心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

暑い『夏』も何のその!

2024-08-02 15:56:31 | Weblog

 あっと言う間に今年も葉月8月、私の誕生月を迎えました。同じ8月生まれの長女は私の誕生日が出産予定日でしたが、数日遅れで産声を上げました。葉子と名づけました。
 それにしても暑い日が続きます。ここ大阪は連日熱中症警戒アラートが発令され、雨は全く降りません。そんな暑さにもめげず、お爺さんは、京都は東福寺塔頭の勝林寺に「坐禅」に出かけました。何年か前にも一度おじゃましたことがあります。久しぶりに自分の心を「空」にする時間をもちました。姿勢を正し、呼吸を整えていると、先ほどまで聞こえていた蝉の鳴き声がどんどん遠くなっていき、いつの間にか聞こえなくなる。そんな贅沢な時間を過ごしました。 この日は30名ほどの方々がお越しになっていました。時々、住職が両肩に打つピシッという警策の音が静かな部屋に響きます。ここで大きく深呼吸。これからの生き仕方を考えます。
 今週は暑いのに二度も京都に出かけました。今秋開く同窓会の打合せです。河原町のビアレストラン「ミュンヘン」で冷たいビールをいただきながら、先輩たちと企画会議でした。会員の高齢化に伴い遠隔地からの参加者が漸減傾向にあるなか、今回からZoomを利用したオンライン参加を考えました。オンライン講座を受講したことはあっても自ら主宰したことのない私です。大学のネット環境を確認のうえ準備に入ることに。何も知らないのに行き当たりばったりで、ついつい関わってしまう私の悪い癖は直りそうにありません(笑)。
 それにしても、京都は暑い。大阪より2度は高そうです。電車を降りて地上に出た途端とんでもない日差しが待っていました。学生の頃はここまで暑くはなかったように思いますが、地球温暖化の影響は着実に私たちの生活を脅かしています。当然のことながら、鴨川べりに座って話し込む人影はありません。
 その翌日は、水彩画教室春季講座の最終回でした。これまでの画題で描き終えていないものを仕上げます。この日は、手つかずになっていたトスカーナのサンジミニャーノに向かう街角の風景画を取り出しました。壁の色が難しく、先生のご指導を得てなんとか仕上げました。私は今期でこの教室を終え、秋からは京都の教室に通います。

 冷房の効いた夏の昼下がり、パソコンに向かってブログを更新しています。今週はお二人の方からメールやコメントをいただきました。
 お1人は、カナダ在住の畑中さんです。このブログでも何度か紹介させていただきましたが、かつて堂島のワルツ堂でアルバイトをされていた方です。今は亡き中岡教夫さんの思いをカナダで実現されようとしています。トロントで中古のクラシカルレコードの販売を手がけられていますが、市内で唯一の本格的なお店のようで滑り出しは順調のご様子。エールを送りました。
  もう1人は、4年前に投稿した記事「グレン・グールドの世界に魅せられて」にコメントをいただきました。文春新書「初めて語られた科学と生命と言語の秘密」(松岡正剛 津田一郎)をご紹介いただきましたので、先日、四条河原町のジュンク堂書店に涼を求めて立ち寄った際に手に取りました。
 店内の椅子に座って本を開くと、複雑系をテーマにした難しい内容でした。むかし組織改革を手がけていた頃、カオスや自己組織化に関心があって少しだけ齧ったことがありますが、なにせエントロピーや非線形など数学の言葉や考え方が出てくると、文系人間にとってはお手上げです。
 それでも気を取り戻してパラパラ捲っていくと興味深いお話しがちらほら。第7章「『見えないもの』の数学」には、「高次の美しさ、非線形的な世界」という見出しが現れます。難しい数学のお話しは横において読み進むと、グレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」が登場します。朝永振一郎博士の素粒子のお話しのあとには「世阿弥の複式夢幻能」が登場します。.....この夏は、この難解な新書に挑戦することにしました。さあてどうなることやら(笑)。

 明日から3日間、近所にいる長女宅の孫次男君(小6)を連れて、格安JALパックを利用して神奈川に出かけてきます。東京、横浜にいる長男、次男一家と三浦海岸のリゾートホテルで合流して1泊、総勢11名が集います。翌日は、仕事に支障のない者たち7名で横浜みなとみらい界隈を散策してさらに1泊。孫たちと夏休みを過ごしてきます。

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