田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

故郷、鹿沼がおおきく変わっていく。寂しい。 麻屋与志夫

2018-12-21 12:08:51 | ブログ
12月21日 Fri.

●北小学校の校舎にブルーシートがかけられていたので、改築でもするのだろうか、とこころをわずらわせていた。耐震補強らしいとわかって一安心した。

●イキガッテいても、さすがに歳なのだなと、みずから悟ることがしばしばある。街の風景が新しくなるのがどうしてもがまんがならない。記憶のなかにある古き良き時代のわたしのこころのなかにある原風景が消えていくのがゆるせない。悲しくなる。寂しくなる。

●この辺りには、友だちと遊んだ広場があった。帝国繊維の社宅の共同井戸があった。共に遊んだ友だちのひとりひとりを思いだしながら、まるで巡礼のようなこころをもって街を歩いている。

●小説を書くにしてもこの故郷鹿沼のことは常に念頭にある。そのためか、わたしの書く小説の舞台はほとんどが鹿沼なのだが、地元には残念ながら熱心な若い読者はひとりもいない。だいたい、カミサンにも見捨てられた。たまには読んでくれているのだろうが、わたしの小説を話題とすることはない。励まされたこともないし、そうかといって、くさされたこともない。無視されている。

●街歩きするときも絶えず小説のことを考えている。先日も星君の家をみすごしてしまうところだった。住む人がいなくなったので荒れ果てた庭をのぞきながら、しばし首をたれて合掌、冥福を祈っていると男体颪がビュビュと吹きだして、彼がなにかわたしに訴えかけているようで、身をそがれるおもいだった。

●北小学校の校舎が昔のままで残っていくのは、うれしいことだ。この小学校をこれから卒業する後輩のなかから小説を書くものがでる。そう望んでいるのだが、自然描写など、鹿沼の風景をどう書くか、参考になればとおもい、つたない文を書きつづっている。そして人物も、星君の文学に精進した証をこれからも書くことによって、わたしだけでなく鹿沼のひとびとに、「ああ、こんなに文学がすきな星豊という男がいたのだ」ということを記憶してもらいたいのだ。もうひとりR君がいるのだが、彼のことはまだ書いていない。

●自然や風物、建物だけではなく、鹿沼にこんな人物がいたということを書きのこすのもモノカキとしての責任のようなきがする。

●故郷を離れて活躍している元塾生が懐かしがってくれるようなブログになるといいのだが、グチがおおすぎますよね。反省。


麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。

カクヨムサイトはこちら

  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。


にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする