心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

セレーネに願いを託して

2007-02-04 15:56:36 | Weblog
 数週間前から愛犬ゴンタの下顎に小さなシコリがあって、少し心配をしています。本人は別に嫌がりもしないし、大きくなりもしないし、そのうち治るだろうと思っていたのですが、相変わらずでしたので、きょうは思い切って病院に連れて行きました。私の足元で順番が来るまで神妙な顔をして待っていると、「ゴンタく~ん」と呼ぶ声。さっそく治療台にあがって触診が始まります。2週間ほど抗生物質と消炎剤を投与して様子を見ることになりました。変化がなければ手術も選択肢のひとつに。本人はいたって元気なのですが、心配です。
 話しは変わりますが、先週金曜日に東京に出張した際、米原から関が原付近で雪景色に遭遇しました。真っ白くお化粧をした木々、田畑の風景のなかに、日本の原風景を思いました。水墨画のようでもありました。
 実は私は、雪国に生まれ育ちました。朝目覚めたときの障子の明るさで雪が積もっているのかいないのかが判りました。雪は音を吸収しますから、し~んとして何も聞こえない。いやに障子が白く明るく輝いています。それでも時々大きな松の枝から雪の固まりが落ちる音が微かに聞こえます。そんな朝は、きょうは雪遊びができると、子供ながらに嬉しくなって飛び起きたものでした。
 雪国ですから、夏休みが短い変わりに、2月にも1週間程度の旧正月のお休みがありました。一年で一番、雪の多い季節だからです。それとは別に、豪雪のため何回か臨時休校になることもありました。そんな連絡網が入ると、これまた大喜びでした。雪合戦をしたり、カマクラを作ったり、スキーで遊んだり、愛犬ゴロウと遊んだり....。でも、最近は、豪雪になることは滅多にないと言います。私が小さい頃には、5月の連休頃まで奥の庭に雪が残っていました。やはり、地球の温暖化が着実に進行しているということなのでしょう。
 地球という言葉で思い出しましたが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、今夏に打ち上げる月周回衛星SELENE(セレーネ)に、多くの方々から寄せられた「メッセージ」をシートに記して月に送るキャンペーンを行っています。朝日新聞で知りました。さっそくサイトを探し当て、わたしもメッセージを託しました。宇宙から地球を眺めるなんて、決して実現できそうもないので、せめて「思い」だけでも月に届けたい。夢があって楽しいではありませんか。ご関心の方は、以下のサイトをご覧ください。今月28日まで募集しています。
http://www.jaxa.jp/event/selene/index_j.html
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