Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

スペインのセファルディの音楽

2006-11-17 00:22:07 | 音楽
             
スペインのセファルディの音楽/ミゲル・サンチェス(指揮)アリア・ムジカを聴く。
「セファルディとはスペインやポルトガルのユダヤ系民族のこと。彼らはかつてイベリア半島で繁栄したがその後ユダヤ人追放により、改宗に応じなかったユダヤ人たちは放浪の身となりながらも独自の文化を今に守り伝えてきた。ヘブライ語とラディノ語の伝承曲を歌とカヌーン、ウード、ナイ、カヴァルなどの民族楽器で演奏」(解説より)
セファルディの音楽ってどんなんだろう?と興味津々で聴いた。スペイン音楽とは大分違ってました。どちらかといえば、ユダヤの人から怒られそうだけれど、アラブ音楽の方にずっと近いと感じた。それはイベリア半島の歴史にも深く関わっているからだろうか。使っている楽器のせいだろうか。ふと今風の和声の響きが混じるのも面白い。
響きといえば、このCDすごく歌声が響く場所で録音しているのでクレジットを見てみたら、トレドの修道院で録ったとなっている。(el Convento Real de la Inculada Concepcion de Toledo)ほんと、よ~く響いてます。
今年訪れたバルセロナにも昔のシナゴーグがあったし、ジローナ(ヘローナ)には中世のユダヤ人街と博物館になっているシナゴーグがあったことを思い出す。
メノーラはわかるけれど、両側にある樹木と上方にある物は何なんだろう?きっと関係のあるものなんだろうな、などと聴きながらジャケットの絵に見入った。
コメント
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