Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

アズールとアスマール/Azur et Asmar

2007-07-27 00:01:18 | 映画 あ行
           *公式サイト
2006年/フランス/99分
原作・脚本・監督:ミッシェル・オスロ
声の出演(吹替版):香川照之、岩崎響、浅野雅博、森岡弘一郎
音楽:ガブリエル・ヤレド
配給:三鷹の森ジブリ美術館

素晴らしい~
その描き出された未来に希望の持てる世界観も、エキゾチックな雰囲気の溢れるその妖しいほどに目くるめく色彩も全て美しい~

私が観たのは日本語吹き替え版だったのだが、フランス語の部分のみ吹き替えでアラビア語の部分は吹き替えなし&字幕なしだった。ところが、アラビア語がそのまますうすうと頭に入ってくる、まったく知らない言葉なのに・・・違和感のないのが不思議。日本語は日本語として受け入れアラビア語はアラビア語として受け容れている。これが字幕版だったらこの不思議な感覚は味わえなかったかもしれないと観終わって思った。
言葉、文化、人種など現実の世界に厳としてある区別、選別によって生み出される差別に苦しみ争うこの世界を尻目に、ここではそれらを軽々と越えていく。シャムスサバ姫が木の上から指差す街には、王宮がありモスクがありその隣にはキリスト教会がありユダヤ教のシナゴーグがあり・・とアズールに説明していたのがその木の枝に座る二人の様子とともに印象に残る。

ああ~!でもどこを思い出しても、美しい音楽もそこに描き込まれていた楽器とともに不思議な雰囲気を醸し出しよかった!!
コメント (6)
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