穴にハマったアリスたち

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ふたりはプリキュア MaxHeat 劇場版2「雪空のともだち」(2/2)

2006年10月10日 | アニメ・日曜朝 感想その他
(別記事からの続き)

・ふたりはプリキュア MaxHeat 劇場版2「雪空のともだち」(2/2)

【追撃&絶望】

どうしようもない勢いで敗北し、鳳凰を奪われてしまいました。
なんとか立ち上がり追撃しますが、階段を駆け上がったところで、天井から氷塊が落下。
プリキュアさんと、ルミナスが分断されます。

ルミナス:
 「先に行ってください!すぐに追いかけます!」

またこの娘は楽をしようとする…。

思わず詰ろうとしたところ、落下してきた氷の塊がザケンナー化。

 

ルミナスの背筋を伝う冷たい汗。
しまった。プリキュアを先に行かせてしまった。
最前線に立たないといけなくなっちゃったじゃないか。

【夢の戦闘】

一方、プリキュアさんがたどり着いたところはコロシアム。

フリーズン&フローズン:
 「おっと、お前たちの戦う相手は俺たちではない」
 「お前たちの戦う相手は、お前たちだ」

 

白キュアさん:
 「!?」

一瞬の不意をつかれ、白キュアさんの心に氷の刃がめきり。
 ぱきん。
雪城さんの心の奥底で何かが砕け散る。

 

フリーズン&フローズン:
 「キュアホワイト、聞こえるか」「キュアブラックを倒せ」
白キュアさん
 「…はい」

 

ブラック白キュアさん(もはや何色か全く分からない)誕生。
黒キュアさんに全力攻撃を始めます。
夢のプリキュア対決です。さすが劇場版!

 ぱし。ぱしぱしぱしん。

そして異常事態にも躊躇せず、即座に関節を極めに行く黒キュアさんが頼もしいです。
さすがは戦うヒロインさま。説得よりも押さえ込むほうを優先。
ですが、心に迷いがあるからか、すぐに振りほどかれボコ殴りに。

黒キュアさん:
 「ホワイトとは戦えない…」
フリーズン:
 「ならば反撃できるようにしてやろう」

 

黒キュアさん:
 「!? 嫌だ、ホワイトは私の私の…」

 

 ぱきん。

かくして激突する二人。
物凄い勢いで殴り合いの蹴り合い。
黒VS白のドリームマッチに、胸を痛めるべきか躍らせるべきかよく分かりません。

 

が、根性で術を破ったか、白キュアさんの表情が段々微妙な感じに。

 ぱし。ぱしぱしぱしん。

今度は白キュアさんが関節を極めに。
この二人は本当に似たもの同士。
そのまま押さえ込んだ状態で、ブラック白キュアさんの目が泳ぐ…。

白キュアさん:
 「なぎさ…」
黒キュアさん:
 「ホワイト…?」

お互いの呼び名の違いが胸を打ちます。

先ほどとは立場逆転、白キュアさんを振りほどくと、黒キュアさんが猛攻撃。
それを甘んじて受ける白キュアさん、やがて止めの一撃が放たれて宙を舞う。
そのまま奈落に墜落しそうになったところを…

黒キュアさん:
 「ほのか…!」

ぎりぎりのところで正気に戻った黒キュアさんがキャッチ。

けれど既に限界まで戦ってた二人、力尽きてもろともに転落。

【それが私の生きる道】

一方、取り残されてザケンナーと戦う羽目になったルミナス。
全力で相手の攻撃を避け続けます。
でも攻撃する気はありません。そんな怖いことできるか。

 ひょい。ひょいひょいひょい。

そんな様子に業を煮やしたか、ゲストの謎生物が助けてくれました。ルミナス…。

 

情けなさ過ぎますが、どうにかラスボスの下まで到達。

フリーズン&フローズン:
 「雑魚が。いまさら何を」

完全に相手にされてません。無理もありませんが。

【ふたりはプリキュア】

崖下に転落した二人。
数百メートルは落下し、氷原に叩きつけられたように見えましたが、ちゃんと生きてました。
化け物娘どもめ。

ようやく二人っきりになったところで仲直り。

 

黒&白
 「どうしようかと思ってた…」
 「私も…」
 「ホワイトがどこか遠くに行っちゃった様な気がして」
 「私も…!」
 「そう思ったら悲しくて寂しくて辛くて」
 「私も…!!」

ラブラブすぎる。

【最終決戦】

フリーズン・フローズン組と対峙するルミナスですが、勝てる要素がありません。
何せルミナスさん、逃げることしか考えてないし。
ゲストの謎生物の背中に隠れる勢いで逃げ続けます。

…それがいつまでも続くほど甘くもないですが。

いよいよ追い詰められますが、なんとかプリキュアさんたち到着。

けれど。

フリーズン&フローズン:
 「こんなものが効くか!!」
プリキュアさん:
 「わきゃああぁあ!?」

元々不利だったところに、全力で潰しあいをした後の二人。
絶望的なまでの戦力差です。
勇敢に戦うものの、玉砕。

 

