田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

あわただしい師走の風景。  麻屋与志夫

2018-12-12 17:15:52 | ブログ
12月12日Wed.

●道端に男がたたずんでいた。
いや、見ている前で腰を屈めた。
座り込んでしまった。
ズボンのポケットからなにか取りだした。
爪切りだった。
足の爪をきりだした。
きりとった爪は側溝の蓋にあいている狭い穴におとしこんでいる。

●昨日も妻とベニマルにいくので同じ場所を通った。
同じことを同じ男がしていた。
この奇異な行動はどういうことなのだろうか。

●足の爪がそんなにはやくのびる訳がない。
なんとも、理解に苦しむ。

●近所で葬式がたて続けにでた。
まだわたしより若い70代の男性だ。
急にさむくなったので、脳梗塞だったのだろうか。

●立ちションをしている年配の男をよくみかける。
前立腺肥大でやむをえずヤラカシテイルと理解することにしている。

●子どもが奇声を発してスーパーのなかを走りまわっている。
レジでわめいている若者がいる。

●師走の風景にしては、あまり見かけたことのない光景だ。


にほんブログ村



麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。

カクヨムサイトはこちら