ヨーロッパアザミの「アーティチョーク」に、先日、15センチほどの花が開きました。この植物、古代ギリシアやローマ時代から健胃・強肝作用が知られています。すいぶん大きくなったので、そろそろ葉っぱを収穫して「アーティチョーク茶」でも作りましょうか。効能は「肝臓の解毒、消化促進、利尿など」。
ここ関西地方も梅雨明けが待ち遠しい季節になりました。そんな週の初め、家内のお供をして京都に出かけてきました。向かったのは祇園歌舞練場で開催中の「フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生 My Soul Forever展」。そのあと八坂界隈を散策しました。平日にもかかわらず観光客の多さに驚きます。
ところで、京の裏通りをぶらり歩いていると、ときどき「風の通り道」のようなものに出くわします。気温32度の昼間、目には見えないのに、ひんやりとした微風を肌に感じます。
この感覚、実は先週末、街歩きの会で京都・山崎の「聴竹居」を訪ねた時にも遭遇しました。こちらは、日本で最初に環境共生住宅を志向した建築家・藤井厚三氏の邸宅ですが、陽の光と自然の風をうまく家の中に取り込んでいる、そんなお洒落な日本住宅でした。実際に、窓の空き具合を少し変化させるだけでひんやりとした風を感じる、そんな体験をしました。部屋の入口側と窓側の寸法が微妙に違っていたりします。計算の結果であろうと、経験知であろうと、「風の通り道」を活かした家づくりに感心しました。室内の写真をネットにアップしてはならない決まりになっていますので、お見せできないのが残念です。
歌舞練場を後にして建仁寺を歩き、ぶらりぶらりと散策しながら八坂の塔をめざしていると、八坂庚申堂が現れます。境内には、手足をくくられて動けない姿をしたお猿のお人形が至る所にぶら下がっています?????。「くくり猿」と言われ、これに願い事を託して自分の「欲」を一つ我慢することで願いが叶うのだそうです。何をお願いしたのか、小さな境内は若い女性たちでいっぱいでした。
久しぶりに知恩院をお参りしました。そのあと、円山公園を通って帰ろうとしたら、なんとお馬さんがずらり。草を食んでいました。なんだろうと尋ねると、この日は祇園祭の神事があり、4時半から「お迎え提灯」の行列が八坂神社を出発するとのこと。じゃあ見物して帰ろうと歩いていると、境内の中にあるとあるお家から、お化粧をした子どもたちがぞくぞくと出てきました。慣れたもので、カメラマンの求めに応じて写真に納まったりもしていました。
いよいよ行列が動き始めます。目の前を「お迎え提灯」が練り歩きます。夢中で写真に収めました。そのあと少し早いめの夕食、冷たい美味しいビールをいただいて帰りました。この日の万歩計は1万5千歩を優に超えていました。
「祇園祭」。きょう7月15日は宵宮祭り、17日の山鉾巡行へとクライマックスを迎えます。そして来週には大阪で「天神祭り」があります。関西も本格的な夏を迎えようとしています。そんな三連休の初日の土曜日、孫君たちがお泊りにやってきます。
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