■Go My Way!卒業LIVE~くどまゆ魂は永遠不滅~
日時:2017年04月15日(土)物販16時00分/開場17時30分/開演18時30分/終演21時30分
場所:柏DOMe
出演:工藤真由
曲目:
01. Go My Way!
02. 笑ったら最強!!
03. たとえどんなに離れていても
04. プリキュアボーカルソングメドレー
・プリキュアfly
・プリキュアからの招待状
・Changing my Wind
・ひまわり
・友情リボン∞
・キミがいる
・ララルー♪OYFUL
05. しょで!しょで!だんしんぐっ!
06. プリキュア5、スマイル go go!
07. ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~
08. My styleメドレー
・my partner
・負けない
・誓う事 -Summer Side After-
・ずっと…
・chocolate love
09. Birthday Present☆
10. For My Friend
11. 君のそばで
12. ハートキャッチ☆パラダイス
13. Tomorrow song ~あしたのうた~
14. HEART GOES ON(工藤真由&池田彩)
15. My Best Partner(工藤真由&池田彩)
16. プリキュアモードにSWITCH ON!(キュア・カルテット)
17. ガンバランスdeダンス~希望のリレー~(キュア・カルテット)
18. Come on!プリキュアオールスターズ(工藤真由・五條真由美・うちやえゆか・宮本佳那子・池田彩)
19. 人生☆レボリューション
20. プリキュア ~永遠のともだち~
21. プリキュア、奇跡デラックス
22. プリキュア5、フル・スロットル GO GO!
--. My sweet days
--. Go My Way!
--. (写真撮影)
--. たとえどんなに離れていても(ダブルアンコール)
(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)
工藤真由さん15年の総決算。卒業ライブが遂に開催されました。
事前に「全部の曲を歌いたい」と言っていたのは嘘じゃなかった。
この凄まじきセットリスト!全35曲。下手すればライブ3回分もの曲を歌い切った。
内12曲はメドレーですけど、逆に言えばずっと唄いっぱなし。4曲目なんて13分以上!
ゲストとも歌い続け、休憩なし。恐ろしい。くどまゆさんが猛り狂っていらっしゃる…!
【会場】
お馴染みの柏DOMe。この神社の前を通るのも、もしかしたらこれが最後か…と思うと感慨深く。
弟さんがお勤めで、これまで何度もライブが行われた記念すべき箱ですので、ラストステージにはここしかない…という感じではあるのですが、如何せんキャパシティは大きくない。
今回、最初に発売された70人分が一瞬で完売したため、追加で更に70枚。それも完売したので合計140人。くどまゆの勇姿を見るべく、各地から集まった皆様でごった返していた。身動きが、とれない。そんな中でも、巧みにスペースを見つけては、踊ったり拳をつきあげる皆様。この連帯感は良いなぁ…。
2階の物販では「Go My Way」が、1階のホールでは「My Way」がひたすらリピート。
くどまゆさんの座右の銘が会場内に満ち満ちてる。
あと、帰宅してから気づいたのだけど、不思議なことにTシャツがほとんど濡れてなかった。
会場内は大混雑で熱気もあったのに。
全部涙に変換されたか、はたまた私らを守るために空調が超がんばったのか。
【開場前】
物販の先行販売が16時から45分まで。
大混雑が予定されたため、先に売ることにしたらしい。
グッズは盛り沢山で、Tシャツ・トートバッグ・キーホルダー2種・タオル。
販売機会が今日しかないのに、この大盤振る舞い。感謝して一式買いました。
会場前で待っていると迷惑かけるので、とりあえず適当なお店で待機。
待ってる間、ひたすらお歌を聴き返そうと思っていたのだけど、気持ちが昂ったか、もうここまで来たら腹を括ろうというか、結局そういう気持ちにならなかった。
前日までに、ひたすら復習し続けたのが良かったのかもしれない。(「工藤真由さんを振り返る」)
【開演アナウンス】
くどまゆ:
「それではもう少し」
「ドキドキワクワクしながらお待ちください」
おぉ往年のアナウンス台詞だ…。もうこれだけで泣ける…と思ってたら。
???:
「ちょっと待った!」
「キュアマリンだよ。遊びにきたよ!」
「盛り上がっていくよ!やるっしゅ!!」
マリンさんが来ておられた。
マリンさん:
「ほら、イーグレットも!」
美翔さん:
「イーグレットです」
「みんな、盛り上がっていくよ!」
「………」
「みんな!盛り上がっていくよ!!」
鳥もいた。
オフの美翔さんは押しが強い…。
舞台裏は物凄いことになってた。
この様子だと、夢原さんたちも来てたんじゃなかろうか。
私の純然たる妄想ですけど、多分絶対確実に、夢原さん達もいた。
だって、くどまゆさんの卒業ライブなんだもの。戦友の応援に、来ないはずがない。
【開演】
いきなりの「Go My Way!」。
どう考えても最後に唄われるのはこの曲。よってアンコール(ないわけがない)での使用が確定しているのですが、じゃあ本編では唄わないのか?それともラスト曲とアンコール続けて?
