Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

スティング/ラビリンス

2006-10-21 00:01:57 | 音楽
       
      <STING:SONGS FROM THE LABYRINTH>

                   
すっ、素敵だ~!!
一枚のCDで音楽を聴いて、同時に一本の映像作品をみたような・・・歌、声、そしてリュート(エディン・カラマーゾフ)の音が醸しだす世界に否応なく引きずり込まれて・・・溺れる。

夜の闇の中、ぼんやりしたロウソクの灯のもと羽ペンが紙の上を走る音だけが暗い部屋に響く。一心に手紙を書き綴っているダウランド(1563-1626)の姿がスティングの朗読の声から浮かび上がってくる。

ここにあるのは彼の歌~♪時空を越えて現代に甦る「17世紀のポップ・ソング」
甘い愛、身も世もなく涙にくれる失恋の痛み、切々と訴える恨み、そしてきわどい歌詞に思わず顔が赤くなったりもする。人は愛に喜び苦悩し、それを失う予感に怯え、そして失った愛に涙するんだなぁと。
スティングの歌によりそれが切々とまた熱く語られる。
もういいや、この音楽に身を委ねちゃおう、この風に吹かれていよう・・・スティングの声とともにあっちへ行っちゃおう・・・
コメント (10)
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