2023.12.5(火)
193カ国加盟の国連総会本会議は12月4日、日本が毎年提出している核兵器廃絶決議案を148ヵ国の賛成で採択した。同様の決議採択は30年連続となった。ロシアによるウクライナ侵攻と核の威嚇で「核使用の怖れは冷戦の最盛期以降で最も高まっている」と警鐘を鳴らした。
ロシアと中国、北朝鮮、南アフリカなど7か国が反対し、29ヵ国が棄権した。賛成は核保有五大国の米国、英国、フランスも含み、昨年より一カ国多かった。
決議はイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲した直後に総会第一委員会(軍縮)に提出されたため、パレスチナ自治区ガザの情勢には触れていない。10月下旬に第一委員会で採択され、本会議に送られた。
決議は不透明な形で核戦力を増強する中国などを念頭に「世界の核兵器貯蔵数の減少傾向が反転するリスクが高まっている」と警告。中国などの核保有国に対し「核兵器数の透明性について非核保有国との意味のある対話」を要請した。
核兵器を違法化した核兵器禁止条約に関しては昨年の決議と一言一句同じで、条約発効や昨年の第一回締約国会議開催を「認識する」と言及するにとどまった。
以上は、2023年12月5日付け、中日新聞(夕刊)の記事による。
193カ国加盟の国連総会本会議は12月4日、日本が毎年提出している核兵器廃絶決議案を148ヵ国の賛成で採択した。同様の決議採択は30年連続となった。ロシアによるウクライナ侵攻と核の威嚇で「核使用の怖れは冷戦の最盛期以降で最も高まっている」と警鐘を鳴らした。
ロシアと中国、北朝鮮、南アフリカなど7か国が反対し、29ヵ国が棄権した。賛成は核保有五大国の米国、英国、フランスも含み、昨年より一カ国多かった。
決議はイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲した直後に総会第一委員会(軍縮)に提出されたため、パレスチナ自治区ガザの情勢には触れていない。10月下旬に第一委員会で採択され、本会議に送られた。
決議は不透明な形で核戦力を増強する中国などを念頭に「世界の核兵器貯蔵数の減少傾向が反転するリスクが高まっている」と警告。中国などの核保有国に対し「核兵器数の透明性について非核保有国との意味のある対話」を要請した。
核兵器を違法化した核兵器禁止条約に関しては昨年の決議と一言一句同じで、条約発効や昨年の第一回締約国会議開催を「認識する」と言及するにとどまった。
以上は、2023年12月5日付け、中日新聞(夕刊)の記事による。
子が命を落としているこの状況のなかで、
いたたまれません、
何が、パー券ですか?政府は、なにをしてるんでしょうか?