モーツァルト・イヤーだし(ってこともないですが)モーツァルトの二台のピアノのためのソナタ ニ長調を改めてもう一度弾いている♪
彼の二台ピアノ用ソナタの作品はこれ一曲である。とにかく光が輝くようなきらびやかな印象の作品、弾いていて気持ちが開放され朗らかになってくる気がする。
これは彼のすぐれたピアノの弟子だったヨゼファ・アウエルンハンマーとの共演のために生み出されたものだそうである。いやあ、相当弾けるお弟子さんだったんですねぇ~。
1楽章では二台が自在に駆け回り、スリルに満ちた掛け合いを楽しんでいる。2楽章はがらりと雰囲気が変わり弦楽四重奏のよう、翻って3楽章はもう音楽するのが愉快で、晴れ晴れした気分に支配される。
こうして改めて弾いてみると二台のピアノだからこそ描けるダイナミックでソナタの枠には収まりきれない深さ、華やかさに圧倒される。