なんてことを思ってたら、一発目。開始早々、全力疾走された気分。
くどまゆ:
「笑顔は永遠不滅!」
「くどまゆこと工藤真由です!」
お馴染みの決め台詞。ここ数年はあまり見られなかったけど、最後の最後、これがなければ始まらない。
【2曲目:笑ったら最強!!】
「昔の曲」と前振りしてからお唄開始。
「笑ったら最強」だと分かった瞬間、それだけで涙が出た。最後にまた、この曲が聴けるなんて…。
くどまゆ:
「この曲は私にとって特別な曲で」
「今だから言えるが、当時は病んでいた」
「この曲を歌っていて、不思議と自分と重なるなぁって」
「後で聞いたのだけど、作詞の青木久美子さんは「工藤真由を力づける歌を」とリクエストされて作ってくれたそうで…」
「辛い時には聴いていた。みんなも聴いてください」
私が「工藤真由」を強く意識しだしたきっかけはこの曲だったし、辛いときは家で一人、何度もこの曲を聴いて涙した。
この場でもう一度聞けて、本当に嬉しい。
【4曲目:プリキュアボーカルソングメドレー】
くどまゆ:
「全部歌おうと思ったけど無理だった」
だけどそれでも歌おうとして、とんでもないことに。
一気に駆け抜けた計7曲!曰く「走馬灯のようだったでしょ」。
最後の「♪OYFUL」では、マイクをこちらに向けて「ららるららる」を要求。難しい。そんな私らに「がんばれ」と、くどまゆさんから声援。いや、普通に難しいんです。くどまゆさんは凄い。
【5曲目:しょで!しょで!だんしんぐっ!】
くどまゆ:
「次は、プリキュアでもオリジナルでもない歌です」
え、まさか。
そして始まるその『まさか』。
「しょで!しょで!だんしんぐ」だ!ひゃっほう!!
しかもフルコーラス版だ!
いやもう本当に、まさかラストライブで採用されるとは。
ただでさえ曲数が厳しいのだから、出番はないかと思ってたのに。
くどまゆ:
「(この曲を)なかったことにする気はない」
格好いい。
言われてみれば確かに。プリキュアでもオリジナルでもない貴重な歌なのだから、くどまゆの足跡を語る上で外せない。
出番はないどころか、これが歌われない方がおかしかった。
そして改めて自白。
くどまゆ:
「赤ちゃん言葉だと分かっていなくて」
「思いっきり「しょで!しょで!」「はくすー!」と唄ってしまってる」
「我らのAmazonさんではまだ手に入るので、聞き比べてください…」
【6曲目:プリキュア5、スマイル go go!】
くどまゆさんのデビュー曲。
そして、まさかの唄い出しを間違った…!
くどまゆ:
「皆さんもお気づきかと思いますが」
「フルスロットルと間違えました」
間違えるはずのないものを、最後の最後のこのタイミングで。
しかも「フルスロットル」はラストという特別な曲順に割り当てられているので、間違いようもないはずですが、ライブは何が起きるか分からない。。
【7曲目:ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~】
これまであんまりやってなかった気がする、マイクを完全に客席に向けての「すいすいぷりきゅあすいーとぷりきゅあ」の合唱要求。
この曲に限らず。感極まったか、くどまゆさんも観客も、普段と違う動きをしていたような。
(あと、くどまゆさんは観客に要求した後「ありがとう」で締めるのが凄く可愛い)
もちろん、普段の振り付けも。
間奏の終わりでくるりと回るいつものは、何度見ても可愛いです。よしいくぞと、今日はいつも以上に緊張が走ってたように見えた…。
ラストの「じゃーん」の得意げな顔も、これが最後か。。
【8曲目:My styleメドレー】
会場からは思わず「もったいない」の声も。
なんて贅沢なメドレーだろう。
アルバム収録どおりの順番かと思いきや、切り札「chocolate love」は一番最後に。
くどまゆ:
「いきなりの『chocolate love』で驚いた?」
「『ずっと…』で終わりかと思って、でも何か足りないと思ったでしょ」
何故サプライズ仕立てにしようとなさるのか…。
【9曲目:Birthday Present☆】
最新ソング。くどまゆさん曰く「お母さんへの感謝の歌」。
と、同時に「子供がいる人にも受け取れるようにした」とのこと。
恒例の「お誕生日はいますか」に、該当者はゼロ。140人もいるのに。
「明日誕生日」の人はいたっぽい。
最後はみんなで大合唱。「男の子だけで」の野太い声の後の、「女の子だけで」の歌声のなんと清らかなことか。
会場にはサンクルミエール生や明堂学院生の他、お子様もいらっしゃってました。
この大合唱。最後のタイミングが、ばしりと全員完璧に決まってた。
手売りでしか手に入らない曲なのに。
【12-13曲目:ハートキャッチ】
長らく愛されてきた「ハートキャッチパラダイス」も、ご本人様によるものはこれが最後。
サビはいつも以上に力が入った。もう幻覚で、EDのあの映像が目に浮かぶ様。
「あしたのうた」の手拍子も、普段にも増して力強く鳴り響いていた。
嗚呼一つ一つ、お歌がお別れしていく…。
手を振って別れを告げる月光さんの姿が、目に浮かぶほど。
【14-15曲目:池田彩さん】
14曲目。途中がメドレーだったので、実質24曲目。
だから、くどまゆさんが「時間がたつのは早い。次は…」と言い出した時、そろそろ終わってしまうのかと緊張が走った…のだけど。
このタイミングでゲスト登場。おかしい。普通ならとっくにライブ終わってる曲数なのに、ここからゲストなんて絶対におかしい。
池田彩さん:
「うぃーす!」
「長い前座、ありがとうございました」
いつものやり取りを、いつも通りに最後まで。素晴らしい。
そして歌うは「Heart goes on」。観客席を包み込む青い光。
マリンさんがこの場にいることもあって、あの学園祭が正に今この場に。もう涙が。この曲以降、ずっと泣いてた気がする。
くどまゆ&池田彩さん:
「本人役で出させてもらった」
「今見ると、本当に下手」
「頑張って収録したけど、完全に棒読み…!」
それでもあの回は、「ハートキャッチ」さんを代表する回。
てっきり先日のステージが見納めかと思っていたので、本当に嬉しい。
【16-17曲目:キュアカルテット】
くどまゆ:
「もう1組ゲストがいます」
頭おかしい。池田彩さんだけでもおかしかったのに、更なるゲスト…!
呼ばれたのは宮本佳那子さん。
「最後のライブにゲストがくるとしたら」、おそらくは池田さんだと思ってた。
宮本さんはつい先日ツーマンをやっているので、やや可能性は低そうだけど、でもありそうだし、2組呼ぶなら宮本さんかなぁ…と、そこまでは事前に予想してた。
ですが。
くどまゆさんの「あと2人呼ぶ」の言葉に混乱。
2人?さっきのマリンさんと美翔さんかしら?
