心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

夏の旅行計画?

2013-07-21 08:51:52 | Weblog

 先週につづいて今週は、土日月と広島出張です。出かける前日、参議院選挙の期日前投票をすませてきました。でも、休日の出張というのは足が竦みます。心のどこかで子供のように「嫌だなあ」という思いがふわふわしています。そのためか、新大阪駅で足踏みです。ときどき入る喫茶店でひと休み。モーニングセット450円で朝刊全紙に目を通すことができ、読み終わるころには、「さあ出かけよう」と自分を奮い立たせます。
 さて、そんな広島での朝を迎えて、仕事前のひとときを、今朝はNHKネットラジオ「らじる★らじる」ラジオ第一で皆川達夫さんの「音楽の泉」を聞いています。曲は、モーツァルトの「ディヴェルティメント ニ長調 K.334」。ウィーン・モーツァルト合奏団、ウィリー・ボスコフスキーの指揮です。 そうそう、先週行った京都文化博物館。あとでネットで調べてみると、設計が辰野金吾さんであることを知りました。辰野さんといえば、東京駅や大阪市中央公会堂の設計に関与した明治の建築界の重鎮です。コンサートが開かれた部屋は、かつては日本銀行京都支店の「営業室」だったところ。客溜りとの間は格子状のカウンターで区分され、今は店舗の入っている両脇の部屋は、かつての所長室や応接室だったようです。天上を見上げると、板張りの素晴らしいデザインが施され、照明機器もアンティーク。タイムスリップしたような錯覚さえ覚えました。紙の専門店「楽紙館」は新館のほうにありましたが、そこで買った和紙を早速ブックカバーとして使っています。

 ところで、梅雨も空け、学校も終業式を終えて、街に子供たちの姿が目立ってきました。最初の土日連休だからでしょうか、新幹線も親子連れが目立つようになりました。我が家も、そろそろ夏の旅行計画を固めようと思ったのですが、愛犬ゴンタの高齢化が進み、家内が泊り込みのお出かけを躊躇します。
 そういえば昔、家族で海外旅行したときに、育てていたマルチーズ「ぺロ」を家内の実家に預けたことがありました。ところが、帰国して直後に亡くなりました。空港から実家に直行すると、1週間ぶりに再会したぺロは尻尾をふって大はしゃぎでした。しかし、自宅に連れて帰ると、安心したのでしょうか?直後に心筋梗塞で亡くなりました。子供たちが大いに悲しんだ風景が昨日のことのように思い出されます。ひと晩、添い寝をしてやりました。置いてけぼりにして旅行に出かけたことに、家内はずっと罪悪感を抱いていました。13歳になって徐々に老けてきたゴンタをみていると、ペットホテルとはいえ置いて出かけることはできないと言います。毎日服用している薬もあります。当時のことを思い出すのでしょう。そんなわけで、この夏は遠出を避け、日帰り旅行に徹することにしました。先日、家に帰ると、日帰りバス旅行のパンフレットがいっぱいありました。そのうちの何箇所は既に予約済みでした。当分の間は、手短なところで楽しむことにいたしましょう。

 おっ、そろそろお時間です。今週はこのへんにしておきましょう。

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