OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

私の使った切符 その140 国鉄地紋をもとに(つづき)

2021年02月04日 | 鉄道

382 東武鉄道旧地紋 軟券

データ:東武鉄道 2000.6.26 浅草駅発行 浅草から会津高原(東武)+西若松(野岩鉄道)までの乗車券
 国鉄の地紋を改変したものは色々とあるようだ。東武鉄道の古い地紋は国鉄のものから「こくてつ」のロゴは「とぶてつ」に、「JNR」は「TRC」に変えてある。「TRC」はTobu Railway Companyだろうか。蒸気機関車の動輪だったところは東武鉄道の社紋に変えられている。「とぶてつ」というのは初めて聞いたが、Wikipediaには略称として東武・TRCとともに「とぶてつ」と書いてある。

383 東武鉄道マルス券の国鉄地紋(改変) 

データ:東武鉄道 2006.6.3 東武動物公園駅発行 東武動物公園・館林間特急券(りょうもう5号)
 同じ地紋を緑にしたものが磁気用紙に見られた。ここでは8.5×5.7cmの磁気用紙を「マルス券」と表現したが、実際にそういう機械で発券されたかどうかは判定していない。国鉄地紋が2006年まで形を変えて生き残っていたことがわかる。

384 国鉄地紋改変 硬券

データ:津軽鉄道 2006.5.9 津軽五所川原駅発行 津軽五所川原から芦野公園ゆき乗車券 硬券
 この切符は私が自分で乗ったものではない。2008.2.4に津軽鉄道に乗車した時に、10枚の使用済み硬券をショップで売っていたものである。10枚の内4枚がこの地紋、残りはPJRを改変した「BJR」という地紋で、この後出てくる。旧地紋で一番後の日付のものがこれで2006年のもの。一方新しいBJR地紋のものでは2004年5月のものがあるから、少なくとも2年くらいは共存していたらしい。国鉄地紋の動輪の部分を津軽鉄道の社紋に変えてある。社紋の中央は国鉄と同じ蒸気機関車の動輪であるが、その周りに文字を変形したと思われる模様が配置してある。ネットで車掌を検索したら次の画像が出てきた。(元の写真をトレースした)。元の文字は判別し難いが、おそらく津軽の「津」の文字を変形したのではないかと思う。

参考 客車の車体に描かれた「津軽」のロゴ

 左下がさんずい、上半分が「津」の上半、右下が下半というちょっと苦しいデザインだろう。
 しかし、切符の地紋の社章の部分はこれとは異なる。地紋の方が客車の方にある正しい社章を写し間違ったのではないかと思うが、どうだろう?

385 津軽鉄道 上の乗車券の全体

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