そろそろ10月のカレンダーが気になる季節。朝方は寒ささえ感じる今日この頃です。愛犬ゴンタと朝のお散歩に出かけると、ムラサキシキブやハナミズキの実が染まっていました。季節の変わり目は、人の目を楽しませてくれます。
ところで、先週半ば知人とお酒を呑んだとき、集英社新書の「フィンランド 豊かさのメソッド」(堀内都喜子著)が話題になりました。欧州で長く働いてきた彼は、いま日本で話題になっている「ゆとり教育」「残業問題」あるいは「子育て支援」などが政争の具として議論されていることに違和感をもっています。もっと根っこのところを議論すべきじゃないだろうかと、熱っぽく語ってくれました。
帰り際、私も1冊買って帰りました。新書の帯には「子どもの学力調査1位、国際競争力ランキング4年連続1位」とあります。フィンランドといえば、森と湖、シベリウスなどを連想してしまう私にとって、一定の存在感をもって受けとめていますが、そんな北欧の国の、別の一面を見る思いがしました。
読み終わって、その国の国民性を思いました。農耕民族と狩猟民族の違いもあるのでしょうが、一面、日本人に近いものがないではない。少なくとも、EU諸国の一員でありながらフランス人やイタリア人の物の考え方とはずいぶん異なる気もする。むしろ、日本人が忘れかけている精神性のようなものが顕在なのかもしれない。やはり、北欧という自然環境が、その国の人を育んできたのではないか。そういう厳しさを知っているからこそ、教育もITに象徴される産業も他の国に注目されるのでしょう。かといって、ガリ勉を育てているのではない。本来の意味の「ゆとり教育」というものが実践されている。ものごとを自ら捉え、考える力を育てる。それを皮相的に理解して失敗した日本の教育システムにこそ反省すべき課題があるように思いました。
読み終えて、その余韻が残るなか、翌日の土曜日はお休みにしようと決めてベッドに入ったのですが、次週のスケジュールを考えると、どうしても休むわけにはいかない。いつも通りに職場に向かいました。これも悲しい我が国民性か?ひと仕事終えて、帰途につきましたが、このまま家に帰るのはもったいないとばかりに街に繰り出し、またぞろ芸術散策(?)。やたらドビュッシーが聴きたくなって、ベルガマスク組曲などピアノ曲のLPレコードを2枚購入。ジュンク堂では、バッハのゴールドベルク変奏曲(クラヴィーア練習曲集第4部)の楽譜本を買って帰りました。昨夜はウイスキーを片手に、グレン・グールドの演奏を楽譜を眺めながら楽しみました。
ところで、先週半ば知人とお酒を呑んだとき、集英社新書の「フィンランド 豊かさのメソッド」(堀内都喜子著)が話題になりました。欧州で長く働いてきた彼は、いま日本で話題になっている「ゆとり教育」「残業問題」あるいは「子育て支援」などが政争の具として議論されていることに違和感をもっています。もっと根っこのところを議論すべきじゃないだろうかと、熱っぽく語ってくれました。
帰り際、私も1冊買って帰りました。新書の帯には「子どもの学力調査1位、国際競争力ランキング4年連続1位」とあります。フィンランドといえば、森と湖、シベリウスなどを連想してしまう私にとって、一定の存在感をもって受けとめていますが、そんな北欧の国の、別の一面を見る思いがしました。
読み終わって、その国の国民性を思いました。農耕民族と狩猟民族の違いもあるのでしょうが、一面、日本人に近いものがないではない。少なくとも、EU諸国の一員でありながらフランス人やイタリア人の物の考え方とはずいぶん異なる気もする。むしろ、日本人が忘れかけている精神性のようなものが顕在なのかもしれない。やはり、北欧という自然環境が、その国の人を育んできたのではないか。そういう厳しさを知っているからこそ、教育もITに象徴される産業も他の国に注目されるのでしょう。かといって、ガリ勉を育てているのではない。本来の意味の「ゆとり教育」というものが実践されている。ものごとを自ら捉え、考える力を育てる。それを皮相的に理解して失敗した日本の教育システムにこそ反省すべき課題があるように思いました。
読み終えて、その余韻が残るなか、翌日の土曜日はお休みにしようと決めてベッドに入ったのですが、次週のスケジュールを考えると、どうしても休むわけにはいかない。いつも通りに職場に向かいました。これも悲しい我が国民性か?ひと仕事終えて、帰途につきましたが、このまま家に帰るのはもったいないとばかりに街に繰り出し、またぞろ芸術散策(?)。やたらドビュッシーが聴きたくなって、ベルガマスク組曲などピアノ曲のLPレコードを2枚購入。ジュンク堂では、バッハのゴールドベルク変奏曲(クラヴィーア練習曲集第4部)の楽譜本を買って帰りました。昨夜はウイスキーを片手に、グレン・グールドの演奏を楽譜を眺めながら楽しみました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます