと色々な発見がある回な気がする。
あとソラさんはバッタモンダーに比較的冷静に対応していらっしゃった。
前回の様子だと殺意むき出しで襲い掛かりかねなかったけど、多少は落ち着いたようです。
これも人形劇の効能かしら。何かを演じることには、自分を客観的に整理したり、気持ちを一回切り離す効果がある。
あげはさんはもしかして、そこまで見越して人形劇を提案したんだろうか…?多分、専門学校で人形劇のセラピーの側面も学んでいますよね。
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第16話より)
多大な犠牲を払いながらも、ソラシド市へと戻ってきた一同。
不幸中の幸いか、王様・王妃様の呪いを解く方法はすぐに判明しました。
ランボーグを浄化した時のキラキラパワーを集めればよいらしい。
ソラ:
「分かりました。ではバッタモンダーを生け捕りにし、ランボーグを量産させましょう」
そして始まる目を覆わんばかりの凄惨な拷問。
縛り上げたバッタモンダーを青の護衛隊やプリキュアで取り囲み、呼び出させたランボーグを蹂躙、許しをこう彼に更に召喚しろと迫り続ける…。
とはなりませんでしたが、そうなってもおかしくない不可解な状況。
今までにも奇跡のしずくとかスターカラーペンとか、「敵の持ってる何かを奪う」ための戦いはありました。
が、「集める総数が不明」「救済対象が狭い(エルちゃんにとっては重大ですが)」「奪われたものではない」などなど違いが顕著。
アンダーグの目的がいまだ不明だというのに、こっちにはアンダーグを攻め滅ぼす動機ができてしまいました。
挙句には「桃太郎」です。おそらくは日本で最も有名な英雄譚。
異界からやってきた赤ちゃんを旗頭にし、偶然出会った混成軍が、平和を乱す相手を倒して財宝を奪う話。
見事にそのまんまです。
一般市民のささやかな応援(キビダンゴ)が、一行を結びつける最大の勝因になってるあたりも含めて。
「プリキュア」コンテンツのメタファーでもありそう。
子供(エルちゃん)を励ますための虚構の物語(人形劇)に、作り手たち(ソラたち)の方が感情移入。意気込みすぎて動きが止まってしまうこともある。
そこにお子様たちの声援が飛び、再び立ち上がる…。
更には虚構(人形劇)ではない現実の脅威(ランボーグ)に、虚構を通じて沸いた勇気を出して立ち向かい、どうにか前に一歩進む。
ラストの「えるたろう」を歌いながら帰るシーンも、「プリキュア」を子供と歌う現実の私らを想起します。
「えるたろう」のラストは描かれず。そこが「ひろプリ」の着地点のはずですが、具体的にはまだ不明。
「桃太郎」は今では「鬼を倒さない」とか「鬼は悪くない」とかを初め、「漂着した欧米人が正体だ」のような真偽不明のネタもしばしば見かけ、どれをどう採用するからで解釈が変わってきます。
現時点ではここから「ひろプリ」予想は困難だと思いますけど、後から見返すと色々な発見がある回な気がする。
あとソラさんはバッタモンダーに比較的冷静に対応していらっしゃった。
前回の様子だと殺意むき出しで襲い掛かりかねなかったけど、多少は落ち着いたようです。
これも人形劇の効能かしら。何かを演じることには、自分を客観的に整理したり、気持ちを一回切り離す効果がある。
あげはさんはもしかして、そこまで見越して人形劇を提案したんだろうか…?多分、専門学校で人形劇のセラピーの側面も学んでいますよね。