と思いきや。
出てきてくれたのは、五條さんとうちやえさん。
まさかの展開に、観客席も大盛り上がり。
この「予想外」はくどまゆさんも確信してたそうで、「絶対に見つからないようにした」とのこと。
くどまゆ:
「だから言ったでしょ。16時前には集まらないように、と」
(その時間の前に、ひっそりと五條さんらは入場したらしい)
「近隣の人の迷惑になるから」は建前だったのか…。
冷静に考えれば意外でも何でもないはずなんですが、これまでのライブで全くなかったことなので完全に意表を突かれました。
お歌はもちろん、「プリキュアモードにSwicth on」。
今でこそ珍しくないオールスターズの先駆け。そして伝説のキュアカルテット…!凄い、フルメンバーだ!
くどまゆ:
『昨日と今日 力合わせて』
『笑顔で明日を守るの!』
初めて聞いた大阪でのミュージカルの光景が、ありありと浮かびましたよ。おぉ…。
『da!』『da!』『da!』『da!』で一人ずつポーズ決めてくシーンの熱いこと熱いこと。
五條さん・くどまゆさん・宮本さん・うちやえさんの順に、向かって左からびしびしりと。
これを2017年の今、生で見られるなんて。見ることができる、最後の機会にちゃんと見られるなんて。
言いようのない「すげぇ」しか出てこない。
五條さん:
「久しぶりすぎて、振り付けや誰がどこを唄うのかの確認からした」
うちやえさん:
「でも映像で覚えていた。見つめ合うところとか」
当事者にとっても懐かしいお歌だったらしい。
2曲目は「もう一つのキュアカルテットの歌」。
これももう、ありえない。TEUCHIのおかげでSSverは割と頻繁に聞けているけど、GoGoverをフルメンバーでやるなんて予想外。
五條さん:
「ガンバランスは色んなバージョンがあるので迷う」
「振り付けも違う。こっち(SSver)になりそうになった」
「まさかの佳那子verになりそうにすらなる」
くどまゆさん:
「多分、歌詞を間違えても誰も気づかないと思います」
うん、多分、勢いで吸収してしまうと思う…。
うちやえさんは今日は妙に静かにされていましたが、マイクが違っていたり、立ち位置を気にしていたりと。
そしてくどまゆさんに見とれていらっしゃったらしい。
あと「泣くな。声が変わる」の教えは、ご本人はあまり覚えていなかったそうです。くどまゆさんと宮本さんを支えた10年の教えが…。
【18曲目:Come on!プリキュアオールスターズ】
くどまゆ:
「せっかくプリキュア歌手が揃っているので」
という流れで3Dダンス映画の主題歌。
五條さんの「歌詞がやばい。気を抜くと泣きそうになる」には頷くしかない。
くどまゆ:
『WE GOTTA POWER!プリキュアオールスターズ!』
『おもちゃ箱の夢を 現実にするために』
正に現実にしてこられた皆々様。説得力が違いすぎる。
サビの皆で手を振るところも、またやれて嬉しい。
CMで妙に何度も流れてて、聞くたびに当時を思い出しますよ。
あとこのお歌をこのタイミングで唄うとなると、やっぱりこの歌詞。
くどまゆ:
『卒業なんてまだできないよ』
『満足と呼べるには小さくて』
唄いながら抱き合う宮本さんと工藤真由さん。
できないけどしてしまう。とてもとても残念だけど。
くどまゆさん:
「この唄は震災の時」
五條さん:
「揺れる中で収録した」
2011年。たいした被害も受けなかった私が、あまりそこに絡めてしまうのは失礼だとは思うけど、やっぱり当時のことは思い出してしまう。
あの時は、色々あった。あれからも色々あった。
【宮本佳那子さん】
他のゲストが退場した後、宮本さんだけ残ってサプライズイベント。
あの佳那子お姉さんが、そんな技を出せるようになったなんて…!
なお今回も、くどまゆさんから怒られていました。
くどまゆ:
「先輩に『ねー』とか言わない」
宮本さん:
「10年前と同じことで怒られてる…」
宮本さん:
「真由さんが…」
くどまゆ:
「『真由さん』?」
宮本さん:
「工藤さんが!」
くどまゆさん:
「この子、五條さんのことが好きすぎて」
「ステージにファンがいる状態になってしまうから」
「私が五條さんとの間に立ちます」
なかなかに、厳しい。
【19曲目:人生☆レボリューション】
さすがにもうダンスレッスンはなかった。もうみんな、マスターした。
そしてくどまゆさんも、色々と限界に達しだした。
ここまで堪えてきた涙腺が、先ほどのサプライズでついに。
一方の観客も、凄まじき濃密さに圧倒され、もはや夢うつつ。
そんな中での「人生☆レボリューション」。最高に楽しかった。
【20曲目:プリキュア ~永遠のともだち~】
くどまゆ:
「みんな、一緒に唄ってね」
この曲を一緒に唄っていいというのは、メッセージ的に強烈だよなぁ…。
とはいえもう、ずっとダバダバ涙が止まらない状態だったので、ただただ聞き惚れていた。
長い間奏は、まゆ友バンドの大出番。格好いい。
バンドの皆様も「Come on」のあたりから涙腺がやばいことになっておられた。
そりゃそうだよな。観客ともゲストとも違う、彼らだけの視点から、ずっと工藤真由さんを見て来たんだものな。
【21曲目:プリキュア、奇跡デラックス】
当然できるでしょとばかりにコールを求められた。
ごめんなさい。この曲、難しいんです。今の精神状態では、あの謎の並びのタイトルはとっさに出てこない…。
このお歌もずっと大好きだった。
「映画のED」という立場上、本編OPEDと比べると回数は少なかったけど、最後にまた聞けて嬉しかった。
【22曲目:プリキュア5、フル・スロットル GO GO!】
くどまゆさん曰く「最も印象に残っている歌」。
1曲目が「GoMyWay」だったことから、ラストは「永遠のともだち」か「スマイルgogo」、大穴で「My sweet days」かと予想してたので、「フルスロットル」だったのは意外だった。
でも唄い出しで、そんな疑問は吹き飛んだ。
くどまゆ:
『Yes!プリキュア5GoGo!!』
ライブ開始から既に3時間近く。メドレーを含めて、実に30曲以上。気力体力ともに限界で、涙腺も決壊しているそんな状況で。
この唄い出しは格好良すぎた。普通なら倒れこむところを、全てを動員して立ち上がった。「DX2」のEDのプリキュア5登場シーンを、更に純化させたかのような凄まじい光景。
ただでさえ殺人的にパワフルなお歌、客観的に見れば、普段よりも力強さは落ちていたはず。でももう魂的なものが強烈に響く。力を使い果たしているからこそ、透き通った純粋な力が満ち溢れてる。
くどまゆ:
『もしさみしい 悲しい時や 折れそうな時にはそっと』
『私たち思い出して』
最後の3段重ねでは、まゆ友バンドも前に出てきて一緒に。
限界なんてない。絶対に。
最後の最後にして、最高の「フルスロットル」だった。
【アンコール:My sweet days/Go My Way!】
ここで「My sweet days」!
