心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

レコードプレーヤーを新調

2005-02-13 17:43:56 | Weblog
 長年愛用してきたレコードプレーヤーが、とうとうダウンしてしまいました。30年のお付き合いです。寄る年波には勝てないということなんでしょう。演奏の途中で速度が少しずつ遅くなったり、ときに思い直したように元に戻ったり、なんとも人間的な振る舞いを見せてくれました。
 というわけで、もはやレコードの時代ではないだろうと躊躇もしたのですが、この連休に思い切って新調することにしました。大阪は日本橋に出かけ専門店を訪ねると、何と骨董品に近い高値の品がずらり。それでも何軒か回っているうちに最近の市場が理解できてきて、結局、2年前に発売されたというDENON製に決めました。先代の後継機となります。
 ところで、私とレコードの出会いは、ずいぶん昔のことです。まだ小学生の頃、離れの奥に大切にしまってあった蓄音機でした。家人がいないとき、78回転のSP盤をこっそり聞いたのが初めてでした。いま思えば、父が大学時代に集めたオペラ歌曲のレコードでした。
 私の余命とともに姿を消す運命にあるレコードです。行く末が判っていながらの投資となりましたが、末永いお付き合いをさせていただこうと思っています。
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カトレアに私の心を見る

2005-02-13 17:37:54 | Weblog
 この冬もこんなに立派に花を咲かせてくれました。このカトレアは、数年前、近所の園芸店の片隅にひっそりと置かれていました。店のおじさんに「これって来年、花が咲くの」って尋ねると、「上手に育てたら咲くよ」とのお言葉。なんだかいとおしくなって買って帰りました。翌年は無理でしたが、翌々年の冬、我が家で初めて開花して以来、毎年鮮やかな花を楽しませてくれます。
 照れくさそうな表情を見せたり、自信たっぷりの表情を見せたり....。いやいや、そう思うのは私の心にある「ゆらぎ」なのかもしれません。
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