名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

次姉が40年ぶりに名古屋へ戻る

2013-09-28 20:47:41 | Weblog
2013年9月28日(土)
 次女の姉が栃木県の宇都宮市で独り暮らしをしていたが、高齢となって近くに身寄りのいない生活に不安を感じたのか、兄弟姉妹のいる名古屋へ戻りたいと言い始めた。
 40年以上も前に、姉の連れ合いが栃木県の大学に転勤になったのを機に姉は名古屋を離れた。以後、連れ合いのイギリスへの留学に際してロンドン生活も経験したが、それを除けばずっと宇都宮暮らしであった。
 姉は自立した女性であったので、仕事も続けたし社会活動も積極的に行なってきた。夫婦仲も悪くなかったはずであったが、他人には分からない諸々の事情があったのか高齢になって分かれるハメになった。
 それでも最近に至るまでは、地域との結びつきや社会活動を通じての人間関係から本人自身は栃木の地で骨を埋めるつもりだった。
 それがこの1年、少しずつ名古屋へ帰りたいと口に出すようになり、それは日に日に強くなっていった。
 そして、とうとう家を売り払い、昨日から今日にかけて宇都宮から名古屋への転居が実行されるに至った。
 筆者はこれを陰で支えた。引越し先の名古屋の住居の確保には全面的に対処し、諸手続きも行なった。そして今日の引越しが実現した。
 姉の年齢はすでに80台半ばであり、今回は通常のマンションへの引越しであったが、いずれは最近はやりのサービス付き高齢者専用住宅といわれるところへの再転居が必要になるかもしれない。これはこの姉に限らず、兄弟姉妹みんなに共通することでもある。
 介護保険制度が生まれて介護の社会化が進んではきたが、我々の世代の者にとっては、やはり血のつながった者同志の支えあいが一番心強い。
 姉の心境の変化はそんなところにあるのかもしれない。
 筆者夫婦も高齢であり、いつか他人の世話を受けなければならない時がくるであろう。そのためにも元気なうちは他人のため、社会のために尽くせるように心がけたい。

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