この2曲は「夢の始まり」と「その夢の終わり」で対になっていると思うのですが、こうして最後に並べて歌ってくれるなんて。
「My sweet days」は、さすがにもう崩壊してた。
歌詞は飛ぶ。だから観客も一緒に唄った。
「笑うことで今感謝を」でのお辞儀は、観客も反射的に今まで以上に頭を下げた。
アンコールラストはもちろん「GoMyWay!」。
「小さなころから夢見てた」歌手としての旅は、一旦は終わり。
(ちなみに、この歌詞の際に「マイクを」指さしてた。前のライブで「薬指を指してた?」と書きましたが、やっぱりマイクだったようです)
では、次の夢はなんなのか。
くどまゆ:
「ずっと『次の夢が見つかった』『だから卒業』と言ってきました」
「私の次の夢は、家族を作ること」
くどまゆ:
「まぁ寿退社みたいなものかな?」
「まだ赤ちゃんはいないけどね」
そんな風に冗談めかして話してくれるのが、何か嬉しい。
多少気負ってたところもあったらしく。
くどまゆ:
「『結婚』と報告したら、ライブに来なくなる人もいるかなと」
「ほら、アイドルだし」
『アイドル』か…。物凄く違和感を覚えますが、崇拝対象という意味では、まぁそうです。
会場に満ちた暖かい笑いに、くどまゆさんも首をかしげる。
くどまゆ:
「CDという形で残るのは幸せなこと」
「特に子供の頃に聞いた歌は、残るから」
くどまゆ:
「私たちは同じ一つの空の下にいる」
「辛い時があったら、歌を聴いて」
「もしかしたら数十年後にまたライブもやるかも」とおっしゃてくれた。
それが実現するその日まで、「同じ空の下にいる」を胸に刻み、残してくれたお歌を聴いて歩いていこう。
【写真撮影】
「やってみたかった」という工藤さんの要望により、観客やゲストで集まって写真撮影。
その内ブログにアップされるはず。楽しみに待ちます。
撮影者は弟さんです。ちなみに、お兄さんと一緒に少し挨拶もしてくれた。
撮影終了後、一人ずつ退場。
くどまゆさんから送られた言葉は「池田さん:ずっとパートナー」「宮本さん:初めは嫌いだった(注:前回のライブのネタ)」「うちやえさん:ずっとやえっていてください」「五條さん:ずっと憧れです」。
そして遂に、くどまゆさんも退場。
【たとえどんなに離れていても】
写真撮影を挟んだこともあり、もう終わりかと思われましたが、諦めない声が上がった。「もう1回!」。
その言葉に、くどまゆさんは応えてくれた。
正真正銘、最後のお歌は、演奏なし・くどまゆお一人による「たとえどんなに離れていても」。
工藤真由さん:
『たとえどんなに離れていても』
『見えない糸でつながってる』
『また次会う時は 最高の』
『笑顔でいよう 約束だよ』
【終演】
終了後、サインとチェキを貰いました。
くどまゆと会話できる最後の機会だったわけですが、言葉は上手く出なかった。
「これからもお歌を聴きます」とだけ伝えたのが、精一杯。
全て終わって外に出た時、女性の方からお礼を言われた。お母様だったのかしら。
帰り道。ともすれば涙もこみ上げたけど、あったのは奇妙な透明感。
多分、一晩たったリ、何かの弾みに強烈な寂しさに襲われるんだろうと思うけど。
今はもう、ただただ満足だ。
【工藤真由さん】
土浦で見かけた時から15年。まぁ見かけただけで、「工藤真由」なる人物を認識したわけではないけれど、とにかくあれから15年。
思えば社会人になって、独身時代を経て、結婚し、子供が産まれたその15年だった。
くどまゆさんが次の夢に向かうように、私もちょうど「親」としての人生のステージに本格的に進む段階。ここが、人生の一区切り。「次会う時」に笑顔でいられるように、私も自分の道を頑張ろう。
今日は歌を聴きながら、いつもは思い出さないようなこれまでの生活のことを思いだしてた。
辛い時苦しい時。旅先だったり、いつもの日曜朝だったり。ずっとくどまゆさんのお歌が共にいてくれた。可愛らしさと力強さが共存したあの歌声に、何度救われたことか。
くどまゆさんは今日のライブでおっしゃった。「こんな下手くその歌を聴いてくれてありがとう」と。とんでもない。私にとって最高の歌手だった。これからもずっと人生の支えにしていきます。
私らのために素敵な歌を唄ってくれて、本当に感謝の言葉しかない。ありがとうございました。
日時:2017年04月15日(土)物販16時00分/開場17時30分/開演18時30分/終演21時30分
場所:柏DOMe
出演:工藤真由
曲目:
01. Go My Way!
02. 笑ったら最強!!
