名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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オウム裁判 死刑13人確定し終結

2011-11-21 20:52:33 | Weblog
2011.11.21(月)
 オウム真理教による地下鉄、松本両サリン事件、弁護士一家殺害事件などで、最後まで公判が続いていた元教団幹部遠藤誠一被告(51)の上告審判決で、最高裁第一小法廷は21日、被告側の上告を棄却した。
 95年3月の地下鉄サリン事件を契機として起こされた強制捜査から16年8か月を経て合計189人が起訴された教団の一連の刑事裁判は事実上全て終結した。
 死刑が確定したのは、元教団代表麻原彰晃(56)、岡崎和秋(51)、林泰男(53)ら13人にのぼる。しかし、死刑はいずれも執行されていない。
 麻原死刑囚は高裁で再審請求審が行われている。さらに、逃走して指名手配されたまま行方知れない元信者もいる。
 遺族らは「法治国家で死刑という制度があり、それに値する犯罪を起こして刑罰を下されたなら執行はされるべきだ。そうでなければ、なんのためにこの16年余りを費やしてきたのか」と述べる。
 しかし死刑囚の何人かは再審請求に向けて手記を執筆したり、数学の勉強をして高校入試用問題集を電子出版した者もいるという。また拘留中に知り合った女性と婚約した死刑囚もいるという。この人たちは自分の犯した非人道的で残虐な犯行をなんと思っているのであろうか。
 また遺族らは「地下鉄サリン事件被害者の会」を組織して被害者保護対策にも努力してきたが、08年にオウム事件の被害者救済法として結実した。
 オウム真理教団は現在、主流派のアレフと上祐史浩氏が07年に設立した「ひかりの輪」に分かれ、任意団体として活動しているという。恐ろしい犯罪を犯した集団にもかかわらず、そういう団体に若者が加わっていくことに社会のひずみを感じないわけにはいかない。

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