【空だって飛べるはず!】

頼みのプリキュアさんも氷結し、絶体絶命。
そのどうしようもない中、鳳凰の謎パワー発動。
賢明に自分を守るプリキュアさんの姿に胸打たれ、炎が舞い上がる。

ルミナスさん:
 「ああ!?」

炎はプリキュアさんを直撃。
なにしやがるこの鳳凰。
その場にいた全員から非難の声が上がりますが、炎の中から現れたのは…。

 

憧れの三段変身!しかも…

 ふわり

 

空を飛びやがりました。

フリーズン&フローズン:
 「!?」

これにはラスボス二人も恐慌状態。
そりゃ肉弾戦のエキスパートの白キュアさんが空飛べたら、色々終わってます。
逃げ出す以外に何が出来るってんだ。

慌てて背を向けるフリーズンらに迫るスーパープリキュアさんの魔の手。

 

そしてぐったりと倒れ伏す相手を、無言でしゃがみこんで見下ろす白キュアさん。

 

怖いよ。怖いよ…。

 

「よくも私に、愛しのなぎさを殴るような真似をさせて」、怒りに任せて徹底的に嬲りに嬲った後、

プリキュアさん:
 「プリキュアマーブルスクリューマックスー!」
フリーズン&フローズン:
 「フリージングブリザ…」
プリキュアさん:
 「スパーク!!」

 

駄目押しの一撃が直撃。
むごい…。
物理的に粉砕され、哀れ敵役二人は退場。

【仕事をしよう】

戦いには勝利したものの、鳳凰は力尽きてしまいました。
嘆き悲しむ一同。
そんな中、ぽつりと呟かれる言葉。

鳳凰の保護者:
 「光の園のクイーンに会ってさえいれば…」

 びくり

プリキュアさん:
 (クイーンならそこにいるじゃん)

プリキュアさんの無言の非難がルミナスの背中に突き刺さる。
え?なに?この娘まさか、クイーンにしかできない系のイベントまで放棄してたの?
あんたそれで本当にギャラもらう資格あるとでも?

凄まじいプレッシャーにガクガク震えながら、ルミナスも慌てて行動に出ます。
何せついさっき、酷い虐殺シーンを見たばかりですし。
ぺしぺしと鳳凰の頬を叩き、ゆさゆさと体を揺すり。
お、お願い、起きて。目を覚まして。
でないと私まで永久に眠る羽目に…!

ルミナス:
 「あなたは強い子なの。こんなことで諦めるはずがない。
  絶対に諦め(以下略)」

必死の説得に、鳳凰は最後の力を振り絞り。
その力を受け、ルミナスも三段変身。
出番がこのとき限りのレア商品・シャイニエールバトンを振りかざすと鳳凰に力を注ぎ込みます。

 

スーパールミナス:
 「さあ、目覚めなさい…!」

偉そうに言ってますが、三段変身自体は鳳凰の力です。
鳳凰から力を貰って三段変身し、その力を鳳凰に注いだだけ。
触媒扱いか、ルミナス。

【エピローグ】

無事に鳳凰も復活。
激戦終わって別れの時が来て。
いまいち影の薄い劇場版主題歌「ギャグ100回分愛してください」に乗せてエンディングロール。

流れる映像は、テレビシリーズの日常シーンの総集編。
暗黒の8話や演劇、誰もがサブタイの電波ぶりに吹いたトキメキ農作業等々。
この主題歌、前作の「心のチカラ」と比べあまり好きではなかったのですが、こうやって「日常パートのテーマ」として見るとなかなかいい感じ。

…ちなみに、このエンディングロールでの九条さんの出番はわずか一コマでした。
やっぱり黄色はいらない子扱い。
幸が薄すぎます。

 

【総じて】

日常パートのノリが前作の映画よりもパワーアップ。
逆に戦闘シーンはちょっとパワーダウン。
プリキュア対決は熱かったですが、ボス戦はちょっと地味。

時系列的にはテレビ版最終回の前の話ですが、イメージ的には完全な後日談。
「この雪城さんたちは高校生です」と言われても、むしろ納得してしまいそう。
最終回から半年以上経過した今見てるから、というのもあるでしょうが、なかなかいい雰囲気です。

そしてなにより。
美墨さんの汚れぶり、雪城さんの邪悪ぶり、九条さんのやる気のなさ、それぞれ尋常ではありません。
映画館で見れなかったのがとてもとても残念です…。


Berryz工房/ギャグ100回分愛してください【ヴィッセル応援0610】(左画像)
Berryz工房/ギャグ100回分愛してください

(右画像)
プリキュアMaxHeart シャイニエールバトン
プリキュアMaxHeart シャイニエールバトン

シャイニエールバトンなんて商品があることを初めて知りました…。
外見はハーティエルバトンとほとんど変わらないし、出番も極小。
言われないと分からないと思うんですが、ちゃんと売れたんでしょうか。クスクス

あと思いっきり余談の蛇足ですが、藤村先輩の中の人が「ぴっち」の海斗くんと同じ人だったことに遅まきながら気がつきました。
なんてこった、人魚さんだけでなくプリキュアさんとまでいちゃつくなんて。
私も声優になればよかったよ、ちくしょう。
コメント (2)
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