03. たとえどんなに離れていても
04. プリキュアボーカルソングメドレー
・プリキュアfly
・プリキュアからの招待状
・Changing my Wind
・ひまわり
・友情リボン∞
・キミがいる
・ララルー♪OYFUL
05. しょで!しょで!だんしんぐっ!
06. プリキュア5、スマイル go go!
07. ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~
08. My styleメドレー
・my partner
・負けない
・誓う事 -Summer Side After-
・ずっと…
・chocolate love
09. Birthday Present☆
10. For My Friend
11. 君のそばで
12. ハートキャッチ☆パラダイス
13. Tomorrow song ~あしたのうた~
14. HEART GOES ON(工藤真由&池田彩)
15. My Best Partner(工藤真由&池田彩)
16. プリキュアモードにSWITCH ON!(キュア・カルテット)
17. ガンバランスdeダンス~希望のリレー~(キュア・カルテット)
18. Come on!プリキュアオールスターズ(工藤真由・五條真由美・うちやえゆか・宮本佳那子・池田彩)
19. 人生☆レボリューション
20. プリキュア ~永遠のともだち~
21. プリキュア、奇跡デラックス
22. プリキュア5、フル・スロットル GO GO!
--. My sweet days
--. Go My Way!
--. (写真撮影)
--. たとえどんなに離れていても(ダブルアンコール)
(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)
工藤真由さん15年の総決算。卒業ライブが遂に開催されました。
事前に「全部の曲を歌いたい」と言っていたのは嘘じゃなかった。
この凄まじきセットリスト!全35曲。下手すればライブ3回分もの曲を歌い切った。
内12曲はメドレーですけど、逆に言えばずっと唄いっぱなし。4曲目なんて13分以上!
ゲストとも歌い続け、休憩なし。恐ろしい。くどまゆさんが猛り狂っていらっしゃる…!
【会場】
お馴染みの柏DOMe。この神社の前を通るのも、もしかしたらこれが最後か…と思うと感慨深く。
弟さんがお勤めで、これまで何度もライブが行われた記念すべき箱ですので、ラストステージにはここしかない…という感じではあるのですが、如何せんキャパシティは大きくない。
今回、最初に発売された70人分が一瞬で完売したため、追加で更に70枚。それも完売したので合計140人。くどまゆの勇姿を見るべく、各地から集まった皆様でごった返していた。身動きが、とれない。そんな中でも、巧みにスペースを見つけては、踊ったり拳をつきあげる皆様。この連帯感は良いなぁ…。
2階の物販では「Go My Way」が、1階のホールでは「My Way」がひたすらリピート。
くどまゆさんの座右の銘が会場内に満ち満ちてる。
あと、帰宅してから気づいたのだけど、不思議なことにTシャツがほとんど濡れてなかった。
会場内は大混雑で熱気もあったのに。
全部涙に変換されたか、はたまた私らを守るために空調が超がんばったのか。
【開場前】
物販の先行販売が16時から45分まで。
大混雑が予定されたため、先に売ることにしたらしい。
グッズは盛り沢山で、Tシャツ・トートバッグ・キーホルダー2種・タオル。
販売機会が今日しかないのに、この大盤振る舞い。感謝して一式買いました。
会場前で待っていると迷惑かけるので、とりあえず適当なお店で待機。
待ってる間、ひたすらお歌を聴き返そうと思っていたのだけど、気持ちが昂ったか、もうここまで来たら腹を括ろうというか、結局そういう気持ちにならなかった。
前日までに、ひたすら復習し続けたのが良かったのかもしれない。(「工藤真由さんを振り返る」)
【開演アナウンス】
くどまゆ:
「それではもう少し」
「ドキドキワクワクしながらお待ちください」
おぉ往年のアナウンス台詞だ…。もうこれだけで泣ける…と思ってたら。
???:
「ちょっと待った!」
「キュアマリンだよ。遊びにきたよ!」
「盛り上がっていくよ!やるっしゅ!!」
マリンさんが来ておられた。
マリンさん:
「ほら、イーグレットも!」
美翔さん:
「イーグレットです」
「みんな、盛り上がっていくよ!」
「………」
「みんな!盛り上がっていくよ!!」
鳥もいた。
オフの美翔さんは押しが強い…。
舞台裏は物凄いことになってた。
この様子だと、夢原さんたちも来てたんじゃなかろうか。
私の純然たる妄想ですけど、多分絶対確実に、夢原さん達もいた。
だって、くどまゆさんの卒業ライブなんだもの。戦友の応援に、来ないはずがない。
【開演】
いきなりの「Go My Way!」。
どう考えても最後に唄われるのはこの曲。よってアンコール(ないわけがない)での使用が確定しているのですが、じゃあ本編では唄わないのか?それともラスト曲とアンコール続けて?
