田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

年末のサプライズプレゼント、わが家にブラッキーの再来が――。 麻屋与志夫

2018-12-30 06:16:48 | ブログ
12月30日 Sun.

●「わたしは三毛猫がいいわ。リリかわいかったもの」
二年ほど前。
一年は八カ月の短い命で虹の彼方に旅立ったリリの可愛さを、何時になっ
ても忘れられないカミサンだ。わたしももちろん――。

●でもわたしはこの春、黄泉路に旅立った黒猫ブラッキ―が恋しい。だって、二十年も
ですよ、毎晩GGの寝どこにもぐりこんできた愛しい、いとしい、イトシイあいだがら
だった。

●「パパ、黒猫よ」
裏のデッキで開業している『ネコレストラン』で声がする。寒空の下で固形餌を餌皿に
山盛りにする、水を補給してやるといったルーテンを果たしていたはずのカミサンの声
がする。朝になると餌も水もからになっているということは、夜のあいだに客があった
ということだ。

●ホリゴタツからすぐには立ちあがれない。膝関節症をわずらっている身にとっては、本棚にすがり、コタツの天板に手をつっぱり、思うようには動きがとれないでいると「パパ、はやくぅー」と二度目のそれも興奮しきったお呼び。

●キッチンをぬけ、渡り板を注意して踏み、ガラスの引き戸をあけ、先月から寝室とした畳の部屋をぬけ、八人用のホリゴタツのある板の間の、ギシュと音を立てる廊下につづく隅を踏みしめ、ドアを開けると三度目の声。

●「パパ、なにしてるの。ハヤク、ハヤク」

●カミサンが子猫をかかえている。ブラッキ―がわが家に迷いこんで来たときのことを思いだした。

●瞬時に「ブラッキ―‼ と呼びかけてしまった」

●彼女にはapport能力がある。好きなもの、欲しいモノを引寄せる能力があるとかねがね、ひそかに思っているのだが……今回も哀れなオイボレ売れない作家であるGGに少し遅いクリスマスプレゼントを贈ってくれた。

●ほほを冷たいものがながれおちた。

●来年こそは「三度目のカムバックを果たすべく努力しますから」黒猫とカミサンの顔を交互にみつめそう誓った。だって三人家族になるのだから――がんばるぞ。

●さもないと、asport(別の場所に送る)能力も彼女が兼ね備えているかもしれない。その能力を行使されたら小説書けなくなるモン。


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