心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

ヤナーチェクを聴きながら1週間を振り返る

2021-10-23 11:00:00 | 旅行

 今日は爽やかな秋空が広がっています。窓を開けるとヒンヤリした秋の空気が部屋の中を漂います。バタバタした1週間が過ぎ、さあて今日は何を書こうか.....。まずはCD棚を眺めて取り出しました。ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第1番《クロイツエル・ソナタ》です。チェコ出身のヤナーチェク。今週はもう一人のチェコ人、アルフォンス・ミュシャとの出会いもありました。

 先週末、4日間の空白期間が生まれました。さあてどうしたものか。ふと日帰りバスツアーのお知らせメールを思い出しました。「残り2席、2千円引き」につられて和歌山は有田みかんと富有柿狩りに出かけることに。まずはJAの巨大マーケットに寄り道、昼食後には安珍と清姫のお話で知られる道明寺をお参りして、いざ有田ミカン農園へ。
「食べ放題+3キロお持ち帰り」が謳い文句ですが、ミカンの食べ放題と言われてもそんなに食べられるものではありません。その後、富有柿農園に向かい、こちらは大きな富有柿を1袋(2キロ)分の収穫でした。
 こうして、(3キロ+2キロ)×2人分=10キロ+JAでのお買い物という、お荷物をかかえて帰途につきましたが、あまりの重さに途中娘の家に寄って半分ほど置いて帰りました(笑)。

 今週火曜日は水彩画教室でした。今回は大阪駅ビル屋上の「天空の農園」での写生が課題でした。大阪駅前再開発の風景もありましたが、私は14階のコスモス畑に腰を下ろして描きました。きれいなコスコスなのに、うまく描けないのは私のせいです。
 水曜日は、講座運営の一環で、堺市にあるアルフォンス・ミュシャ館を訪ねました。ずいぶん前に一度訪ねたことがありますから、今回が2回目になりますが、19世紀末から20世紀初頭に活躍したアール・ヌーヴォーの代表的な芸術家です。堺出身の与謝野晶子との関わりもあって、ここ堺市にミュシャ専門美術館が誕生したのだそうです。学芸員の方に代表的な作品を詳しく説明していただきました。一見の価値ありです。
 木曜日は来週の講座準備、翌金曜日はフランス文学講座の受講生となりました。この日のテーマはルナールの「にんじん」でしたが、ルナールの著した「博物誌」の挿絵にも話が及び、アール・ヌーヴォーのもう1人の芸術家ロートレックについてお話しを伺うことができました。

 ここ最近、新型コロナウイルス感染者数が激減しています。この急激な変化に驚くばかりです。そんななか、今週は久しぶりに知人と美味しいビールをいただき、つかの間の「春」を満喫しました。私たちはこうしてふだんの生活に戻っていけるのでしょうか。それともまたもや第6波がやってくるのでしょうか。なにやら、第一次大戦後「黄金の20年代」と呼ばれナチスの台頭によって姿を消したワイマールの華やかな時代が浮かんできます。ご用心ご用心。

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