なんてことを思ってたら、一発目。開始早々、全力疾走された気分。
くどまゆ:
「笑顔は永遠不滅!」
「くどまゆこと工藤真由です!」
お馴染みの決め台詞。ここ数年はあまり見られなかったけど、最後の最後、これがなければ始まらない。
【2曲目:笑ったら最強!!】
「昔の曲」と前振りしてからお唄開始。
「笑ったら最強」だと分かった瞬間、それだけで涙が出た。最後にまた、この曲が聴けるなんて…。
くどまゆ:
「この曲は私にとって特別な曲で」
「今だから言えるが、当時は病んでいた」
「この曲を歌っていて、不思議と自分と重なるなぁって」
「後で聞いたのだけど、作詞の青木久美子さんは「工藤真由を力づける歌を」とリクエストされて作ってくれたそうで…」
「辛い時には聴いていた。みんなも聴いてください」
私が「工藤真由」を強く意識しだしたきっかけはこの曲だったし、辛いときは家で一人、何度もこの曲を聴いて涙した。
この場でもう一度聞けて、本当に嬉しい。
【4曲目:プリキュアボーカルソングメドレー】
くどまゆ:
「全部歌おうと思ったけど無理だった」
だけどそれでも歌おうとして、とんでもないことに。
一気に駆け抜けた計7曲!曰く「走馬灯のようだったでしょ」。
最後の「♪OYFUL」では、マイクをこちらに向けて「ららるららる」を要求。難しい。そんな私らに「がんばれ」と、くどまゆさんから声援。いや、普通に難しいんです。くどまゆさんは凄い。
【5曲目:しょで!しょで!だんしんぐっ!】
くどまゆ:
「次は、プリキュアでもオリジナルでもない歌です」
え、まさか。
そして始まるその『まさか』。
「しょで!しょで!だんしんぐ」だ!ひゃっほう!!
しかもフルコーラス版だ!
いやもう本当に、まさかラストライブで採用されるとは。
ただでさえ曲数が厳しいのだから、出番はないかと思ってたのに。
くどまゆ:
「(この曲を)なかったことにする気はない」
格好いい。
言われてみれば確かに。プリキュアでもオリジナルでもない貴重な歌なのだから、くどまゆの足跡を語る上で外せない。
出番はないどころか、これが歌われない方がおかしかった。
そして改めて自白。
くどまゆ:
「赤ちゃん言葉だと分かっていなくて」
「思いっきり「しょで!しょで!」「はくすー!」と唄ってしまってる」
「我らのAmazonさんではまだ手に入るので、聞き比べてください…」
【6曲目:プリキュア5、スマイル go go!】
くどまゆさんのデビュー曲。
そして、まさかの唄い出しを間違った…!
くどまゆ:
「皆さんもお気づきかと思いますが」
「フルスロットルと間違えました」
間違えるはずのないものを、最後の最後のこのタイミングで。
しかも「フルスロットル」はラストという特別な曲順に割り当てられているので、間違いようもないはずですが、ライブは何が起きるか分からない。。
【7曲目:ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~】
これまであんまりやってなかった気がする、マイクを完全に客席に向けての「すいすいぷりきゅあすいーとぷりきゅあ」の合唱要求。
この曲に限らず。感極まったか、くどまゆさんも観客も、普段と違う動きをしていたような。
(あと、くどまゆさんは観客に要求した後「ありがとう」で締めるのが凄く可愛い)
もちろん、普段の振り付けも。
間奏の終わりでくるりと回るいつものは、何度見ても可愛いです。よしいくぞと、今日はいつも以上に緊張が走ってたように見えた…。
ラストの「じゃーん」の得意げな顔も、これが最後か。。
【8曲目:My styleメドレー】
会場からは思わず「もったいない」の声も。
なんて贅沢なメドレーだろう。
アルバム収録どおりの順番かと思いきや、切り札「chocolate love」は一番最後に。
くどまゆ:
「いきなりの『chocolate love』で驚いた?」
「『ずっと…』で終わりかと思って、でも何か足りないと思ったでしょ」
何故サプライズ仕立てにしようとなさるのか…。
【9曲目:Birthday Present☆】
最新ソング。くどまゆさん曰く「お母さんへの感謝の歌」。
と、同時に「子供がいる人にも受け取れるようにした」とのこと。
恒例の「お誕生日はいますか」に、該当者はゼロ。140人もいるのに。
「明日誕生日」の人はいたっぽい。
最後はみんなで大合唱。「男の子だけで」の野太い声の後の、「女の子だけで」の歌声のなんと清らかなことか。
会場にはサンクルミエール生や明堂学院生の他、お子様もいらっしゃってました。
この大合唱。最後のタイミングが、ばしりと全員完璧に決まってた。
手売りでしか手に入らない曲なのに。
【12-13曲目:ハートキャッチ】
長らく愛されてきた「ハートキャッチパラダイス」も、ご本人様によるものはこれが最後。
サビはいつも以上に力が入った。もう幻覚で、EDのあの映像が目に浮かぶ様。
「あしたのうた」の手拍子も、普段にも増して力強く鳴り響いていた。
嗚呼一つ一つ、お歌がお別れしていく…。
手を振って別れを告げる月光さんの姿が、目に浮かぶほど。
【14-15曲目:池田彩さん】
14曲目。途中がメドレーだったので、実質24曲目。
だから、くどまゆさんが「時間がたつのは早い。次は…」と言い出した時、そろそろ終わってしまうのかと緊張が走った…のだけど。
このタイミングでゲスト登場。おかしい。普通ならとっくにライブ終わってる曲数なのに、ここからゲストなんて絶対におかしい。
池田彩さん:
「うぃーす!」
「長い前座、ありがとうございました」
いつものやり取りを、いつも通りに最後まで。素晴らしい。
そして歌うは「Heart goes on」。観客席を包み込む青い光。
マリンさんがこの場にいることもあって、あの学園祭が正に今この場に。もう涙が。この曲以降、ずっと泣いてた気がする。
くどまゆ&池田彩さん:
「本人役で出させてもらった」
「今見ると、本当に下手」
「頑張って収録したけど、完全に棒読み…!」
それでもあの回は、「ハートキャッチ」さんを代表する回。
てっきり先日のステージが見納めかと思っていたので、本当に嬉しい。
【16-17曲目:キュアカルテット】
くどまゆ:
「もう1組ゲストがいます」
頭おかしい。池田彩さんだけでもおかしかったのに、更なるゲスト…!
呼ばれたのは宮本佳那子さん。
「最後のライブにゲストがくるとしたら」、おそらくは池田さんだと思ってた。
宮本さんはつい先日ツーマンをやっているので、やや可能性は低そうだけど、でもありそうだし、2組呼ぶなら宮本さんかなぁ…と、そこまでは事前に予想してた。
ですが。
くどまゆさんの「あと2人呼ぶ」の言葉に混乱。
2人?さっきのマリンさんと美翔さんかしら?
