Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ザンジバル島の大衆音楽・ターラブ

2007-07-20 00:19:17 | 音楽
       
第23回<東京の夏>音楽祭2007での「ザンジバル島の大衆音楽・ターラブ」のチケットを友人からいただいて・・・なんたるラッキー!!、聴いてきました。その上チケットを眺めたら、な、な、なんと「一番前=かぶりつき~」だったんです。
実のところ、今年は武蔵野文化会館での特別公演行けなかったので「今年の私の<東京の夏>は終わったね」だったんで、ほんと嬉しかった~!

アフリカ・タンザニアの東、インド洋に浮かぶザンジバル島。そこからやってきた「カルチャー・ミュージカル・クラブ」、舞台上にはヴァイオリン、ダブルベース、カヌーン、アコーディオン、ウード、ドゥンバクなどの楽器、そして歌手&コーラス、二部ではダンスが~
「海洋の混血音楽ターラブ」初めて耳にしたのだが、第一部の音楽はどこかで聴いたことがあるような、とふと思わせるような様々な音楽が響き興味深い。アフリカの島でありながら、若い女性の歌を聴いた時には「演歌じゃなくって・・・なんだっけ?・・あっ、ムード歌謡って感じ!!」なんてのがあったり、とってもアラブ風な雰囲気が漂うもの、また楽器の編成も不思議だなぁ、なんて思ったり。目の前がカヌーン奏者だったので、楽器の大きさ、それをひょいっと膝の上に乗せてバランス取りながら弾いていることとか、その両の人差し指に金属のサックみたいなものをはめてその指を中心に指を使っていること、途中でチューニング・ピンにさしてあるチューニング・ハンマー(というかどうかわからないが)で素早く調弦しているところも見ることができた。
そして、推定95歳という「ターラブの女王」ビ・キドゥテ登場!!目の覚めるような明るい空色のピカピカ光るドレスを身にまとった女王は、何て言うんだろう、素晴らしい「気」を会場に降り注ぐ。その中にいるだけで元気になる、というのはこういうことかと幸せになる。
第二部は、パワフルに舞台が飛んだり跳ねたり、弾ける。陽気な歌に女性のシンガーでありダンサーである二人が踊りまくる信じられないくらいの腰の振り方に、魅了される。うわぁ~!!一番前でし・あ・わ・せ~!みたいな感じ。(もう殆どおじさん感覚だね)汗が光り、汗が飛ぶ、おひねり持ってお客さんが踊りながら客席から舞台下までやってくるわ、会場全体は手拍子の嵐だわ、で熱狂のうちに幕が下りた。
コメント (2)
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