心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

帰国後、ドタバタの1週間

2024-06-09 06:23:02 | 旅行

 地中海クルーズから帰った2日後、その余韻に浸る間もなく朝からNPOの関係でお出かけでした。ところが、その翌日、横浜の次男君一家が年休消化(?)のためとかで、急に2泊3日の日程でやってくることに。ところが我が家は長旅から帰ったばかりで受入準備ができていません。急遽、三田にある神戸フラワーパークホテルに出かけることにしました。
 このホテルは遊園地や温泉、道の駅などが併設されているため、4歳の孫娘も楽しめ、私たちも長旅の疲れを癒すことができます。ますます大きくなった孫娘と楽しい一日を過ごした後、翌日には元気に横浜に帰っていきました。
 その翌日は、終日NPO関連の会議で潰れましたが、さらに次の日には週末に開かれる母の50回忌法要のため島根の実家に向かいました。久しぶりに岡山で特急「やくも」に乗りました。なんと381系から新型車両に模様替え。快適な列車の旅を楽しみました。
 とは言え、先月下旬から出ずっぱりです。途中、生山駅で下車し、中国山地の山奥にある小さな温泉宿でひと休みしました。何年かぶりでしたが、女将さんに温かく迎えていただきました。
 露天風呂で疲れを癒したあとは、囲炉裏を囲んで山菜料理や岩魚やニジマスなどを肴に、純米吟醸「七冠馬」「深山の香」をいただきながら森の夜長をゆったりまったり過ごしました。
 翌朝早く実家に向かいました。1年ぶりの帰省です。少子高齢化の波は避けがたく、半世紀前のような賑やかさはありませんが、昔のままの風景が広がっていました。子どもの頃に遊んだ城趾や斐伊川の流れを眺めながら遠い昔のふるさとの風景を思い浮かべました。
 さっそく母の50回忌法要が始まりました。ずいぶん長い時間、お経が続きました。・・・・・「もうずいぶん働いてきたんだから、もういいよね」。お経を聞きながら母に語りかけました。すると母が言いました。「もう頑張らなくてもいいのでは」「ゆっくりしてはどう」と。
 法要のあとの宴には十数名の縁者が集いました。私の世代の者が減り、法要のたびに顔ぶれが変わっていきます。そして宴が終わると再び全国に散らばっていきます。こうして「家」は引き継がれていくのでしょうが、代々続く「家」を守るのは大変です。
 かく言う私も、後期高齢者の扉がぼんやりと見えてきて、世代交替の時期を迎えています。そろそろスローライフに軸足を移していくことになります。

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