と思いきや。
出てきてくれたのは、五條さんとうちやえさん。
まさかの展開に、観客席も大盛り上がり。
この「予想外」はくどまゆさんも確信してたそうで、「絶対に見つからないようにした」とのこと。
くどまゆ:
「だから言ったでしょ。16時前には集まらないように、と」
(その時間の前に、ひっそりと五條さんらは入場したらしい)
「近隣の人の迷惑になるから」は建前だったのか…。
冷静に考えれば意外でも何でもないはずなんですが、これまでのライブで全くなかったことなので完全に意表を突かれました。
お歌はもちろん、「プリキュアモードにSwicth on」。
今でこそ珍しくないオールスターズの先駆け。そして伝説のキュアカルテット…!凄い、フルメンバーだ!
くどまゆ:
『昨日と今日 力合わせて』
『笑顔で明日を守るの!』
初めて聞いた大阪でのミュージカルの光景が、ありありと浮かびましたよ。おぉ…。
『da!』『da!』『da!』『da!』で一人ずつポーズ決めてくシーンの熱いこと熱いこと。
五條さん・くどまゆさん・宮本さん・うちやえさんの順に、向かって左からびしびしりと。
これを2017年の今、生で見られるなんて。見ることができる、最後の機会にちゃんと見られるなんて。
言いようのない「すげぇ」しか出てこない。
五條さん:
「久しぶりすぎて、振り付けや誰がどこを唄うのかの確認からした」
うちやえさん:
「でも映像で覚えていた。見つめ合うところとか」
当事者にとっても懐かしいお歌だったらしい。
2曲目は「もう一つのキュアカルテットの歌」。
これももう、ありえない。TEUCHIのおかげでSSverは割と頻繁に聞けているけど、GoGoverをフルメンバーでやるなんて予想外。
五條さん:
「ガンバランスは色んなバージョンがあるので迷う」
「振り付けも違う。こっち(SSver)になりそうになった」
「まさかの佳那子verになりそうにすらなる」
くどまゆさん:
「多分、歌詞を間違えても誰も気づかないと思います」
うん、多分、勢いで吸収してしまうと思う…。
うちやえさんは今日は妙に静かにされていましたが、マイクが違っていたり、立ち位置を気にしていたりと。
そしてくどまゆさんに見とれていらっしゃったらしい。
あと「泣くな。声が変わる」の教えは、ご本人はあまり覚えていなかったそうです。くどまゆさんと宮本さんを支えた10年の教えが…。
【18曲目:Come on!プリキュアオールスターズ】
くどまゆ:
「せっかくプリキュア歌手が揃っているので」
という流れで3Dダンス映画の主題歌。
五條さんの「歌詞がやばい。気を抜くと泣きそうになる」には頷くしかない。
くどまゆ:
『WE GOTTA POWER!プリキュアオールスターズ!』
『おもちゃ箱の夢を 現実にするために』
正に現実にしてこられた皆々様。説得力が違いすぎる。
サビの皆で手を振るところも、またやれて嬉しい。
CMで妙に何度も流れてて、聞くたびに当時を思い出しますよ。
あとこのお歌をこのタイミングで唄うとなると、やっぱりこの歌詞。
くどまゆ:
『卒業なんてまだできないよ』
『満足と呼べるには小さくて』
唄いながら抱き合う宮本さんと工藤真由さん。
できないけどしてしまう。とてもとても残念だけど。
くどまゆさん:
「この唄は震災の時」
五條さん:
「揺れる中で収録した」
2011年。たいした被害も受けなかった私が、あまりそこに絡めてしまうのは失礼だとは思うけど、やっぱり当時のことは思い出してしまう。
あの時は、色々あった。あれからも色々あった。
【宮本佳那子さん】
他のゲストが退場した後、宮本さんだけ残ってサプライズイベント。
あの佳那子お姉さんが、そんな技を出せるようになったなんて…!
なお今回も、くどまゆさんから怒られていました。
くどまゆ:
「先輩に『ねー』とか言わない」
宮本さん:
「10年前と同じことで怒られてる…」
宮本さん:
「真由さんが…」
くどまゆ:
「『真由さん』?」
宮本さん:
「工藤さんが!」
くどまゆさん:
「この子、五條さんのことが好きすぎて」
「ステージにファンがいる状態になってしまうから」
「私が五條さんとの間に立ちます」
なかなかに、厳しい。
【19曲目:人生☆レボリューション】
さすがにもうダンスレッスンはなかった。もうみんな、マスターした。
そしてくどまゆさんも、色々と限界に達しだした。
ここまで堪えてきた涙腺が、先ほどのサプライズでついに。
一方の観客も、凄まじき濃密さに圧倒され、もはや夢うつつ。
そんな中での「人生☆レボリューション」。最高に楽しかった。
【20曲目:プリキュア ~永遠のともだち~】
くどまゆ:
「みんな、一緒に唄ってね」
この曲を一緒に唄っていいというのは、メッセージ的に強烈だよなぁ…。
とはいえもう、ずっとダバダバ涙が止まらない状態だったので、ただただ聞き惚れていた。
長い間奏は、まゆ友バンドの大出番。格好いい。
バンドの皆様も「Come on」のあたりから涙腺がやばいことになっておられた。
そりゃそうだよな。観客ともゲストとも違う、彼らだけの視点から、ずっと工藤真由さんを見て来たんだものな。
【21曲目:プリキュア、奇跡デラックス】
当然できるでしょとばかりにコールを求められた。
ごめんなさい。この曲、難しいんです。今の精神状態では、あの謎の並びのタイトルはとっさに出てこない…。
このお歌もずっと大好きだった。
「映画のED」という立場上、本編OPEDと比べると回数は少なかったけど、最後にまた聞けて嬉しかった。
【22曲目:プリキュア5、フル・スロットル GO GO!】
くどまゆさん曰く「最も印象に残っている歌」。
1曲目が「GoMyWay」だったことから、ラストは「永遠のともだち」か「スマイルgogo」、大穴で「My sweet days」かと予想してたので、「フルスロットル」だったのは意外だった。
でも唄い出しで、そんな疑問は吹き飛んだ。
くどまゆ:
『Yes!プリキュア5GoGo!!』
ライブ開始から既に3時間近く。メドレーを含めて、実に30曲以上。気力体力ともに限界で、涙腺も決壊しているそんな状況で。
この唄い出しは格好良すぎた。普通なら倒れこむところを、全てを動員して立ち上がった。「DX2」のEDのプリキュア5登場シーンを、更に純化させたかのような凄まじい光景。
ただでさえ殺人的にパワフルなお歌、客観的に見れば、普段よりも力強さは落ちていたはず。でももう魂的なものが強烈に響く。力を使い果たしているからこそ、透き通った純粋な力が満ち溢れてる。
くどまゆ:
『もしさみしい 悲しい時や 折れそうな時にはそっと』
『私たち思い出して』
最後の3段重ねでは、まゆ友バンドも前に出てきて一緒に。
限界なんてない。絶対に。
最後の最後にして、最高の「フルスロットル」だった。
【アンコール:My sweet days/Go My Way!】
ここで「My sweet days」!
