心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

「秋」を楽しむ。

2020-10-02 20:08:21 | Weblog

 今週は久しぶりに出入りの多い毎日でした。月曜日、3カ月に一度の定期健診でした。娘のような女医さんから「う~ん、1キロ体重減らしましょう」なんて言われてしまいました。「自粛生活が長かったもので」と訳のわからない言い訳をする古希のお爺さんでした(笑)。
 火曜日、待ちに待った水彩画教室の再開です。これまで35名でしたが、ソーシャルディスタンスの関係で定員が絞られ23名でのスタートです。この日のテーマは「秋」。以前、お不動さんで見つけたドングリの写真をもとに描きました。これから、一つ一つの素材を丁寧に仕上げ、立体感を表現していくことになります。
 水曜日は小休止。街を散歩しながらみぢかな秋を楽しみました。小さな公園で見つけたのはヒガンバナです。昨年の秋は「歩き遍路」で田圃のあぜ道にたくさん見かけましたが、都会の小さな公園の片隅にもひっそりと咲いていました。
 曼殊沙華ともいうヒガンバナの花言葉は「あきらめ」「独立」。彼岸前後に開花し「花の咲く時期には葉がなく、葉のある時期に花がない」という特徴が、死者と生者、あの世とこの世を隔たりを連想させることに由来するのだとか。赤い花は「情熱」。燃えるような赤い花に由来。白い花は「また会う日を楽しみに」「思うはあなた一人」。赤く群生するヒガンバナの中にぽつんと混じって咲いていることに由来するのだそうです。でも、この公園では白いヒガンバナが圧倒していました。
 木曜日は朝から事務所でひと仕事でした。帰宅しておいしいお酒をいただきながらほっとひと息ついていると、テレビのニュースが中秋の名月を告げています。慌ててデジカメをもって庭に出ました。まん丸いお月さんが明るく輝いています。残念ながらお団子とススキは用意しませんでしたが、秋の夜空を楽しみました。
 その翌日、つまりきょう金曜日は待ちに待った第20回「四天王寺秋の大古本祭り」(四天王寺&関西古書研究会共催)でした。午前10時のオープンめざして四天王寺の境内に向かいました。
 新型コロナウイルスの関係で春の催しものが全滅でしたので、境内には早くから多くの愛好家の皆さんがお越しになっていました。古書店の皆さんも気合が入っています。中には広島勤務の時によく覗いていた老舗書店「アカデミイ書店」さんも出店されていました。まずはこちらのお店で数冊、次いで境内を歩き回って品定めです。
 この日連れて帰ったのは、「大阪もん」がテーマだったのに、「お能の見方」(白洲正子&吉越立雄)、「須賀敦子のフランス」ほか、「日本文化を知る」。あとは1冊100円コーナーで見つけた朝日文庫「世界名画の旅」(全7巻)。月末には京都の知恩寺にも出かけるので、ほどほどにしておきました。家に帰ると、きれいに手入れをしたあと長椅子に横たわってパラパラとめくります。いつの間にかお昼寝タイムになってしまいました。
 そして明日は土曜日、一日早いブログ更新となりました。明日明後日は特段の予定はありません。レコードでも聴きながらゆったりまったりの一日を過ごします。でも、来週のスケジュールをみると講座運営一色。..........いつまでも家に閉じ籠もっていないで一歩前に踏み出す。運営する側も受講する側も、そしてもちろん講師の先生方も、withコロナに向けて動き始めます。


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