3月11日午後、仕事中にゆったりとした横揺れの地震がありました。普通の地震と違い、ずいぶんな時間身体が浮いているような感じがしました。「これはただごとではない」と思いながら、それでも気を持ち直して仕事に戻りました。その後打合せに向かうと、部屋のTVに数人が釘付けでした。ちょうど、大津波が街を襲い田畑を呑み込もうとしている瞬間の映像が映し出されていました。国内最大の地震と津波が東北地方を襲いました。大惨事です。なす術もなく映像を追っていました。美しい海原も、街並みも一瞬のうちに瓦礫の街に変わってしまう。なんとも恐ろしいことです。自然の脅威、人間の非力さを思わずにはいられませんでした。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
その夜、長男宅から電話がありました。奥さん曰く、長男が盛岡市に出張しているが連絡が取れない、と。TVを見ると、盛岡市内も停電しているようす。本人と連絡がとれたのは翌日の昼過ぎでした。寒くて暗いホテルで一夜を過ごしたあとは避難場所に移動しているのだとか。大人数の方が安心なのでしょう。当面動きようがないので避難者の支援活動を始めた、とも言っていました。夕方には電気も復旧したようで安堵しましたが、新幹線がズタズタなので、戻るのはもう少し先になりそうです。実はもう一人、気になる親類がいます。仙台市にいる従兄弟です。彼とは未だ連絡が取れていません。住所を頼りにgoogleで地図を検索すると海沿いではないので大丈夫そうですが、予断は許しません。もう少し事態の推移を見守ることにしました。
ただ、googleで地図を検索していて驚いたことがあります。ストリートビューという画面のことです。検索した住所の家の写真画像が掲載されていました。驚いて我が家の住所で検索すると、昨年の夏であろう時期の我が家の姿が映っていました。何か怖い気がしました。ここまでする必要があるのかどうか。なんの意味があるのかどうか。個人情報保護が叫ばれているご時世、自宅住所も安易に公開できないと、思ってしまいました。
というわけで、きょうはあまり多くを語ることは控えます。先日開花したカトレア(Love Silence Thriling)と、そう、何の悩みもなく陽だまりで寝っ転がる愛犬ゴンタの不様な写真を掲載して、本日のブログ更新はこれでお終いです。