この2曲は「夢の始まり」と「その夢の終わり」で対になっていると思うのですが、こうして最後に並べて歌ってくれるなんて。
「My sweet days」は、さすがにもう崩壊してた。
歌詞は飛ぶ。だから観客も一緒に唄った。
「笑うことで今感謝を」でのお辞儀は、観客も反射的に今まで以上に頭を下げた。
アンコールラストはもちろん「GoMyWay!」。
「小さなころから夢見てた」歌手としての旅は、一旦は終わり。
(ちなみに、この歌詞の際に「マイクを」指さしてた。前のライブで「薬指を指してた?」と書きましたが、やっぱりマイクだったようです)
では、次の夢はなんなのか。
くどまゆ:
「ずっと『次の夢が見つかった』『だから卒業』と言ってきました」
「私の次の夢は、家族を作ること」
くどまゆ:
「まぁ寿退社みたいなものかな?」
「まだ赤ちゃんはいないけどね」
そんな風に冗談めかして話してくれるのが、何か嬉しい。
多少気負ってたところもあったらしく。
くどまゆ:
「『結婚』と報告したら、ライブに来なくなる人もいるかなと」
「ほら、アイドルだし」
『アイドル』か…。物凄く違和感を覚えますが、崇拝対象という意味では、まぁそうです。
会場に満ちた暖かい笑いに、くどまゆさんも首をかしげる。
くどまゆ:
「CDという形で残るのは幸せなこと」
「特に子供の頃に聞いた歌は、残るから」
くどまゆ:
「私たちは同じ一つの空の下にいる」
「辛い時があったら、歌を聴いて」
「もしかしたら数十年後にまたライブもやるかも」とおっしゃてくれた。
それが実現するその日まで、「同じ空の下にいる」を胸に刻み、残してくれたお歌を聴いて歩いていこう。
【写真撮影】
「やってみたかった」という工藤さんの要望により、観客やゲストで集まって写真撮影。
その内ブログにアップされるはず。楽しみに待ちます。
撮影者は弟さんです。ちなみに、お兄さんと一緒に少し挨拶もしてくれた。
撮影終了後、一人ずつ退場。
くどまゆさんから送られた言葉は「池田さん:ずっとパートナー」「宮本さん:初めは嫌いだった(注:前回のライブのネタ)」「うちやえさん:ずっとやえっていてください」「五條さん:ずっと憧れです」。
そして遂に、くどまゆさんも退場。
【たとえどんなに離れていても】
写真撮影を挟んだこともあり、もう終わりかと思われましたが、諦めない声が上がった。「もう1回!」。
その言葉に、くどまゆさんは応えてくれた。
正真正銘、最後のお歌は、演奏なし・くどまゆお一人による「たとえどんなに離れていても」。
工藤真由さん:
『たとえどんなに離れていても』
『見えない糸でつながってる』
『また次会う時は 最高の』
『笑顔でいよう 約束だよ』
【終演】
終了後、サインとチェキを貰いました。
くどまゆと会話できる最後の機会だったわけですが、言葉は上手く出なかった。
「これからもお歌を聴きます」とだけ伝えたのが、精一杯。
全て終わって外に出た時、女性の方からお礼を言われた。お母様だったのかしら。
帰り道。ともすれば涙もこみ上げたけど、あったのは奇妙な透明感。
多分、一晩たったリ、何かの弾みに強烈な寂しさに襲われるんだろうと思うけど。
今はもう、ただただ満足だ。
【工藤真由さん】
土浦で見かけた時から15年。まぁ見かけただけで、「工藤真由」なる人物を認識したわけではないけれど、とにかくあれから15年。
思えば社会人になって、独身時代を経て、結婚し、子供が産まれたその15年だった。
くどまゆさんが次の夢に向かうように、私もちょうど「親」としての人生のステージに本格的に進む段階。ここが、人生の一区切り。「次会う時」に笑顔でいられるように、私も自分の道を頑張ろう。
今日は歌を聴きながら、いつもは思い出さないようなこれまでの生活のことを思いだしてた。
辛い時苦しい時。旅先だったり、いつもの日曜朝だったり。ずっとくどまゆさんのお歌が共にいてくれた。可愛らしさと力強さが共存したあの歌声に、何度救われたことか。
くどまゆさんは今日のライブでおっしゃった。「こんな下手くその歌を聴いてくれてありがとう」と。とんでもない。私にとって最高の歌手だった。これからもずっと人生の支えにしていきます。
私らのために素敵な歌を唄ってくれて、本当に感謝の言葉しかない。ありがとうございました。