心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

アンドレア・ボチェッリと共に生きる

2005-05-22 14:38:43 | Weblog
 5月も終わろうとしているのに、かの国では季節外れの雪が街中に降り積もったニュースを見ました。確かに、そうです。今年は例年に比べてひんやりとした日が続きます。昨夜も愛犬ゴンタと夜のお散歩にでかけましたが、肌寒ささえ感じました。
 私は時々、ゴンタと夜の散歩を楽しみます。休日前には、ほろ酔い気分で夜中の12時を過ぎても出かけることがあります。ゴンタのためというよりも私自身のためでもあります。
 お散歩の時に必ずポケットに入れて出かけるのが、私の大好きなアンドレア・ボチェッリのCD全曲が入っているMP3プレイヤーです。「夢の香り」「ロマンツァ」「アモーレ~オペラ・アリア集」「セイクリッド・アリアズ~アベ・マリア」「ビアッジョ・イタリアーノ」「愛のために」「燃える心を~ヴェルディ・アリア集」「トスカーナ」「アランフェス~センチメント」そして最新版の「アンドレア」など。彼はイタリアのテナー歌手です。ポップスからオペラまでレパートリーはずいぶん広いものがあります。彼に初めて出会ったのはもう6年も前のことです。CDショップで何気なく耳にした「夢の香り」に魅せられて以来、ほぼ全作品を楽しんでいます。DVDもあります。
 彼は子供の頃の怪我がもとで目が見えないのですが、彼の研ぎ澄まされた感性に、私はいつも感動します。目が見える見えないということではなく、自分を取り巻く風景を身体全身で受け止め、それを自分の思い思いの形で表現できることに人間の素晴らしさを思います。人間の力強さを思います。要するに「真摯に生きること」を私は彼から学びます。アンドレア・ボチェッリのことは自著「沈黙の音楽」(早川書房)で知ることができます。そんな彼の世界を楽しみながら、私は愛犬ゴンタと星空を下で散歩を楽しみます。日常の多くのことを考え、気づく貴重な時間を大切にしています。
 アンドレア・ボチェッリを全くご存知ない方のためにWEBサイトをご紹介します。http://www.andreabocelli.com/
コメント